まえがき
こんばんは! machinakaです。
実はついさっき、ミッションインポッシブル ローグネイションを観てきました。 トムクルーズの肉体美に惚れ惚れし、大満足で映画館を出ることができました。
もちろん、後日レビューをします。しかーし、先日はトムクルーズ特集の前編を書いたばかり。前編があるということは、後編があるのです。
映画が面白かっただけに、トムクルーズのことをブーブー言うのは非常に心苦しい。つらい。
これもブログ読者様のため。私も心を鬼にして、トムの触れたくない真実を暴くこととしましょう。
トムクルーズは字が読めなかった??
これは有名な話ですね。私の記憶なら、フジのめざましテレビのトムクルーズ特集のコーナーでそのことに触れていました。
日本では馴染みの薄い障害かもしれませんが、「難読症」というものです。英語だと、Dyslexia(ディスレクシア)と言います。
学習障害の一種で、知的能力及び一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。顕著な例では数字の「7」と「seven」を同一のものとして理解が出来なかったり、文字がひっくり返って記憶されたりして正確に覚えられない、など様々な例がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A
恐ろしい障害です。一見すると普通に見える人でも、こんな症状が。特にトムクルーズは、小さいころからイケメンでスポーツ万能だったみたいですから、余計に目立ったでしょう。
まったくといっていいほど読めない訳ではなく、読みづらい症状だったみたいですが、通常のクラスでは授業についていくのが困難で、特別学級で授業を受けることに。
これが同級生たちからのイジメを受ける一因になったそうです。
彼はその弱点を補うかのように、スポーツに熱中し、俳優のテストにも合格したとのことです。しかし、俳優になってからも難読症は治らず、苦労したそうです。
俳優になると必ずしなければいけないこと。そう「台本読み」です。この台本読みが彼にとっては苦痛で、自分だけではどうやっても台本の中身を暗記することが大変だったそう。そこで、他の人に台本を読み聞かせてもらい、音で聴いて暗記したそうです。
そんな苦労をしながら、レインマン、トップガンなどのヒット作に出演し、多くの賞を獲得していったのです。
しかしある日、彼に転機が訪れます。
トムクルーズは熱心なサイエントロジー信者
トムクルーズは1987年にミミロジャースと結婚した後、1990年に彼女の紹介で「サイエントロジー」という宗教に入信します。日本ではほとんど耳慣れないこの宗教。ウィキさんで調べてみました。
L・ロン・ハバードが1950年に出版した『ダイアネティックス-明確な思考を取り戻せ』はアメリカ合衆国でベストセラーになった。その後、同書の読者たちによるダイアネティックスの実践グループが全米に広がった。ハバードは、その技術の教育と普及を目指してハバード・ダイアネティックス財団を設立した。
ダイアネティックスは、心因性の病気や人間の振舞いの逸脱の原因とされる反応心を取り除くカウンセリング技術だった。これをもとにして、人間の精神性そのものを高める宗教哲学サイエントロジーが提唱された。
SF作家の人が始めた宗教なんです。
規模は大きくないのですが、それでも全世界に150を超える教会があるらしいです。アメリカ発祥の宗教ですが、キリスト教からの派生ではなく、提唱者のロン・ハバードがゼロから作り出した宗教なのが特徴です。
また、単に宗教の教えを学び神を尊ぶ行為よりも、徹底的なカウンセリングにより人を救うという、なんとも実践的な修行をさせることでも有名です。ですのでカルト宗教とも言い難く、宗教としての位置づけが難しいです。
トムクルーズは入信後、難読症を含め、自分の過去の出来事をサイエントロジーに告白していきます。徹底したカウンセリングや修行により、トムは過去のトラウマを取り除いていき、なんと難読症が克服できたのです!!
これをきっかけに彼はサイエントロジーにドハマリ。映画の興行収入で得た多額のお金を教会に寄付しました。
トムクルーズの支援もあり、サイエントロジーの活動は急速に拡大していきます。
一見するとこの宗教、トムクルーズの長年の障害から救ったり、じっくりカウンセリングを行ったり、非常に丁寧かつちゃんとした集団に見えます。
しかしこのサイエントロジーはどこかがおかしい。というのも、この宗教の教義。教義とはキリスト教ならアダムとイブから人間は生まれた、仏教ならブッダの修行伝説など、個々の宗教にとっては根幹となる歴史や逸話を記したものです。
サイエントロジーの教義の一部に以下のようなものがあります。
『7500万年前、宇宙はジヌー(XENU)という名の邪悪な帝王に支配されており、その世界で人口が増えすぎたのでジヌーは手下の精神科医に薬を使わせて人々を眠らせて冷凍し、輸送機で地球まで運搬し、火山の火口に投げ捨てて水爆で爆破して始末した』
もうこれ、SF小説の一節じゃないですか?笑
もちろん宗教の中で作り上げられた歴史なので、真実かどうか確かめることはできないです。そうはいっても、なんだかSFチックな臭いがプンプンします。
しかも、この歴史を知るには長年の修行と多額の寄付金が必要だと教会は毅然と宣言しているのです。
サイエントロジー設立当初はこの事実は明らかにされていませんでしたが、近年ではサイエントロジーを徹底取材した映画「Going Clear」が上映され、広くこの教義が知れ渡りました。
はい、日本のネットをお使いの方は、見れないようになっていると思います。知ってて貼ってます。映画会社の事情かもしれませんが、教会の暗部を外に漏らしたくないような、そんな裏があるような気がしませんか!?ざわざわ・・・(完全に筆者の妄想ですよ)
こんな映画の公開もあって、サイエントロジーは現在揺れに揺れていますが、日本ではまったく情報が公開されません。特にマスコミではサイエントロジーという文字自体、出てこないですよね。
日本人はサイエントロジーを知らない?
この記事をきっかけに、いかにサイエントロジーが日本で知られていないかを分析してみることにしました。
具体的には、日本語と英語圏の人とでトムクルーズに関する検索ワードを比較していきます。検索エンジンは、世界各国でのシェアが最も高いGoogleさんのです。
まずは日本語。
もちろんサイエントロジーの文字はありません。余談ですが、みんな身長のことは知っているんですね。ちなみに身長は170cmで、日本人男子の平均身長くらいです。また、ジャッキーチェンも同じ身長らしいです。
次に、サイエントロジーが連想ワードに出てくるために、以下で検索
「サイ」まで入れても見つかりません。それにしても、「財布」って何なんでしょうね笑 セレブだからさぞかし高級な財布は持ってそうな気はしますが、、、
サイエまで行くと、連想ワードはでなくなりました。トムクルーズの財布事情より検索されていないことが明らかになりました。
さて、次は英語圏での検索 英語なので、アメリカだけでなくイギリス、オーストラリア、フィリピン、シンガポールを始め多くの国のネットユーザーの合算だとお考えください。
Tom Cruiseに「s」を打っただけで、二番目に「scientology」の文字が!!
日本ではサイエまで打って見つからなかったものが、英語圏だと簡単に見つかってしまいました。しかも、5番目には「scientologist」のワードも。
これはサイエントロジーに入信している人達を指す英語だと思いますが、これほど検索されているのですね。
映画の影響もあるかもしれません。これぞガラパゴス・日本。トムクルーズは多く来日し、いろんなマスコミに出ているにのも関わらず、有名な宗教の情報が全く出てこなくなるのです。
まとめ
さて、長々と長文を書いてしました。
本ブログ歴代最長かもしれません。前編・後編を通じて、トムクルーズの色んな面が分かったと思います。
サイエントロジーについていろいろ書きましたが、どんな宗教にハマろうが、それは本人の自由です。
しかも、彼は宗教のおかげで自分の障害を克服できたのですから、彼にとっては良き出会いだったのかもしれません。
人に危害を加えなければ、おおむねの宗教は否定しませんので。
彼の出演する作品やプロデュース作品は、本当に面白いです。
また、前回のブログでお話しした通り、スタントなしでアクションに挑む姿や極力CGを使わない撮影など、本当に尊敬できる映画スターだと思っています。
ただ、彼の負の側面も見てみることで、より彼の出演する映画が面白くなると思います。
もう今日は寝ます。明日は「ローグネイション」本編の批評をします。
★すでに書き終わりましたので、貼らせて頂きます。
www.machinaka-movie-review.com
参考までに、前回のブログ
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