まえがき
みなさんこんばんは! Machinakaです。連続投稿です。
さて、前回はライムスター宇多丸さんのラジオを紹介しました。次は、町山さんのラジオを紹介します。
たまむすび情報
月曜日ー金曜日 13:00-15;30 たまむすび 火曜日15:00- 町山智浩のアメリカ流れ者
帯番組の1コーナーをもらって、毎週火曜日に放送しています。放送時間は30分弱。
実は町山さんは、2006年からこのコーナーを持っています。来年で10年目になるベテランです。たまむすびの前の番組「小島恵子のキラキラ」、さらに前の番組「ストリーム」から放送を開始しています。
町山さんの能力
はっきり言って町山さんの映画評論は、今の日本で一番優れているのではないでしょうか。もちろん、過去にも淀川長治さん、蓮見重彦さんなど、映画評論の巨人はいました。しかし、その意思を引き継ぎ、映画を正当に評論しているという意味では、町山さんの右に出るものはいません。と自分では思っています。
映画資料の分析も申し分ありません。しかしなぜそこまで町山さんの映画評論がすごいのか。それは映画評論を映画だけに留めないからです。
どういうことか。映画を通して経済・歴史、宗教、文化などに切り込み、映画を娯楽だけでなく、社会への強烈なメッセージとして捉え、納得のいく説明ができる点がすごいのです。
特に、戦争関連の映画評論が素晴らしく、クリントン・イーストウッドの「アメリカンスナイパー」を通して、反戦を訴えていくのは名評論だと思っています。
また、ほかの映画評論家とは異なり、俳優や監督に直接インタビューして意見を聞いています。アメリカ在住なので、ハリウッドスターにもばんばんインタビューを敢行しています。
批評のスタイル
たまむすびの番組自体がかなりゆる~い番組だからなのか、あまり否定的な意見を述べることはしません。
というのも、自分がこれが面白かった、今これを伝えたい!と感じる映画を選んで紹介しているからです。要はお気に入りの映画を紹介するので、あんまり厳しいことを言わないのですね。
ただし、宇多丸さんのラジオに出演するときやニコニコ生放送などのラフな番組に出るときは、かなり厳しいことをいいます。下手したら宇多丸さんよりも厳しいコメントをしている時もあります。
批評の段取りは宇多丸さんと同様に、徹底的な監督の分析から始まります。ただし、宇多丸さんのラジオとは異なり、非常に簡潔でテキパキと紹介します。これはメインパーソナリティー(たまむすびの場合は、赤絵玉緒さんと山里亮太)と質疑応答を繰り返し、尺を取られてしまうためです。
ただ、会話形式なので宇多丸さんのラジオよりも聴きやすいです。
日本公開前の映画を積極的に評論する
町山さんは、日本でなくアメリカのカリフォルニアに住んでいます。映画好きでカリフォルニアに住むなんて、筋が通り過ぎてます笑
念のために説明しますが、海外の映画は日本ではかなり遅く公開されます。最近ではジュラシックワールドが2か月遅れ。アカデミー賞を受賞する可能性が高い作品は、半年ー、最悪の場合1年程度公開が遅れることも。
アメリカにいる町山さんは最新の映画が常に観れる環境にあるので、日本で公開が待ち望まれている映画を紹介してくれるのです。
最近だとインサイドヘッド、ミッションインポッシブル、ジュラシックワールドなど。これを公開の1-2か月前にやってくれるので、観る予定の人は大変参考になるし、観る予定がない人も町山さんの評論で興味を持ってくれるはず!!
前回の記事もまとめてお話しすると、映画本編を観ていない人は、まずは町山さんのラジオを聴いてください。
「観る前には何の情報も入れたくない」という人もいるかもしれませんが、まずは聴いてみてください。どうやって映画を観たらよいか、観るべきポイントはどこかをまとめてくれるので、前知識があるかないかで映画自体の面白さも違ってきます。
そして、もっともっと映画の評価を知りたい、という方は宇多丸さんのラジオを聴いてください。宇多丸さんは喋りにかなりクセがありますが、私は大好きです。
それでは是非聴いてみてください!!
参考までに 前回のおススメラジオ番組
www.machinaka-movie-review.com