こんにちは! machinakaですー!
今回批評するのはこちらの映画!!
「ザ・ウォーク / The walk」
はい、ロバートゼメキス監督の作品でございます!!
こちらの映画の批評、感想、レビューを行っていきます!
話は簡単です。
1974年、当時は世界最高峰であった411mのワールドトレードセンタービル2棟の間にワイヤーロープを掛けて、非公式で綱渡りをするということ。
ひ
⒈監督について
監督はロバートゼメキスさん。 バックトゥーザフューチャーシリーズを始め、フォレストガンプではアカデミー賞を受賞した実力者です。
彼のフィルモグラフィーを見てわかる通り、VFXを駆使した撮影に長けており、長年観客を驚かせてきました。
⒉見どころ
今回の映画ですが、これだけはハッキリ言えます。
IMAX3D以外では観るな!!!
何たって、今回はIMAX3Dで上映することを念頭に置いて撮影を行っているからです。
そのため、2Dで観たけどつまらなかった、なんて批評は全くアテになりません。間違った映画の見方をしているでしょう。
地方の方は大変かもしれませんが、遠方まで行っても良い映画館で観ていただきたいと思います。
最近流行りの実話物語ではありますが、今回はグリーンバックで撮影を多用していたりしています。
もちろんですが、今回の綱渡りは特殊効果で取られています。
しかしそんなことは面白さとは関係ないのです。
本作は、IMAX3Dの特性を最大限活かして撮影をしています。
3. 3D映画と綱渡りの親和性
そもそも3D映画は、ジェームズキャメロンのアバターから始まった映像技術になります。大スクリーンで3Dで観れるので、アバターは世界歴代興行収入で一位を誇っています。それくらい世界的に注目されていました。
しかし、アバターを超えた3D作品があったでしょうか? ないですよね。 3Dで撮れば儲かるわけでは無いのです。
3Dにする技術はあっても、映画として3Dを見せて観客を満足させるには、時間を要したのです。
そしてついに本作が登場し、3Dで上映する意義が生まれました。
3Dの最大の効用は、何たって立体感です。奥行きです。この映画では、ビルとビルの間に吊るされたロープの奥行きが、映画に没入感を与えます。
今まで沢山のIMAX3Dを見てきましたが、こんなにも近くに物体がある感覚は初めてでした。主人公がビルに吊るしたロープが、自分の眼の前で吊るされているような距離感なんです。
1回手を振って触ろうとしてしまいました笑
また、奥行き感であれば、空中からビルまでの遠近感が凄い。
まるで自分もロープにいるような感覚。落ちるんじゃ無いかと、1人怯えてしまう。高所恐怖症にはオススメしません笑
いや、恐怖をより感じれるからある意味オススメかもしれません。私は高いところ大好きなので、恐怖よりワクワクドキドキが勝りました。
IMAXは映画館の中でも1つしかないので、運営側はどの映画を上映するかとても慎重に選んでいます。
普通なら長くやってもいいと思うのですが、今はスターウォーズが上映しているのです!! このIMAX3Dもとっても素晴らしい。公開初週に本作を観ることをオススメします!!!
4. 綱渡りシーン以外は、とっても真面目な伝記映画
あくまでも実話物語なので、実在した綱渡り師 フィリップさんの人生を振り返りながら、最後の綱渡りに挑戦します。
彼の生まれたパリでの話から、サーカス団に侵入して修行する過程。仲間を誘う過程。ビックリするくらい大人しいです。演出なんてものはほとんど無いんじゃ無いでしょうか。
これは、おそらくフィリップ氏へのリスペクトがあるのだとおもいます。主演を務めたジョセフ・ゴードン・レビットは、フィリップ氏に当時の綱渡りの話を熱心にヒアリングし、綱渡りの技術指導もお願いしたようですから。
綱渡り以外はとても地味な内容ですが、所々に笑えるシーンを挟んでくれて、飽きさせない作りになっています。これだからアメリカの伝記映画は面白いんですよね。ちゃんと娯楽作品としても観れるようになっている。
⒋映画の感想
まず最初のシークエンスで皆さんは圧倒されるでしょう。
これでもかとどアップに映されるフィリップ演じるジョセフの顔。その顔の立体感、直ぐそこまで来てる感覚が、凄い。
あぁこの映画は、3Dを存分に活かした作品なんだ。3D以外では観るんじゃねぇぞ。そう訴えているような気がしました。
とにかくね、綱渡りのシーンはドキドキハラハラ、そして恐怖ですよ! 眼前まで迫り来るワイヤーロープ!
こればっかりはブログで伝えられないのが残念です。
もう観るしかないんです、皆さん。
映画史上でもこれだけ3Dの特性を活かした映画間はありません。
超オススメです!!!