こんばんは! Machinakaです。
今回も「99.9 刑事専門弁護士」について書いていきたいと思います。
前回の記事がドラマファン、、、というか嵐ファン、、、松本潤さんファンの間で大変反響があったようで、多くの方にブログをご覧いただいたみたいで。
www.machinaka-movie-review.com
(総称して)99.9ドラマファンの方、本当にありがとうございます!!!
また、松本潤さんファンのブログに本ブログのリンクを貼って頂いたみたいで、本当にありがとうございます。さらに、Twitterでリツイート、いいねを拡散してくださった方々、本当にありがとうございます。
さて、先ほどリアルタイムで鑑賞しましたよ、第2話。
一言で伝えるなら、、、
めちゃくちゃ面白かった〜!!
率直すぎてすみません。
さて、この記事では松本潤さん演じる深山大翔の魅力について語っていきたいと思います。いわば、ファンの方への私なりのお礼です笑
前回の記事とは異なり、よりキャラクターの内面・外面やストーリー構成、演出などに的を絞って書きたいと思います。
松本潤さんのファンの方は、普段目にしない言葉が飛び交うかもしれませんが、どうかご容赦を、、、。
1.相変わらず深山は謎を貫く
今の所、深山さんのイメージはこんな感じです。松本潤さんというフィルターを外せば、、ですが。
①「やたらイケメンで頭良い弁護士」
②「だけど、自分勝手で何考えてるか分かんない!」
③「親父ギャグ大好きだし、やたら料理こだわるし、変な人」
④「結局仕事は出来ちゃうし、振り回されても文句言えないんだよなぁー」
もちろんこれだけでも魅力的なキャラクターだし、主演を務めるだけのキャラクターではあるのですが、、心理描写も行動原理もわかりません。
もっと言えば、家族構成や過去も明らかにされていません。
まぁ皆さんもお気づきでしょうけど、「そもそも何で刑事専門弁護士ばっかりやるの!?」
第1話の「あのシーン」で、概ね理由は読めてきますが、、、それを推察するのはドラマの楽しみ方じゃないね笑
まぁ、いずれもっと分かりやすい伏線が張られることでしょう。
とりあえず、第2話まで見た深山という男の印象は、どこか人間離れしてるところがあって、見てるぶんには面白いが関わりたくないヤツだなぁと笑
2.何故親父ギャグを連発?
これはあくまでも私の推測ですが、深山に「愛嬌」を与えるための演出なんだと思います。
決して親父ギャグを「笑いのための演出」と考えてはいけません!! だとすればこのドラマは一気に陳腐化してしまいますよ笑
旦那様に「親父ギャグつまんねぇなー。」と馬鹿にされたら、「アナタはこの演出が分からないのね」と鼻で笑ってやりましょう笑
(すいません、たまに口が悪くなるのが本ブログの特徴なんです汗)
普通にしていたら超イケメンな深山さん。ただの自分勝手キャラだったら、道明寺さんと同じになっちゃいますよ!
https://stat.ameba.jp/user_images/20140411/22/kurul0110/fe/86/j/o0800060012905627465.jpg
イケメンなのに「ギャグがダサい」。これって男にとっては致命的な欠点ですよ。でも料理には妙なこだわりがあって、人を惹きつける魅力がある。
要は「変なヤツだけど、放っておけない」ヤツなんです。
これは、単に主人公だから放っておけない、松本潤だから放っておけない、ということではなく、キャラクターの魅力として、です。
1章でお伝えした通り、深山はどこか人間離れしているところがあって、近づきがたい人です。そのままだと深山は人らしくなくなってしまう! そう思って、「凡人」にもありふれた「親父ギャグ」を彼の特徴として付与したのではないでしょうか?
そして、それが最終的に深山に愛嬌を与えるにつながる、、、と。私、考えすぎですかね?笑
3.「フード理論」から見る深山のポリシー
https://www.kobebeef.co.jp/common/images/cook/mainimg-07-01-02.jpg
第2話ではローストビーフが題材に上がりましたけど、あそこで深山の変人っぷりが炸裂しましたね。上司のお皿に手を出すなんて、、、なんとも不謹慎なやつ! と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
がしかし、深山が料理について文句を言ったり、食事をするシーンは、裁判の話の次くらい重要なシーンなんですよ!!
みなさんお気付きですか?
よく考えてください。
実は、料理に対する考え方や熱量は、自分の仕事に対するポリシーや熱意をそのまま反映させているんですよ!
つまり、セリフではなく料理で伝えるドラマなんですよ!!
ここで、私の仮説を裏付けるために、皆様に一つの映画理論をお教えします。
それは、「フード理論」
料理評論家でもある福田里香さんが提唱した、映画を見るときに非常に重要な理論です。もちろん、同じ映像であるドラマにも応用できる理論です。
タイトルから分かりますが、料理の扱い方から人物像を読み解く理論なんです。
ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50
- 作者: 福田里香,オノ・ナツメ
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余談ですが、映画史上最も美味しそうな料理描写は、ジブリの料理描写が有名です。これは戦争中にひもじい思いをした宮崎駿さんが、「せめて子供には美味しい料理を」ということで料理描写には徹底的なこだわりを持っているため。
https://livedoor.blogimg.jp/all_nations/imgs/2/3/23f5c64a-s.jpg
ここで、代表的なフード理論三原則を述べます。
https://www.poco2.jp/special/image/sp_okawari_gensoku.jpg
はい、簡単な仕組みです。
良い人は料理を大切にする。悪い人は、料理に対してとことん無礼なんです。
例をあげれば、
これが善人のフードの扱い ジブリの魔女の宅急便です。
https://corobuzz.com/wp-content/uploads/2015/06/nzx3.jpg
そして、これが悪人のフードの扱い ブラピ主演の2009年「イングロリアス・バスターズ」にてナチス将校がデザートにタバコを突き刺すシーンです。
ネタバレですみませんが、フードを粗末に扱ったナチス将校は最後殺されてしまいます!
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さて本題に戻りましょう!
深山は料理に対して異常なまでの熱意を持ってますね?
それは具体的に言うと、料理は最高の状態で食べて欲しい! と、料理に対して最高の愛情を持っているのです。
第2話だけでも、深山の料理への愛情は異常です。
・ローストビーフの扱い方が雑で、上司にも自家製ソースを与える
・静岡の出張の時、上司からの電話にも関わらず、うな重のコンディションを最優先
つまり、このフード理論を適用すれば、深山は料理を最高に愛する人間=最良の人間であり善人なんです。
これがどう深山のキャラクターに繋がるかというと、料理=裁判には正義を貫き、人を巻き込んでも、最良の形で終わらせる! という決意表明をしているんです!!
つまり、料理への愛情は、深山の仕事のポリシーへのメタファーになってるんですね。
どこまで制作側が意図したのかわかりませんが笑
という訳で、親父ギャグと料理シーンから、深山さんを分析してみました。
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これからもドラマが楽しみです!!
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