Machinakaの日記

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映画「ローグワン」感想と解説 スターウォーズの最新作は、間違いなく「新たなる希望」の物語でした。

 

 

こんばんは! machinakaです!!

 

今回批評する映画はこちら!!

 

「ローグワン スターウォーズ・ストーリー」

 

 

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

ヨイショーーー!!!!!

 

 

はい、2016年を締めくくる、と言ってもいいくらいの超大作がやってまいりました!!

 

 

もちろん、深夜最速上映に参加してきましたよ\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、主演はフェリシティジョーンズさんということで、最近だと「インフェルノ」でお見かけしましたね(´-ω-`)

 

 

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いったいどんな内容になってるのやら、、、

 

今上映1時間前に記事を書き留めているのですが、正直落ち着きがありませんww

 

 2016年を締めくくる意味でも、そして今後のスターウォーズを占う意味でも、非常に重要な作品となることは間違いなし!!

 

それでは「ローグワン」批評、行ってみよー!!!

 

 

 

 

 

ちなみに、本記事では極力ネタバレなしで批評してます。安心してご覧になってくださいね。

 

ネタバレ批評はコチラですので、お気をつけてリンク踏んで下さい!

 

 

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あらすじ

 

 

 

 

 


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」予告 希望編

 

 

 

 

「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。

 

キャスト

 

eiga.com

 

 

 

 

 

 

 

 

初のアジア人メインキャスト!!

 

さて、今回はメインキャストに、初のアジア人が登場しています。

中国はもちろん、日本でも有名なドニー・イェンさんです!!

 

 アカデミー賞ではサミュエルLジャクソンが、黒人の受賞者は少ないといって騒いでましたが、そんなこと言ったらアジア人なんてもっと少ないぞ!!

 

特にスターウォーズは、アジア人が非常に少ない。世界の映画市場は既に北米ではなく中国なのに、、、

そう思っていた矢先に、このローグワンでのドニー・イェンです。

 

非常に楽しみな人選といえるでしょう! 僕も、同じアジア人として嬉しい限りです\(^o^)/

 

 

 

 

 

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はい、キャスト紹介は非常に簡単な感じにしまして、、、

 

 

それでは早速感想行きましょうか、行きましょう!!!

 

 

 

 

 

 それじゃあ映画の感想いっくぞい!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画の感想

 

 

 

異変は上映開始から起こっていた。

おかしい、エピソード3も4も観てるのに、ストーリーも知ってるのに、違和感だらけだ。

目まぐるしく登場する新旧含めたキャラクターに頭が混乱し、正直今も整理出来てない。

エピソード4を観ている以上ストーリーは分かってるのに、細かいカット割り、ワンシーンワンシーンに圧倒的な情報量があるおかげで観客を飽きさせない。

エンドロール開始直後に大きな拍手が起こった。そして、エンドロール終了後にも再び大きな拍手が起こった。

 

正直言って、私はこの拍手喝采の大絶賛に最初はノれなかった。


何故なら、この映画のファーストインプレッションは、「エピソード4」と「フォースの覚醒」のパクリじゃないか、と思ってしまったからだ。

主人公のフェリシティジョーンズ、フォースの覚醒のレイちゃんと境遇が近すぎるぞ! キャラが全員エモい、重複するセリフが多すぎて飽きた。色々文句はある。

旧スターウォーズと話は合わせているのに、何故ここまで作風が違ってくるのか、理解出来なかった。
つまり、旧スターウォーズ6部作とは異なるし、新スターウォーズの一発目、フォースの覚醒とも違う、全く新しい作品となっていたのだ。


僕が映画を観てる間に感じた違和感や嫌悪感は、これまでに見たことのない新たなスターウォーズを観て、ある種の「抵抗反応」だったり「拒絶反応」が出たのだろう。

一方で、全く新しいスターウォーズとして、フォースの覚醒を始めて観た時、私の反応はどうだったか? 答えは大絶賛だ。絶賛に次ぐ絶賛。過去の記事がそれを物語っている。

 

 

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では何故ローグワンのファーストインプレッションがダメだったのか?
端的に言えば作風が気に入らなかった。

 

再掲するが、キャラクターの演技がエモい。あと、感動げなBGMを入れて泣かせようとしたんじゃないか、とか妙な勘ぐりをしてしまうほどだ。

観客の反応を観ると、ほとんどが大絶賛だろう。特に古参のファンには堪らないご様子だった。だから、僕の意見は少数派なのだろう。

 


ちょっと話を変えたい。
ネットはデマの宝庫だ。とよく言われる。書いてる人が誰だか分からないし、情報が確かなのかも怪しいサイトもある。
僕が運営しているこのmachinakaの日記も、ネット記事というジャンルに分類できるだろう。そういう意味では、映画を観た感想というのはいくらでもウソがつけてしまうのだ。だから、僕が大衆ウケするように自分の意思とは反対に「大絶賛」の記事を書いてもそれがウソだと気付ける人は世界中で僕しかいない。

でも、そんなことじゃ意味がない。自分の心に反してしまうから。そして、自分の心にウソをついた記事なんかに、他人である読者が心を動かされるハズがない。

だから、今回も正直に感想を書きたい。どれだけ敵を作ってもいい。呆れられてもいい。


これほど前置きをして結論を出すのには、それなりの理由がある。何故なら、ぼくは今までの批評で「褒める」か「酷評する」か、白黒ハッキリつけてきたからだ。

そろそろ長すぎるので、端的に結論を出したい。

 

最初の印象は最悪だったが、上映終了後に解釈を深めていくにつれて、今作に対する評価がうなぎ登りになっていった。

つまり、映画を観た直後と少し考えた後で評価が入れ替わってしまったのだ。ここまで評価が急転した映画もそうないと感じる。

 

始めに言っておくが、大多数の観客が拍手喝采だったから自分の絶賛に転じたわけではない。それだったら、前述したように「ウソ」をついてまで「ネット記事」であるこの映画批評を偽造しているだろう。

今この文章を見てる人は、なんで歯切れの悪い映画批評なんだと怒ってるかもしれない。でも、これがローグワンを初めて観た直後の私の感想なのだ。

僕だって映画を観てる最中も楽しみたでも何故か、見てる時には感動出来なかったのだ。

それが悔しくもある。映画終わった直後に大絶賛して大興奮してる人が羨ましい。僕も劇中に楽しめた映画だったら「!」を付けまくって大興奮してる。でも、この文章を見れば分かるとおり、手放しで喜べる映画じゃなかったのだ。。

だから、皆が羨ましい!!!!!

 

 

 

 

 

本題に戻ろう。

 

ローグワンの印象であるが、映画を観ている時の印象と見終わって冷静になって考えてみた時の印象がこれほどまでに違うのも珍しい。

 

評価が入れ替わったきっかけは、映画館のエスカレーターを降りる時にローグワンのポスターを見かけた時だった。

ポスターの宣伝文句に、「希望は死なない」との文字が。特に、「希望」という文字に大きく心を動かされたのだ。

 

 

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そう、この映画は「希望」の映画なのだ。そして、今作のキャラクターは決してローグワン(ならず者)ではない。希望を持った者達の物語なのだ。

さらに、こう言い換えることも出来る。この映画は単なる「希望」をもたらした映画ではなく、紛れもなく「新たなる希望」の物語なのだ。

スターウォーズファンの方はご存知だろうが、スターウォーズエピソード4の副題は「新たなる希望」である。旧作ファンが怒るかもしれないが、ハッキリと言ってしまおう。


今作の原題の副題が「A star wars story」→「もうひとつのスターウォーズの物語」となっている事からも分かる通り、今作は「もうひとつの新たなる希望」の物語なのである。

 

 

旧作エピソード4にも「新たなる希望」という副題が付いていたハズだ。しかしこれは日本語。英語だと「A new hope」である。つまり、両方とも「A」という冠詞から始まってる時点で共通しており、今作のローグワンは、タイトルを付ける時点でエピソード4を強烈に意識し、そして、リスペクトしたと伺えるのだ。

 

 新たなる希望を託された人物は、ルークやハンソロだけじゃない。今回設計図奪取を託された、ジン・アーソ率いる戦士達は、反乱同盟軍にとっても新たな希望となったハズだ。例え最初は、ルール無視で無許可で無謀な「愚か者」だったとしても、最終的には新たな希望になっていく。だから、今回は単なるスピンオフではない。単にキャラクターが刷新されてアナザーエピソードを描いたのではない。

今作はエピソード3と4の中間の話で、3と4が繋がった話だと評する人が多いと思う。しかし、今作はそれだけを繋げただけじゃない。特にエピソード4を強く意識し、時系列上のストーリーを結びつけただけでなく、「新たなる希望」というコンセプトまでを連結させて新たな映画を作った点が素晴らしいのだ。

 

 

そういう意味では、今作に対して「新たなる希望」が持てたと言える。

 

 

 

 

それでは、今作における「新たなる希望」を具体的に説明してみたい。

 

まずは、「新たなるスターウォーズ・スピンオフ映画」に対する希望。
アニメやテレビ、ファンムービー等ではスターウォーズのスピンオフなどは多く作成されているが、オフシャルな映画として「スピンオフ」を作成した事例は今作が初めてだと思う。この映画が1つのスピンオフの雛形となってくれれば嬉しい。

 

そして次は、「新たなるキャラクター」に対する希望。女性が主役でフォースも使える。そして、アジア人俳優がメインキャストととして起用されている。もちろん黒人の人も。そして、そんな多様な人種構成を特に強調することもなく、当たり前のものとして描いていること。

ここで「フォースの覚醒で既にレイちゃんが女性主演じゃんかよ!!」とツッコミを入れる人がいるかもしれない。
しかし、今作ローグワンはフォースの覚醒が完成される前に撮られたものであり、ギャレス監督自身もフォースの覚醒について何も知らなかったという。

 

そして、今作がエピソード4より前の時系列の映画であり、そこで上記のような新たなキャラクター起用を考えた点が素晴らしい。つまり、エピソード4では出来なかった、ある意味で人種差別的なキャラクター起用を「修正」して見せたのだ。エピソード4作成当時は映画全体で白人男性が主役なのが当たり前だったが、本来の人種及び性別構成を考えると、今作のような人種のサラダボウル状態なのが自然とも言える。フォースの覚醒はローグワンよりも公開時期が早かったというだけで、キャスティングの発想はフォースの覚醒と同時期に考え出されたものなのだ。


最後に、「新たなる監督」に対する希望だ。ジョージルーカスが監督・制作総指揮をして作ってきた旧6部作に対して、フォースの覚醒から始まった新スターウォーズは作品ごとに監督が違う。正直言って、監督が変わる以上は作風の統一も出来ない。だから、新スターウォーズは作品によって出来が異なるのではないか、と心配する人もいるだろう。
しかし、前作フォースの覚醒、そして今作のローグワンで、上記のような新体制による新監督システムに希望が持てる人が多いのではないか。

この文脈を使えば次回のエピソード8も非常に期待が持てる内容となるのだが、それは映画を観てみないことには実証できないだろう。
次回作でな「希望」だけで終わらないスターウォーズに希望を持ちたい。

 

 


そして、このローグワンをあと何回も見てみたいと思う。「新たなる希望」というリテラシーを持ったいま、このローグワンはどう映って見えるのか、これから楽しみだ。

 

というか、ほぼ全員が絶賛の中で、こんな奇妙な記事を書くのはかなり抵抗がある。

肯定派の人に言いたいのは、私はもっとこの映画について理解を深めたいのだ。単に話が繋がった、だけでは興奮出来ないのだ。

だから僕は、自分なりのローグワン・リテラシーを探し、もっと映画を楽しみたい。

 

 

 

こちらの記事もオススメ! ローグワンを二回目鑑賞した記事です! 

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 

 私のブログ仲間の記事です。相互リンクってやつです。

元ビデオ屋店員で映画のエキスパートの方が書いてる批評ですので、私のブログよりも遥かに説得力があります。

 

www.monkey1119.com

 

 同じくブログ仲間の批評。

ドラマ「逃げ恥」の批評でもお馴染みです。私の記事より遥かに分かりやすく、そして読みやすい。大変素晴らしい記事です。

www.aboutman7.com

 

 

 

 

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