こんにちは! Machinakaです!!
今回批評する映画はコチラ!
「マリアンヌ」
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はい、ブラピが制作ではなく主演のみの参加、久しぶりじゃないかなぁ~
役どころは第二次世界大戦のナチ殺しの将校ってイングロリアス・バスターズじゃないか!!!
と思ったら純愛ストーリーって、いったいなんなんだ、おまけに評判も高いし、、、、
悩むよりは観た方がいい!
ということで鑑賞してまいりましたー。
あらすじ
「フォレスト・ガンプ 一期一会」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名匠ロバート・ゼメキス監督のもと、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが豪華共演を果たし、過酷な時代に翻弄されながら究極の愛を試される男女の運命を描いたラブストーリー。1942年、カサブランカ。秘密諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。それは、夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙うというものだった。その後、ロンドンで再会した2人は恋に落ちるが、マリアンヌは誰にも言えない秘密を抱えていた。「イースタン・プロミス」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のスティーブン・ナイトが脚本を手がけた。
監督とキャスト
監督はロバート・ゼメキスさん
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もはや説明不要でしょう、この人は!!
はい!
http://ib1.huluim.com/show_key_art/911?size=1600x600®ion=JP
あのバック・トゥー・ザ・フューチャーを作った監督です!!
これで分からない人はいないね笑
80年代ながら素晴らしいVFXを駆使し、映画は大ヒット!
日本でいう山崎貴と言いたい所ですが、、、格が違ぇよ!
そして、トム・ハンクスをスターダムに押し上げた「フォレスト・ガンプ」
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最近ではジョセフ・ゴードン=レビットと組んだ「ザ・ウォーク」が記憶に新しいですね!
そして主演は、、、アニキー!!
ブラッド・ピットさんです! 彼が何故アニキーかというと、ファイトクラブの印象が強烈に残っているから、、、
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そして、イングロリアス・バスターズやFuryでは第二次世界大戦中にナチス殺しの将校を演じ、まさにアニキー!が似合う俳優
さらに「マネーボール」ではメジャーリーグの監督、「マネーショート」では元銀行員のトレーダーを演じ、全て役柄がアニキー!!的な兄貴肌を持つブラピ!! しかも、演じてるキャラが全て正義感たっぷりの良い奴なんだよなーー。
プロデューサーも兼ねてるからいい役ばかりもらってんじゃないの?という噂も流れてるみたいですよ、、、笑 や、あくまでも噂ね笑
今回のブラピも、ナチス殺しのマックス・ヴァタン将校(イギリス出身)を演じます。まさにアニキー!!!
そして、ブラピの妻マリアンヌを演じるのはマリオン・コティヤールさん!
はい!
もうこの人40歳なんだって!? キセキ! キセキ!!!
なんでこんなに美しいの!?!?!?
これでパリジェンヌだって!? どんだけステータス!!
金持ちのブラピと結婚して、幸せな生活送るとかどんだけだよ!(映画の話ですよ)
おそらく世界中の女性が欲しいステータスを全て手に入れたような、そんな女性でしょうね、、、
ワタシ的には、アラフォー女性で一番好きだったのは菅野美穂だったんですけど、これはランク更新ですわぁ、、、、
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実はこの方、現在公開中の「たかが世界の終わり」にも出演している、超売れっ子ですな(・∀・)
たかが世界の終わりのなっがー---------い会話劇の中で、この人が唯一の美女というか、紅一点というか、、観ていて「画」になるんですよねぇ、、、、だから本当に助かったよ笑
レア・セドゥはヤンチャ娘だし、ババァは、、ババァは、、、、、、
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はい、イギリス将校のブラピと結婚したマリアンヌさん、幸せな家庭、、、と思いきやまさかドイツの二重スパイだった!?
戦争で引き裂かれる愛、、、もはや定番化してそうな題材ですが、ゼメキスはどんな映画を撮ったのでしょうか?
それでは映画の感想でっす!!!!
映画の感想
まりあんぬぅぅぅぅ!!!!!!
切ない、切ないよ、、、、、
ベタだと思っていた映画だけど、やはりゼメキスは映画が分かっている!!!
さすがバック・トゥー・ザ・フューチャー監督!
まさかのスターウォーズのジャクーのような壮大な砂漠からスタートでドキドキ・ワクワク、次は豪華舞踏会でキレイなマリアンヌたんが初披露、美男美女の恋愛が始まり、戦争アクションでドンパチかと思いきや、まさかのファミリームービー? そしていつの間にか子供が生まれ、家庭が出来て幸せ、、、、
がしかし、妻がスパイ疑惑を掛けられて一気にサスペンス調に、、、最後までスパイかどうか分からない、謎解きを楽しんでたら、、、、
あぁぁーーーー、まさかの結末!!
この映画は最初からラブストーリーだったのだぁーーー!!!!!
二人の女性の壮絶な人生を描き、恋愛・戦争・サスペンス全てを盛り込みながらも、圧倒的なバランス感覚とテンポで最後までダレずに全力疾走した良作映画だっ!!
はい、非常によく出来ていた作品です。戦争アクションに恋愛に、ヒューマンストーリーに、非常に色んな要素が盛り込まれた映画だったのですが、非常に鮮やかに、スマートに映画が進んでいき、非常に分かりやすく、そして「感動させる」映画だと思いましたー。
マリアンヌがどうなるか、そこがネタバレじゃありません。二人の恋愛に酔いしれてください。涙は後から付いてきます!
ストーリー・役者の演技・脚本・編集・VFX・衣装美術、どれをとっても超一級品!
それをまとめたロバート・ゼメキス監督はさすが!!!
「映画は娯楽だ!」と言わんばかりの作品! 間違いなくこれは、「娯楽作品」であったと最後に分かる作りになっております。
だから、お涙頂戴の映画ではないっ、ということを強く言っておきたい。宣伝が「ブラ泣き」などと言っているみたいだけども、恥を知れよ!!!
これは娯楽映画なんだ、無理に感動を誘ってんじゃねぇ!! これについては、また後で説明しますー。
映画館で見るために作られた映画
スタートが素晴らしいんですよー。ゼメキス監督はバック・トゥー・ザ・フューチャーでもVFXに長けている監督というのは分かってましたが、、、
まさかスタートが砂漠!!!!
夫婦の生活がメインだと思っていた私にとっては、ファーストカットが砂漠!SABAKU!!
これは、見に行った方のほとんどは驚いたのでは? 僕も「劇場間違えたかなぁ、、、」と焦るくらいで笑
で、この砂漠から一つのパラシュートがゆらりゆらりと、、、、、
ヘルメットを外すと、ブラピ!!!!
これがブラピのファーストカットになるんですよねー。こんなかっこいい登場の仕方あります!?
このシーンを観た時、スター・ウォーズフォースの覚醒にて、ジャクーにて彷徨うフィンを思い出しました。
これスマートフォンとか小さい画面で観てもわからないんですけど、砂漠ではロングショットを多用していて、キャラクターを小さく映して広大な砂漠を見せる。
これを映画館のスクリーンで見ると、砂漠の大きさが分かって「あぁ、ブラピはこんな大きな砂漠の中で何してるんだろう?」と思わせるわけですよ。これが映像的説得力!
最初のカットから、映画館でしか楽しめないような演出をするあたり、、、
ゼメキスさん、アンタは分かってる。サービス精神旺盛なんだよなぁ、、、
前作の「ザ・ウォーク」はIMAX3Dで公開し、貿易センタービルの頂上から下を見下ろした時の立体感、高所恐怖症には耐えられない映画となりましたねー。
これがパソコンの画面だと大したことないように見えるんですよ、でもIMAX3Dなら、驚きの映像になるわけです!!!!
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どんな映画を作るにしても、まずは映像から入る、映画館で映画を見る意味を追求しつづけるゼメキス監督に敬礼!!!!
圧倒的映画優先主義
はい、散々べた褒めしたゼメキス監督ですが、彼にもツッコミポイントはあります。
それは、歴史や事実関係を修正しても映画の完成度を高めようとする。圧倒的映画優先主義であること。もしくはご都合主義!
映像やストーリーは素晴らしいんです。しかし、よくよく考えれば辻褄が合ってなかったり、整合性が取れなかったりする。
例えば名作「フォレスト・ガンプ」は主人公のトムハンクスの成長に伴ってアメリカの重大事件が描かれていくのですが、、、、
ここでは黒人の公民権運動が全く描かれてないというのです。
主人公は大統領であるJFK(ケネディ)、ジョンソン、ニクソン、それにジョンレノンなど時の人たちと会うことになりますが、この時代のアメリカで同じくらい有名で重要な存在であるはずのキング牧師が出てきません。当時アメリカ全土で大問題であった黒人差別への反対運動(公民権運動)は、まったく描かれていません。でも公民権運動は、実はフォレストの出身地、アラバマであったモンゴメリー・バスボイコット事件から始まっているのです。
何故黒人の話をしたくなかったのか、、、、 白人のゼメキス監督はあまり黒人のことをよく思ってないのか、、、
はい、今作も映画のストーリー優先のために、かなり無理のある作戦を色々遂行してましたね。例えば、勝率40%とブラピが言った作戦は、何十人も警備がいるナチスパーティーに潜り込み、たった二人で将校を撃ち殺して会場から逃げるという、とても勝率40%とは思えないローグワン的なキセキミッションを鮮やかに描いていたり、、、、
あの時のブラピと奥さんは、無敵だったね笑 あまりにもご都合が過ぎるwwww
他にも、空襲の中わざわざ外に出て出産をするシーンや、自宅に飛行機が無理矢理近づいてくるなど、あまりにご都合主義な空襲シーンには、「あ、ゼメキスっぽいなぁ」と。この人は映画が面白く取れれば、史実や現実性はあまり関係ないんだなぁ、と思いました。
あと、、、、空襲警報なってるのにパーティ継続するか普通!?
ま、映画で号泣してる俺なんで、ゼメキスのご都合主義には目をつむりますよ笑 ただ、このご都合主義が一部の評論家には毛嫌いする人が多い。。
ステーキは塩コショウで頂こう
マリアンヌがどうなるか、ネタバレは出来ないですが、、、
この映画で最も重要な場面は、マリアンヌが本当にスパイかどうかが判明するシーンですよね。
これでブラピは天国と地獄の二つに一つ。
普通の映画なら、特に邦画なら、スローモーションたっぷり使って、「じ、実は私、、、、、」みたいな勿体ぶる演出すると思うんですが、、、、
今作では非常にアッサリ、あまりにアッサリ済ませるんですよ。
そして、、、ラストのアレも、スローモーションを使わずに非常にスムーズに物語は進む、、、、
これはねー、熟練の監督だから出来るんだよねー。大事なシーンだから、映像もじっくり撮ればいいってことはないんだよねー。
スローモーションを使うと、異常にテンポが悪くなるからねー。映画が写真になる瞬間というか、パラパラ漫画みたいじゃん、スローモーションって。
僕はスローモーション大嫌いなので、ステーキを塩コショウで食べるようなアッサリ演出は大歓迎でした!
衣装と美術にウットリ
2017年アカデミー賞のコスチュームデザイン賞にノミネートされていることからも分かる通り、衣装が本当に素晴らしい!
マリアンヌもさることながら、ブラピもオシャレ!! とても戦時中とは思えない美しい衣装、、、、
ブラピは将校(イギリス軍の中佐レベル)だからね、、、一戸建てもあるし裕福な家庭なんでしょう
http://pds.exblog.jp/pds/1/201608/15/99/c0198199_7494360.jpg
砂と一体化した衣装、、、よく見ればチノパンだけじゃなくて靴下も靴も砂の色じゃんか!!!!!
https://static01.nyt.com/images/2016/11/23/arts/23ALLIEDJP/23ALLIEDJP-master675.jpg
美しいドレス、、、、
https://thefatgirloffashion.files.wordpress.com/2016/11/allied-gif.gif?w=470&h=470
こんなドレス、どこに売ってるんだ笑
公式HPが酷い
宣伝が酷い、との噂を聞きつけて、まずは公式HPを観てみましたよ。
どんだけ酷いのかなぁ、、、と思ったら、本当に酷い!!!
こんな手抜きHPは見たことないよwwwww
今年ワーストの公式HPじゃないですか?
騙されたと思って見てみて!!!!笑
まさか公式HP批評をすることになるとは思わなかったけども、、、本当に酷いのよ!!!
というわけで、「映画マリアンヌ公式HP」批評いってみよ~!!!!!
プリクラのようなホームページ
公式HPにやってきましたよ。はい、一見すると普通に見えるんですが、、、
左上にある「INTRODUCTION」を押してみると、、
ふむふむ、なんとなく概要はわかった、次いこー とマウスをスクロールさせると、、、
あれ、進まない!? なんで、下のページに行きたいんだよ!! なんで!? マウス壊れたの!?
と思ったら、、、、なんとコレでINTRODUCTIONは終わりなんですよwww
写真に文字をちょこっと足しただけの、あまりに適当なやっつけ仕事なのよ!
そして次の「STORY」に進んだら、、、
何か悪い予感するな~
怖いな怖いな~~~~
続いての「COMMENT」も
でた、、でたよ、同じだよ、、、、笑
本当に酷い、酷いよwwww
なんで一枚の写真にちょこっと文字載せるだけで満足してるの!?
こんなのプリクラに文字書いたみたいなもんじゃんwwww
ほとんど情報量がない、なんなら「映画ドット・コム」の方がちゃんとした文章載せとるわ!!!!!
あんまり悪口言うと怒られそうだから、ちょっと褒めておこうか、、、
それぞれのページが一枚絵で構成されて、まるで絵画のようなホームページでございましたわ(・∀・)
どんだけ「涙」を煽るんじゃい!!!!
はい、まだ批評は終わってません。
宣伝文句に使われていた「ブラ泣き」。
宣伝会社はとことん皆を泣かせるつもりでいるようです。。。。
ん? 「涙を煽る宣伝」?
悪い映画思い出しちゃったよー、、、
ブラ泣きと謳っているこのマリアンヌ、公式HPをよく見ればやたらと鼻につく文章が、、、、、
というわけで、公式HPでどれだけ「涙」を使っているのか、カウントしてみたいと思いまっす笑
まずはトップ画面
・何度「涙」を流せば、
・「涙」の物語
涙カウント:2
・感「涙」のラブストーリー、誕生
涙カウント:1
・何度「涙」を流せば、
・全てが明かされた先にある、「涙」の物語
涙カウント:2
涙カウント:なし
合計涙カウント:2+1+2=5 となりましたー!!!!
もうねー、寒い、寒いよあなた達、、、、笑
「何度涙を流せば、愛せる妻を守れるのか」
「感涙のラブストーリー、誕生」
「全てが明かされた先にある、涙の物語」
アホじゃねぇの!?!?! このキャッチコピーを採用した宣伝担当は何してるの!? 本当に文化レベルが低い、、、もしくは、はぁちゅうのTwitterよろしく、「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。」を意識してるのか!?
http://getnews.jp/img/archives/2017/01/hachu.jpg
とりあえず感涙とか過激な言葉を使えば客は来ると思うのか!?
アホじゃねぇの!?!?!?
映画は偏差値で測るもんじゃねぇよ!!!!!!
東大卒とか、中卒とか関係ねぇんだよ!!! 宣伝するのはいいが、バカの一つ覚えみたいに涙を使って宣伝すればいいってもんじゃねぇぞ!!!!!!
このブログが公式HPよりも上に来るように、皆さん宣伝お願い致します!笑
小ネタ
・ブラッド・ピットは四度目の第二次世界大戦の役どころを演じた
1.イングロリアス・バスターズ
2.Beyond ALL Boundaries(博物館の特別上映)
3.Fury
4.今作マリアンヌ
『マリアンヌ』 アカデミー賞ノミネート衣装の魅力に迫る特別映像
・ブラッド・ピットの役名のVatan(ヴァタン)は、ペルシャ語、トルコ語、アラビア語で「故郷」という意味だが、本人はカナダフレンチカナダ人なので特に関係がない。
※ご指摘を頂き、ブラッド・ピットの演じた役はカナダの英語圏の人物だということが推測されました。
詳しくは記事最下部のコメントをご覧ください。
・ブラッド・ピットとオーガスト・ディールはイングロリアス・バスターズで過去に共演しており、マリアンヌと同じくカードゲームの対戦をした。オーガストさんは同じくナチスの将校であった。
イングロリアス・バスターズ
マリアンヌ