みんなただいま!
それでは「孤独の血」批評、行ってみよーー!!!
[あらすじ]
・広島の架空都市・呉原を舞台に描き、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕子の同名小説を役所広司、松坂桃李、江口洋介らの出演で映画化。
・「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督がメガホンをとった。昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。
・所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。
・ベテランのマル暴刑事・大上役を役所、日岡刑事役を松坂、尾谷組の若頭役を江口が演じるほか、真木よう子、中村獅童、ピエール瀧、竹野内豊、石橋蓮司ら豪華キャスト陣が脇を固める。
監督は白石和彌さん、かずやって読むんですよ。
もう今年で何作目なんですかね。
どんだけ映画撮ってるんだ。。。
今年は3本映画撮るらしいですね、明らかに撮りすぎですw 大丈夫なのか、、、
はい、2010年の「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で監督デビューし、2013年の山田孝之くん主演の「凶悪」で、バイオレンス描写と人間の闇の深さの両方を描き、高く評価されました。
そして2016年、またしてもバイオレンスものの「日本でい一番悪いやつら」で綾野剛、中村獅童と名だたる俳優を使って映画も大ヒット!
2018年の「サニー32」も実際に起こった小学生同士の殺人事件の犯人を描いた 、とにかくバイオレンスな描写ばかり撮るという、バイオレンス監督なんですよねw
でも、顔はすごく純朴そうでかわいいという、すごく不釣り合いな顔してますよww
バイオレンスといえば東映ですよね。深作欣二監督の「仁義なき戦い」からヤクザものが大流行し、スピンオフとして「北陸代理戦争」「脱獄広島殺人囚」「沖縄ヤクザ戦争」などなど、ヤクザ映画が隆盛を極めました。
しかし、1976年くらいだったかな? 東映のヤクザ映画を真似した殺人事件が起こってしまって、これ以上の制作を自粛せざるをえなくなったんですよね。まるでマーティンスコセッシ監督の「タクシードライバー」みたいな現象が起きたんですよね。
それ以降、あまりヤクザ映画を撮りづらくなった。そうこうしているうちに、日本全体に暴力描写の自粛ムードが高まり、撮るに取れなくなった。
そんな中、2010年に北野武監督が「アウトレイジ」を撮り、仁義なき戦いのオマージュを捧げた。アウトレイジは東宝が制作したもの。東映で作った仁義なき戦いのオマージュが、東宝で撮られたわけです。
東映からしたら、自社の伝統芸能を奪われたというか、不甲斐ない気分になったでしょうね。
そして、ついに2018年になり白石和彌監督がメガホンを撮ることになった、という流れなんですよね。
これでダメだったら東映どうなるんだw アウトレイジを超えられるのか!?
日本映画の歴史を塗り替える!って公式は言ってるんですけど、私からすれば「かつての東映を取り戻す」といった運動に思えます。
「Great America Again!」ならぬ「Great Toei Again!」だと思ってます。
今作に登場する役者は役所広司!なんだかだじゃれみたいですいません笑
役所さんはですね、報知映画祭の授賞式に参加されていて、偶然私も参加していたので、一緒に写真とか撮っていただいて、、本当にありがとうございます! 以外とね、大きくない人なんですけども、映画を見ると本当に大きく見えますよ( ´ ▽ ` )ノ
今回はヤクザ顔負けの警察官を演じているということで、白石監督の「日本で一番悪いやつら」を彷彿とさせられます。
そして、そんな役所警察官と一緒に操作するのは松坂桃李くん。彼、黙ってればすっごく真面目な人に見えるんですよね。というか、ほとんど真面目な役柄ですよね。
彼も報知映画祭でお会いしてね、握手をさせていただいた方ですよ。彼ね、身長がすごく高くて、180センチ以上あるんですよ!もう男の憧れですよ!彼しか娼年みたいな男デリヘルは務まりません!
役所広司と松坂桃李の凸凹コンビはどんな化学反応を示すのか、といったあたり非常に期待できるところですね^ - ^
あとはクラブのママとして真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、といったベテランの俳優が登場!
そして、江口洋介と竹野内豊が別の組同士で大乱闘を繰り広げる!90年代を賑わせたドラマ俳優が、映画で登場します!!!
あと、中村獅童、ピエール瀧、といった白石作品にはおなじみの俳優まで!
最後に、、、あの「仁義なき戦い」にも出演していた伊吹吾郎さんが出演するんですよ!!!! フォオおおおおおおおお!!!
この作品は呉原市という架空の街が舞台なんですけど、どう考えても呉市ですよね!
「仁義なき戦い」の舞台は呉市なんですよ! もう、仁義なき戦いに寄せてきてる感が半端ない! ていうか寄せてるよね!!!!
そんな「仁義なき戦い」に実際に出演していた伊吹吾郎さんが出演するということで、東映の支援体制がバッチリですよね!!
ただ、一つだけ言わせてくれ!!!
主役だった菅原文太さん、松方弘樹さんが生きてるうちに、なんで今作のようなヤクザ映画が取れなかったんだよ東映さん、、、、
彼らが生きてる時にヤクザ映画作ってくれやい!!!!!
まぁもう悔やんでも仕方ないです。非常に残念ですが、、、
[映画の感想]
[よかった点]
[悪かった点]
今作の時代設定が1988年というね、昭和の最後の年なので、あまり「殺す殺す!」って戦争直後みたいに言えない雰囲気なのは分かるんですけども、それにしても「殺しの扱い方」が重すぎる!!!