Machinakaの日記

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【事実は小説より奇なり】見るとヒリヒリするマイナー社会派ドキュメンタリー作品のオススメ3選!

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
 

こちらのブログが初めての方、ご訪問いただきありがとうございます!

 

「映画のタイトル+解説(感想)」で検索してくださってこちらにいらっしゃった方には大変申し訳ないんですが、できれば第1回目の記事をご覧いただいて、私の自己紹介と本ブログの趣旨をご理解いただければと思います。

 

うさぎクッキー第1回目の記事はこちら!

 

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セキセイインコ青@Blog_Machinaka

 

 

基本的に私はコメディ映画が大好き。
 
映画館で笑うのが好きだし、家でくだらない映画を見ることが何より好きだ。長く私のブログを見てる人は、よく知ってるだろう。
 
でも、あまり人には言ってないが、もう一つ大好物なジャンルがある。
 
それは「ヒリヒリする社会問題を扱ったドキュメンタリー」。
 
特に日曜になると無性にドキュメンタリー作品を見たくなる癖がある。いつから好きになったのか、何がきっかけか分からないのだが。

 普段はハリウッド俳優の超一流の演技、映像演出、音楽を体感している自分としては、その逆も感じたくなるのかもしれない。

 

私が好きなのは、映画館に掛かっているような、有名な映画監督が取ったような作品ではなく、メキシコ麻薬戦争的なド派手なドンパチが出るドキュメンタリー映画でもない。
 
極めて小規模で、取り上げる人物も有名ではなくズブの素人。でも、あまりにも生々しくリアルな素人の生活に密着した方が、かえって心に刺さることがある。
 
マイケル・ムーアがブッシュやトランプ大統領を取り上げる映画も面白い。メキシコ麻薬戦争に密着するのも、イスラム国に潜入するドキュメンタリーも面白い。
でも、もっと心に突き刺さるのは、意外と身近な人だったりロケ地だったりすると思う。

 

 

「事実は小説より奇なり」という言葉もある通り、時としてリアリティ溢れるドキュメンタリーは、ハリウッドの超一流映画よりも深く心に突き刺さることがある。時として、エッジが効きすぎたドキュメンタリー作品はトラウマになることもある。

 

トラウマは一般的にネガティブな言葉だが、映画としてはむしろ褒め言葉にもなる。

これまでに絶対に見たことのない映像、音響、設定。その全てがトラウマになる可能性を秘めている。トラウマは、心に刺激を与える。

退屈な日常を変えてくれる。

 

そんな期待をしながら、僕はトラウマになりそうなドキュメンタリー映画を探し続けている。

 

トラウマになるから

 

これまではブログでも語ってないし、映画仲間にも語ってなかったのが不思議なくらい、自分の中では大好きなジャンルだった。

 

多分、ブログに書いてもPVが上がらないし、映画友達と話しても盛り上がらないから、今まで話さなかったのかも。

社会問題を扱ったドキュメンタリー映画は、話すときに真面目になりがちだから、という理由もあるだろう。

 

これまでは語らなかったジャンルではあるが、あまりにも暇ということもあって、ゆっくり書いていきたい。

 

この記事をきっかけに、もし僕と同じようなドキュメンタリー、ノンフィクションものが好きな人がいれば、コメントを残して頂けるとありがたい。

 

今回は、「見るとヒリヒリする社会派ドキュメンタリー作品のオススメ3選」と、少し気をひくようなタイトルを作って紹介することにする。全部書いたら、キリがない。。

 

 

[キャットフィッシュ / 映画]

 

今やアメリカのテレビ番組「Cat Fish」になり、Netflixで見られるようになっているほど有名になっているが、まだ日本での知名度が低い。

もともとは2010年のドキュメンタリー映画であり、兄弟二人で撮られた超低予算、小規模な作品である。

 

 


Catfish - Trailer

 


ネット上のなりすましを徹底調査する『キャットフィッシュ』を町山智浩さんが紹介

 

 

言わば「ネット上のなりすまし」を調査する、ネット探偵団みたいな映画であるが、この映画、前半と後半で実に作風がガラリと変わってくる。

 

スタッフ(兄弟)のうちの弟がSNSである一人の女性と出会い、交流をするところから始まる。彼女から送られてくる写真は美人で、セクシーで、男にとっては生唾ものの画像ばかり。

よくよく考えればそんな美人がわざわざネットで出会いを探すはずもないのだが、弟はすっかりその女性にハマる。

 

気になった兄は、女性のことを調べ始める。すると、女性から送られてきた写真や動画は、すべて既にネットにアップされているものであった。彼女はネットで適当に見繕った美女になりすまし、弟を騙していたのである。

 

その後兄弟は、彼女がなりすましていた理由、本当の姿を探しに調査することになる。ここから、ドキュメンタリーがミステリーになる。

 

最後に彼女の正体を突き止めるのだが、ここで衝撃の事実が発覚する。

 

彼女の正体が何かは絶対に言えないが、おそらく観客の予想の斜め上をいく、予想もつかない展開が待っている。

その瞬間、ミステリーからホラーへと様相が変わる。

 

彼女の正体が分かった途端、兄弟は言葉を失い、なんとも言えない気持ちになる。

 

出会い系サイトなどで騙されたことのある人には、ぜひとも見て欲しい作品。

 

 

 

[ヤクザと憲法 / テレビ]

 

 


【映画 予告編】 ヤクザと憲法

 
東海テレビが作ったドキュメンタリー番組である。確か映画秘宝の映画ランキングで、上位にあげてる人が多かった影響で、目にとまった作品。
 
 ヤクザと聞いて、どんなイメージを浮かべるだろうか?
 
無法者で暴力者。尖ったナイフ。人道を外れた者。触れてはいけない者。関係を持ってはいけない者。
日本ではもはや「タブー」である存在であり、映画になる機会も昭和に比べて少なくなっている。
 
しかし、今作を見ると、我々がテレビや映画で見る「ヤクザ」のイメージは、単にメディアが作り上げた偶像だと気づく。
 
今作は、無法者だと世間から思われているヤクザが、法律によって苦しめられている様子を淡々と描いていく。
 
具体的には、日本国憲法第14条にある「国民は法の下に平等である」の定義にヤクザは含まれるのか、というテーマに切り込んでいる。
 
一般には知られていないが、一度暴力団に入った人間は銀行口座を作ることができず、ヤクザの息子は幼稚園に入ることもできない。暴力団排除条例や暴対法により、普通の人間が出来る生活が著しく制限される。
 
ヤクザ=悪という固定概念がある人は(おそらく、たいていの人はそう思ってる)ぜひとも見て欲しい。
 
それに、放送業界ではタブーとされているヤクザにテレビ局が切り込むというのも、実に珍しい例である。
 
 
 
 

[ザ・ノンフィクション / テレビ]

 
フジテレビで放送している「ザ・ノンフィクション」。日曜の昼下がりに放送しているので、意外と認知度が低い。
 
この番組についてはまた深く書きたいが、興味があったら是非この作品を見て欲しい。並のドキュメンタリー映画よりも扱っている内容が鋭く、キツく、現実的だ。
 
特にオススメなのが、以下の3つ
 
 
 

・地下アイドル「きらら」さんに密着した「しっくりくる生き方」

 
消費者金融からの多額の借金、性別不明、地下アイドル、そしてこの顔。
どう考えてもテレビで放送する情報量を超えている、あまりにも強烈なきららさん。
 
この人が普段何を食べて、どんな仕事をしていているか、密着している映像が淡々と流れるのだが、その一つ一つが実に現実離れしてるほど「エグい」。一つ一つの映像に怨念というか、凄まじいオーラが漂っている。。
 
この人の正体はいったい何で、なぜアイドルを目指しているのか、ぜひとも見て欲しい。
なお、私はこれを見た直後、しばらく何も考えられなくなった。
 
 
 
 
 
 
 
 
・地下アイドルとおじさんの恋を描いた「中年純情物語」
 
アイドルとファンとの距離が一層近い地下アイドルの世界。
絶対に恋愛に結びつかなくても、お金を払い続けるファンの心理は何なのか?
地下アイドルに夢中になるおじさんたちを追いかけた話です。
 
世間ってそんなに甘くないんだよなぁ。。。
「ノンフィクション 純情」の画像検索結果
 
 
 
 
 
・マジでどうしようもない女を描いた「刹那を生きる女たち!」
 
これが一番閲覧注意かもしれない。
 
世の中には、本当にどうしようもない人っているもんだ。
 
本当に本当の日本の底辺で暮らす女性たち。しかし、そんな女性たちに手を差し伸べる風俗店の存在に、涙してしまう。。
 
とにかく、彼女たちは未だに都内のどこかに生きていて、リアルなんだ。
 
こんな生き方が存在すること自体が、非現実的。
 
とにかく、覚悟してみてほしい。
 
 
 
 

 

 

 

 

 

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