- ネタバレありで感想と解説を始めます
- あらすじ
- 映画の感想
- その面白さ、まさにユニバーサル! 解説なんていらない
- 超ベタベタ演出だが、ユニバーサルたる所以
- ローカライズ作業が素晴らしすぎる!
- ジャパンプレミアに参加してきました!
ネタバレありで感想と解説を始めます
今回公開する映画はこちら!
「ペット2」
久しぶりのイルミネーションアニメです。
前作「ペット」はスノウボールが可愛すぎて、萌え死ぬところでしたね。
うさたんだけで100億点って言ってましたからね。当時は本気だったんでしょう。
それくらい楽しくて可愛くて、何も考えずに楽しめる映画だったんですよね。
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それでは「ペット2」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・「ミニオンズ」「SING シング」のイルミネーション・エンターテインメントが手がけ、飼い主がいない間のペットたちが巻き起こす騒動を描いた人気アニメ「ペット」のシリーズ第2弾。ニューヨークを舞台に犬のマックスとデュークをはじめとした個性的なペットたちが、新たな仲間を加えて、さらなる大騒動を巻き起こす。監督は前作「ペット」や「怪盗グルー」シリーズを手がけてきたクリス・ルノー。日本語吹き替え版声優は、マックスとディーク役を務めるお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統&日村勇紀をはじめ、佐藤栞里、永作博美、沢城みゆき、中尾隆聖らが前作から続投した。
映画の感想
賞レースには引っかからない
その面白さ、まさにユニバーサル! 解説なんていらない
はぁ、、、癒されました。
アニメーション映画といってもですね、最近は大人向けの内容が多くて、絵は可愛いけど考えさせられる映画がたくさんあるんですよ。深いって意味ではいいんですけどね。子供に思考力を付けさせることもできると思うし。解説ブログとしては、いっぱい調べてくれる人いて嬉しいし。
特に最近公開された日本のアニメーションって、実験的だったりリアル路線に走ったり、王道のエンターテイメント的なアニメってしばらく見てないんですよ。
そんな中、今作は王道のエンターテイメント映画をやっていただいて、満足以外の何者でもありません。
感想ですか? え〜と・・・
「あ〜楽しかった!!!」
「ワンちゃん猫ちゃん可愛いぃぃいい!!」
以上!!!
映画ブログとして失格の発言ですよね。でもね、これを見たらみんなもそう言いたくなりますよ。「楽しかった!」「可愛かった!」以上の感想が出る人は、全体の1割も満たないかもです。
はい、それだと感想・解説にならないので、無理やりではありますが 、頑張って書いてきます。
前作「ペット」の作風そのままに、ペットたちのドタバタアクションコメディでございました。前作からキャラクターは大きく変わらないので、そのまま続きを見ているような感覚でした。本当に、何も変わっちゃいないww
大筋のストーリーは、地元のニューヨークから離れた田舎町へ旅行にきたマックスとデュークの珍道中を描いてます。
マックスとデュークって、ピーターとネッドの関係に似てますよね、見た目的にもw
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続編はニューヨークとは違う場所、小旅行でドタバタコメディを描く。これ、今後3や4が出てきても余裕で対応できる微妙な変化なんですよね。てか、場所だけ変わってるような感じなんでww ペットって無限に作れんだろうなぁ。。
前にも記事で書いたんですけど、イルミネーションの映画って賞レースとかを狙ってるわけじゃないんですよね。トイストーリーやアナ雪とかと比べると、CGのクオリティや脚本の出来栄えなど、映画史に残る作品ではないことは確かですよね。興行収入も、アバターやアベンジャーズに勝てるわけでもない。何か突出したことを狙ってるわけじゃない。
記憶にも記録にも残る映画ではないんです。でも、終わってみれば面白いの一言に尽きる。さっきも書きましたが、「あー、楽しかった!」と言って劇場を後にできる、非常に抜けの良い映画なんですよ。
前作にも増してスノウボールが超可愛いし、もうフサフサきゅんきゅん!!!
デイジーも!デュークも!健気なワンチャンに激萌え!!!!
アクション要素満載で、見てて飽きない!
可愛いし楽しいし最高じゃないですか!!
・・それでいいんです。
楽しいは、正義
超ベタベタ演出だが、ユニバーサルたる所以
最初はマックスとデュークたちの地元、ニューヨークの風景が流れ、BGMにはジェイ・Zの「Empire State of Mind」が。。
正直ね、ベタすぎますよ。既存曲を使っての音楽演出はアメリカ映画じゃよくありますけども、こんなにベタな選曲ってありますかねww
あとは、スノウボールがヒーローごっこをしている時はスーパーマンのテーマがまんま流れたり。
ただ、こういった選曲センスから、今作の凄さってのが伝わってくるところがあって。
「Empire State of Mind」って、100%ニューヨークだって分かる曲ですよね、日本でも、中国でも、アフリカでも、南米でも、ロシアでも、世界中の人がこの歌を聞いたら「ニューヨーク」という言葉が聞き取れるはず。
ニューヨークという場所を選んだのも、世界中の人が知ってる地名だからだと思うんですよね。
誰もが知ってるあの場所を説明する曲として、最適すぎるんです。
今作を製作したのはイルミネーションですが、配給はユニバーサル。クレジットに地球が出てくるし、グローバルな作品を狙ってると思うんですよね。
世界中の人々が愛してやまないペットたちを使って、スーパーマンのテーマを使って、どんな人でも理解できる楽しさを提供している。
配給会社の名前を借りると、イルミネーション製作のアニメは、世界中の人々に届く、ユニバーサルな作品を追求していると思うんですよね。
ディズニーは作品賞狙いの圧倒クオリティを目指し、ピクサーは大人向けの骨太作品を作り、ソニーピクチャーズはスパイダーマンごり押しで実験的な映画を作る中で、イルミネーションは王道の王道を目指してるんです。
これ、なかなか真似できるもんじゃありません。正直、スーパーマンのテーマなんか使わなくたって、ヒーローっぽいテーマを使えばいいのに、あえて原曲を使うっていうプロ根性。本当に脱帽です。
ローカライズ作業が素晴らしすぎる!
吹き替えはバナナマンで大正解
今回は吹き替えで鑑賞したんですけど、まぁ日本語版が実に素晴らしくて。イルミネーション製作のアニメだったら絶対に吹き替えでご覧になってくださいね!!
原産国以外の地域で鑑賞してもらうために、字幕や吹き替えを行う作業をローカライズと言うんですけど、今回は日本へのローカライズがあまりにも完璧で、驚いてしまいました。
イルミネーションアニメの最大の特徴は、ローカライズの上手さにあると言ってもいいかもしれません。正直、ディズニー・ピクサーよりも遥かに上手いと思います。
ローカライズの上手さが伝わる作品として、同じくイルミネーションの「シング」を挙げておきます。 洋楽をあえて日本語に和訳し、声優もスキマスイッチやMISHAなど現役バリバリの歌手を選びながらも山ちゃんと言う盤石の存在を入れてきたり、アカデミー賞にローカライズ賞があれば間違いなく受賞している作品です。
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ローカライズで何が良かったと言うと、まずは吹き替え版の俳優。バナナマンの二人を選ぶあたり、本当にわかってらっしゃる。マックスの純粋さ、純朴さは設楽さんの声にピッタリだし。
何たって日村さんのマックスは、もう見た目も似てるしねw
マックスとデュークを見ていると、頭にバナナマンが浮かんできてしょうがないんですよw お二人はプロの声優ではないので、思いっきり地声で演じてるんですよねw
普通の吹き替えだったら、俳優の顔が浮かんできたら問題になるかもしれませんが、ペットの場合なら全く問題なし。むしろ、バナナマンそのままの方が親近感が湧くし、仲の良さが伝わってくるんですよ。
あと、モブキャラ一人一人に対してもセリフの言い方にこだわっていて。特に今回は子猫や子犬の愛らしくもユーモアに溢れた日本語セリフが異彩を放っていました。
日本語フォントが実に良い!!
あとは日本語を表す時のフォントが充実していて、ちゃんと日本語の良さを表しているフォントを使っていたので良かったですかねぇ。
ディズニーとかピクサーの吹き替えフォントって丸っこくて、ダサくて。単一的なフォントばかりを使ってるんですよ。
しかし、今作は日本語の意味に沿ったフォントを多数用意していて。
例えば、ポテチを食べているシーンで袋にはカタカナで「ポテトチップス」と書かれているんですよね。なんたる芸の細かさよ。。
一方で、病院のフォントには明朝体のようなカチカチした線を引く人もいるし
ディズニー・ピクサーよ!!! イルミネーションを見習え!!!
ジャパンプレミアに参加してきました!
実はですね、今回ペット2の試写会で鑑賞してまいりました! ニュースになったので、分かるかと思いますが。
https://pet-movie.jp/news/2019/07/14/pet2_0714/
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年7月14日
お誘いいただいた「じぇれ」さん! 本当にありがとうございました!!
前作ではやや老獪すぎるかなぁと感じた、スノーボール役の中尾隆聖さん。いやぁ、うま~く修正してきましたね。さすがです。中尾=ウサギのワンマンショーは、 #映画ペット2 吹替版の見どころの1つです。 pic.twitter.com/4OPuNbTBQc
— じぇれ@映画アカ (@kasa919JI) 2019年7月14日