Machinakaの日記

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映画「7年目の浮気」ネタバレ感想と解説 マリリンモンローの有名すぎるアレです!

 
 
 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
 

こちらのブログが初めての方、ご訪問いただきありがとうございます!

 

「映画のタイトル+解説(感想)」で検索してくださってこちらにいらっしゃった方には大変申し訳ないんですが、できれば第1回目の記事をご覧いただいて、私の自己紹介と本ブログの趣旨をご理解いただければと思います。

 

うさぎクッキー第1回目の記事はこちら!

 

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今回公開する映画はこちら!

 

「7年目の浮気」

 
 
 
 

はい、まさかの3連続のビリー・ワイルダー作品鑑賞!!!

 

 

www.machinaka-movie-review.com

 

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家帰っても、新しい映画見たくないんですよ。俺にはビリー・ワイルダーだけでいいんですよ!!!

 

今更ながらビリーワイルダーにはまってしまった俺、もう止まりません。

東京国際映画祭の「お熱いのがお好き」も予約しましたよ!!

 

もう予約開始まで時間経ってたから、ラス1でしたけどwww

 

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 なんかもう、俺ビリーワイルダーに愛されてんじゃないかって思うわけですよこんな奇跡起きたら!!

 

映画の神様ありがとう!大スクリーンで「お熱いのがお好き」を見てきますよ!!!

 

ということで、それまでにできるだけ多くのビリー・ワイルダー作品を見ようと、ど平日の今日に鑑賞してまいりましたー!!

 

ちなみに、今作はアマゾン・プライムビデオで鑑賞できまっす!

 

七年目の浮気 (字幕版)

七年目の浮気 (字幕版)

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

 

[あらすじ]

 

 

・ビリー・ワイルダーが「第十七捕虜収容所」に続きヒット舞台劇を映画化した、セクシーコメディ。蒸し暑いニューヨークのアパート。妻子がバカンスに出かけたため、一時の独身気分を満喫しているリチャードのもとに、上の階に住む美女がクーラーを求めてやってくる。地下鉄の通風口に立ったマリリン・モンローの白いスカートが巻き上げられるシーンはあまりに有名。舞台でも主演を務めたトム・イーウェルが、映画版でもリチャードを演じている。

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「マリリン・ザ・プレミアム・ブルーレイ・コレクション」8/3 発売!

 

 

 

  

 

[ヘイズコード全盛期の時代に、よくやった]

 

 

もう分かってるでしょうけど、マリリン・モンローのあのスカートブワッ!のシーンがある映画です! 多分、ビリー・ワイルダーよりも有名に違いない。何か知らないけど、やたらとマリリンモンローのこのシーンって有名なんですよね。

 

 

でも、これは映画を見た人にしか分からないんですけど、このスカートブワッってシーンは実は本編にはチラッとしか出ないし、映るのは足だけなんですよね。

 

上の画像のようにマリリンの全体が見えてスカートブワッってしてるのは、実は宣伝用に撮ったスチールの写真なんですよね。

 

あと、今作はモノクロではなくカラーです。これでもう分かると思うんですけど、みんな思い描いてたマリリン・モンローのスカートは、実は映画じゃよく見れないんです!! 

 

実は宣伝写真が世間のイメージとして浸透してしまったという珍しい事例なんですよね!

 

 

これ、意外と知らない映画のトリビアとして使っていいですよ。俺も今度から使いますww

 

さて、そんなセックス・シンボルのマリリン・モンローの全盛期に撮られたこちらの映画。

作品の質はもちろん最高なんですけど、何より評価したいのは今作が掲げたテーマ。

 

日本版のタイトルにもある通り、「浮気」をテーマとして、作風は「セックス&バイオレンス」。。何ともとんがったテーマなんですよね。

まぁこう言う大人の恋愛っていうんですか?そういう映画はゴマンとあるんですけど、今作はそういう激しいテーマを1955年にやったってことですね。

 

1955年といえば、アメリカではヘイズ・コードが掛かっていて、直接的な性描写や暴力描写は一切NGだったんですよ。

 

だから、マリリン・モンローの魅力を直接的には出せないわけですね。しかし、ビリー・ワイルダー監督は何を思ったか、時代に逆行するようなテーマを選んでいるという点で、ロックな魂を持ってるに違いないと思いました。まだ1955年じゃロックはないけどさ笑

 

そんな時代だから、マリリン・モンローと不倫相手との恋愛シーンは、すんごい及び腰なんですよね。

 

キスをするときも必ず後ろ向きになって、直接的に唇と唇を重ねているようには見えないし、遠目に移すから本当にキスしてるかどうかも分からないんです。

 

暴力描写も、リボルバーを思いっきり人に撃ってるにもかかわらず、うるさいのは音だけで全く血が出ない(ヘイズコードのせいです)というへなちょこ演出なんですよね。

 

でも、今作は完全にコメディです。コメディだからこそ、セックス&バイオレンスな直接的描写がなくても通用するんですよね。そこが本当にうまい。

 

コメディということで性描写&暴力描写の弱さも妥協できる、うまい作りになってるんですな。でも映画自体は浮気だとか暴力だとかエグいテーマなのにね、上手い表現です。

 

同じく50年代のヘイズ・コードの時代。共産主義者として非難されたハリウッド・テンの一人、ダルトン・トランボが脚本=ストーリーの力でヘイズコードに立ち向かったとするならば、映像でヘイズコードに立ち向かったのはビリー・ワイルダーでしょうね。

 

劇中にはヘイズコードをおちょくるようなシーンが多数あり、当時のハリウッド映画が一癖も二癖もある中で、よくぞセクシーコメディ作品を表現してくださいました。

 

 

[完璧主義のビリーワイルダーらしい作品]

 ビリー・ワイルダーはコメディ映画が多い人ですが、非常に完璧主義ということで知られています。

 

一画面一画面が、完璧にコントロールされてるわけですね。もちろん俳優の演技も、一つのアドリブも許さないほどなんです。

 

その影響か、ビリーワイルダーの作品ってほとんど街並が映らない。写っても自宅前の路地だったり、店の入り口前だったり、、、

とにかく、外で撮られた映像はほとんどなく、完璧にコントロールできる室内だけの映像に偏るわけですな。

 

いいですか! ビリーワイルダーといえば室内!室内といえばビリーワイルダー!!

 

今作も、基本的に主人公の自宅内のロケがほとんどだし、職場や病院に行く時も、絶対に外ではなくて室内なんですよね。

 

そんなに室内が好きなのか、ビリーワイルダー!!

 

 

  

 

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