はじめに
今回公開する映画はこちら!
「アリータ バトルエンジェル」
まさかのアニータ・アルバラードさぁん!!!! ふぉおおおおお!!!!
ねぇ、今度はチリ人の人造人間が主役ですかぁ。。。
アニータさんもキャメロンと同じくらい、久しぶりのメディア露出じゃないかなぁ、昔はさぞかし豪遊生活してたんでしょう。
さすがに貯金も尽きてきたか、出稼ぎにキャメロン監督の映画へ出演するようです。
青森県での公開はあるのか!?
それでは「アリータ バトルエンジェル」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」を、同作の映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作。監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス。主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務め、いずれもオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演。数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。
「元祖」からの改変にめっぽう強いキャメロン
映画の感想
アリータ!アニータ!アリータ!
ひと昔前のアメリカン・エンタメ
はい、大変話題になっている「アリータ」ですが、印象としては
「物語は本当に中途半端・・」
何か特別な脚本の仕掛けがあるわけでもなく、アリータの戦い、アリータの恋愛、アリータの過去、アリータのスポーツ、全てアリータに特化した物語になっていて、その物語が2時間の映画としては詰め込みすぎな印象がありました。
映画の物語にはハマれないけども、アリータにハマった!という方であれば楽しめる作品であるでしょう。あと、単にアクションがカッコイイ!と感じる人であれば、、
ただ誰が見ても、原作のいいとこ取りで話がまとまっておらず、風呂敷を広げるだけ広げて、あとの回収を全くしていないことは、気になるところだと思います。
今作を見て、真っ先に思い出したのは中国・台湾・韓国の合作映画「ヘリオス」ですもん。この映画も、酷かったなぁ。。。
www.machinaka-movie-review.com
監督はロバート・ロドリゲスで、「シン・シティ」など漫画原作は慣れている人。実力もある。
ただ、20世紀フォックスとキャメロンという長いものに巻かれてしまった感が凄くある作品という印象を受けました。
空の大都市「ザレム」生まれでエリート戦士だったアリータ。
しかし、なぜか地上に捨てられ、何も持ってないただのサイボーグになってしまった。
イドとの出会いによって戦士としての本能に目覚め、ザレムで自分を作ったノヴァに復讐を果たす・・・みたいな話だったらいいんですけど、そうじゃないんですよ!!
ザレムの下りも、モーターボールの下りも、そしてユーゴとの恋愛も入れようとして、どれも中途半端になっている。
よくある話ですよね、ハリウッドで映画化しようとすると、いろいろ盛り込んでしまうこと。。
なんか、久しぶりにこういうモリモリの作品を見たなぁ、、
さすがに恋愛はいらんだろう
現代の最先端技術を駆使し、アバターの制作環境を借りて作られたアリータなどのサイボーグは、目をみはるものがありました。これについては、誰も文句を言うものはいないでしょう。
しかし、アクション映画なのにも関わらず、無駄な恋愛シーンが入り込んできたり、感動げなシーンを入れたり、少し甘ったるい描写も多々ありました。最後にキスして終わるっていう、ハリウッドエンディング的なシーンがふんだんに詰め込まれてたんですよ
もちろん、こういった描写は漫画にあるのかもしれません。
ただ、映画は漫画と違って鑑賞する時間が限られてるんですよ。
だから、何かを削るべきだった。今回は完全に恋愛シーンがいらない。
アリータはもともとバーサーカーで、戦士の気質があって、どう見ても戦いたい感ビンビンじゃないですか。
単に戦いだけに特化してくれればよかったんですよ。なんでユーゴとの原付2ケツシーンばっかり入るんだろうなぁ、、だんだん見ててイライラしてくる。
原付2ケツは法律違反だからなっ!!
アリータという、人間と機械のサイボーグ。史上最強の兵器。
サイボーグのアリータと人間ユーゴとの恋愛。
という点で、思い出したのは「最終兵器彼女」という作品
柔らかいタッチで描かれるサイボーグと人間との恋愛、そして銃器アクションの派手さ
この作品では恋愛とアクションが非常にうまくいったんですよ。
でも、アリータではうまくいくはずもなく。はぁ。。
キャメロンよ! 最終兵器彼女を読破してから、アリータを作って欲しかったよ!
アリータの魅力にクギヅケ!
ここまで散々けなしてきましたが、アリータの魅力に取り付かれたオイラは割と好意的に見ていた部分もあります。
今回は、単なるモーションキャプチャではなく、キャメロン監督がドキュメンタリーのために開発していたステレオイメージングシステムという技術が使われたらしいです。
画像見た感じ、単に「猿の惑星」のシーザーみたいな、モーションキャプチャにしか思えないのですが。
ただ、目をみはるのはCG技術の素晴らしさですよ!!
今回は「アバター」や「猿の惑星」、「ロードオブザリング」でお馴染みなWETAスタジオが担当してるということで、モーションキャプチャからのCGモデリングでは右に出る人がいないですよね。
とにかく、アリータが本当の人間にしか見えないんだこりゃ、、
目が大きすぎて、やっぱアニメ的にも見えるんですけど、肌の質感とか凄いですよ、これ!!!
特にですね、ご飯を食べてるシーンで、そのモデリングの凄さがよくわかるんですよ。
モーションキャプチャしている頂点数があまりにも多いのか、普通のアニメーションなら絶対に動かない口の筋肉とかがよく動く!
CGであっても、どこかデフォルメして細かいところを端折ってるのが大半なんですが、今作では逆ですね。情報が多すぎるw
CGなのに、あれだけズームして撮れるっていうのも凄いですよね。普通は粗が多くて撮れないんですもん。