- まえがき
- あらすじ
- 「ブレット・トレイン」のネタバレありの感想と解説(全体)
- まだ見ぬ日本がそこにある
- ワクワクが止まらぬファンタジーな新幹線!
- 俺たちのひろゆきがついにやってくれた!!
- 五輪マスコット的なキャラは監督の好みの配色
- まとめ
まえがき
今回批評する映画はこちら
「ブレット・トレイン」
京都駅で向かう新幹線でイベント、京都の劇場でプレミア試写会を行い、芸能ニュースをかっさらっていきましたね。
なぜかお祓いまでやっちゃって、これ映画に関係あるんですかねw
ハリウッドスターが来日すると何かしら日本的な行事に参加させられるのほんと可愛そうで、せめて監督のデビット・リーチの名前くらい出してやれよって思うのですが・・
さぁ、予告編から面白そうな予感がビンビンでしたので、初日に鑑賞して参りました!
それでは「ブレット・トレイン」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。
あらすじ
作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。
共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。
「ブレット・トレイン」のネタバレありの感想と解説(全体)
「#ブレット・トレイン 」鑑賞!!
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2022年9月1日
ワクワクが止まらねえ🚅🚅🚅
新幹線で東京から京都までの所要時間と同じ2時間少しの地獄列車旅!!
普段我々が暮らす日本とは似ても似つかぬ不可思議な日本、いやジパングがそこにあった。
笑いもアクションもノンストップ!!
こりゃ大好物ですわ!! pic.twitter.com/zvblIuMMsA
まだ見ぬ日本がそこにある
ウェルカム!よぉーこーそー日本へ〜〜〜!!!
いやぁー、大好物でした!!
もともと海外が日本を舞台にした映画って大好きなんですよ私!!
007なら「二度死ぬ」が好きだし、ワイルドスピードなら「TOKYO DRIFT」が一番好きなんです!!
ありえねーとドン引きする人もいるかもしれません。トンデモJAPANな映画だと揶揄されることも多いこの手のジャンル、私は全面的に肯定です!!!
映画は非日常を味わうもの。もちろん海外の街を舞台にした作品やSF作品はそれだけで非日常感が出ますが、海外の人が見た日本っていうのも中々斬新なものがあるんですよ。
私はトンデモJAPANなんて言い方ではなく、海外の人が発見した日本という意味で
「ジパング映画」
と呼んでいます!
普段我々が日常的に使っている新幹線がコロシアムに変貌。日本人が思い付かないような新幹線の使い方をしてくれたんですよ!!
今作を見た人なら分かるでしょう!?
あんな新幹線あり得ないでしょwww
でも、あり得ないほうが笑えるし驚きもある。
海外から見た日本と日本人が見た日本のイメージの違いが鮮明に現れるわけです!
決してステレオタイプな見方でもなく、馬鹿にしているわけでもなく、きちんと日本をリスペクトしてエンタメを作ってくれたと思っております!!
ジパング映画!!バンザイ!!!
ワクワクが止まらぬファンタジーな新幹線!
新幹線で東京から京都までは2時間と少し掛かります。
今作の上映時間も同じく2時間と少し、最初か最後まで新幹線に乗りっぱなしのバトルが繰り広げられました。
新幹線を語る前に、まずは日本人ならありえねーと感じる東京駅の姿ですよw
昭和のガード下かよってツッコミたくなるほど汚らしい「東京駅」の駅舎がチラリと映り、八重洲口とも丸の内口とも似つかない不思議な東京駅が映りますw
外側は汚いのに、中はすげぇ綺麗になってるんですよね。「ジョンウィック」でも感じたんですが、デビット・リーチ監督って駅舎内は異様に綺麗に描きますよね。妙に白いんですよね。血が映えるようにしたいのかな?
あと、これ私の勘違いなら申し訳ないんですけど、東京駅の周辺の建物は秋葉原でしたよね? まぁ東京駅と近いっちゃあ近いけど、不思議なミックスをしてくれるなぁと笑ってみてましたw
リアルな東京駅を知っている私からしたら本当に爆笑もんですww
まぁ、劇場で笑ってるの俺しかいなかったけどなwww
さて、肝心の新幹線の中ですが、これまた面白い作りになっておりまして・・・w
モデルとしては欧米の電車をベースにしてるのかな?
新幹線は普通かグリーン車の区別しかないのに、今作ではファーストクラスといったグレードの付け方をしていました。欧米では一等車、二等車、三等車とグレードが付いていて、車内のクオリティが全然違うんですよね!!
あと、食堂車や食料が保存されている車両もありましたね!あれも斬新!
戦いがあるごとに車両を変えて、近くにあるモノを使って戦うブラピ。
ウイスキーのビンが凶器になり、戦いが終わったらワサビのお菓子を食べるブラピw
炭酸水を買ったら、販売員のお姉さんから「1000円です」と言われて渋々支払うレモンww
もう全てが最高ですw
そして、日本との文化の違いを表すのに役立ったのはトイレでしたね!!
日本で独自の進化を遂げる温水便座付きのトイレ。ブラピが温水便座の水を顔から浴びていて死ぬほど笑いましたwww
あの水、全部下水なんですけどねw 絶対腹壊すぞww
他にも挙げればキリがないんですけど、、、
・ナイトクラブみたいな照明になってる車両
・非常用ボタンを押したらドアが吹き飛ぶ仕様
・風速を無視した新幹線の上でのバトル
・席を向かい合わせる
・なぜか夜行列車
もう全部アホですww 褒めてます!!
一番笑ったのは、凄惨な殺人が繰り返されている車内にも関わらず停車駅的にどう見ても「こだま」なんですよねww
おいおい!ゆるりと旅してんじゃねぇよwww
これも白い死神の策略なのかな? 定期的にチェックするためにこだまを使ったのかなww
でも、こんなこと日本人なら思い付かないと思うんですよ!!
厳密に言えば新幹線でもない、特急列車でもない、寝台車でもない、日本の鉄道の特徴を絶妙にミックスしたファンタジーな車両で起きる極上のアクション映画なんですよ!
俺たちのひろゆきがついにやってくれた!!
そして、今作はコメディだけじゃありません。
肝心なのはアクションです!
何せデビッド・リーチなんですから!!
列車内ということで密室かつ直線上(通路)のバトルになると思いきや、我々の予想を遥かに超えておりました。
席に座りながらのバトルや、車両を変えて食堂車やトイレでのバトル、そして新幹線の上に乗ってのバトルなど、マジでありえねー展開の連続でしたw
ブラピはジャッキーアクションのように、身の回りのものを使ってコミカルに戦うのが特徴。ジェラルミンケースが無かったらアイツ即死でしたよwww
そして、何より嬉しかったのは真田広之の大活躍!!!
いや、ひろゆきの大活躍!!!!!
私の記憶が正しければ、ひろゆきのハリウッドデビューは2003年の「ラストサムライ」だったと思います。でも、トム・クルーズが嫉妬するほどの超絶アクションスターなひろゆきは、実力に応じた活躍をさせてもらえず。
以降、数々のハリウッド映画に出ますが脇役ばかり。しかも途中で殺される役が多くて本当にイライラしてました!!
俺たちのひろゆきはこんなもんじゃないって!!
特に「エンドゲーム」でホークアイに殺されるのは納得がいきませんでした!!
でも、デビット・リーチはマジで分かってます。
ちゃんとひろゆきに活躍の場面を提供してるんです!!
今回は最後まで生き残り、白い死神と死闘を繰り広げるのですから!!
しかも手に持っているのが日本刀と杖。。
・・・日本刀の持ち方がどー見ても「座頭市」なんですよ!!!!
いやーー、監督めっちゃわかってます!!!
日本で映画を撮るなら、座頭市入れたかったんだろうなぁ。。。
五輪マスコット的なキャラは監督の好みの配色
みんな違和感あったと思うんですけど、列車に乗り込んでいた二人のマスコットは、どう見ても東京五輪のキャラですよねwww
青とピンクのマスコット、、、
しかも白い死神の娘はピンクの方の着ぐるみを被ってましたからねww
決して東京五輪を皮肉るために採用したわけじゃありませんw
青とピンクの配色は、「ジョンウィック」シリーズでもお馴染みの通り、監督が大好きな配色なんですよね。
ネオンカラーと言いますか、蛍光色の青とピンクはデビット・リーチ監督作に頻出します!
まとめ
本当に笑わせてもらいました。
評判を見ると微妙って感じな人が多いですけど、あまり笑えなかったのが大きいんじゃないですかね。
さっきも言いましたけど、劇場で笑ってるの私だけでしたww
冒頭から笑ってましたからねw
レモンとみかんの登場シーンで、スクリーンにデカデカと「レモン」「みかん」と書かれてた時から大爆笑してましたよwww
あんな書き方します!?あんなにデカデカとww
あと、今作で一番笑ったのはチャニング・テイタムですねwww
チャニング・テイタムは「マジックマイク」や「ザ・ロストシティ」など主演作はもちろんですが、チョイ役の出演で大爆笑をかっさらうダークホース的なキャラ周りが絶品なんですよね!
最初は「This is the end 俺たちハリウッドスターの最強最期の日」だと思うんですけど、出演時間10秒足らずで1番の爆笑をかっさらうマグナム俳優なんですよw
最近は「フリーガイ」にもチョイ役で出てて最高でしたね!
そんな彼が今作では車内にいる一般の乗客なんですけども、ブラピに話しかけられて一言「俺と一発ヤリたいのか?」と返すっていうねwww ここ本当笑いましたwww
セリフ的には「俺と一発ヤリたいのか?」×2と
(レモンの歩き方を見て)「あの歩き方、セクシーだぜ」
の3個しかセリフないんですけど強烈な爪痕を残すんですよアイツwww
あー、俺もチャニングテイタムになりてぇww
ブレット=弾丸みたいな使われ方をしたのはブラピじゃなくてチャニング・テイタムの方ですからねwww
あ、あとひとつ気になったのは、サンドラ・ブロック、ブラッド・ピット、チャニング・テイタムという座組。これ、「ザ・ロストシティ」と同じ座組ですよね?
ザ・ロストシティではブラピがチョイ役だったけど、今回は逆でチャニング・テイタムとサンドラ・ブロックがチョイ役。
ただの偶然なんですかね?詳しい方いらしたらコメントにてご一報お願いします!
あー本当笑えてサイコーwwww
お代わりしたいですwww
96点 / 100点