- はじめに
- あらすじ
- 映画の感想
- この内容は確かにファンには居心地いい。だけどな。。
- タイトルからネタバレしてんじゃねぇ
- ルルーシュは死んでた方が良かったと思う、3つの理由
- コードギアス=コードブルー?
はじめに
今回公開する映画はこちら!
「コードギアス復活のルルーシュ」
それでは「コードギアス復活のルルーシュ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・2006から08年にかけて計2シーズンがテレビ放送され、17~18年にはテレビシリーズを再構成した劇場版3部作が公開された人気アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の完全新作劇場版。「ギアス」と呼ばれる特殊な力を手にした主人公のルルーシュが、世界に対する反逆の狼煙を上げる様を描いたテレビシリーズおよび劇場版3部作のその後の物語を、谷口悟朗監督や脚本の大河内一楼らオリジナルスタッフ&キャストが再結集して描いた。再編成された超合集国を中心に世界がまとまり、平和な日々が訪れていた光和2年。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリーと、仮面の男「ゼロ」として彼女に同行していたスザクが、何者かに連れ去れらる事件が発生。事件を解明するため、シュナイゼルの密命を受けて「戦士の国」と呼ばれるジルクスタン王国に潜入していたカレン、ロイド、咲世子が、謎のギアス使いに襲われる。そして、その場には何かを求めて世界をめぐっていたC.C.の姿があった。
映画の感想
ルルーシュが復活し、見事にファンの期待通りの内容。。 だが、これでいいの?
この内容は確かにファンには居心地いい。だけどな。。
はい、かなりファンを煽るような発言、お許しください。
煽ることないんですが、まぁ見てくれないと困りますからね。。
ルルーシュは死んだ方がいいとか、本当は言いたくないですよ。こっちも。
では本題に入りますけども、↑で散々叩いてしまってから言うのもなんですが
面白かったです。
ただ、10年待ったのに、ファンが望む通りの作品でしかなくて、正直ガッカリしてるのも事実。
本音としては「良くも悪くも。。」という評価なのですが、それじゃ伝わらないと思って、あえて「酷評」する立場を取りました。
この映画、確かに見てる方としては居心地が良い。面白いんです。
そして、ファンが期待するものを全てクリアしてる。ファンが見たら「ニンマリ」する描写ばかりなんです。
特にルルーシュ、、、
もうネタバレして良いと思うんですが、ルルーシュ、生きてました!!
はい、ネタバレするなって怒らないでくださいね。
ルルーシュで全て支えられてるようなもんですよ、この映画。ていうか、アニメの頃からそうですが。
今作でルルーシュはアニメ版のように見事に活躍し、ナナリーを奪還するに至るわけですが、なんかあまりにも話がよくできすぎてないですか?
10年待ったのに、なんか期待通りすぎて、意外性がなくて、これ新編って言ってますけど、全く新しさがないんですよ。
2008年、アニメ終了時の時と全く同じで。時は進んでもアニメは変わってないっていう。。
もちろんですね、いつものルルーシュを見せてくれって期待の方が大きいに決まってるでしょう。でも、これじゃああまりに進歩がないというか。
ファンがもう一度見たかったあのナイトメアフレーム、もう一度聞きたかったルルーシュのあのセリフ! これ見よがしに見せてくるんですよ。
そりゃ映画館でおなじみのセリフを、映像を体験したかったけども、これファンサービスに寄りすぎなんじゃないかと、思ったわけです。
タイトルからネタバレしてんじゃねぇ
そもそも、タイトルがネタバレじゃないですか。
「復活のルルーシュ」
って。おいおい、もうタイトルでルルーシュが復活しますよって書いてるじゃないか。。
この時点で、もうワクワク感がないわけですよ、こっちは。
スターウォーズ・フォースの覚醒 というタイトルで、まさかハンソロが死ぬとは思わないでしょう? だから、あそこまで意外性があったし衝撃を受けることができたんですよ。
ただ、今作はもう既にタイトルでルルーシュが復活するってわかってるわけじゃないですか。
なんか、タイトルから漂う馴れ合い感に、もう今作をギラギラして見る気持ちが薄れたわけです。
ルルーシュは死んでた方が良かったと思う、3つの理由
ルルーシュが2008年のまま生きていたことで、いろいろ障害をきたしていると思うのです。
あえて「死んだ方が良かった」と強い言葉になりますが、最後までお付き合いいただけたら。。。ってもう、読んでる人もいないかな。ってことで、正直に書いていきます。
題して、ルルーシュが死んだ方が良かったと思う、3つの理由!!
理由その① 結局ルルーシュ中心に世界は回ったまま
ルルーシュを復活させたことで、2008年と全く同じ状況になってしまったなぁと。
結局ルルーシュが全てを握って、ルルーシュのやりたいように世界が回っていく。ルルーシュがいることで絶対安心だって思っちゃうんですよ。
「安心だ」って思っちゃうから、反面、ドキドキハラハラもなくなってしまうわけで。
安心・安全は、現実世界だけでいいんですよ。。
理由その② ギアスなき者たちの物語も見てみたい
絶対服従というチートなギアスがあるおかげで、結局は他のキャラの強さが分かりづらくなってるというか、やはり2008年から進歩がないんですよ、ルルーシュがいると。
この世には色んな作品があって、中にはどれだけ話が進もうが何も変わって欲しくない作品があるのは事実ですよ。
そりゃ野原しんのすけは幼稚園児のまんまがいいですし、のび太にチン毛生えて欲しくないし、一方で波平がフサフサになるのは嫌なわけです。
でも、コードギアスってそういう作品なんですか?
ずっとルルーシュがメインで、それがお決まりでいいんですか!?
今回、新編だと言っておきながら、実は単にナターシャを奪還するだけの物語で、特にストーリーとしての新しさはないですよね? ていうか、モブキャラだけが死んでいって、誰も犠牲になってない。。
ギアスなき世界というのを、見てみたい気もします。
理由その③ ルルーシュが死に、世界が変わってこそ「新編」と呼べる
結局ルルーシュが復活して、また同じことやって。活躍して。
ルルーシュというキャラは、ずっと生きてるよりも亡くなって神格化されるべきでは? って思ってるんです。
確かにですよ、ルルーシュが死ぬのは辛いですよ。
でも、今作で示されたように、Cの世界に行けば何度でも生き返る的な設定にはして欲しくなかったんですよ。
これでファンには安心感を与えたみたいですが、このせいで、ギアス持ってるやつは不死身って可能性が出てきたじゃないですか。
しかもC.Cも不死身。。なんなんすか、これ。
大事なキャラを絶対に死なせない理由を作ってるだけにしか見えない。
ルルーシュが死んでから、日本がどうなっていくか。コードギアスの世界はどう変わっていくか、について描いてくれたら、「新編」と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか?
コードギアス=コードブルー?