Machinakaの日記

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映画「グリーンブック」ネタバレあり感想解説と評価 エメラルドグリーンの映画はアカデミー作品賞を取るジンクス

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「グリーンブック」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

はじめに

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 

 

今回公開する映画はこちら!

 

「グリーンブック」

 
 

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(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
 
アカデミー作品賞、おめでとうございます!!!!
 
楽しみにしてました!! 数ある作品賞候補を抑えて、今作が選ばれたわけですけども、どんな魅力があったのでしょうか?
 
マハーシャラアリ、本当に最近活躍しすぎ。この人が出ると一気にアカデミー賞の匂いがするんですよね。
 
黒人と白人のバディものは、これまでたくさんあって。アカデミー賞ウケの良い作品ではあるんですけども、他の候補作も人種差別や人種の多様性を謳ってますからね。
 
もう、並のポリコレ映画じゃダメなんですよね。どうやって、この作品をアカデミー会員が選んだのか?
 
答えは映画を見てから考えましょう。。
  

それでは「グリーンブック」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。トニー役に「イースタン・プロミス」のビゴ・モーテンセン、ドクター・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情の物語を映画化した。監督は、「メリーに首ったけ」などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。

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決して日本で流行りそうな映画じゃないが、公開前から話題沸騰

 
なんたってアカデミー賞で作品賞を撮りましたからね。とんでもないですよ。
 
ローマが取る可能性もあり、ブラックパンサーやブラッククランズマンや有力候補がある中で、なぜこれが作品賞をとったのか。。
 
まだ見てない私にとっては、よく分かりませんでした。
 
 
 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

アカデミー作品賞も納得の、アメリカの伝統的なロードムービー!!! 
ローマもいいよ!ブラック・クランズマンもいいよ!ブラック・パンサーもいいよ! 
ポリコレが詰まった映画はたくさん評価されてるよ!
 
でも、この映画は人種差別とか多様性を声高らかにするのではなく、あくまでライトな味に仕上げてるのがGOOD!! 
 
過激なポリコレでギスギスした今のハリウッドには、ゆる〜くて軽〜い映画がいいんだよ!! 
 
肩肘張らずに映画を楽しめ!! 
 
上映後は死ぬほどフライドチキンが食べたくなるから、ダイエット中の方はレイトショー注意な!!!

 

 

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アメリカ伝統のロードムービー&労働ムービー

はい、本当にまさかまさか。

 

アカデミー作品賞と聞いて、どんなシリアスでポリコレ満載の映画かなぁと思ってたんですけど。。

 

全然シリアスじゃないよ!! むしろポリコレ感薄いよ!!

 

アメリカの伝統芸とも言える、ロードムービーで笑えて音楽が良くて、全てのクオリティが高い作品だったよ!!

 

最近のアカデミー賞受賞作といえば、どうしても人種の多様性が目立ってしまう。2019年のアカデミー賞なんて、まさしく多様性が評価される傾向にあったような気がします。

もしくは選ばれた作品が結果的に人種差別や多様性がある作品だったのかな?

 

にしても、これまでの白人至上主義みたいなチョイスは完全に撤廃されていて、これぞ正当な評価なのかもしれません。

 

今作にももちろん、人種差別を伝える描写は多々あります。ただし、これ見よがしにネチネチ黒人をいじめる人はあまり出てこない。

 

二人の旅路の中で、ドクを差別する人はたくさんいるんですけども、あくまでモブキャラに過ぎないんですよね。

 

今作は、人種差別とかポリコレとか関係なく、あくまでもトニーとドク二人の関係性の中で物語が進んでいくんですよ。そこが実に良い。

ある意味「最強の二人」のような作品といってもいいでしょうかね。

 

作風としては、「シェフ三星フードトラック始めました」が近いかもしれません。 

 

 

陽気な音楽、軽いノリ、そして爆笑。

車で走っていくうちに、次第に主人公が成長していく。

 

ロードムービーの基本とも言える、お手本のような映画が「シェフ」だったと思うんですが(紹介する映画が新しい、とはつっこまないでね)、今作もまさしくロードムービーの基本に沿った、実に王道を行く作品だったと思います。

 

 

まるでウディアレンのような軽さは今のアメリカにとって必要

さらに、今作の特徴を表すのはその「軽さ」

 

まるでウディアレン映画のような、お気楽な音楽がカーステレオから流れていき、トニーとドクのたわいない会話を聞き入る。

 

今作は楽曲が非常にふんだんに使われてましたが、一つくらいウディ・アレン映画にも流れてたんじゃないか? それくらい贅沢だったなぁ、、

 

人種差別の描写はあるけども、そこまでウェットにはならない。

 

トニーもドクも、苦渋を飲んで泣きわめくことなんてしないんですよ。

 

とにかくオフビートで皮肉たっぷりな会話劇が中心で、ひたすら笑える内容になっている。

 

これくらいの軽さがいいんですよ。これが自然ですよ。

 

ドクはロシア生活が長く、アメリカ南部の黒人差別の実態をほとんど知らない。知らないからこそ、気丈に振舞おうとする。どれだけいじめられても、決して泣いたりわめいたりせず、前向きに今を生きていく。

 

こういうスタンスじゃないと、もうアメリカで暮らせないですって。差別の酷さを強調せずに、あくまで旅を楽しむことに主題が置かれたのがGOODでした。

 

 

  

 

 

俳優の魅力に取り憑かれる

ただアメリカ南部を車で走って、コンサート。2ヶ月後には出発地であるニューヨークへ戻っていくマッドマックス型の映画。

 

ただ、今作は派手な肉弾戦も銃撃戦もカーアクションもなく、ひたすら二人の会話で映画が進行していきます。

 

となると、必然的に俳優の演技力、アンサンブルがないと、面白くならないんです。

 

そういう意味では、今作は俳優の実力が素直に素晴らしかったと、言わざるをえません。

 

イケメンで知的なビゴ・モーテンセンが、まさかのイタリア系中年オヤジw トニーのあまりに清潔感のない行動に、劇場からは思わず笑いが漏れてましたからねww

 

ただ、今回のMVPは間違いなくマハーシャラ・アリでしょうね。凄すぎる!

 

英語ならずとも、ロシアが堪能でベラベラ話す。俺ロシア語わかんないけど、どう見えも立派にロシア語を話していましたよ。

 

それに、ピアノの演奏ですね。あれ、アリってピアノいけたんだっけ?

 

最初は手だけプロのピアニストがやってんのかなぁっておもてたんですけど。どんどん引いていくカメラ。

これ、アリだったの!?

 

目を疑うしかありませんでした。

 

うまい、俳優って何度もできるのかな?

 

 

白人と黒人の立場が逆転しているのが珍しい

育ちの良い黒人と育ちの悪い白人、という立場逆転の構造が、非常に印象でした。

 

トニーはアメリカ育ちで周りに黒人も多くいたため、黒人の生活がよくわかってるわけです。

フライドチキンが好きってのは、ステレオタイプすぎますが笑

 

普通の映画だったら、黒人は白人より階級が低いし、謁見するのもやっとですよ。

 

でも今作では、ロシア育ちのイケてるるドクとトニーの立場が、世間のイメージとは正反対。水と油。

そんな対照的な二人だからこそ、他愛ないやりとりが本当に面白くて。。

 

奥さんに手紙を出そうとするとも、ほとんど手紙など書いたことはなく、学校もあまり行ってないせいか、スペルミスが多く文章のチョイスもおかしい。

 

その手紙を良かれと思って添削するんですけど、もうそのやりとりが面白く面白くて。

 

トニーの手紙、早速文章を添削しようと思ったら、枕詞である「Dear」が間違っていて「Deer」=「鹿」になっているとうねww 

 

ボソッとドクがツッコむんですけど、それを意に介さないトニーのオフビート感が本当に最高でww

 

普通の映画なら黒人と白人の立場が反対に描かれるはずなのにww

 

そういえば、最近は黒人=貧乏っていうキャラクターよりも、お金持ちの黒人を主人公にする映画が増えましたよね。

アカデミー賞でも、「ブラックパンサー」というワカンダ王子が主人公でしたし。

 

 

 

 

タイトルは「グリーン」なのに、車の色はなぜエメラルドグリーン? 込められた意味とは?

 

ちょっと気になったんですが、タイトルでは「グリーンブック」と名付けられ、実際の本も緑色なのに。

 

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 なぜ車の色やドアの色は、エメラルドグリーンばかりだったんでしょうか?

 

正直「どうでもいい」って人がほとんどだと思いますけども、私は映画を見てる時にいつも「配色」を見てしまうんですよ。

 

どんな色がメインで使われているか、何が補色関係にあるか、敵の色は何色で、味方の色は何色か。常にどんな色演出があるのか注目してるんですよね。

 

そんな私がすごく違和感を感じたのは、なぜ今作ではタイトル通りにしないでエメラルドグリーンにしてるのかってこと。

 

以外と大事です!これ!!!

 

映画では、セリフでは伝えずに映像で見せるれか、映画的演出が大事なわけです。

 

だったらタイトルにある「グリーン」というのを、もっとふんだんに使うと思ってたんですよ。

でも、実際には青緑ばかりの配色。。これに、どんな意味があるのか、調べてみました。

 

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理由1:エメラルドグリーンは青でも緑でもなく、多様性を表す

今作の主人公であるドクは、アメリカで生まれ育った黒人でも白人でもない。単なるビジネス渡航者なんですよねw

 

青でもない、緑でもない。この色の混ざり具合がそのまま、2019年アカデミー賞の「多様性」という傾向を表してるんだと思いました。

 

理由2:ムーンライト的演出を狙った

黒人の方を写す時にはですね、エメラルドグリーンの光を当てると非常に綺麗に移るわけですよ。

映画「ムーンライト」でもありましたけども。

 

車内も全てエメラルドグリーンでしたよね。どんだけ色を統一させるのが好きなんだっっていう話ですよw

 

 

理由3:エメラルドグリーンに込められたメッセージとは

エメラルドグリーンとは、そもそもどんな言葉が込められているのか。調べてみると・・・

 

エメラルドは「愛の石」とも呼ばれるように、愛の力が非常に強い石であり、恋愛成就などに有効だといわれます。

エメラルドを身につければ、人間として成長することがき、知恵や忍耐力が得られると信じられています。

どれも恋人や夫婦にとって、愛を育み長続きさせるために必要なものであり、エメラルドを贈ることで愛と献身を意味するといわれています。幸せな結婚のお守りとしても、有効といえるでしょう。

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忍耐といえば、トニーですよ!! 彼はすぐに喧嘩を始めますからね。ドクに言われたように、忍耐力をあげる事が大事なわけです。

エメラルドグリーンには、トニーが怒る事なく暴力はしないというドクの教えを象徴するものなのかも。

 

 

 

 

 

 

エメラルドグリーンを使うと作品賞が取れる?

 
 ここからは完全に妄想です。
 
なんか、最近のアカデミー作品賞って「エメラルドグリーン」色がメインで使われてる映画、多くないですか?
 
 
 
2016年の「ムーンライト」
 →劇中にずうっとエメラルドグリーンの光が差し込んでましたね
 
2017年の「シェイプオブウォーター」
 →水中のシーンも多く、透明では描けないのでエメラルドグリーンが多いです
 
2018年の「グリーンブック」
 →車も、ドアも、トニーの服も。。とにかくエメラルドグリーンで構成されていた。
 
 
この配色の傾向が、当然ながらポスターにも反映されてるんですよ。
 
で、2016年から並べてみると、この通り全てエメラルドグリーン。。 
 

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2016「ムーンライト」2017「シェイプオブウォーター」2018「グリーンブック」
 
 
今回はアカデミー賞を当てるのが難しいって言われてましたが、もしかしたら「色」で作品賞がわかるかもしれません!!
 
まぁ、完全に偶然だと思いますがww
 
 
 
 
 
 
 
 

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