- [はじめに]
- [あらすじ]
- エイミー・シューマーって名前、覚えて帰ってくださいねー
- 映画の感想
- 劇場で、本当に笑い死ぬかと思った
- 「変わらない」ギャグがオフビートで最高!
- 自信ある時は本当に「イイ女」だと思える
- 映画小ネタがたくさん
[はじめに]
今回公開する映画はこちら!
「アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング」
それでは「アイ・フィールプリティ!人生最高のハプニング」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
[あらすじ]
・自分に自信がないぽっちゃり女子の主人公が、自信を得たことで輝きを増していく姿を描いたコメディドラマ。「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」でゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた人気コメディエンヌのエイミー・シューマーが主演、「25年目のキス」「そんな彼なら捨てちゃえば?」などを手がけてきた脚本家コンビのアビー・コーン&マーク・シルバースタインが長編初監督を務めた。容姿にコンプレックスがあり、何事にも積極的になれないレネーは、ある日、自分を変えようと通い始めたジムでハプニングに見舞われ、頭を打って気を失ってしまう。目が覚めたレネーは、自分の見た目が絶世の美女になっていると思い込むようになり、性格も超ポジティブに。すっかり自信に満ち溢れた彼女は、仕事も恋も絶好調になるのだが……。
エイミー・シューマーって名前、覚えて帰ってくださいねー
www.machinaka-movie-review.com
コメディ映画好きなら知らない人はいない、あのジャド・アパトゥー が久しぶりに監督をした作品なんですよ。
エイミー・シューマーとビル・ヘイダーの掛け合いが本当に最高で、、、ってか、出演してる人みんなおもしろすぎるwww
もう彼女が好きだったら絶対に見て欲しい作品ですね!
ただ、この「エイミー、エイミー、エイミー」が公開された時はまだエイミー・シューマーが日本で全く浸透しておらず、ジャド・アパトゥーも当然のことながら有名でなく、確か公開が武蔵野館だけだったのかな? だと思います!
ただし今回は松竹が買い付け、割と全国で公開されるようです。
思わず目を疑ったんですけど、この「アイ・フィール・プリティ」に吹き替え版が作られてるんですって!!
新宿ピカデリーで吹き替え版を見かけたとき、「おおおお!!」って思わず小躍りしちゃいましたねww
まさかエイミー・シューマーの作品で吹き替え版が作られるなんて、目を疑いましたよ。小学生もマーケティングの対象に入ってるのか?この映画ww
とにかく! エイミー・シューマーの映画が松竹に買い付けされたことが非常に嬉しいですね、これで全国にエイミー・シューマーの風が流れることに。。。。
映画の感想
こんなに劇場で腹がよじれると思ったのは久しぶり!!
劇場で、本当に笑い死ぬかと思った
本当にですね、新宿ピカデリーがこんなに笑いで溢れるとは思いませんでした。
松竹は「プライムレーベル」ってブランドを立ち上げていて、主に女性向けの映画を配給している会社ではあるんですけど、これ別にプライムレーベルでも何でもないんですよねw どういう経緯で松竹系公開が決まったか分かりませんけども、エイミー・シューマーというまだ日本では知られてないコメディアンが主役で、全国公開してくれたことに本当に感謝です。ありがとうございます。
おかげさまで、劇場は本当に潤ってました。
自分がコメディ映画を好きな理由は、劇場で大いに笑えることにあるんですよ。で、テレビと違って映画だとサクラで笑う人がいないし、観客が笑わないと映画が盛り上がらない。
観客の笑いでコメディ映画が成立するんですよね。
成立した時、映画はただの映画じゃなくてライブなるんですよ。
その瞬間、その場所でしか起こらない奇跡がコメディ映画にはあるんですよ。観客のおかげで。オフビートな笑いで、映画の音響としてはシーンとしてる、空白があるシーンを観客の笑いで「補完」する。この補完行為こそが、コメディ映画ならではの良さなわけです。
観客で盛り上げる、参加型の映画なんです。これこそ、劇場で見る理由なんです。
そんな根本的なコメディ映画の魅力を改めて知れる映画でした。
なんだか、真面目に書いてしまいましたけども、劇場は本当に爆笑の渦だったんですよねwww
もちろん、私も含めて爆笑してましたけどもwww
特に前の女性が死ぬほど大きな声で笑っていて、本当にツボだったんだろうなぁと感じます。あんな笑い声、他の映画では絶対に聴けないですからねw
もちろん邦画でも「銀魂」とかね、劇場が盛り上がった映画もたくさんありますよ。コメディ映画じゃなくたって、ユーモア描写があるドラマ映画やSFとかでも盛り上がってドッカンドッカン笑うことはありますよ。
でも、「ヒーーーーーハッッハーーーーーー!!!!!」って女性が肺活量の限界まで声を出して笑う映画なんて、この映画以外ありえなかったわけです。
一方の私はもう腹筋の方が限界でしたけどもw
さすがはエイミー・シューマーの映画です。是非ともエイミー・シューマー主演の映画が出たら、絶対に覚えて帰ってくださいねー!!
ああ、何にも中身話してないや・・・
簡単に話すと、容姿に自信のないエイミー・シューマーが自分を磨こうとジムに行くわけです。
しかし、自転車から落ちて頭をぶつけた途端、自分が絶世の美女であるかのように錯覚し、異常な自信を持って自分のやりたいことに挑戦していく話。
超強引に彼氏をつくり、強引にやりたい仕事に就き、ますます自分に磨きが掛かっていくところで、もう一回頭をぶつけちゃってさぁ大変。。。という筋の話です。
詳しい話はまた後でするとして、、
とにかく、今絶対に劇場で観るべきだっ!!!!
「変わらない」ギャグがオフビートで最高!
容姿に自信のなかった女性が一変して美女と錯覚してしまったエイミー・シューマー。
言っちゃ悪いけど決してモテそうには見えない顔、ぶよぶよの体なんですが、頭を打ってからは鏡で自分の体を見ると、
「おぉぉぉ、、、な・なんて私可愛いのぉぉぉぉぉ!!!!!????」
と本当に驚いてるところが本当に笑えるんですよねw
これ、字面にするとそんなに笑えないんですけど、日本の芸人さんでも右に出る人はいないほど、表情豊かに喜びを表現していて、心の底から真面目に喜んでるのが本当に笑えるんですよw まぁベタッちゃベタなんですけどね、ただあのリアクション芸を見るだけでも本当に価値がありますよw 笑えますよw
ただ、変わったのはエイミーの心だけなので、もちろん見た目は何も変わらず。
本人以外は変わってないことに気づいている。でも本人は自分が美女に生まれ変わったと思って暴走する。このギャップを存分に活かしたギャグが炸裂するわけです。
まぁ、コントとも言えますけどもw
「番号は?」
エイミーが頭を打つ前に、スーパーで美女が男に「ねぇ、番号教えてよ?」と電話番号を聞かれるシーンがあるんですよ。
これが前フリになっていて、頭を打った後にエイミーがクリーニング屋さんにいる時に、男性から「番号は?」と聞かれた途端、急に微笑んで体をクネクネさせてるんですよ。
ちなみに、男性が聞いた番号とは電話番号でなく呼び出し札の番号w
この圧倒的な勘違いギャグこそ、今作の真骨頂なんですよw
コンテストの踊りはもうトラウマ級の爆笑
調子に乗っているエイミーは水着美女ばかりが出場するコンテストに出ちゃうんですよ。彼氏にやめとけ!って言われるんですけど、まぁ聞く耳を持たない女でねw
エイミー・シューマーの芸人という特性を活かし、マイクパフォーマンスで会場をドッカンドッカンさせた後に、ヒップホップ調の激しいビートの曲に合わせて尻をガンガン築き上げたダンスをww
まぁ、ここは鉄板ですよねw
あえなくグランプリにはなりませんでしたが、審査していたおじさんが、エイミーの彼氏にこう言うんですよ。
「お前の彼女は最高だよ! 確かに見た目ではグランプリを獲れないかもしれない。でもな、夜中に車がパンクした時に一緒にいてほしいのはあの女だよ!最高!」といって立ち去っていくんですよ。
どんな褒め方やwwwww でも、面白くて魅力的な女ってことには変わりないですよねw 確かに、面白い女の方が良いに決まってるよなぁ、、、
この世で最も意味のない比較写真
エイミーが後半にもう一度頭を打ってしまって、自分がブスだってことを再度自覚してしまうんですよ。
そんな時に会社のプレゼンを行わねばならず、一周回って勘違いしているエイミーは、「今の私の顔じゃ誰も見分けがつかないわ!」って、昔のイケイケな時(だと勝手に勘違いしていた)のエイミーの写真と、今のエイミーの写真を両方のスライドに比較して、
「左の写真が昔の美人だった頃の私」
「右の写真が今の私。。みなさん、驚いたでしょう?」
という意味不明なカミングアウトを始めるんですよw
両方、同じ顔で同じ体型なエイミー・シューマーなんですけどねwww
この世で最も意味のない比較が行われたんですよwwwwww
もう、この写真が出てきた時は、のたうちまわって爆笑してましたよwww
もちろん、前の女性はよくこんな声でるなぁって尊敬するくらいでかい声出してましたねwww
自信ある時は本当に「イイ女」だと思える
面白いのは、自身のあるエイミー・シューマーが少し良い女に見えるんですよねw
もともと、結構美人なんですよエイミー・シューマーって。痩せれば絶対に美人なのにw
自信ありげな時はよく笑い自信満々な表情ばかりのせいか、見た目はあまり変わってないんだけど「この人と話してみたいな」「一緒にいたら面白いんだろうな」って思っちゃうわけですよ。
そうすると、前よりも美人になって見えるんですよねぇ、、、、本当に不思議な現象でしたね(^ ^)
映画小ネタがたくさん
これもエイミー・シューマーの特徴なんですが、映画小ネタがたくさん散りばめられていました。
マンマ・ミーア
エイミーが、「イタリアに旅行に行って、空港に着いた途端に二人のイケメンに声かけられたことある? 手漕ぎの舟で島に連れられたことある?」って美女に質問する場面があると思うんですが、あれはおそらくマンマ・ミーアだと思われます。
ビバヒル
字幕では省略されてましたけど、これおそらくビバリーヒルズ白書でしょうね。
仲良し3人組は、ビバリーヒルズ白書に出てきた俳優のタトゥーを入れようとしたんですねw
ブレイブハート
化粧品に関する意見を求められた時に、「車のミラーを使ってブラッシングするのよ。たまに間違えて血まみれみたいになって、ブレイブハートになっちゃうけど」って言うんですけど、あれはメル・ギブソン監督・主演の「ブレイブハート」という映画のネタですね。
非常に面白く、アカデミー賞もとっている映画なんですけど、まぁグロ描写がエグくてww
血がドッカンドッカン噴き出すんですよねw
ちなみに、このブレイブハートネタを言った時に、聞いていた他の俳優さんたちが笑いをこらえきれずにニヤってしてるシーンが映ってるんですよねwwww シーンとしては真面目な時間だったんですけどね、まぁ芸人さんが本気で笑わせにかかってるんですから、仕方ないですよねw
・・・はい、以上です。
IMDBを見るとすごく評価低くて、RottenTomatoesも酷い評価で、気持ちが分からなくもないんですけど、、、
笑えれば元取れませんかね?
確かにエイミーの価値観がガラッと変わるところは、すごく無理があるしご都合主義だし、最後に仲直りするところとかもすごく強引で、ツッコミどころ満載なのは分かります。
彼氏が出来る下りも、「エイミーが怖かったから」が理由だし、これもすごく強引で、エイミーの思うようにしか話が進まないのは嫌な感じがしますよね。コント感がありますよね?
まぁね、お気持ちは分かりますよ。
俺もいち映画好きとして、これをベストに入れようとは思いませんよw
でも、ここまで低評価する理由ってなんでしょうかね?
なんですかね、、、ちょっと叩きすぎじゃない?