Machinakaの日記

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映画「ミスター・ガラス」感想ネタバレあり解説 シャマラン流XメンならぬX(ダメンズ)映画

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「ミスター・ガラス」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

はじめに

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 

 

今回公開する映画はこちら!

 

「ミスター・ガラス」

 
 

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(C)Universal Pictures All rights reserved.
 タイトルがダサいのはつっこまないでください。監督はマジです。
 
カタカナにすると余計ダサいんだよなぁ、全く。ミスターという威厳ある言葉の名前に絶対にふさわしくない名前なんだよなぁ、、、
 
 
突っ込んではいけないと思いながらも、ついつい文句を垂れてしまう、ある意味話題だよね。
 
 
良くも悪くも、興味をそそるタイトルと宣伝でハリウッドをしぶとく生き抜くシャマラン監督の最新作! これはも見るっきゃないですよね。日本ではそこそこの規模で上映する作品でございます。
 
 
 

それでは「ミスター・ガラス」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・M・ナイト・シャマラン監督がブルース・ウィリス&サミュエル・L・ジャクソン共演で送り出した「アンブレイカブル」のその後を描いたサスペンススリラー。同じくシャマラン監督作でジェームズ・マカボイ主演の「スプリット」とも世界観を共有する。フィラデルフィアのとある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが……。「アンブレイカブル」でデヴィッドを演じたウィリス、ミスター・ガラスを演じたジャクソン、「スプリット」でケヴィンを演じたマカボイが同役を続投。
 
 

 

 

シャマランはまだこれから

 
「シックス・センス」で一発当てたあの監督、シャマランの最新作でございます。
 
シャマランという名前は知らなくても、シックス・センスは知ってる人多いのではないでしょうか?
 
中学生だった当時、シックス・センスのビデオを買って見てました。それくらい話題だったんですよ。
 
映画の内容というか、ブルース・ウィルスの「絶対に内緒にしてください」って宣伝文句が功を奏したと思うんですよね。
 
今じゃあんまり宣伝にならないですよね。情報を調べるのが大変だった昔だからこそ、できる芸当だったんだと思います。
 
時は経ち、「サイン」でもう一発当てたシャマラン。
 
直近ではサイコパスな老婆と少年との対峙を描いた「ヴィジット」
 
そして、ジェームズ・マカヴォイの7変化が観れる「スプリット」
 

ameblo.jp

 

そして、スプリットのラストであの酒場が出てきて、、、ミスターガラスの世界とつながっていた!!!!

 

 

と衝撃のラストが待ち受けていたのですよ!!!!

 

 

さて、ミスターガラスは次は何を企んでいるのか?

 

何回骨折するんだ?

 

結局、ブルース・ウィルスとはどうなったのか!?

 

 

 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想 

 
「今、何を見てるんだろう」 
「映画ってなんだろう」 
 
何度も何度も考えた。 
 
気づけば、俺は考えることをやめていた。 
 
マカヴォイの神演技で楽しませてもらい、シャマランの登場に爆笑させてもらったことは記憶している。
 
あとは、もう何も残ってない。
 
気づけば、俺の脳が停止していた。 
 
早朝から仕事し、疲れ切った金曜の深夜に見た影響もあるかもしれない。 
 
しかし、シャマラン発の俺ユニバース(by宇多丸師匠)に、完全面を食らったのが正直なところ。 
 
俺の脳が完全にスプリットした。
 
 
・・・映画とは一切関係ないが、上映終了後、なぜかスクリーン前には大量の缶ビールが捨てられていた。俺より前に座ってた人はいなかったのに。 ミスター・ガラスへの怒りが散漫した結果だろうが。 
 
悪い映画ではない。ただ、俺の脳が完全に停止してしまっただけだ。。 
 
シャマラン流のヒーロー論を打ち立て、超能力ならぬ変能力を持ったモノたちが集まった、Xメンならぬ×(メン)映画だったぞ!!! 
 
なぜシャマランはヒーローにこだわるのか。。。

 

脳が停止する映画

はい、鑑賞を無事?終えたMachinakaです。

 

脳が停止とか、考えることをやめたとか言いましたけど、正直言って

 

4回寝落ちしました。

 

4回泣けます、なんてキャッチコピーの映画もあったけど、この「ミスターガラス」は4回寝れます。というキャッチコピーが、ふさわしいかもしれない。いや、そんなことしてるのは俺だけか。。

 

2000年「アンブレイカブル」そして2017年「スプリット」につながる本作でしたが、全2作が超大傑作だと思えるほど、私には到底無理な映画でございました。

 

でも、シャマランの作家性というか、やりたいことはすごく分かるし、笑わせてくれるシーンもあったし、マカヴォイには感謝しかない。

 

でも、俺の脳がついていかなったんだよ。。

 

寝落ちっていうか、気絶するように寝ちゃったんだよ。。

 

  

 

 

俺ユニバースの目指すところは

今作の特徴としては、シャマラン流の「俺ユニバース映画」(by宇多丸師匠)があげられる。

 

俺ユニバースとは、マーヴェルではMCU、DCではDCEU、レジェンダリーでは「怪獣ユニバース」があるように、近年流行しているユニバースものを、「シャマランの、シャマランによる、シャマランのための」完全自己流ユニバース作品のことを指す。

 

そして、ユニバース=ヒーローものというイメージを汲み取ってか、シャマランの俺ユニバースは完全にヒーローものであった。

 

ミスター・ガラスを筆頭に、超能力者たちを集めて「何かデカいことをやってやろう」という、XmenのようでX(ダメンズ)達が集まったヒーローユニバース映画であったように感じる。

 

拡大解釈すれば、MCU(M・ナイト・シャマラン、Cinematic、Universe)と言える。MCUのMはシャマランのMだったのだ。

嘘、絶対に言いたくない。

 

 

また、ミスターガラスの車椅子は、おそらくXmenのプロフェッサーXのオマージュだと思う。ミスターガラスの超能力者のまとめ役、という意味で立場も酷似している。

 

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面談シーンが、俺を寝かせた

今作のもっともタルいところが、3人の超能力者たちの度重なる面談。

 

超能力者たちは監禁されているため、画が全く変わらない。会話も、マカヴォイ以外弾まない。ミスター・ガラスについては、もう言葉を発しないww

 

その後もやったらめったら会話ばっかで、どうでもいい長ったらしい会話ばかりずーーと並べ立てられる。

 

絶対これ、90分くらいにできたでしょう。なぜ2時間を超えた?

 

結局アガるシーンも最後の最後にしかないし、マカヴォイがビーストになってガチ暴れするまで非常に長かったのだ。。

 

この映画好きな人は、あの長い長いタルいタルい会話シーンをどうやって受け止めたのだろう。。。

 

 

アクションよりもサスペンスがんばろ

あとは、今回は果敢にアクションに挑戦しているわけだが、どうやってもシャマランにはアクションは向いてない。

 

予算を気にしてか、車が爆発することもないし、マカヴォイとブルースリーのラストバトルの見せ方は下手くそすぎると思う。

アクションに明るくない人がアクションするとこうなっちゃうんだ。キレッキレでカッコいいアクションを見たいと、本気で願ってしまった。

 

やはりシャマランにはサスペンス要素と、最後にあっと驚く結末がないとダメなのかな。。

 

 

 
 
 
どうでもいいんだけど、オープニングクレジットで「これはシャマランの映画です」って表記してる英語テロップが、
 
「an M.Night Shyamalan Film」ってなってたんですよ。。
 
Mの前に付く冠詞って、aじゃないの?????? なぜanなのwwwww 
 
 
 
英語に詳しい方、これがスポイラーなのか、正当な理由あってのものか教えて下さい。
 
 
 
→Twitterにて、Kamokoさんからこのような解説をいただきました。
M単品だと「えむ」という発音となるため、anを使うのだそうです。。
 
また、コメントでも同様の指摘をいただきました。まぁ「えむ」の発音を優先する以外、無いですよねぇ、、
 
 
 
 
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