はじめに
今回公開する映画はこちら!
「ミスター・ガラス」
それでは「ミスター・ガラス」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・M・ナイト・シャマラン監督がブルース・ウィリス&サミュエル・L・ジャクソン共演で送り出した「アンブレイカブル」のその後を描いたサスペンススリラー。同じくシャマラン監督作でジェームズ・マカボイ主演の「スプリット」とも世界観を共有する。フィラデルフィアのとある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが……。「アンブレイカブル」でデヴィッドを演じたウィリス、ミスター・ガラスを演じたジャクソン、「スプリット」でケヴィンを演じたマカボイが同役を続投。
シャマランはまだこれから
そして、スプリットのラストであの酒場が出てきて、、、ミスターガラスの世界とつながっていた!!!!
と衝撃のラストが待ち受けていたのですよ!!!!
さて、ミスターガラスは次は何を企んでいるのか?
何回骨折するんだ?
結局、ブルース・ウィルスとはどうなったのか!?
映画の感想
脳が停止する映画
はい、鑑賞を無事?終えたMachinakaです。
脳が停止とか、考えることをやめたとか言いましたけど、正直言って
4回寝落ちしました。
4回泣けます、なんてキャッチコピーの映画もあったけど、この「ミスターガラス」は4回寝れます。というキャッチコピーが、ふさわしいかもしれない。いや、そんなことしてるのは俺だけか。。
2000年「アンブレイカブル」そして2017年「スプリット」につながる本作でしたが、全2作が超大傑作だと思えるほど、私には到底無理な映画でございました。
でも、シャマランの作家性というか、やりたいことはすごく分かるし、笑わせてくれるシーンもあったし、マカヴォイには感謝しかない。
でも、俺の脳がついていかなったんだよ。。
寝落ちっていうか、気絶するように寝ちゃったんだよ。。
俺ユニバースの目指すところは
今作の特徴としては、シャマラン流の「俺ユニバース映画」(by宇多丸師匠)があげられる。
俺ユニバースとは、マーヴェルではMCU、DCではDCEU、レジェンダリーでは「怪獣ユニバース」があるように、近年流行しているユニバースものを、「シャマランの、シャマランによる、シャマランのための」完全自己流ユニバース作品のことを指す。
そして、ユニバース=ヒーローものというイメージを汲み取ってか、シャマランの俺ユニバースは完全にヒーローものであった。
ミスター・ガラスを筆頭に、超能力者たちを集めて「何かデカいことをやってやろう」という、XmenのようでX(ダメンズ)達が集まったヒーローユニバース映画であったように感じる。
拡大解釈すれば、MCU(M・ナイト・シャマラン、Cinematic、Universe)と言える。MCUのMはシャマランのMだったのだ。
嘘、絶対に言いたくない。
また、ミスターガラスの車椅子は、おそらくXmenのプロフェッサーXのオマージュだと思う。ミスターガラスの超能力者のまとめ役、という意味で立場も酷似している。
面談シーンが、俺を寝かせた
今作のもっともタルいところが、3人の超能力者たちの度重なる面談。
超能力者たちは監禁されているため、画が全く変わらない。会話も、マカヴォイ以外弾まない。ミスター・ガラスについては、もう言葉を発しないww
その後もやったらめったら会話ばっかで、どうでもいい長ったらしい会話ばかりずーーと並べ立てられる。
絶対これ、90分くらいにできたでしょう。なぜ2時間を超えた?
結局アガるシーンも最後の最後にしかないし、マカヴォイがビーストになってガチ暴れするまで非常に長かったのだ。。
この映画好きな人は、あの長い長いタルいタルい会話シーンをどうやって受け止めたのだろう。。。
アクションよりもサスペンスがんばろ
あとは、今回は果敢にアクションに挑戦しているわけだが、どうやってもシャマランにはアクションは向いてない。
予算を気にしてか、車が爆発することもないし、マカヴォイとブルースリーのラストバトルの見せ方は下手くそすぎると思う。
アクションに明るくない人がアクションするとこうなっちゃうんだ。キレッキレでカッコいいアクションを見たいと、本気で願ってしまった。
やはりシャマランにはサスペンス要素と、最後にあっと驚く結末がないとダメなのかな。。