- ネタバレありで感想と解説を始めます
- あらすじ
- 映画の感想
- これぞアメリカらしいティーンラブコメ!
- オープニングの衝撃
- トニーの面影が出るところで泣いちゃうよ
- エンドゲームの5年のズレを事細かに説明
- スタンリーがもう出ていない
- ソーのハンマーとキャップのシールドのオマージュがサイコー!!
ネタバレありで感想と解説を始めます
今回公開する映画はこちら!
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」
www.machinaka-movie-review.com
うん、ユニバースってなんて居心地がいいんだろうか。ちょうどみたい!って時に公開されるなんてねぇ。うまいね。映画館も古いユニバースを取り替える時期だと思うんで、映画館的にもありがたいしね。
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最近ねぇ、スパイダーマンのゲームもやってるもんだから、スパイダーマンに感情移入しちゃって。
ニューヨークの土地勘もわかってきたので、スパイダーマンを見るのがだんだん楽しくなってきてるんですよ。
アベンジャーズ亡きあと、一人スパイダーマンはどこへ行くのか!?
それでは「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・若手俳優のトム・ホランドが新たにスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じ、「アベンジャーズ」を中心とした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界に参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描く。夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務めた。ベック役に「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール。ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが手がけた新曲も物語を彩る。
【本編映像】<新たな脅威 エレメンタルズ>編 映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』6月28日(金)公開
それでは映画の感想でっっす!!
映画の感想
MCUのフェイズ3の終わりに待っていたのは、なんともおバカな青春コメディ!等身大の高校生スパイダーマンを前面に出し、ヒーローか高校生か、どちらかを選択しなければいけないピーターを上手く描く!
前回のような犠牲を多く出すこともなく、ホログラムで敵を出すという優しいキャラ設定。いいよ、それでいいんだよ。
スパイダーマンがヒーローとして覚悟を決める、スタークの意思を受け継ぐ物語として、すごく真っ当な作品でもあるし、ファンサービス多いし、俺もヨーロッパ行きたくなったぜ!! これでしばらく、寂しい思いをせずに済む!!!
と同時に、もうこれ連ドラじゃんって思う気持ちも。でも、映画って面白ければいいじゃん!
これぞアメリカらしいティーンラブコメ!
エンドゲームの公開から2ヶ月して、早速次回作が公開。
エンドゲームと地続きなので、本当に連ドラみたいな感覚に陥ったのも事実であります。
ただ、もうMCUに関しては連ドラだろうがなんだろうが面白ければいいじゃん!!
って思ってます。
そんなアベンジャーズシーズン3のラスト(フェイズ3のラスト)は、まさかのティーンラブコメでした。しかもアメリカらしい。
アメリカの映画で学生たちがヨーロッパに行くことになったら、まず浮かれ気分である事間違いなしなんですよね。
「ホステル」とかねw
しかも今回はピーターパーカーの高校の中の数学クラブ? とにかく10数人単位で行くという、プチ修学旅行なんですよね。
MJと一緒にいたくてたまらないピーターパーカー。
それを阻止しようとするブラッド。
だれにお願いされるわけでもなく、自撮りライブ配信を続けるフラッシュ。
などなど、一人一人のキャラが立っていて修学旅行気分を味わうだけでも本当に面白い作りとなっている。
スパイダーマンの修学旅行だよ!?
こんなの楽しいに決まってるじゃん!!!
ただでさえキャラが立っていて、恋の駆け引きやネッドとのイチャイチャを見るだけでも楽しいのに、これにヨーロッパの美しい風景、そしてマーヴェルヒーロー映画がくっついてくるなんて、もうたまらないんですよww
個人的には、ピーターが巡ったヴェネツィア、パリ、ロンドンなどはどれも行った事があって。めちゃくちゃ有名な観光地なんで、多くの方が行ってるとは思うんですけどね。
そんなありふれた観光地でピーターパーカーが修学旅行してるのを見るだけでも楽しいですよ。観客的には、エンドゲーム後の慰安旅行的な意味合いあるし。
ファーフロムホームは「フェリスはある朝突然に」のオマージュもあって、ティーンムービー的な要素がありましたよね。
今作も同じジョン・ワッツ監督でしたが、フェリスのような名作的なものでなく、もっとアメリカにありふれたおバカティーン・ムービーの要素もあったりしましたね。
おバカティーン向けコメディーなら、ザックエフロンが出てるような「17アゲイン」などもあるけど、個人的にはジェイ・バルチェルとかマイケル・セラが出てそうなもっとナヨナヨした主人公のコメディにも見えたのがよかったですね。
ネッドなんかは、もう「ある日モテ期がやってきた」的なノリで簡単に付き合っちゃうしさw MJとの恋愛は丁寧にやってくれるけど、それ以外は結構バカなノリなんですよね。
これをマーヴェルでやってくれるのが実に良いんですよ。俺の大好物やってきた!と。
こういうの、日本では即DVDスルーですからね。
こういう映画では、とにかく大人の事情よりも子供の事情が最優先されるもの。
MJのことが気になりすぎて、ヒーロー活動をしたくないピーターというのは、すごく真っ当なんですよ。
それを象徴するのが、ニック・フューリーからの電話をガン無視っていうねw
若い頃って、何度も電話がきても無視するもんじゃないですか。面倒臭いから無視するじゃないですか。
それをまさかピーターとニックの掛け合いでやってくれるのが嬉しくて嬉しくて。
だってねぇ、いくらスーパーヒーローだって高校生満喫したいでしょ、好きな子もいるならなおさらでしょ! それでいいんですよピーター!
オープニングの衝撃
MCUのオープニングクレジットで流れたのは、なんとホイットニーヒューストンの「I will always love you」
Whitney Houston - I Will Always Love You (Official Music Video)
キャプテン・マーベルで90年代の曲が流れてたけど、まさかスパイダーマンまで引っ張るとはねw
この曲が流れるあたりもスゲェバカっぽい。で、予想通りこの曲の後はピーターのいる学校の校内放送的な動画が出てきて、それがスゲェくだらない。
エンドゲームのような重苦しくて切ないオープニングとは正反対の、いつでもトイレいけちゃうような映像からスタートしてくれたのが本当にありがたいですね。
そこで出たトニーを追悼する画像もねぇ、スゲェバカっぽいのよ。戦闘機を背にサングラスで決めてるスターク。これアイアンマンの前に撮られたやつじゃねぇの? ってなくらいに。
トニーの面影が出るところで泣いちゃうよ
曲関連でいえば、アイアンマン1や2で流れてたAC/DCの曲が流れて、ピーターがスパイダーマンスーツを選んでるところ。
スーツのカタログを見ながら手をくいくいして立っている様子を見ると、如何にもこうにもトニーを思い出さざるをえないよ! あの眺め、、そしてサングラス。。。
AC/DC- Shoot to thrill Iron Man
もう完璧でございますよ!!!!
遠くからピーターを眺めるハッピー、もう親の気持ちですよね。もちろん俺も、親の気持ちで見てましたよ。
だってアイアンマン2は10年以上前ですからね。多分10年前って、トム・ホランドはまだ子供の子供だったでしょう。
なんか感慨深いなぁ、エモいなぁって思ったシーンでした。最高だけど!!!
エンドゲームの5年のズレを事細かに説明
エンドゲームの時、誰もが不思議がった5年後のズレ。
人間の半分はサノスにより消え去ったものの、半分は生きている。
学校とかどうなるの? って思ってたけど、今回ピーターの学校を中心にちゃんと説明してくれましたね。
クラスではサノスに消されて16歳のままの子供と、21歳になったやつがいる。もちろんピーターは16歳のままなんですけど、周りは21になってるやつもいて。
飛行機でフラッシュがお酒飲もうとしたら、「お前は無理な方だろ」と先生に言われるのも面白かったですよね。あれ、フラッシュは消されなかった方なのかな?
スタンリーがもう出ていない
注意深く見てたんですけど、もうスタンリーって出てないですよね?
エンドゲームが最後だったのかぁ、、そう思うとすごく寂しい。
エンドクレジットにちゃんとスタンリーとS・ディッコの名前が入ってましたね。
ソーのハンマーとキャップのシールドのオマージュがサイコー!!
ロンドンにて、ミステリオの放ったドローンを叩くためにスパイダーマンが思いついたのは、なんとソーのハンマーとキャップのシールド!
全てドローンの残骸から取ってきたもので見た目は悪いけど、そこがむしろいいですよね。
あのカメラワーク、BGM、全てがあがるうううううううううう!!!!
正直ドローンは強くないし、楽勝なんだけど、あまり生命の危機を感じさせないくらいがちょうど良いのかもしれませんね。エンドゲームの後出し。
もうこういう映画って陳腐な感想しか出ないんですけど、それもまた映画の楽しみってことで!!