こんばんは! Machinakaです。
今回批評するのはコチラ!!
「怪しい彼女」
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はい、多部未華子さんが主演の映画です。なぜオードリーヘップバーンが関係しているのかは、後で話します!!
解説する前に、一言いわせてください。
オススメです!!
1. あらすじ
20歳の姿に若返ってしまった毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動を描いた韓国のヒット映画「怪しい彼女」を、「謝罪の王様」「舞妓Haaaan!!!」の水田伸生監督がリメイク。ヒロインの20歳の姿を多部未華子が、73歳の姿を倍賞美津子が演じる。女手ひとつで娘を育てあげ、自分の望む人生を送ることができなかった73歳の瀬山カツは、ある日、娘とケンカして家を飛び出すい。吸い寄せられるように1軒の写真館にたどり着いたカツは、そこで写真を撮り、店を出ると20歳の姿に戻っていた。かつての美しい姿を取り戻したカツは、髪型や洋服、さらに名前も節子と変え、新しい人生を楽しみはじめる。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡を熱唱して会場中を魅了した彼女に、夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込む。
元々は韓国の映画をリメイクしたものです。映画の作りはかなり似ています。
次いで、中国でもリメイクされた作品となっています。
いずれの作品も、大枠の設定やストーリー展開は同じだと思ってください。
日中韓、どのヒロインもスカーフを巻いているのは、オードリーヘップバーンに憧れているからです。まぁ時代が時代ですからね笑 お婆ちゃんが子供だった時代の、憧れの美女ときたらオードリーヘップバーンなのでしょう。
73歳のお婆ちゃんが若返って20歳になるというSF風の設定を盛り込んでいます。
ハッキリ言ってバカバカしい話なんですよね笑
そんなアリえない話にどうやって感情移入出来るんだよって思う人もいるでしょう。でも、この映画はまるで自分の話のように感情移入出来ちゃうんですよ。ボロボロに泣いてしまいましたねー。
もう一度言います、オススメです!!
2. キャスト
73歳のお婆ちゃん役は賠償美智子さんです。
昭和の時代から歌手・女優活動で大変活躍した、アイドルの様な人です。
しかし、最近の役柄のイメージは「意地悪なお婆ちゃん」がしっくりくると思います。
「半沢直樹」2部にて、いやーらしいホテルの副社長を演じました。
私の中では、この人は完全に「嫌なお婆ちゃんだな!」(もちろん役柄で!)
個人的には、萬田久子の役者イメージと被るところがあります笑
ちなみに、彼女が二十歳の時はこんなに可愛かったんですよ!
まだメイクも発達してない中で、くっきりした顔立ちで、現代でも全然通用するレベル!!
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お婆ちゃんから若返って20歳になるのは、多部未華子ちゃん!!!
1989年1月生まれです。2002年から芸能活動を始めているので、彼女を知っている方は多いのでは?
また、多部さんの顔を一度見ると忘れられない、という方も多いのでは?
彼女、女優なのに奥二重なんですよね。奥二重ってどうしてもキツい印象を与えてしまうので、人気商売の芸能人として生きるためには、間違いなく欠点になると思うのですが、彼女の目は変わらないのです。
ほとんどの女優さんやタレントさんがパッチリ二重にする中で、生まれつきの顔で勝負する多部未華子さんに魅力を感じるんですよねー。
正直言って、昔はあまり好きではありませんでしたけど、年齢を重ねるにつれて段々可愛くなってるような印象がありますー。
最近では華やかなメイクをすることが多く(男から見た印象ですけどw)、誰が見ても可愛いと思います。
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3. 最初は期待なんてしませんでした。
最近見たドラマで、「スミカスミレ」がとてもつまらなかったからです。
ドラマの制作費なのでしょうがないかもしれませんけど、脚本のずさんさやモブキャラの演技の酷さが目立ち、どうしても好きになれませんでした。。
でも、桐谷美玲ちゃんは好きだよ! 大好きだよ!!
このドラマ、「怪しい彼女」と設定が近くて、こちらは45歳若返った女性の話になるんですよ。
どうしてもこのドラマと「怪しい彼女」が被ってしまいました。テレビ局製作の映画なんて、どうせダメでしょ、と思っていたのです。
ハードルを大変下げた状態で見に行きましたが、結果は、、、
4. 感動と爆笑の嵐、これぞエンタメ!
もう感動の嵐でした。原作の「怪しい彼女」のストーリーを完全に踏襲しているため、面白いストーリーであることには間違い無いのです。
韓国版の方が面白かったという方も多いかもしれません。
しかし、今回は「音楽」と「歌手としての多部未華子」の勝利でした。泣きました。泣きました。
5. 完璧な歌とストーリーの融合! 日本版オデッセイだ!!
一種のミュージカル映画と言ってもいいかもしれませんね。20歳になった多部未華子ちゃんは、とあることからアーティストとして活動します。
20歳に若返ったと言っても心はお婆ちゃんのまま。今回は昭和の名曲から歌をピックアップしているのですが、何と1000曲以上を聞き込んで選んだのだそう。
公式ホームページには以下の記述があります。
クランクインは9月。だがその3か月前から、多部未華子の音楽特訓は始まっていた。もともと「歌にはあまり自信がない…」と言っていた多部だが、劇中歌プロデュースの小林武史をはじめ、ボイストレーニングのNoriko K、振り付けの八反田リコの熱心な指導のもと、確実にスキルアップ。週3回ほどのハイペースなボイストレーニングに加え、北村匠海を始めとするバンド“怪しい彼女”のメンバーとのスタジオ練習をこなしていった。
その結果、本番のレコーディングでは「仮歌入れの時とはまるで別人!」と小林をも驚かせるほどに。
また選曲にもかなり長い時間を要した。プロデューサー陣は1000曲を超える昭和歌謡を聴き込み、その中から作品のテーマに沿ったものをピックアップ。
名曲であることは大前提として「歌詞の内容がストーリーにリンクしているもの」を意識し、選曲した。
http://www.ayakano.jp/index.html?ref=april
音楽のプロデュースを行ったのは、小林武史氏!
Mr.Childrenの音楽プロデューサーだったことで、大変有名な方です!!
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そんな実力あるプロデューサーの選曲。ストーリーと完全にマッチしてました!!
特に素晴らしかったのは、1968年のザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」
悲しくてやりきれない ザ・フォーク・クルセダーズ (1968)
奥田民生さん、夏川りみさんなど、著名なアーティストがカバーされたので、知っている方も多いと思います。でも原曲って1968年だったんですねぇ。。
YouTubeを検索したら、すごいカバー曲の数でした。
YouTubeにちょうどいい動画が流れてました。
YouTubeの動画は1分程度でとても短いように思いますが、映画ではフルコーラスが流れます。
実はこの動画の続きのシーンで、私の目から滝が流れました。目から汗じゃありません、滝でした。
胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに告げようか
この映画を見てない人はどういう意味か分からないと思いますが、曲の歌詞と多部未華子の心理描写が、完全にマッチしてるんですねーーー。
先日公開された、リドリースコット監督、マットデイモン主演の「オデッセイ」という映画でも、曲とストーリーが完全にマッチしていましたね。
日本の音楽も負けてねぇぞ!
この映画は日本版「オデッセイ」(選曲)だと言えます!!
私の近くに座っていたおばあちゃんが号泣していたのも、感動した要因かもしれませんが笑
6. 総合点では韓国版に劣るが、それでも見る価値あり。
是非お勧めしたい映画ですが、総合的には韓国版に劣るのは否めません。最初は賠償美智子さんのおばあちゃんがメインになるのですが、そこでのギャグシーンがことごとく滑る!滑る!
上映開始30分してから見に行ってもいいかも笑
ただ皆さん、多部未華子に変身するまで我慢してください。寝ないでください!!
多部未華子さんに変身後は、ギャグも調子よくなってきますから笑
お勧めです!!!!
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