こんばんは! Machinakaです。
今回批評するのはこちらの映画!
「ちはやふる」
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なんか、この画像一枚だけで映画見たくなる男どもがたくさんいそうですが。。。笑
というわけで、この映画の感想・評価・レビュー・考察を書いていきますーーー。
1. あらすじ
競技かるたに打ち込む高校生たちの青春を描き、コミックス既刊29巻で累計発行部数1400万部を突破する末次由紀による大人気コミック「ちはやふる」を、広瀬すず主演で実写映画化した2部作の前編。主人公・千早を演じる広瀬のほか、野村周平、真剣佑らフレッシュな若手俳優が共演。監督を「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の小泉徳宏が務めた。幼なじみの綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、新に教わった「競技かるた」でいつも一緒に遊んでいた。新の競技かるたにかける情熱に、千早は夢を持つことの大切さを教わるが、そんな矢先に新は家の事情で遠くへ引っ越してしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で「競技かるた部」創設を決意し、高校で再会した太一とともに部員集めに奔走。なんとか5人の部員を集めて競技かるた部を立ち上げた千早は、全国大会を目指して練習に励む。
日テレが製作幹事となった、いわゆるテレビ局の資本が入った映画です!! 最近の邦画ってほとんどテレビ局が介入してますもんね。
ただ、日テレ資本の映画って中には当たりもありまして、、、
あの「桐島部活やめるってよ」も日テレ資本です。
というわけで、広瀬すずが主演という情報だけで映画館に足を踏み入れたのでした。。
2. まずは一言
めちゃくちゃ面白かったです!!!!
我慢して邦画を見続けてきてよかったなーと感じました。
少女漫画原作アニメって、もはやJKビジネスみたいなもんだったので、シネフィルの方々からもかなり煙たがられる作品だとは思うのですが、、、
この映画は違いますよ! 第一印象に囚われず是非劇場で見てください!!
3. メイド・イン・ジャパンで作った映画
原作は有名な「ちはやふる 」です。私が本屋の店員だった頃に数巻出ていて、試しに買ったらすごく面白かったんですよねー。
現在では30巻以上出ているそうです。。
この表紙だけじゃわかりづらいですけど、「百人一首」に青春を掲げるスポ根ラブストーリーです!! もちろん、平安時代に生まれた日本発祥の文化なんですよ!
題材が「百人一首」なんて、、これで漫画なんて作れるのかいっ! て馬鹿にしてたんですけど、中身はちゃんとしたスポ根漫画になっていて、汗と涙の部活モノとしても十分楽しめる内容です。少女漫画なので、もちろんラブコメもあります!!
面白い上に、古典の勉強にもなるという大変コスパの良い漫画なのではないでしょうか。すごいのは、百人一首のルールが分からなくてもすごく面白いんですよねー。面白い漫画って
余談ですけど、ルール分からなくても面白い漫画といえば、、、
また、本作の主題歌を飾るのは、こちらも日本発の世界的テクノアーティストアイドル
せーのっ、Perfumeです!!!
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青春映画に相応しい、ポップで爽快なテクノミュージックでした。どこで流れるかは教えられませんが、ノリノリでサイコーでした!!
同じく少女漫画原作で、音楽のテイストがこちらの映画とそっくりでしたね。
そして監督は小泉徳宏さん
なんとタイヨウのうたの監督さんだったんですね!
4. 映画の質を高めたのは、キャストのこの4人!!
原作が面白いのはもちろんなんですが、作品の質に最も影響を与えたのはキャストの4人達!!
瑞沢高校にいる、野村周平くんを除いた4人です!!
4.1 広瀬すずさん 1998年静岡県生まれです
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はぁ、かわいい。。。
テレビでは見ない日はない広瀬すずさん。今回の映画では主演を務めています。劇中では、イケメン俳優二人から恋心を抱かれているモテ女です!!
僕も大好きですよ!!!
売れているのはもちろんなんですが、、、なんと、2016年3月時点でCM16本ですよ!!
一本3000万円だとしても、5億円弱の経済効果。。。
ベッキーが復帰したとしても、もう空きはないですなーー。
今回の映画でロングヘアーになりました。どっちも可愛いよ!!
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こちらは海街diaryでの集合写真。
今考えてみても神キャストだったなーー。
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4.2 上白石萌音さん 1998年鹿児島県生まれ
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今回テレビでも全くフィーチャされていなくて、映画で初めて出演しているのを知ったのですが、、、
Machinaka的には、「やっと会えたね」と心から感じました。。。
彼女は2014年の周防正行監督「舞妓はレディ」で映画初出演&初主演を飾りました!!
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日本映画界を代表する周防正行監督が久しぶりに製作した長編映画なんです。
周防監督によると、この映画は上白石萌音ちゃんがいたから作ったそうなんです。
それだけ彼女の魅力に期待してたんでしょうねーー。
演技も上手ですが、驚くのは歌唱力。
映画でも主題歌を歌いました!!
こちらの映画も大変面白かったので、オススメです!!
「舞妓はレディ」の主演でも分かる通り、萌音ちゃんって「昔ながらの日本人」って感じの顔をしていると思うんですよ。だから日本文化に励む姿って本当にしっくりくるんです。舞妓はレディでは舞妓を、ちはやふるでは袴を着て、とっても似合っていました。キャスティングが見事だなぁと思いました。
4.3 矢本悠馬くん 1990年 京都府生まれ
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ダークホースは彼でしたww
最初はウザい高校生役だなぁと思っていただけでしたが、この人が映画全体の底上げをしてくれました!! まさしく最高の脇役!
表情やTシャツに描かれている画像からもわかるように、「お笑い担当」の俳優さんでした。
監督の演出も大きいと思いますけど、矢本さんのボケやツッコミ、会話の最後にボソッとつぶやくギャグなど、この役にぴったりでした!!
もはやアドリブなんじゃないかっていうくらい自然な会話が本作の魅力ですけど、その良さを彼が引っ張ってくれましたねー。
4.4 森永悠希さん 1986年大阪府生まれ
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メガネ掛けるだけでこんなに印象変わるんだなぁ。。。
彼は鉄道オタクで、部を作るための「人数合わせ」として呼ばれた人です。
最初は目立たない人だったんですけど、映画の最後、試合のシーンで彼が目覚めます。あのシーンは思わず泣いてしまったなぁ。。。年下に泣かされましたよ笑
だけどなぁ、真島太一役の野村周平くんはダメだったなぁ。。。 演技が下手すぎだった。
下手だから画像も載せませんよ。
せっかくの主役キャラなのに、惜しいことしましたねぇ、、。もう、野村周平が主演ってだけで映画見なくなっちゃうかも。「ちはやふる映画」を除いてね。
普通のダメ映画だと気づかないし、こんなに言わないんだけどねーーー。映画が良かっただけに、、ね。
5. セリフではなくカルタで伝える、世界初の試み!?
この映画の良いところ。それは過剰な説明描写がほとんどなかったところ。セリフも直接的な説明はなく、意味深にも感じ取れる発言も多くありました。褒めてますよ!!
また、無駄な回想シーンがなかったのも良かった。素晴らしい演出でしたよ。
セリフで説明が少ない分、百人一首のかるたで説明しているのが本作の特徴!!
もちろん事前に説明はしてくれるのですが、分からないかもしれないのでこちらで説明しておきます!!
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http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-e4-5b/yacup/folder/785584/86/60934886/img_0
簡単に現代語訳すれば、、
遠い昔、数々の不思議なことが起こっていたという神代でさえも聞いたことがありません。川面一面に紅葉が散り浮いて流れ、この竜田川の水を真紅色の絞り染めにするとは。
https://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=17
これでも意味がわからないという方は、、、
竜田川という川は、何て綺麗な川なんだ。こんなの物知りな神様だって知らないよ。特に秋はねー、紅葉の葉っぱが落ちて真っ赤な色になるんだよ!!
てな感じ。
実はこの「ちはやぶる」の短歌は、作者の在原業平の恋心を歌っているとも言われているんです。
この短歌は天皇の女御・二条の后に捧げた歌なのです。で、その后と在原は恋愛関係にあったのだとか!
風景が綺麗だとか言っておいて、実は「竜田川」は在原自身のことで、「紅葉で真っ赤に染まる」というのは、「自分の頬が恋のせいで真っ赤に染まる」に置き変えているんです。
さらに、「ちはやぶる」という言葉に多くの意味が込められています。
まず、「千早ぶる」という意味。次の「神代」=神に掛かる形容詞的な意味合いです。
そもそもの意味は、「勢いがある」「素早い」という意味。行動力があって積極的な、という意味なんだと思います。
そして、広瀬すずが演じる名前は「千早ーちはや」ですよね。
これもダブルの意味があって、「ちはやふる」のカルタを取るってことは、千早を奪い取るって意味でもあるんですよ!! きゃー!!
なので、百人一首のシーンで、「ちはやふる」の句が詠まれた時は、ラブストーリーにおいて非常に重要なシーンだということです!!
誰が「ちはや」を奪い取るのか、注目です!!
6. おまけ 劇場鑑賞情報
なんとラッキーなことに、109木場ではIMAXのスクリーンで鑑賞できました!! 収容力のあるスクリーンですから、思い切った決断しましたね!! 残念ながら人は少なかったですけど、、、泣
ちはやふる見たいなら、109木場で見ると格別ですよ!
ありがとう109木場! 愛してるよ109木場!
以上です!!
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