Machinakaの日記

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まだまだ衰えないオードリー・ヘップバーン「マイフェア・レディ」批評 1964年

こんばんは! Machinakaです。

 

今回批評するのはこちらの映画

 

 

 

 

「マイフェア・レディ」

 

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はい。なぜこんな古い映画を見たのか?

 

それは、午前十時の映画祭に参加したからです。

 

 

 

一般で1100円、学生だと500円で鑑賞できるので、とてもオススメです。

何より、名作と評される映画なのでハズレがない、DVDで観た映画をスクリーンで見るとこんなに違うのか!!と感動できます。

 

 

 

 

気になったきっかけ

 

 

最初にこの映画を知るきっかけとなったのは、周防正行監督の「舞妓はレディ」です。

 

 

「舞妓はレディ」

「マイフェアレディ」

 

タイトルの語呂が近いので既にお分かりでしょうけど、「マイフェアレディ」のインスパイア映画なんですよね。

 

しかも、映画のプロットまで同じで

 

マイフェアレディは、、

イギリス北部の田舎出身のオードリーヘプバーンが、言語学者の元でロンドンの標準語を学び、英国淑女として成長する話

 

舞妓はレディは、、

東北&鹿児島弁の上白石萌音ちゃんが、言語学者の元で京都弁を学び、舞妓として成長する話

 

 

言語学者が出てくるところや、ミュージカル調なところも同じ。

 

この「舞妓はレディ」が面白くなったので、元ネタの「マイフェアレディ」も観ることにしたのです。

 

もちろん、DVDで観た映画も面白かったのですが、非常に美しい映画だったので、是非ともスクリーンで見たいと思ってました。

 

 

 

映画の感想

 

 

名作と呼ばれるだけあって、スクリーンで観た甲斐がありました。

 

 

第一に、スクリーンで見るオードリーヘプバーンの美しさったらない!

 

この映画は1964年に公開されたのですが、本当にオードリーが可愛い。もう50年以上経ってるんですけどね。。

 

「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」など、知らない人はいない作品に出た彼女ですが、この映画が一番美しいと思います、個人的に。

 

他の作品と違うところは、レディになる前の「みずほらしいオードリー」と、レディになった「美しすぎるオードリー」の変化が楽しめるところにあります。

 

最初は汚い格好、、、スクリーンで見ると、顔に黒い炭みたいなのがついてたりするんですよね笑

 

 

 

それが、映画後半になるとこんなに綺麗な英国淑女に、、、!

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そして、、

何よりも今作のテーマである「言葉」の変化。

 

 

言語学者に出会う前のオードリーは、田舎なまりの言葉を使って、汚い言葉を吐きまくるんですよねw もはや田舎なまりが問題ではなく、性格の問題ではないのか、、、とツッコミたくなりますけども笑

まぁ、当時は地方に対する偏見も強かったのでしょう。

 

 

顔は美しいけども、言葉でこんなに損をする女の人もそうそういません。綺麗な言葉って大事だなと強く感じる次第です。

 

 

 

あと、この映画は170分と長丁場なので、インターバルの時間があるんですね。長すぎるんで休憩しましょうってことです。今なら絶対にやらないですけどw

 

 

 

ちょうど11時50分にインターバルがあったので、みんな12時から始まると思ってました。スクリーンには何分休憩か分からないから、10分休憩だとみんな思ったんですね。そうすれば、12時始まりでキリがいいじゃないですか!

 

 

が、実は5分休憩で、トイレ休憩していた人は急いでスクリーンに駆け込んできました。

 

大量のいい大人があそこまで焦ってるのを見るのも、珍しかったですよww

 

 

 また、これは午前十時の映画祭ならではの現象なんですが、かなり高齢の女性が見ながら涙を流しているのがすごく印象的でしたね。おそらく50年前にも映画館でマイフェアレディを見たんでしょうか、、、いや見たんでしょうね!!!

 

すごいですね、自分には絶対出来ない体験なので、、、。俺も50年後にマッドマックスとか見たら泣くんだろうな、、、それまで生きてるかどうか分かりませんがww

 

 

 

 

このシーンはスクリーンで観る価値あり!!

 

 

標準語の訓練の成果を試すために、オードリーと言語学者は、「アスコット競馬場」に出向きます。

 

 

 

え? 競馬場なんか行くの!? レディになりたいのに!?

 

 

安心してください。アスコット競馬場は、日本のようなギャンブルのイメージとは遠くかけ離れた「優雅な競馬場」なんです。

 

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イギリスの紳士淑女たちは、競馬場で着飾りながら競馬を鑑賞するという伝統があり、オードリーもそれに参加した、、、という話なんです。

 

 

このシーンが、本当に美しい!! 素晴らしいカラー映画ですよ、これは!!

 

 

紳士の場合はスーツと帽子が全てグレー。

淑女の場合は白と黒のドレスで統一されていて、コントロールされた非常に美しい絵になってるんです!!

 

 

監督も相当こだわったようで、ストーリーの進行とは無関係に、俳優さんの動きを止めて、しばらく映像をじっくり眺められるような演出をしているんです!!

 

おそらく、静止画にして絵画のように鑑賞できるよう、意図したんじゃないかと思います。

 

 

 

 

50年以上前とは思えないくらい、素晴らしい映画でした!!

 

オードリーヘプバーンをスクリーンで見ようぜ!!!

 

オススメです!!

 

 

以上です!

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