こんばんは! Machinakaです。
今回批評する映画はコチラ!
「グリーンインフェルノ」
実は映画館で見ていたのですが、当時はブログを始めて間もなかったので、記事を公開しないで下書き状態にしてましたww
2016年の6月に同監督の「ノックノック」を見て、このレビューを公開しなくては! と思い再び書いています。公開からしばらく経ってますし、短かくレビューしていきます!!
新宿武蔵野館の初日に見たのですが、スクリーンは満席! スプラッター映画なのに、観客はゲラゲラ笑いながら映画を心待ちにしている感じ! 観客たちの何パーセントがタマフルリスナーなんだろう、と妄想しながら見たのを記憶してます笑
さて、この映画ですが、見て分かる通り1979年の「食人族」の映画のオマージュを捧げています。
監督は部類の食人族映画ファンで、日本でも大ヒットしたみたいです。ちなみに、大ヒットしたのは本国のイタリア以外にはドイツと日本だけで、第二次世界大戦時の「日独伊三国同盟」という、奇妙な縁があるみたいです(高橋ヨシキ談)
監督の出世作、ホステルを観ていたらおおよその結末は見えてくるはず。今回も主人公はアメリカの大学生で、イーライ・ロス監督が得意とする「調子乗ったヤツらが痛い目に遭う」映画です笑
ホステルと同じく大学生が食人族の餌食に遭うが、今回は”意識高い系”学生のため、少し可哀想な気もしたんですが、、、
実はイーライロス監督は、主人公の女子大生をSJWーSocial Justice Warriorsに重ねているんだそう。
ソーシャルジャスティスウォーリアーとは、ネットでの人種差別や男女差別などの問題について、正論を振りかざして過剰に反応する連中のことで、日本でいう「ヤフコメ民」のような感じです。
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例えば、「男女差別は止めろ!」とか、「人種差別をするなこの野郎!」と、正論を振りかざして相手を打ち負かして自分の徳を摘もうとする連中のことです。
このSJWがアメリカでは活発らしく、イーライロス監督はこのSJWに対して不満を抱いていたみたいです。
この映画では、「環境を破壊するな!」と声高に主張する連中だったわけですが、結局は自分の利益のために環境問題を利用したに過ぎない、SJWの一員だったわけです。
映画の内容ですが、、、
とにかく最初から人が死にすぎて、感覚が麻痺してしまいます。
そして、中には笑いを取るためだけに殺されるパターンもあるので、それこそ意識高い系の学生が観たら、「不謹慎!」と運動を起こすかもしれないですね。僕らは爆笑してましたが、、、笑
この映画を見た後に思ったのですが、これはホラーよりむしろコメディでしょうね。 食人族オマージュで、かなりグロいシーンはあるのですが、結局は笑える映画になってるんで笑
スプラッターとコメディ。一見矛盾している二つのジャンルが、見事に融合したのです! これはイーライロス監督作風ならでは。
特に、環境問題活動のリーダーである、意識高い系の男子学生のアレハンドロくん。
彼がMVPでしたね笑 仲間が次々と食われているのにも関わらず、生き抜くために人間の本能を優先した彼は思わずアレを、、、
こっからは本編をご鑑賞ください笑
で、余談ですけど、主人公の女の子はイーライロス監督の奥さんのロレンザ・イゾさんです笑
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奥さんを主演に使うなんて、、、まるで園子温監督でいう神楽坂恵さんじゃないですかww
実は彼女、イーライロス監督の「ノックノック」にも美人局女として登場します笑
この映画の批評は以下に!!
www.machinaka-movie-review.com
大変面白い映画でした、、、本編はもちろんなんですが、オススメはブルーレイ特典の音声解説!
なんと宇多丸さんと高橋ヨシキさんという、タマフルリスナーにはたまらないコンビで、映画の最初から終わりまでずーと解説してくれます
動画配信サイトなどでは付いてない特典なので、是非ともご購入をお勧めします!!
以上です!