Machinakaの日記

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家族にも!恋人にも!友達にも!全ての人の心をROCKする! 「シングストリート」批評

 

 

こんにちは!

machinakaです!

 

 

今回批評する映画はこちら!

 

「シングストリート」

 

 

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はい、ジョンカーニー監督の最新作! 初日で見てきましたよー!!

この格好を見てるだけで、どんな映画か分かりますよね(^o^)

 

80年代ロック&ポップスの名曲が流れて、少年たちの青春バンド映画!!それだけで最高じゃないですか!!!̨(༎ິ῀̫ ༎ິ ̨ )͞˭̳̳̳˭̳̳̳ˍ̿̿ˍ̿ˌ˳ˏ̇⋅︎∴︎༣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1.あらすじ

 

 

「はじまりのうた」「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督の半自伝的作品で、好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と友情を、1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描いた青春ドラマ。大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓

映画.comより

 

 


『シング・ストリート 未来へのうた』予告編

 

ジョンカーニー監督の最新作ということで、首を長くして期待されてた方もたくさんいらっしゃるでしょう。

本作はアイルランドの田舎町でくすぶっている中学生男子を主人公にして、好きな女の子のためにバンド活動をするという話。いやぁ、こういうヤツら、僕の学校にもたくさんいましたよ笑

 

 

ジョンカーニー監督の青春モノときいて、期待しない人はいないですよね!!

 

 

 

 

 

 

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2.劇場鑑賞情報

 

公開初日の7/9、私がひいきにしてるヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞してきました!!

 

上映15分前でしたが、、、激混み!!

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あまりにも混みすぎてて、写真撮ってる人もいましたw 僕もだけど。

 

写真も壁に貼ってあって、さすがミニシアターは気が利いてますよー。

 

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3.監督のキャリアと作風

 

監督はジョンカーニー。1972年アイルランド生まれ。映画監督の前は、音楽活動をしていてロックバンドを結成していたみたいです。

 

 

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ロックバンド活動後はミュージックビデオの制作などに携わりますが、2007年の「ONCE」にてアメリカでも大ヒット!!

 

超低予算映画にも関わらず、主題歌の「Falling Slowlly」がアカデミー主題歌賞に選ばれるという偉業を達成しました!

この映画、メッチャクチャ面白くて切なくて感動するんですが、その低予算っぷりが見てすぐに分かるw

POVでもないのにカメラがブレッブレですからねww あと、暗いところのシーンではノイズが酷かったり、、、

 

映画の大半は音楽が流れていて、そのほとんどごギターとボーカルのみというとても質素なモノ。でも、その質素さがギター胸を打つ。あまりにも曲が良いんです。

 

ラストシーンはあまりにも切なく、音楽映画としてもラブロマンス映画としても素晴らしい映画です!!

 

 

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ONCE ダブリンの街角で(字幕版)(プレビュー)

 

とにかくこの曲を聴いてください!!感動です!!!!

Falling Slowly

Falling Slowly

  • Glen Hansard and Marketa Irglova
  • サウンドトラック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

その後、2013年にマークラファロやキーラナイトレイなどのハリウッド俳優を起用した「はじまりのうた」が公開。ニューヨークを舞台にした音楽映画で、ONCEと通じる部分もあったのですが、、監督は出来栄えに不満を持っているようで、キーラナイトレイに「お前のせいだ!」と悪態をついたり、、、いや、商業映画なんだからいくら監督でも自分の思い通りにはいくわけないだろ笑

 

あと、個人的にはラストシーンの出来が△でした。ただ、出来栄えは凄くいいと思いますよ。ONCEを見る前だったら、凄く楽しめたと思います。

 

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『ONCE ダブリンの街角で』監督が手掛けたドラマ!映画『はじまりのうた』予告編

 

Lost Stars

Lost Stars

  • アダム・レヴィーン
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

この映画はマルーン5のアダムレヴィーンが俳優として出演してるのも肝で、マルーン5にとってのファンムービーにも映りました。

他のメンバーも出演してるんですよ!

 

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で、監督の作風なんですが、、、

 

最初のシーンは必ずギターを持った男が歌ってます。映画の最初から、これは音楽映画なんだ、と言わんばかりに。歌は必ず映画オリジナルのモノです。

その後もオリジナルの歌が流れまくって、映画の7割くらいは音楽が流れてます。逆に、派手な効果音はほとんど使わずに、主人公の歌う歌が中心になります。

 

で、主人公やヒロインは不幸せな状態に予め設定されていて、、特に家族が不幸になっている事が多い! ハッキリ言って、①離婚寸前、②離婚、③死別の三択しかありません。幸せな家族を描いたことはないんですね、この監督。おそらく、自分の実体験からきてるんでしょう。

ちょっとスティーブンスピルバーグっぽいですね。

 

あと音楽の使い方が非常に良い!てか歌詞が良い!

映画のストーリーテリングを、セリフに任せず音楽で表現してるんです。その代わり映像はあまり気にしてないんですけどね。MVっぽいちゃそれまでですが。

 

ただ、この監督の音楽センスはズバ抜けてます。そりゃあアカデミー主題歌賞に選ばれるくらいですもん。映像に多少ツッコミどこがあっても目をつむれます笑

 

 

 

はい、前置きが長くなりました!

 

それでは映画の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

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4.映画の感想

 

 

笑って、泣けて、魂が震える!!

 

「ONCE」のストーリーと音楽、「はじまりのうた」の映像演出の良いところだけを凝縮した、最高のロック映画になってました!!!

 

この映画は監督の半自伝的なストーリーになっているとの触れ込みでしたが、この主人公の少年があまりにも普遍性に溢れている。結果としてあらゆる人に共感される、愛らしいポップアイコンが誕生したと思ってます。

中学生で、可愛い女の子にモテたい一心でバンドを始める。こんなの、中学生男子なら誰でも考えることじゃないですか笑

私はバンドしてないですが、カラオケで女子がいると、そりゃあ一生懸命歌いますよww

モテたいがために歌を歌う。それがキッカケになってるのが共感できました!!

 

 

あと、何より曲が良い!! 中学生という狭い視野の中で、先生にいじめられたり恋愛体験をそのまま歌にしたり、自分の全てをさらけ出して歌ってるのがカッコよかったです!、 まぁ、服装とか見るとダサくて笑っちゃうこともあるんですが、、笑

 

 

ただ、ダサいのは初めだけ。映画の進行に従って主人公もヒロインも成長していく。ドンドン歌も上手くなる。まるで中学生の成長の早さのごとく。

 

そこが多くの人の共感を誘ったと思うんですねー。

 

一番感動した曲は、「UP」

 

もうずっとリピートして聴いてます♬

 

歌詞をご紹介しますね♬

 

 

going up
高く上がろう!
she lights me up
キミは僕を輝かせてくれる
she breaks me up
キミは僕を引き上げてくれる
she let me up
キミは僕を高みにあげてくれるんだ

 

きゃーーーー!! 単に好きって言葉よりずっと奥ゆかしくて、ストレートに伝わる!!!

歌詞にI love youってのが入ってないのが良すぎます!!!

 

おい、最近のクソJPOP、この歌詞を見習え!!!!!!!!

 

 

 

彼女に恋心を伝えるため、メールでもなく電話でもなく、録音したテープ一本のみを送りつける。カッコよすぎる!! 俺もそういう粋なことしたいぜ!!

 

ロックというか、爽やか青春が詰まった淡いラブストーリーが込められたポップスになってます!!

 

こういうの桜井さんにも歌ってほしいな、、、

 

 

アップ

アップ

  • シング・ストリート
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

あとは、主人公とヒロインの変貌っぷりがすごい!メイクアップの人、ご苦労様です。

 

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やっぱ男はロックに目覚めるとバカになりますねーw

でもロックってそれでいいよね!!

 

 

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5.ネタバレ注意!! 本作の最重要ポイント

 

 

以下の考察はネタバレを含みます。まだ観てない方はご注意を!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、では行きますよ。

 

 

 

 

 

 

この映画、予告を見ると主人公と、ヒロインのラブストーリーのように見えたんですが、全然違いました。ONCEでもはじまりのうたとも違うテーマでした。

 

それは、主人公とその兄を主題にした映画。つまり兄弟映画でした。

 

何故なら、この映画のエンドロールに「全ての兄弟に贈る」とあります。

 

これは、ジョンカーニー監督の想いが強く込められており、最も重要なメッセージでした。監督の兄は、彼の音楽活動に多大な影響を与えた人でした。しかし、はじまりのうた製作時にお亡くなりになってしまいました。はじまりのうたのエンドロールに、ふいにジムに贈るとありますが、これはお兄さんのことなんですね。

 

ソースはこちらです。

 

Real life has not been kind to Carney recently. A little over a year ago, his oldest brother Jim died and Begin Again carries a dedication to him before the end credits. I notice also that the director wears a tattoo bearing his brother’s name on his right arm. John explains that the Mark Rufallo character in Begin Again bears a few traces of Jim.

http://www.irishtimes.com/culture/john-carney-goes-urban-musical-once-more-1.1862099

 

 

ここで弟に説教するシーンは、ジョン監督の最も強い気持ちが込められてました。そして、我々観客にも深く突き刺さるメッセージでした。

ジョン監督も、中学生の頃にお兄さんに言われてたんですかねー。とにかく、本作の主役はこのアニキでしょ!!

ロック狂だけど、このアニキは大学も行かなくて、アーティストも目指せなかった人。弟から、「アニキも学校で演奏してよ!」と言われますが、結局行けてない。とにかく、アニキは逃げ腰なんです。そりゃそうだ、家族が離散するのに音楽活動を再開するもんか。でも、自分が自分の出来なかったことを弟に託す熱意だけはハンパない。

アツい、アツいよアニキ!!スクールオブロックのジャックブラックにやや似てるところも、好きだよ笑

 

 

 

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一番感動したのはこのシーンですね。弟とその恋人がロンドンへ向かうシーン。車で送り届けたアニキ。寂しがってると思いきや、雄叫びをあげて喜んでる。。。私はここで号泣メーン!!!!!

 

ここでやっと、弟に全てを託すことが出来た。。

「ONCE」では離れ離れになった主人公とヒロインでしたが、アニキのおかげでハッピーエンドに向かったんです。。

 

あの後、弟と恋人がどうなったかはご想像にお任せということで、、、でもあれ位余韻を残してくれた方が、観客にとっていいんです。。

 

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そして、みなさんお気づきでしょうか?

主人公の祖父の船に書かれていたのは、「JIM」の文字!!

ジムですよ、皆さん!!

つまり、監督のお兄さんのことが書かれてるんです!!

車で送り届けてサヨナラしたと思ったアニキですが、ちゃんと船の中で見守ってくれてる。兄弟はずっと繋がってるんです!!!!

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6.おまけ

 

主人公の恋人のカレシ、、と思われる男性、「ONCE」のグレンにそっくりじゃないですか!?

 

すいません、髪型とかだけなんですけどね、、ここでも過去作のオマージュあったのかなぁと思って、、、、

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そういえば、オマージュといえば今回はバックトゥーザフューチャーの真似をしててすごく良かったです!!

 

50年代のファッション、ダンス、、、

 

主人公はマイケルJフォックスになりきってましたね、ギターを立てて弾くあたり、、、笑

 

 

 

とにかくもう、、、オススメの一言しかありません!!!!

 

 

 

 

 

 

 

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