Machinakaの日記

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ドラマ「カインとアベル」第7話 批評と感想 私が考える高田優の出世シーンを画像で解説!

 

 

 

 

こんにちは! Machinakaです。

 

今回批評するドラマはこちら!

 

 

 

「カインとアベル」第7話

 

 

 

 

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はい、記事が遅れまして大変申し訳ありません。

ちょっと私事で忙しかったもので、、、

 

 

というわけで、早速「カインとアベル」第7話批評行ってみよー!!

 

 

 

 

と、その前に、、

 

 

 

これまでの批評はこちらでご覧いただけます。

 

 

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率直な感想を

 

 

 

んー、ちょっと見てるのが辛いです。辛いです。

 

もうねー、かつて広島から阪神に移籍した新井さんの気持ちと一緒だよ。辛い、辛いです。。

 

 

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第1話を大絶賛していた僕が今では懐かしいよ、、、

 

第7話は酷かった、、、 ダサかったなぁ、、、

 

せっかく好演した山田涼介さん始め、俳優の方は素晴らしいのに。演出がダメですわー、監督は一体何をやってるんだ!!

 

 

 

色々文句がありますけど、簡単に分けて①これまでの経緯を踏まえた文句、②第7話単体の文句があります。

 

個別に書いていきたいと思いますー。

 

 

まずは①これまでの経緯を踏まえた文句から

 

 

 

3話から全く話が進んでいない件

 

 

もうねー、この件を話さなければカインとアベルを批評したことになりませんよ。

 

このドラマ、3話から全く話が進んでおりません!!!!!

 

 

 

これはですね、僕の主観じゃなくて、ストーリーをみれば分かることです。

 

第3話が終わった時点で、山田涼介、倉科カナ、桐谷健太(アニキー!!)の三角関係が明示されています。

そして、3話から倉科カナさんは桐谷健太から離れていき、山田涼介くんと寄り添うようになります。桐谷健太さんは仕事も恋人も山田涼介さんに(運命のいたずらで)奪われていきます。

 

 

 

はい、みなさん!! この3話の概要をよく覚えておいてくださいね!!

 

 

3話の概要って、4話・5話・6話、そして7話でも全く同じなんですよ!!

 

 

よく思い出してください!!

 

 

4話・5話・6話、そして7話も、倉科カナさんは桐谷健太から離れていき、山田涼介くんと寄り添うようになります。桐谷健太さんは仕事も恋人も山田涼介さんに(運命のいたずらで)奪われていきます。」

 

って概要で説明できるんですよ!!

 

つまり、何にも話が進んでないっ!!

 

山田くんが倉科カナさんと付き合うわけでも、山田くんが桐谷健太さんの仕事を奪うわけでもない。

つまり、視聴者にとっては仕事も恋も奪われるという運命は分かりきっている状態なのに、決定打となるシーンを引き延ばして、決定打の予兆だけ見せている。もったいぶってるんですよw

 

 

4−7話までは一体何だったんだよ!! 何の回だったんだよ!!!

 

俺たちが今まで見させられてきたのは何だったんだよ!!!!

 

実は今までも気になっていた問題なんですが、言わないようにしてたんですよ。ドラマを楽しんでる皆さんに水を差したくない。山田涼介ファンの方には気の毒な話かもしれない、と。

 

 

でもねー、もう我慢できないよ!! ってか逆に山田くんがこんなドラマに出させられてるのが可哀想だよ!!!

 

 

 

監督の演出力が重要になるワケ

 

 

視聴者ならみんなね、山田涼介くんが桐谷健太から仕事も恋も奪ってしまうなんてことは、もう知ってるのよ。っていうか、ドラマを見る前に聖書なり小説なりで、ネタバレしてるんだよ! 

 

つまり、聖書を基にしている時点でストーリーに新鮮味は一切ないわけ! だからさ、この「カインとアベル」は放送開始前の段階で、すでに新鮮なネタではなくなってるワケ。

 

このドラマをマグロに例えるとさ、刺身にしてお醤油でシンプルに食べるには、熟成されすぎてるのよ!!

 

 

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だからね、もうお刺身では食べられないから、スモークサーモンにするとか、お鍋に入れるとか、お茶漬けに使うとか、そういった「工夫」が必要なワケ!

 

https://www.fukushi-club.net/recipe/cooking/images/cookingImages/rp106.jpg

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そういった調理の工夫が、ドラマにおける「演出」なんですよ。つまり監督が頑張るところなんですよ! でもねー、このドラマの演出はダメだ。もう新鮮じゃなくなって茶色がかったマグロを、まだお刺身として出そうとする。でもね、もうそのネタは乾燥してカピカピに成ってるんだよ。

 

個人的には、お刺身で出すのはもうやめて、アボカドを入れるとかお茶漬けにするとか、そういった工夫を凝らしてもらわないと、食べる気しないよってことです。

 

この演出のところは、次の7話の批評でしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

7話の批評、、てか批判

ダサい演出はもうやめてくれ

 

 

 

7話の演出はですねー、ことごとく裏目に出てましたねー。最悪だったよ。

 

特に、6話と7話の2話分を使った、山田涼介と対峙する「スティーブンホール」という敵役が全く活きてこなかった。

 

 

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ドラマを見た皆さん、このスティーブンを見ていてどう思いましたか?

 

「手強い相手」に見えましたか? 

 

僕はどう見ても強いとは思えませんでした。正直言って、「山田くんだったら勝てる相手」「ご都合主義で絶対に勝つだろう」って思ったんじゃないですか!?

 

私もそう思ってましたよw 

 

だって、このスティーブンの手強さや恐ろしさのようなものが、全くビジュアルで表現されてなかったからです。社長が「こいつは手強いぞ、、、」って言ってるだけだもん。何も伝わってこないよ!!!

 

2話分を使って対決させるんだから、山田くんを窮地に追い込ませるくらいのことはやってもらわないと! 

 

例えば、過去の回想を挿入してもいいから、若き社長がスティーブンとビジネスして大変な目にあったエピソードとかさ。

 

一番いいのはアニキー!がスティーブンと勝負して負けたって回想シーンを作って、その過去談を社長が優に話して、それをアニキー!が聞いてしまうってストーリーを入れたら、すごく良かったのに!!

 

 

この敵役スティーブンに何も魅力や強さを感じなかったので、緊張感がまるでなかったんですねー。これは痛い。

 

 

 

あとねー、一番ショックだったのは、山田くんが出世するシーンですよ。

 

本当にねー、あのシーンを見ただけで腹が立つよ!

 

だって、社内の人事告示の紙ペラで、「高田優を取締役とする」って文字のどアップで見せちゃうんだもん。

 

はぁ、、、、ドラマのファンの人ごめんね、山田涼介のファンの人ごめんね。これから毒吐きます。

 

 

 

 

 

 

おいおいおいおいおい!!!!!1  アホじゃねぇの!?

 

山田くんのせっかくの出世が初めて明らかになるシーンが、紙ペラ1枚で表現するなんてどういうこった!?

 

アホ!! このドラマ作ってるやつは「花を持たせる」ってことを知らないのかよ!!!!

 

 

アホ! アホ! アホ!!!!!!!!!!   

今度こんなクソ演出したら、二度と見ねぇからな!!!!!

 

 

 

 

はぁ、、、

 

 

すいません。取り乱しました。

 

 

 

 

もうねー、主人公が出世するシーンって、一番重要なところでしょうが。それを紙ペラで表現するなんて、、、、、この演出を指示した人、どうかしてるよwww

 

だってね、すごく単純な話をすれば、紙ペラ1枚で見せる演出って、「日常感に溢れてる」んですよ。昇進を伝える方法って、紙ペラが普通だよね。そう、普通なんだよ。でもね、この「カインとアベル」ってのはドラマなんだよ。

 

だから、「普通」じゃなくて「ドラマチック」に山田涼介の出世を表現すべきなんだよ!!!!

 

アホだね、製作者は!!!

 

 

 

山田くんの出世には、「花を持たせる」のが当たり前でしょうが! 

「紙を持たせる」なんてありえないわけ!!!!!

 

バカ!!!!

 

個人的にはさー、あんな紙ペラ一枚の掲示シーンなんてカットしちゃってね。僕が考える山田くんの出世シーンを考えたんですよ。

 

 

 

 

 

Machinakaが考える山田涼介取締役出世シーン

 

 

まずは高級車で山田くんが自宅から会社まで走るシーンを映すんだよ。でも、山田くんが乗ってることは見せない。見せちゃダメね。で、山田くんの車の前には社長の車が走ってる。で、山田くんの車の後ろに「アニキー!!」の車が走ってるんだよ!!

 

図解すると、こんな感じね。車で出世を表現するんだよ! 演出するんだよ!

もちろん、社長が一番前ね。いくら優でも、社長(神様)には敵わないからね。で、社長のすぐ後ろを走るのが優なんだよ! 1話では自転車で通勤してた山田くんが、車で走ってる。まだこのシーンでは、取締役になってるってことは言わない。

視聴者は、優が車ってなんで? 何があった?って思う。でもドキドキする。続きが知りたいってなる。

で、優の後ろを走ってるのはアニキー!!の車なんだ。社長のすぐ後ろは優がいる、優の後ろにはアニキー!の車がある。アニキー!の車は、優の車に遅れを取ってるんだよ。

この演出により、アニキー!!は仕事で「優に遅れを取っている」というメタファーになるんだよ! この映像で勘のいい人は「山田くんが出世した」って分かるし、そうじゃない人も、「優はアニキー!に勝ってる」って一発で分かるでしょうが! これこそ「演出」だよ!

これくらいスタイリッシュな演出やってくれ!

 

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で、最初に会社に到着するのはもちろん社長なんだよ。ドアマンに「おはよう」と言う社長。で、次に着く車は優なんだよ。でも、そこでも優の顔は見せない。ここは省略する。

で、しばらく経ってから、最後にアニキー!の車が到着して、桐谷健太がイライラした顔で登場する! ドアマンが「おはようございます!」と元気に挨拶しても、アニキー!!は無視する。

 

で、次に山田くんの後ろ姿を写す。顔は見せない。 すると1Fロビーで同じく出社する山崎紘菜ちゃんに出くわす。「おはよう、優! 今日も(営業)5課で頑張ろうね!」と挨拶するも、こちらを振り返らずに「ごめん、今日から部署変わるから」と説明。

山崎紘菜ちゃんが「もう、また新しいプロジェクトでもやるの!? 早く帰ってきてよね!」と何も知らない様子でプンスカするw 山崎紘菜ちゃんの使い方はこれくらいでいいww

 

山崎紘菜を放っておいて、颯爽と歩く山田くん。高層階専用のエレベーター。不思議な顔をする山崎紘菜。山崎紘菜ちゃんの営業5課は、中層階エレベーターなのだ。ここで気づく。もう優は遠くへ行ってしまったのだ、と。すると、後ろから猛ダッシュで走るアニキー!!が登場ww 山崎紘菜はドン引きする笑

 

アニキー!!は山田の乗るエレベーターに追いつこうとするが、間に合わずにドアは閉められる。

 

エレベーターから降りて颯爽と歩く山田。まだ後ろ姿で顔は見せない。行く先は社長室。そこで社長とご対面。

社長のどアップとともに、「優、来たか!」と声を掛ける。「はい」と山田くんの声だけ聞こえる。

そして社長から「今日から俺の右腕になれ」と初めて言ってもらえる。そこでカメラがローアングルに切り替わり、山田くんの足から身体、そして最後に顔が見える。溜めるに貯めた、ようやく見える山田くんの顔!!!

そして「分かりました!」と自信満々に微笑む優。ここでHey!say!jump!の「Give me love」が流れる

 

 

【早期購入特典あり】Give Me Love(通常盤)(オリジナル・ポスターC付)

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一方のアニキー!!はエレベーターのドアで「ウワーーーー!!!!!!!」と絶叫する。

 

 

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そしてここで、聖書「カインとアベル」のカットが突如挿入される。ここで観客は気づく。これぞまさに「カインとアベル」だ。父(神)は兄でなく弟を選んだのだ、と。

 

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はい、ここでエンディングのシーンがやってくるのです!! エンディングテーマは流れたままね!!!

 

 

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これで7話が終わったら、どんだけカッコよかったか、、、、

 

これくらい映画的文法を使って、やってほしかったねーーー。。

 

 

 

 

 

今回は「車の演出」で山田涼介の出世を表現してほしいと言いました。

ちなみに、私がいちばん好きな「車の演出」シーンは、「ワイルドスピードスカイミッション」でのラストシーンです。

 

映画好きな方ならご存知ですよね?

 

「ワイルドスピード」シリーズは人気シリーズで、日本以外の全世界で大流行している人気カーアクション映画です!

 

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しかし、最新作「スカイミッション」の撮影中、主役のポール・ウォーカーさんが、皮肉にも交通事故で亡くなってしまったのです。

 


Paul Walker Death - Fast And Furious Attend Paul Walker Funeral

 

 

しかし、映画は撮影を続行。CGや代役を使いながら映画は見事に撮影完了、公開にこぎつけたのです。

そして映画の本編が終わった後に、本編とはまったく関係ないシーンが追加されていたのです! 

それは、撮影中に亡くなったポール・ウォーカーさんを弔うシーン。

ポールさんを、映画の中で弔ってあげたのです!! しかも、ポールさんが大好きだった車で!!!

 

 

 

そのシーンがこちら!!

もうね、何回見ても泣けるよ、、、、。

 

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英語が得意な方はこちらをどうぞ

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赤ちゃんを抱えている白人男性がポール・ウォーカーさんです。もちろんここのシーンもCGと代役を使っており、本人は既に亡くなっています。

 

 

今、ブログを書きながら、私泣いてますよww

何回見たんだって感じですけどw

 

 

 

このね、最後のシーンですよ。これが映画史上最大で最高の「車演出」ですよ!!!  車でストーリーは語れるんです。そして、故人にもメッセージを送れるんですよ!!

 

で、このシーンですよ!!

 

 

車が二手に分かれるシーンですね。

そして、ポールの走る道は、どんどん白いモヤに包まれていく、、、つまり、この世には帰ってこれないわけです。天国に行ったよってことなんです。

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そして最後の「FOR PAUL」ですよ!!!!

 

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映画において、エンディングで「FOR + 人名」のクレジットを付けるってことは、「故人OOに捧ぐ」って意味なんですよ。

いちいち説明しないので映画における暗黙の了解って感じなんですけど。

 

 

ちなみに、ポールさんは日本が大好きな人で、親日家でした。特に、日本車を改造するのが大好きで、実際に日本に来て改造車を乗り回してました。とにかく車が好きだったんですよ。だから、車で弔ってあげたんです。

 


Paul Walker Visits Famous Nissan Skyline GT-R Tuner Mine's in Japan

 

おそらく、この映画見てるのって男性が多くて、女性は見る人少ないと思うんですけど、よかったらこれを機会に見てみてください。最新作だけでもいいです。そして、最後の車演出に泣きじゃくってww

 

 

というわけで、無駄話もしましたけど、これで以上でっす!!!

 

 

 

 

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