こんにちは! Machinakaです!!
今回批評する映画はこちら!
「サバイバルファミリー」
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フォーーー!!!
フォフォフォーーーー!!!!
ヨイショーーーーーーー!!!!
やっほいやっほい!!!!!
もう期待しかしてねぇ!!!!
早く見てぇ!!!!!!
まだ見てないけども、超オススメです!!!!!!!
って勝手なこと言ってすいませんwww
とにかく、早く見てください!!!!!
やばいぜ!!! 俺のテンションやばいぜwwwww
今2月10日で明日映画を見ようと思ってるんですが、見る前からテンションが異常ですwwww すいません。。。。
でも我慢できねぇ!!!!!
とにかく期待しかしてねぇぇぇ!!!!!!!!
というわけで早速「サバイバルファミリー」批評行ってみましょーーーーーーーーーーーい!!!!
ウォォォォーーー!!!!!!!
あらすじ
「ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督が、原因不明の電気消滅によって廃墟寸前となった東京から脱出した一家の奮闘をコミカルに描いたサバイバルドラマ。東京で暮らすごく平凡な一家、鈴木家。当たり前のように電化製品に囲まれた生活を送っていたある日、電気を必要とするあらゆるものがなぜか使えなくなり、東京は大混乱に陥ってしまう。交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップした生活に人々が困り果てる中、鈴木家の亭主関白な父・義之は、家族を連れて東京を脱出することを決意するが……。ベテラン俳優の小日向文世が父親役で主演を務め、母親役を深津絵里、息子役を「秘密 THE TOP SECRET」の泉澤祐希、娘役を「くちびるに歌を」の葵わかながそれぞれ演じる。
社会現象を引き起こす監督
監督は矢口史靖(やぐちしのぶ)さん!!!
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もうみんな知ってるよね?
あの矢口さんだよ!!!
日本でコメディ映画を撮らせたらナンバーワン! しかも内容が深く、強烈なインパクトを残す監督。
知ってるよね??
え、知らないって???
このポスターを見たらわかるでしょ!!!!
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Hey!!
ウォーターボーイズ!!!
イエェーーーイ!!!!!
今では超人気俳優となっている妻夫木聡くんの初主演映画でございます!!
若いね!!! そして右は、、、なんと玉木宏ですよwwww
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ま、そんなこんなで矢口監督の紹介は「ウォーターボーイズ」の人だよと教えれば一発で説明がつくんです。
映画批評ブログとしては、なんと分かりやすい人だろう!!!
はい、彼の功績はそれだけに留まりません。
2004年の「スウィングガールズ」
2008年の「ハッピーフライト」
土曜プレミアム・映画「ハッピーフライト」【矢口史靖監督 最新
そして2014年の「WOOD JOB! 」
みんな知ってるよね? なぜならテレビで大々的に特集されたことあるし、何より内容がいいからね!!!
もちろん興行収入も高い!!!
東宝の製作配給、フジテレビの亀山モデルの映画ということで、バリバリの純国産商業映画ながらも、面白さを兼ね備えつつ、かつ作家性を失わずに映画を作れている、という大変素晴らしい作品なんですよ、矢口作品は!!!!!
特に私が好きなのは、2008年の「ハッピーフライト」
私自身が大のANA(全日本空輸)好きで、空港が大好きというアドバンテージがありながら、ウォーターボーイズを超える爆笑シーンが入っている、という私にとっては大好物ばかりのフルコースが並んだ映画、、、、
しかも綾瀬はるかがバカっぽい演技で等身大だし、田畑智子さんが本当に可愛いいいいいい!!!
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もう一度言わせてくれ!!
田畑智子さんが本当に可愛いいいいいいいいいいいい!!!!!
可愛すぎて萌え死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォォォオォォォォォ大!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
田畑智子さん大好きだぁぁぁぁ!!!!!!!
ムィォォオォオ!!!!!!!!1!!!
はい、というわけでこれまでの作品が大好きすぎて超絶期待してしまう矢口監督なのですっ!!!!
こんなに監督を紹介するのも珍しいよ、俺笑
震災との関連は?
はい、私この映画の予告を初めて見たとき、真っ先に震災映画だ!!!と思ってしまいました。
予告ももちろんなんですが、、、
ポスターを見てください。
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・「電気がなくなった」というキャッチコピー
・「2.11」ロードショー 公開日が11日
そして、、、
・主人公たちの交通手段が自転車
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この時点で間違いなく震災映画だなぁ、しかも東京の。と思ってしまうのです。共通点多すぎです。
・「電気がなくなった」→計画停電
・「2.11 Road show」→ 3.11の震災と合わせた上映日か?
・主人公たちの交通手段が自転車→東京では帰宅困難者が自転車を使って家路を目指した。
特に自転車に関しては、意外と気付かない人がいらっしゃるかもしれませんので補足を。
東京都心では公共交通機関が麻痺、及び自動車が混雑したため、郊外に住む帰宅困難者たちは、自転車で混雑する道をスイスイと走ったのです。
ちなみに私も3.11は東京都心におり、帰宅困難者となってしまいました。幸い宿泊施設がありそこで1日を過ごしたのですが、自転車で走っていく光景を何度も目にしました。
そして最後に、矢口監督のメッセージです。
https://pds.exblog.jp/pds/1/201609/24/54/e014035481872.jpg
「今まで僕が作ってきた作品とは、かなり違います。」との触れ込み。つまりそれは、「笑っているだけでは済まされない映画」である、と監督は述べてます。
いやぁ、、、これはどう考えても震災映画なんだ、それに関東の人の被災を対象にしている震災映画、そう感じてしまった。
シンゴジラがそうだったように、矢口監督が考えた震災映画とはどのような映画なのか、、、、、
期待してしまう、、、、期待しかしてねぇよ!!!!
震災からもう6年近く経つんですね。あれからだいぶ時間が経ってしまいましたけども、まだ完全に復興できてないし、一生忘れることの出来ない自然災害なんですよ。
それをこの映画で思い出させてくれるでしょうか、特に東京都心に住む・働く人たちへ。。。。
同じく東京都心で働く人間として、とっても感情移入してしまうのです。。。。
はい、概要はここまで! 異常なテンションで概要を紹介してしまいましたけども、実際はどうなるのでしょうか。。。。
ここまでが映画を見る前の私、、、、
正直言って、期待しすぎて頭がおかしくなりそうですwww
本当に怖い、怖すぎます。。。。
だって明日には映画を見てるわけでしょ、俺!!!
期待しすぎて、、、、やばい、正常な状態ではいられないよwwww
はい、というわけで大変興奮しています!!!!
おとなしく映画見ることにしますwww
それでは、、、、
それでは、映画の感想でございます!!!!!!!!!
映画の感想
ドタバタギャグコメディかと思えば、全然そんなことはなかった。
矢口監督とは思えない、とっても静かな映画。
都会の喧騒から離れ、静かな農村の風景がとても美しい。
都会に住み、田舎がある人にとっては本当に胸に刺さる。
3,11のあの日、都内に住んでた俺は電気の心配する必要が全くなかった。でも、場合によっては電気が使えなかったかもしれない。
そう考えると、とっても恐ろしくて、ただ笑ってるだけじゃ済まされない映画かもしれない。
電気が使えるってありがたい。でも、電気が使えないのもちょっぴりいいかも。。。
良い意味で矢口監督らしからぬ作品でございました。
6年前のあの日が蘇る
やはり予想通り、3.11の震災が非常に関係する話でございました。
3,11の後、関東は計画停電で節電を余儀なくされる日々を過ごしてましたからね。
映画には一切震災のシーンはない、ないんですが、どう見てもあの日の光景が蘇ってくる。
スーパーは買い物客で溢れ、水が売り切れてジュースだけ。水道水は使えるのにさ。中には必要もないのに1ケースも水を買う主婦もいる。
そして、なぜか保存食料品がすごく売れる。必要もないのに、大量に買い込んでしまう。
電気を失っただけで、現代の日本人はこうも脆弱になってしまうのか。もしかしたら、俺も水を無駄買いしたかもしれない、そう考えるととても恐ろしい。
3月に公開はしなかったものの、明らかに震災を意識する作りとなっていました。
電気がなくなるなんて、ありえない。そんなのSF作品だ!と思うかもしれませんが、そんなことはありません。日本はかつてスノーデンによって、電源が掌握されてたんですから
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だから、電気が使えなくなるなんて嘘っぱちの話じゃない。本当に可能性はあった話なのだ。
もし電気がなくなったらどうなるか、水はどうやって確保するのか。
そんなシミュレーションをさせられる、とっても良い教訓映画とも思いました。
電気が人を蝕んでいる?
そして、今作の特徴は電気に対するアンチテーゼ的な視点。
予告でもあった通り、「スイッチをOFFにすると、人間がONになる」のキャッチフレーズの通りストーリーは進行していきます。
電気が付いていた生活に比べて、主人公の家族たちは明らかに仲が良くなっている。
電気があると人は無限に仕事ができる、無限に人とコミュニケーションが取れる。
だから、時間に限りがない。
でも、昔はそうじゃなかった。
夜になれば紙は見えなくなるし、仕事もできない。
暗いと危ないから出歩くこともできない。
電気を消すと、見えない風景も見えてくる。隠れてた風景が浮かび上がる。
そんな大切なことを教えてくれる映画でした。
僕らはあまりにもせわしない、忙しい日々を送ってるんだなぁ、、と。
矢口監督らしからぬ、とってもサイレントな映画。
矢口監督いえば、「ウォーターボーイズ」に始まり、ノリノリの曲に乗せてストーリーが進行していくことが多いです。
が、しかし。この映画ではほとんどBGMが流れません。
数えてたんですけど、上映してから40分くらいまで何もBGMが流れないんですよww
それもそのはず。電気がない世界では、直接楽器を弾かないと音楽が流れないのですから。
ただ人間の喋り声と、自然の音だけが鳴り合う世界を映画で表現していたのです。
いやぁ、、矢口監督にしてはとっても控えめな演出だったと思います。
ちなみに、完全に電気がなくなる世界なので、電池も使えない状態になってるんですね。
田舎に帰っても、いいかも
電気がなくなった世界では、東京はほとんど意味を成しません。ってことが本当によくわかる作品になってます。
食料も水もない東京で暮らす意味がないのです。
代わりに、田舎での自然の暮らしが最強のクオリティオブライフが追求できるという、逆転の世界になっている。
この映画を見たばかりの僕は、田舎に帰ってもいいかもな。そんな思いさえ感じてしまいます。
電話が使えなくても、電気が使えなくても、食事は出来るし人のネットワークもある。
映画では、電気がなくても何も辛くない、むしろ電気をオフにすれば、豊かな生活が送れると言っているような作品ですから。
はい、時間になりましたのでそんなところです!
派手な音楽は流れないけども、電気は全く使えないけども、非常にオススメな映画でございます! 矢口監督のネクストレベル作品でっす!!!