ネタバレありで感想と解説を始めます
今回公開する映画はこちら!
「ドクター・スリープ」
はい、スタンリー・キューブリックの名作「シャイニング」の後日譚的な作品でございます。
シャイニングを見たのが昔すぎて、あんまり思い出せません。確か売れない作家とその家族がホテルに泊まって、そこで作家が妄想に取り憑かれてしまう的な話でしたよね?それくらいの知識しかありません。
怖い印象はなかったんだよな、あまりにも美しい映像に取り憑かれてしまって、私もジャック・ニコルソンと同じく現実が見えてなかったのかもしれません。
結構グロかったりびっくりするシーンはあるんですけどね、なぜなんですかね。。
主役はユアン・マクレガー。この人、やたらと「後日譚」の映画に出過ぎじゃないですか?
彼が連続で主演を務めた「トレイン・スポッティング」ならまだしも、
「プーと大人になった僕」にも出てるし
とりあえず後日譚ならコイツなのかw
ジャック・ニコルソンに苦しめられた少年時代を経て、現代にカムバックしたユアン・マクレガーの演技にも注目です!
それでは「ドクター・スリープ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・スタンリー・キューブリック監督がスティーブン・キングの小説を原作に描いた傑作ホラー「シャイニング」の40年後を描いた続編。雪山のホテルでの惨劇を生き残り大人へと成長したダニーを主人公に、新たな恐怖を描く。40年前、狂った父親に殺されかけるという壮絶な体験を生き延びたダニーは、トラウマを抱え、大人になったいまも人を避けるように孤独に生きていた。そんな彼の周囲で児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が発生し、あわせて不思議な力をもった謎の少女アブラが現れる。その力で事件を目撃してしまったというアブラとともに、ダニーは事件を追うが、その中で40年前の惨劇が起きたホテルへとたどり着く。大人になったダニーを演じるのはユアン・マクレガー。監督・脚本は「オキュラス 怨霊鏡」「ソムニア 悪夢の少年」やキング原作のNetflix映画「ジェラルドのゲーム」といった作品を手がけてきたマイク・フラナガン。
映画の感想
Tジョイプリンス品川にて「 #ドクタースリープ」鑑賞
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年11月29日
久しぶりの今年ワースト級案件。
モタモタした進行、長すぎる上映時間。映画に飽きて俺たちも眠りに陥る。
せっかくの能力バトルも、結局は銃とナイフで決着。ラストはお化けオールスターズによる大団円?
なんじゃこりゃ?とにかく最悪だよ!
途方もなく長く感じた地獄の上映時間
はい、上映中に時計を3度くらい見てしまったMachinakaです。
最初に前提を話しておきますと、鑑賞した時のコンディションは極めて悪く、疲労困憊かつ深夜0時からの鑑賞ということもあり、悪いところが目立ったんだと思います。
ただ、正直に感想を書くのがこのブログの特徴であり、自分の意見を尊重したいため、ありのままに書いていきます。
なので、「お前の見方はおかしい」とか言わないでくださいね。
はい、というわけで改めて。。。
いやぁ〜〜、クソでした
「シャイニング」にて、ジャック・ニコルソン演じる父の凶行からなんとか逃れた母子ふたり。
息子は「シャイニング」の頃からそうでしたが、幽霊が見える能力を持っていて。それが「シャイニング」後も残り、日々悪夢や幽霊に苦しむ日々を送る。
そんな少年時代から40年後、自分と同じ能力を持つ少女アブラと出会う。
シャイニング=特殊能力を持つ者を襲い殺そうとする「トゥルーノット」との対決、そして「シャイニング」のホテルにいた幽霊の謎を解き明かす物語、というのは簡単なあらすじ。
あらすじだけを見ると面白そうに見えるんですけど、、すいません、いかんせん長すぎました。
僕は長い映画が嫌いなわけじゃない、長ったらしい映画が苦手なんです。
「シャイニング」で起きたことの謎解き、トゥルーノットとの対決、ユアン・マクレガー演じるダンのトラウマ克服など、映画中にやることはたくさんあるのは分かるんです。
ただ、実際にやっていることに対して時間を掛けすぎている。
モタモタしすぎて何をしてるか分からない。
掛けた時間に対しての結果がこれか?と落胆してしまったのが酷評の大きな理由です。
トゥルーノットとの対決は見てられない
特にトゥルーノットの対決は本当に最悪で。
冒頭でもトゥルーノットの能力や特性を散々見せておいて、アブラとトゥルーノットとのシャイニングバトルもやって、能力者同士の戦い方を見せてくれたのに、、、
結局は銃とナイフで決着をつけんの!?
これまで見てきたシャイニングバトルが、水の泡だよ。。
シャイニングバトル自体も、正直あまり面白い者じゃなかったしさ。遠隔でバトルするってのは、どうしたって盛り上がるもんじゃないんですよ。
「最後のジェダイ」でルークが遠隔でバトルしてたシーンを思い出しました。
ラストのお化けオールスターズも安っぽさ全開
トゥルーノットのリーダーである美女とホテルにて戦うシーンが本当に最悪で。
ちなみに美女は大好きですよ?レベッカ・ファーガソン? 彼女がスカートで床に座ってるシーンはモッコリちゃんでしたよ?
www.machinaka-movie-review.com
トゥルーノットが今まで殺してきた人間=幽霊たちに、最後は復讐されるというシーンがラストにあるんですけど、、
安っぽい、という印象が拭えませんでした。
お化けたちが寄ってたかって、ファーガソンを貪り尽くす。
そりゃあアタイだってね、ファーガソンの太ももを貪りたいですわ、気持ちは分かるよ。
にしても、結局はゾンビみたいに寄ってたかって、喰らい尽くすってやり口は納得いかないんですよ。
シャイニングという精神・記憶攻撃ができるのに、結局は銃やナイフや食人行為というフィジカルで決着をつけてしまうことが、今作ドクタースリープで一番納得がいかないところなんですよね。
結局はフィジカルが左右するってのは、日本代表の長年の課題だけにしてもらえませんかね?
怖がらせ方にしてもそう、せっかく怖い絵面や不気味な構図を用意してるのに、結局は大きな音・グロい顔のどアップの応酬に終始している。
せっかくのシャイニング設定も、これじゃあ安っぽいホラー映画になってしまうんですよ。残念でなりませんでした。