Machinakaの日記

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映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」ネタバレあり感想解説と評価 あれ、何故か目から涙が…

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「シティーハンター(実写版) THE MOVIE 史上最香のミッション」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

ネタバレありで感想と解説を始めます

 
 
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Machinakaです!! 
 
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今回公開する映画はこちら!

 

「シティーハンター(実写版) THE MOVIE 史上最香のミッション」

 
 

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(C) Axel Films Production

 

はい、1000億点です!!

 
 フランスのコメディ映画監督では新進気鋭のフィリップ・ラショー監督の作品です。
 
もう予告から最高です。彼の徹底してアホを貫く姿勢には、賞賛しかできません。
 
彼の作品では「世界の果てまでヒャッハー!」が一番有名かと思います。まだ見てない方は、是非ともご覧あれ。予想の100倍笑えます。
にしても、サムネとタイトル酷いなぁ、昔の俺。。
 
 

それでは「シティーハンター(実写版) THE MOVIE 史上最香のミッション」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・日本では1980年代にアニメ化されて根強い人気を誇る北条司の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持ち込まれる。香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48時間というタイムリミットのなか、2人は香水を取り戻すために奔走する。フランスの大ヒットコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!」を手がけたフィリップ・ラショーが監督・脚本・主演。日本語吹き替え版は、リョウ役を山寺宏一、カオリ役を沢城みゆきが担当。アニメ版オリジナルキャストの神谷明と伊倉一恵はスペシャルゲストとして、アニメ版とは異なる役の吹き替えで参加する。

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『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』11/29(金)公開

 
 
 
 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

 
原作ファンが多い中、日本じゃなくフランスでの制作!
 
コメディ映画向きじゃない大袈裟なギャグを爆笑に昇華した手腕はさすが!無理しなくてもいいのに、100tハンマーを持ってくるのもあっぱれ!
 
海坊主、冴羽獠、香の再現度も素晴らしく、目鼻立ちが良い欧米人ならではのリアクションが笑いを誘うw 
 
基本はおバカなモッコリちゃんコメディなのに、あれおかしいな?何故か最後には涙が溢れてくる。。 
 
原作への愛はもはや日本へのラブレター。最後はもちろんあの曲でシメ! 
ここまでされると、目頭が熱くなっちゃうよ!!
 

 

 

 

日本とフランスがタッグを組んだ、素晴らしき実写化作品!

 

コンプラや予算の関係で日本なら難しいであろうシティハンターの実写化を、見事にフランスで実写化してくれました!

原作への愛のみならず、日本への愛が溢れる素晴らしい実写化作品だと思います!

 

ラショー監督ということで最初から期待していましたが、ハリウッドの実写化だと全く見る気も起きなかったかもしれません。

さすがはラショー監督。超ド級のおバカなギャグを全力でやりつつも、リョウと香の恋愛も入れつつ、海坊主とのシリアスなバトルも入れつつ、モッコリちゃんするセクシーなお姉さんも入れつつ。

様々な要素が入りながらも原作への愛は変わらず。見る人全てを幸せにする傑作米日映画だと思いました!

 

赤いインナーと水色のジャケット、もれなくジャケットの腕まくりも付いている芸の細かさに驚くばかり

 

シティハンターのキャラは日本人とは思えない8頭身〜9頭身で、どちらかというと欧米の俳優にやってもらった方が原作に忠実なんですよね。

今回リョウを務めたのは、なんとフィリップ・ラショー監督本人!手足が長い方が、リョウを再現するにはちょうど良いんだよなぁ。

 

 

 

一皮剥けたラショー監督!これからも日本配給待ってます!

 

日本でどれだけフランス映画が公開されてるか、具体的な数字は分かりかねますが、そこまで配給されていないのが現状だと認識しています。

 

そんな数少ない作品群の中でも、コメディ映画が配給されることに喜びを感じております。ラショー監督の作品はこれからも配給してほしいと切に願うばかり。

 

ラショー監督の作品は勉強不足ですが、「世界の果てまでヒャッハー!」、「真夜中のパリでヒャッハー!」しか見ておりません。

 

確かラショー監督の作風といえば、低予算なモキュメンタリー(ドキュメンタリー風の劇映画)で中1が考えたようなおふざけを全力でやるイメージを持ってました。

 画面もどちらかというとクローズドショットは少なく、カメラもブレッブレで、でもそこが逆に面白くて。BGMやSEも控えめでドキュメンタリー風な笑いが特徴だったように思います。

 

一方の今作はキャラのクローズドショットが多くて(キャラを見せたいからでしょうが)、カメラもピタッと止まりキメ絵を作って、BGMやSEも仰々しいほどに多用して。

現代のオフビートなコメディ映画の風潮から行くと、あまり笑い所を作れないような気もしましたが、、、

 

笑えすぎてモッコリちゃんしましたよ!!

 

さすがは性に対して寛容な国フランス。オープニングから全裸の男が寝ている中でリョウと海坊主がバトルという異様な展開にw

ただ、おバカな下ネタとシリアスでカッコいいバトルが玉石混合になっているシティハンターの世界観を、見事にオープニングで説明できていたと思うんですよね。これを最初に見せることで、観客に「製作陣は本気だぞ!」と納得させることに成功したと思います。

 

決して超大作と言える作品じゃないけれど、ラショー監督のこれまでの作品から考えると、予算は間違いなく増えたはず。いろいろしがらみが増えて大変だったと思いますが、よくぞ忠実にシティハンターを再現してくれました! そして存分に笑えました!

これからも日本配給を待っております!

 

 

 

シティハンターはコメディ映画向きじゃない?

シティハンターの世界観は、正直言ってコメディ向きじゃないと思うんですよ。

 

100tハンマーの下りも漫画なら笑えるものの、実写だとあまりに大袈裟で笑えるのかと心配していました。また、モッコリちゃんをセリフで言ってもニヤニヤできるのか、難しいと思ってました。

 

今作は原作に忠実に再現しているため、大袈裟な演出も継承しております。これがコメディ映画にとっては逆風になるかと思ってましたが、見事にやってくれましたね!

 

 

 

 

 

最後には目から涙。。

ラストはフランス版のシティハンターの単行本が表示され、エンドロール。もちろん最後はTMネットワークの「Get Wild」でシメ!

しかもフランス語版に葺き替えることなく、日本語歌詞で見事に再現してくれました!

 

冒頭にエロ本が流出する中に、一部日本語の雑誌が出ていたり、本当に日本への愛が凄まじいんですよ!

加えて、タイトルも「劇場版シティハンター」と日本語タイトルがズバッと!

 

これで声優が山ちゃん、沢城みゆきなんですから文句ないですよね!

 

 

以上でっす!

 

 

 
 
 
 
 
 
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