- まえがき
- あらすじ
- 「ザ・フラッシュ」のネタバレありの感想と解説(全体)
- マーベルよりもDCの方が好きになりました
- これぞ求めていたアメリカンコメディ
- 試写会で見たけどもう一度見たい件No. 1
- まとめ
まえがき
今回批評する映画はこちら
「ザ・フラッシュ」
うーん、全く琴線に触れない。。
あんまり見る気なかったんですけど、なんと試写会にお呼ばれ頂き鑑賞させていただきました!!
これも何かの縁。見るしかないでしょ!!!
それでは「ザ・フラッシュ」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。
あらすじ
・DCコミックス原作のヒーローが集結した「ジャスティス・リーグ」で本格的にスクリーンに登場した地上最速のヒーロー、フラッシュを主人公に描くアクションエンタテインメント。
地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレンは、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていた。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガールとともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが……。
フラッシュ/バリー・アレン役は「ジャスティス・リーグ」から引き続きエズラ・ミラーが担当。1989年の「バットマン」と1992年の「バットマン リターンズ」でバットマンを演じたマイケル・キートンが約30年ぶりに同役に復帰して出演を果たした。「マン・オブ・スティール」でスーパーマンの宿敵ゾッド将軍を演じたマイケル・シャノンも同役で再び出演。スーパーガール役には長編映画初出演となる新鋭サッシャ・ガジェを抜てきした。メガホンをとったのは「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のアンディ・ムスキエティ。
「ザ・フラッシュ」のネタバレありの感想と解説(全体)
「#ザフラッシュ 」試写にて鑑賞⚡️
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2023年6月8日
今すぐお金払ってもう一度観たい。
フラッシュの過去と現在が交錯するタイムループものだが、決して話の速度を落とさず超速で駆け抜けるイナズマおもしれぇ映画落雷⚡️
DC映画で1番良くできてる。腹筋崩壊💥
面白すぎてMCUが霞んで見えるぜ...!#ザフラッシュ感想 pic.twitter.com/PQmVRLoCrq
マーベルよりもDCの方が好きになりました
最ッ高でした・・・!!
DCEUに位置付けられ、マルチバース要素もあり、色んなしがらみがある中で単体でも十二分に面白い。ヒーロー映画である以前にコメディ映画として素晴らしい・・・
話は前作のジャスティスリーグの後の物語。
父親が刑務所に収監されている話が描かれていましたが、今回は父親と母を含めたフラッシュの家族がメインになります。
フラッシュは大学の同級生アイリスを自室に招き、父親の裁判について話す。
話していくうちに、過去に戻って父親のアリバイを晴らせば裁判に勝てるのではないかと思想を巡らせる。
・・・そこから過去に戻って予告の通り別の次元に移動するのですが、まぁ過去に戻る方法がなんとも面白くてww
MCUではあれだけ詳しく真面目に丁寧に説明してきた、マルチバースを達成するための過程が・・・
今回は・・・
過程ゼロですwwww
純粋に鬼のように走るだけwwwww
漫画とか過去作で設定の説明描写ありましたっけ?
詳しく分からないので私は「えっ、これでいいの!?」と思ってしまいました。
理屈っぽい人には向いてないかもしれないんですけど、フラッシュのキャラクターが表すように面倒くさいことは秒で解決するんですよねw
ここが今作で1番の衝撃でございましたw
MCUがあまりにも過剰にマルチバースについて説明したので、もういいかなって思ったのかなww
少なくとも、MCUを見ている私からしたらマルチバースの説明は聞き飽きているのは事実で、どうやってマルチバースを実現するかも正直不要な説明ではありました。
それよりも、マルチバースになることでキャラクターがどのように成長するか。あるいは堕ちていくのかが気になる点であって、理屈の話を抜きにしてすぐにマルチバースの世界に行ったのは大正解だと思いますwww
そこからはマルチバース先のエズラ・ミラーとフラッシュとの掛け合いが抜群に面白くて、まさしく乱れ撃ち。
あれだけギャグ連発してるのに、一つも外さなかったんじゃないかなぁ・・・
もちろんアクションも抜群だしガンガンにテンション上がりました。
冒頭、病院にいる赤ちゃん達を救出するシーンや、ワンダーウーマンが登場するシーン、スーパーガールを助けに行くシーン、そして最後のゾッド将軍戦。。
どのシーンも抜群でした。ジャスティスリーグの重みを感じるアクションとは別に、フラッシュの重力と時間を感じさせないアクションシークエンスの数々。
上映時間は長いのに、テンポ抜群。
それでいてコメディ要素も抜群。。。
そして最後の最後で、マルチバースの歪みが露呈したあるシーンで次回作も期待できる強烈なフックをかます・・・
完璧な作品だったのではないでしょうか。
もちろんDC映画では「ダークナイト」が崇められてますけども、個人的には今作が抜群に面白かった。。
「ダークナイト」以降、ノーランやザックスナイダーの影響を受けて重厚感たっぷりに描かれていたこれまでのDC作品とは一線を画す出来栄えになっていたのではないでしょうか。
少なくとも私はそう思ってます。MCUのような堅苦しさもなく、ジェームズ・ガン体制になるDCに期待しかありません。。
正直言って、今はMCUよりもDCEU作品の方が好きですww
ディズニープラス解約しましたww
これもフラッシュありきです。。
これぞ求めていたアメリカンコメディ
今回のコメディ演出は、コメディに欠かせない「ギャップ」と「漫才的要素」が見事にハマった結果だと思っています。
マルチバース先のエズラ・ミラーと元世界のエズラミラー・・・面倒なので別フラッシュと元フラッシュとしますけどもw
別フラッシュは能力がない、元フラッシュは能力がある。加えて性格も環境も何もかもが違う。
そんな二人が同じ家で暮らす。しかも母親が生きている世界で・・・
18歳の別フラッシュは楽観的でイケイケ。一方の元フラッシュは人見知りでネガティブな一面が多い。
そんな2人が衝突しないワケがないw
似て非なる2人が自宅で起こすドタバタ劇、まるで「俺たちステップブラザース」のようでしたねwww
優れたコメディ映画には必ず「漫才要素」があるんですよね。
立ち話で、ボケとツッコミで爆笑を起こす。別フラッシュはボケ、元フラッシュはツッコミで見事に沸かせてくれましたよw
さらにマルチバースによって世界が微妙に違っているのも面白くて、特に映画ネタ全開でやってくれたのが最高でしたねw
「バックトゥーザ・フューチャー」はマイケル・J・フォックスが主演ですが、別フラッシュの世界ではエリック・ストルツが主演。。。
正直今作で初めて知ったのですが、エリック・ストルツという役者はもともとバックトゥーザ・フューチャーの主演を務めていたらしいんですよね。。
荒唐無稽な役者の名前を上げるのではなく、実際に関係のある役者を使うセンスですよねww
他にもケビン・ベーコンの出演作が微妙に違っていたり、映画ネタの連発で爆笑を誘うww
あと、いろんなタイプのスーパーマンが出てきたのですが、その中にニコラス・ケイジが居ましたよねw 死ぬほど笑いましたw
試写会で見たけどもう一度見たい件No. 1
基本的に試写会で見た映画ってもう一度見ようとは思わないんですよね。
そもそも、私が繰り返し見る映画も少ないんですけども。
しかし、今作は別でした。
絶対に見たくなる強烈なフックが最後にありました。
マルチバースから戻ったあとバットマンと再会するのですが、、、、
フラッシュの反応を見る限りベン・アフレックじゃないんですよね!!
マルチバースの行動によって父親のアリバイは晴れた。
ただ、それで時空が歪んでしまったのか・・
バットマンが別人になっているんですよね、おそらくw
今作は何度も何度も試写会を重ねていて、こんなに見せて大丈夫なのかなと心配してたくらいなのですが、こりゃ何度も見たくなりますよw
ちなみに、試写会はエンドクレジットがないバージョンだったんですよね。
そして本公開ではエンドクレジットがあり、そこで新バットマンの顔が明らかになる・・・。
これまで何度も試写会に行きましたが、映画の出来栄えに加えて話の続きが気になってもう一度見たいと思わせた映画はありません。
これ、すごいマーケティングですよ!!
とんでもないですよ!!
今まで見たことない、聞いたこともない、体験したこともない試写会でした!!
まとめ
試写会の体験も含めて、今作は年間ベスト級です。
DCの映画がベスト級になるなんて、まさかまさかですよホント・・・
明日、もう一度見てきます!!!
99点 / 100点