まえがき
はい、どうもこんばんは! Machinakaです。
前回、前々回とひたすら進撃の巨人「祭り」でしたね。ただ、あの映画の結論は既に出尽くしているので、もはや言及することはありません。
アントマンでも観て癒されようと思っていましたが、すみません! まだ見ていません。。。
何故なら、ずっと前から見たい映画があったからです。
今回批評するのはこちら
「キングスマン / Kingsman」
イギリスが生んだ最高のスタッフ・キャストが結集!
監督はあの「キックアス」で大ヒットしたマシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn) !!
イギリスのロンドン生まれの大注目ヒットメーカーです。
また、今回はダブル主演システムを採用しており、両方ともイギリス人俳優を起用しております。まさしくMade in UK!!
主演の一人はコリンファース / Corin Firth(役名:ハリー・ハート)。2010年の「英国王のスピーチ」にてアカデミー主演男優賞を取った超実力派俳優です。
そしてもう一人はタロン・エガートン / Taron Egerton (役名:エグジー)
25歳にして、テレビドラマでの活動が中心だった彼に、この役が回ってきたのです。映画俳優としてみると、彼はまだ新人さん。
伝統的な英国紳士であるハリー、ヤンキーのエグジー、親子ほど年の離れた凸凹コンビが、大暴れします。
あらすじ
エグジーの父親と共にスパイ活動をしていたハリー。不幸にもミッション中にエグジーの父親は死亡。責任を感じたハリーは、まだ幼いエグジーに電話番号の入ったペンダントをプレゼントする。実はその番号は、超秘密組織「キングスマン」への入り口となっていたーーーーー。
スタンリー・キューブリック映画を観ているかのようなシンメトリー構図
この映画を観ているうちに、ある特徴に気づきました。
それはスタンリー・キューブリックを彷彿とさせるようなシンメトリーな構図。
シンメトリーとは、直訳すれば左右対称という意味。画面の中心に線を引いて、画面を分割してみれば鏡に映ったような同じ画が!
以下はスタンリー・キューブリック作品からの抜粋です。
シャイニング / 1980年
2001年宇宙の度 / 1968年
さぁ、本作の映像を観てみましょう。
かなり完成度高いですよね? 素晴らしい画力、美しい統一感。映画を見ていて本当に良かった。心からそう思います。
ちなみに、スタンリー・キューブリックはアメリカ出身ですが、長年住んで終の棲家としたのはイギリスなんです!
また、「シャイニング」にてジャック・ニコルソンが妻シェリーのいる部屋のドアを斧で壊していくシーンがありますよね。
そうです、これを見れば一発です。みんなどこかで見たことありますよね。
実は「キングスマン」の後半に、上述のシーンと酷似した映像が流れます。画像が見つからなくて恐縮なんですが、是非とも映画本編でチェックしてみてください!!
センスの良い音楽! でも画面は、、、
マシュー・ヴォーンの真骨頂といえば、センスの良い音楽! キックアスシリーズでも、ヒットガールの登場曲など、どうやって映画にこの音楽をのせるのか!! 楽しーーー!! とめちゃめちゃ興奮してしまいます。
しかし、映像だけで見ると、少女が大男たちを無残に殺害するという地獄絵図。なぜこんな残虐シーンで軽いポップスを流せるんだろう。Matthewは不謹慎なBGMの使い手だったのです。
でも、それが楽しい! グロければグロいほど、人が死ねば死ぬほど、Matthewの作る映画は楽しい見せ場になる!
さて、キングスマンでも大量に人が死ぬシーンが数多くあります。特に後半はあることをキッカケに、とんでもない数の人が死にます。
そこで流れているのがこの音楽。
この音楽に乗せて、大量に人が死ぬ。 こんなの他の映画ではありえない! とにかくフツーじゃないこの映画。
10年たっても20年たっても、そのシーンはアナタの頭にこびりつくことだろう。
劇場で刮目せよ!!!