Machinakaの日記

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映画「アントマン」ネタバレあり感想解説と評価 アントマン=野原ひろし?! 恐るべきMARVELのスター発掘力!

 

まえがき

はいどうもこんばんは! Machinakaです。

 

遅くなりましたが、本日評論するのはこちらの映画

  

「アントマン / Ant Man」

 

 

MARVELの新作がいよいよ日本にもやってきました!

 

最新の興行通信社映画ランキングによると、初登場で興行収入第3位!

って、1位は新劇の巨人かよ! 負けるなアントマン!

 

CMもバンバン打ってますし、映画館ではかなり前から予告を流していましたね、ほら、あの機関車トーマスが出てくるやつ。

 

 

映画館によくいくMachinakaとしては、このギャグパートは正直おなか一杯になってます。

 

監督

 

監督はMARVEL作品初参加! そして(おそらく)超ビッグバジェット映画デビューのペイトン・リード。

 

Peyton Reed

wikipediaから抜粋

 

実はこの作品、MARVELのフェイズ2の最終作品。

 

フェイズとは、、、

2008年のアイアンマンをフェイズ1のスタートとして、段階的に作品をリンクさせ、作り上げていくレベルのこと。MRAVELが公式で発表しているものです。

 

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このアントマンを最後に、MARVEL作品は新たな局面を迎えるのです。

 

また、この時系列をみても分かるように、アントマンはアベンジャーズ・エイジオブウルトロンの出来事が既に終了した時代。世界的にアベンジャーズが知れ渡っており、劇中でも時々話題になります。

 

脚本と主演が完璧なマッチング! ポールラッド恐るべし。

 

 主演を務めるのは、ポール・ラッド!!!

 

あれ、もしかして反応がイマイチ・・・?

 

実はこの人、日本はおろか、アメリカでも長年ヒット作に恵まれていません。

 

2008年の「ぼくたちの奉仕活動」、2009年の「40男のバージンロード」で主演を果たしたものの、超ビックバジェット作品の主演など務めたことはありません。

 

 さて、日本でも公開されたかどうか怪しい作品。

 

そんなポールラッドですが、今回はMARVEL作品の主役に大抜擢されました!

 

彼の凄さはコメディー映画でのセリフ回しのみならず、脚本家としても活躍しています。実際に彼が脚本を務めた作品もアメリカで公開されており、実績は充分!!

 

実はアントマンでも脚本に携わっています!

 

主演と脚本のマッチング。日本映画ではなかなかお目にかかれるものではありません。

 

 

映画の見どころ②  アメリカ版野原ひろしが大活躍!

 

この映画のテーマ。それは父性の復権です。

つまり、1度落ちぶれた父親が、とあるミッションをきっかけに大活躍。父親としての自信と家族の評価を取り戻していくー。

 

ポールラッドは優れた技術者で、曲がった事が大嫌い。アントマンになる前は会社員でしたが、会社の不正を暴こうとセキュリティをかいくぐり機密資料を奪取、、、したところで警察に御用。

 

なんと、映画は刑務所を出所するとこからスタートします笑

 

もちろん家族からは離婚をつきつけられ、子供はともかく母の評価は地に落ちました。

 

家族から侮蔑の視線を浴びせられ、立ち行かなくなった父。

それってまるで、クレヨンしんちゃんの野原ひろしと重なりませんか?

 

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私の主観ですけど、どことなくこの二人、顔つきが似てませんか?笑

 

普段はダメな父親が、アントマンになって大活躍するのです。それはまるで、「映画クレヨンしんちゃん 逆襲のロボとーちゃん」にて自分を犠牲にしてまで家族を守った野原ひろしではありませんか。

 

 

 ポールラッドは敵を倒し、今までの自分の人生を逆襲できるのか!? 

 

 

 

映画の感想

 

クレヨンしんちゃんに言及した通り、今まで何回も見てきた「父性の復権」型バトルアクションストーリー。

 

王道とは言えば王道。最後のオチが既に分かってしまうのですが、、、、

分かっていても面白い!!

 

何よりCGと特撮・実写のミックスに驚き。

アントマンは文字通り「蟻男」。 蟻のような小さいサイズで戦います。

 

そうなると気になるのは、「アントマンは小さくなってるけど、他の物はどうなっているの?」 ですよね。

 

実はこの作品、

①実写でまずは撮影

②俳優さん&スタントさんのモーションピクチャー(あらゆるアクションを詳細に写真におさめる)を取る

③実写で映った背景(美術セット)の模型を作り、モーションピクチャーと合わせてCGを作成する

 

という恐ろしく手間のかかる撮影をしているのです。

 

普通ならCGのみで動きをごまかせばよいと思うのですが、アントマンが実際に走っている動きを正確に表現するために、あえて模型も作成したそう。

 

おそるべし、アントマン!

 

また、ポールラッドの18番であるコメディ俳優としての能力が最大限に発揮されたと思います。冒頭のアイスクリーム店員でアルバイトをする一コマはサイコー! つかみはバッチリでした笑

 

 

ストーリーは確かに使い古されたものかもしれません。しかし、だからこそ俳優の演技や演出が光っていると、とても良い印象に映る。そしてポールラッドが脚本・主演した本作は、ストーリーと演出・演技がバッチリ当てはまっている。

矛盾なきヒーローアクション映画、

 

そんなの卑怯だよ! Avengersのみんな!もうアイアンマンはクビにしなさい!!笑

 

 

日本の皆さんは、野原ひろしを思い浮かべてポールラッドをご覧いただくと、より感情移入ができるでしょう。

 

凝りに凝った撮影技術による映像美&音響!

ぜひ劇場で観てください!

 

 

おススメです!!!

 

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