はい、こんばんは! Machinakaです。
今回批評するのはこちらの映画
「ピンクとグレー」
はい、ジャニーズ原作・ジャニーズ主演のジャニーズ映画、、のようにも見える映画です。
こちらの映画の批評・感想・評価・レビューをしていきます!!!
※参考までに※
この映画の予告を見て、「開始62分の衝撃」に強く印象が残った方っていますか? そして「衝撃の展開」を意識しすぎて映画が楽しめなかった方っていますか?
そんな方のために、本作の宣伝方法について強く批判した記事を作成しましたので、こちらもよろしければご覧ください! ただし長文なのでご注意を!
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- 原作との関連について
最初にハッキリさせておきますが、私は原作未読で鑑賞しました。
これからのレビューは、原作を読んだことがない人間が批評するものだと考えてください。
ただ、原作にとても興味を持ったので近いうちに買って読もうと思います。
なので原作との比較は私には厳密には出来ません。そのため、原作との比較論は厳禁。
ただ、ネットの評価を見ていると、原作からかなり改編があるとのこと。原作にはない部分を、特に後半を書き足しているとの声が多数あったので、原作既読者は大変驚いたと思います。
- 原作者について
原作はNEWSの加藤シゲアキさん!
https://www.tbsradio.jp/utamaru/assets_c/2012/01/2012:01:29_07-thumb-200x200-58932.jpg
ファンの皆さんすいません、顔が隠れてしまっています。
なんと、ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルのヘビーリスナーであり、映画好き! 年末恒例のシネマランキングでは、ランキングを発表していたこともありました!
ヘビーリスナーであるならば、それは私と同じタマフルリスナーであるという事。
つまり、タマフルリスナーの仲間が映画を作ったのです。
見に行かないと、仲間を裏切る事になるでしょ!!
行くでしょ!!!
※タマフルとは何か? 知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
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- 映画館の様子
TOHOシネマ新宿で鑑賞しました。
本当は郊外で見たかったのですが、公開館が非常に少ないんですよね。
水曜日でレディースデイという事もあり、なんと会場は満席!
残り1席で、奇跡的にも予約できました!
いやー、レディースデイだし、ジャニーズが関わっている映画だし、混雑するのは予想していたんですが、まさかの満席ですよ。満席。
上映前に辺りを見回すと、そこには女子・女子・女子!! 1対9で女子ばかりでした。
「来てよかった。」
キモい発言をお許しください。
男性は、彼女に付いてった人が大半だと思いました。
一人で見に行く猛者は、私と私の隣に座っていた男性だけだと思います。
ちなみに、反対側の座席にはカップルで来ていた男でした。
これだけ女子がいるのに両隣が男(しかも3人とも巨漢)という、なんとも残念(?)な結果に。。。
TOHOさん、何か仕組みましたね!?
女性達は、主演の菅田将暉さんとHey! Say! JUMP! の中島裕翔さん目当てなんですかね。
さすがにファンうちわは持ってなかったみたいですけど、話を聞く感じは誰かのファンみたいでした。
- 映画の感想
まず一言。
「(良い意味で)裏切ってくれてありがとう!!!!」
そして二言目。
「ファンが喜ぶアイドル映画じゃなく、醜いところも全部見せてくれてありがとう!!!」
最後に三言目。
「日本映画で近年稀に見る、読解力が必要な映画にしてくれてありがとう!!!!」
これぞ「The 映画」です。
-
今が旬の俳優さんを贅沢に起用
白木蓮吾を演じたのはHey! Say! JUMPの中島裕翔さん
河田大貴を演じたのは菅田将暉さん
https://up.gc-img.net/post_img/2015/06/djWRQoiut6WPsDm_kygRQ_83.jpeg
そして、サリーを演じたのは夏帆さん!
https://ameba-c.com/entameplex/img/news/145024934486386800.jpg
ハァーーー、3人ともイケメン&美女ですわ。
この3人なら、今流行っている少女漫画原作映画に出演できそうですよね。
夏帆さん、、、高校生に見えます。全然いける!
- ピンクとグレーの切り替え
この映画は、予告で宣言している通り、開始62分でガラッと内容が入れ替わります。
この切り替え前後を前編・後編と分けるならば、前編は「ピンク」、後編は「グレー」なのです。
ピンク部分では、同じ団地で育った白木蓮吾と河田大貴、そして紅一点のサリーとの甘酸っぱい青春物語が描かれます。
以降、ネタバレになりますのでご注意!!! なんせ「衝撃」の展開ですからね!!
いいですか?
では行きます。
グレーでは、ピンクの部分が全て映画のための演技であった事がネタバレされます。
もっと言えば、ピンク部分の全てが劇内の架空の映画「ピンクとグレー」の映像だったのです。
今まで私たちが見てきた青春物語は全て演技だった事が明かされます。
しかも、、、今まで我々が勘違いしていた白木蓮吾と河田大貴は単なる役名で、現実は異なっています。
白木蓮吾を演じた中島裕翔は、現実では河田大貴。白木蓮吾の親友。
河田大貴を演じた菅田将暉は、現実では河鳥大という売れっ子俳優。
簡単に言えば、白木蓮吾と河田大貴が入れ替わったと考えてください!
そして、白木蓮吾はピンク部分の冒頭でも描かれた通り、本当に死んでいます。
イヤーーーー、見事に騙されましたねーーーーーーー。
イニシエーションラブでは開始30分で見抜いてしまい、「最後の5分間」になるまで苦痛で仕方がなかった私が、見事に騙されました。
そしてグレーでは、文字通り映像がグレースケールに。
そして、ピンク部分とは全く異なるエロ&ヴァイオレンス展開に衝撃!!!
日本全国の男性読者の皆さん!!!!!!! 聞いてますか!!??
夏帆さんが脱ぎますよ!!!!!!!!!
むしろ、「ピンク」的な部分はグレーの方だったんじゃないかと、思ってしまいます笑
グレーでは、グレースケールをいいことに、おっぱい(乳首あり)は出るわ、挿入まで写した本気のセクロスシーンもあれば、菅田将暉が血みどろに殴られるわ、普通にPG12なんじゃ!?って思ってしまいます。R−15でもいいかもしれません。
グレー部分を見たときは、みんなショックを受けてましたね。特に、年配の女性はとても驚いた表情をしていました。驚きというか、ショックを受けたような。
中にはグレーの内容に憤慨しているファンもたくさんいるようですね。こんなの見たくなかった。おっぱいは必要だったのか?みたいな
言っておきますけどね、映画って「強烈なシーン」によるカタルシスが一番大事なんですよ!!!
「今俺、ヤバイものを見ている」これが最高の感想なんです。
予定調和でもなく、想定の範囲内でもなく、一度見たら忘れられないようなシーンが大事なわけです。
現役ジャニーズのアイドルが、おっぱいの山に囲まれてウハウハしてるとか、いつまでも脳裏に焼きつくでしょ!?
それが映画の力なんだよ! それが映画の魅力なんだよ!! 俺はこれが見たくて映画館に行ってるんだよ!!
だから、期待外れと思った方も、今一度考えてください。中島裕翔くんがおぱーいに囲まれるなんて貴重な映像ですよ。ガチのセクロスシーンなんて、この映画がなければ見れなかったかもしれない。
映画に感謝です!!
- あえて難しくした作品作りに感動! 日本の観客はこれを機会に読み解く力をつけるべき。
アイドル映画と思いきや、グレー部分で衝撃のエロ・ヴァイオレンス描写に圧倒された観客は、さらに衝撃を受けることになります。
それは、ピンクとグレーの役柄を入れ替え複雑な構造にしたこと、セリフや文字で伝える描写を極力まで控えたため、読解力が必要になる映画になったことです。
監督は行定勲さん。窪塚洋介さんのGOで有名です。さらに、脚本は蓬莱竜太さんです。
もちろん原作の内容が大きく作品に寄与しているのは間違いないですが、いろんな圧力に負けずに、ちゃんと作ってくれたのがうれし〜〜〜。
調べると、角川大映スタジオではありませんか!
原作も角川書店から出ているし、オール角川映画!!
本当にテレビ局資本じゃなくてよかった〜〜。いや、本当に。
- 全体の感想
ゆるーーーーい映画ばかり作っていた日本に衝撃を与えてくれたと思います。非常にいびつでとんがった映画を、全国でかなりの規模で公開してくれましたから。
ほとんどの観客は、かなり驚いたと思います。 ツイッターで検索するのが楽しみです。
ジャニーズタレントがこんなことして、しかも全年齢鑑賞可でいいのかとツッコむ方もいるかもしれませんが、
最高ですよ!!!!
グレーのエグい部分は、私はニヤニヤしながら見ていました。
これが見れただけで、私は大満足です。
是非とも映画館で鑑賞してください!!!
超超超超オススメです!!!!
※映画がよくわからなかった人へ、Q&Aコーナーを作りました※
こちらも是非ご覧ください!!
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