Machinakaの日記

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「感動」を謳う映画には気をつけろ! 下品すぎる予告編 ファイトクラブと猫に謝れ! 「世界から猫が消えたなら」

こんばんは! Machinakaです。

 

今回批評する映画はこちら!

 

 

 

 

「世界から猫が消えたらなら」

 

 

 

 

はい、はっきり言って、今の猫ブームに乗っかっちゃった感じがプンプンする映画ですけども笑

佐藤健主演、脇を固めるのは宮崎あおいさん、濱田岳さんです。

 

 

 

 

 

 

1. 最初に言っておく!

 

 

 

 

駄作! 駄作! 駄作! 

 

これは映画ではなく、映像と音声付きの小説を音読しているような感じでした。

また、映画に対するリスペクトが何もなくて、日本の恥だと思いました。

 

 

 

 

 

2. 感動を謳う映画には気をつけろ!

 

まず予告編をご覧ください。

 

 

 

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あのさぁ、こんな映像流して、ダサいって思わないの!?

 

本当に下品だよ! 気持ち悪い!

 

なぜ気持ち悪いかって、泣いている映像を撮影していたってこと、それを編集してテロップを入れたってことだよ!! それが下品なんだよ!!

 

 

みんな泣いてるから、あなたも絶対に泣けますよーー! って。

勝手に決め付けてんじゃねぇ!! 押し付けがましいんだよ!!!

 

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特にこの二人のシーン

 

右:(涙が出そうになり)「ごめんね、ごめんね、、、」

左:「いいのよ、いいのよ」

 

 

 

 

はぁ!? 何が楽しくてお前らの号泣シーンを見なきゃならんのだ´д` ;

 

 

左の子、ちょっと可愛いけどさ笑

 

 

 

 

心底下品だと思いました。「絶対泣けるから君たちも映画館で泣こうよ!」って言いたいんだと思いますけど、そんな言い方下品だよ!!

 

 

 

ハッキリ言って感動の押し売りなんだよ! 

 

例えば、「この映画絶対泣けるの! ね、泣けるでしょ!?」ってしつこく聞かれても、泣くに泣けないですよね。

 

 

この下品な予告編を見た時に、この映画を思い出しました。

 

 

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要は、泣かせることを映画の特長にして、ビジネスしてるんですよ。浅過ぎやしませんか、そんな映画。

 

私も映画で泣くことはありますけど、、てか泣き虫な方ですけど、最初から「泣くことを目的」で行ってるわけじゃないんですよ。

あまりにも辛くて、共感して、嬉しくて、寂しくて、泣いてるんです。つまり感情を揺さぶられてるんですよ。

 

つまり、本当に泣ける映画って、エモーショナルでなければいけないんです。

 

余談ですけど、本当に泣ける映画ってのはこれですから!!

Machinakaの2015年ベスト1映画です。

 

 

 


映画『エール!』予告編

 

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2.予告がダメなら本編もダメだよ!

 

 

 

予告編だけダメなら良かったんですが、本編もダメでした。。

 

はい、ここでダメな映画の法則!

 

冒頭からナレーションが流れる映画は99%駄作!

 

この映画でも、冒頭から佐藤健のナレーションで始まりました。

この時から悪い予感はしてたんですけど、

随所にナレーションが入るんですよ、佐藤健の心理描写をことごくナレーションで片付けているんです!!

 

「僕は悲しい」「猫はお母さんの形見なんだ」みたいな、ナレーションがいちいち入る。

あのな、ナレーションで片付けるんなら映画なんていらないんだよ! 本当に萎える

 

映画って画で見せるもんだろ、音響で聞かせるもんだろ!

アカデミー賞に「ナレーション賞」なんてないだろ!!

 

つまりさ、ナレーションで全部説明されると、こっちの考える余地がないわけ。こっちは、映画で起きてることを解釈して、感動したり、驚いたり、笑ったりするわけだ。つまり、考える余地がないと映画の解釈ができないし、感情が動かない。

 

 

つまり、映画の解釈を押し付けられるワケ! そんな映画で言いワケ!?

 

 

 

また、今回は話を詰め込みすぎて全くまとまりがないように感じました。焦点が絞れていない。

 

佐藤健の分身である「悪魔」が、余命を1日伸ばす代わりに、世界から何かを消す。今回の映画では、「電話」、「映画」、「猫」を消す。これらを消すたびに、佐藤健と縁が深い人物との関係が壊れる。

 

「電話」なら恋人、「映画」なら映画好きの親友、「猫」なら家族。この映画は、佐藤健と恋人・親友・家族とのストーリーを一本の映画で描かなくてはいけないため、出会いと決別を3回繰り返すんですよ。つまり、同じことを3回繰り返す。

 

蛇足だよ、これ!!!

 

結局、家族の話でエンディング迎えるんだからさ、家族の話だけでいいじゃん!!

 

恋人との馴れ初めと別れ、親友との馴れ初めと別れ、家族の生活と別れ。これが3回も繰り返されるんだぞ!!

 

同じコンセプトのシーンを3回も流してるんだ! やめてくれよ、飽きるよ!!

 

 

はっきり言って、恋人と親友は、家族とほとんど関係ないじゃない! だから、恋人の宮崎あおいとの海外ロケも無駄なんだよ!!

 

小説は読んでないので、全容はわかりませんけど、話に焦点が絞れてないよ! 仮に全部詰め込むにしても、時間かけすぎ!!

 

 

 

4.ファイトクラブに謝れ!!

 

 

 

 

この映画、ミラノ座という映画館が舞台になってるんですが、

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ズームしたんですけど、わかりますかね。

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なんとデビット・フィンチャーの「ファイトクラブ」を上映している映画館なんですよ。時代は現代なのに、変な映画館ですね。

映画の中では、はっきりと「ファイトクラブ」が看板になってますよ。

 

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で、このファイトクラブが映画とすっごく関係してくるんですよ!!

 

こちらの写真は、佐藤健くんと、彼の「悪魔」。劇中では、この二人で話をしたりしています。内気な佐藤健くんとは違い、悪魔はワガママで自由奔放です。

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この「自分の分身」設定を見ても、わかる通り、明らかに「ファイトクラブ」でのブラッド・ピットとエドワード・ノートンの関係を模倣してますよね。だから劇中で「ファイトクラブ」の看板が大きく写るんです。

 

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でも、この設定をリスペクトして作品を作っているようには思えないんです。何より、悪魔は佐藤健くんと同じ格好をしていて、二人の区別がつかない。いたって普通の服装なため、攻撃的な悪魔を印象付けることができてないんですよ!!!

 

もう、佐藤健くんが二人いるだけになっちゃって、ファイトクラブの設定は意味なくなっちゃったよ!!!

 

なんちゃってパロディする映画はダメですよ1!

 

以上です。

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