鶴橋監督の最新作、「のみとり侍」の批評はコチラ!
こんばんは! Machinakaです!
今回批評するのはこちらの映画
「後妻業の女」
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はい、もうのっけからタイタニックのポーズでふざけてますw
東宝が製作した、ゲスでゲスな映画の登場でございます!
1.あらすじ
直木賞作家・黒川博行の「後妻業」を、大竹しのぶと豊川悦司の共演で映画化。「愛の流刑地」「源氏物語 千年の謎」の鶴橋康夫監督がメガホンをとり、資産を持つ独身男性の後妻に収まり、多額の金品を貢がせる「後妻業」を生業とする女の姿を描く。結婚相談所主催のパーティで知り合い、結婚した小夜子と耕造。2年後に耕造は死去するが、娘の朋美と尚子は、小夜子が全財産を受け継ぐという遺言証明書を突きつけられる。小夜子は、裕福な独身男性の後妻となり、財産を奪う「後妻業の女」で、その背後には結婚相談所所長の柏木の存在があった。一方、父親が殺害されたと考える朋美は、裏社会の探偵・本多を雇い、小夜子と柏木を追いつめていく。小夜子役を大竹、柏木役を豊川が演じ、尾野真千子、長谷川京子、永瀬正敏らが共演する。
「後妻業」聞いたことのない言葉ですね。
簡単に説明すれば、、、
残りの寿命が短くて、お金持ちな独身と結婚して、遺産や相続金を巻き上げる稼業のことを言います。
言葉で言っても伝わりませんかね、、、ほら、芸能人でいうとカトちゃんの妻みたいな感じですw もちろん冗談ですよw
この人、最近ニュースでないけどどうしてるんだろう、、、
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この映画、原作がありまして
黒川博行さんの本が原作になってます。
私が書店員をしていた頃は、この表紙が気持ち悪くて、、笑
あんまり売れてなかったんですけど、この映画化をきっかけに売れ行きは良くなるんでしょうかね、、、
今回は、後妻業のプロである大竹しのぶが、数々の金持ち高齢者と結婚しては、遺産を根こそぎかっさらっていく、ゲスな女を演じます。また、豊川悦司は大竹しのぶを雇っている結婚相談所の所長をしています。つまり、大竹しのぶと豊川悦司はグル。冒頭のタイタニックのポーズ写真は、純愛なんてもんじゃない、完全なるおふざけギャグなんです笑
2.監督とキャスト
監督は鶴橋康夫さん
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https://ja.wikipedia.org/wiki/鶴橋康夫
1940年生まれの76歳です。
1940年生まれといえば、ブライアン・デ・パルマと同じ年齢なんです。
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1963年からテレビドラマを手がけているらしく、映画よりドラマばかり撮ってきたキャリアを持っている監督です。
この人の手がけてきた作品を見てみると、この「後妻業」という映画を撮った理由が分かるような気がします。
例えば、1965年に製作した「悪女の倫理」シリーズ、1982年の「非行主婦」、2012年の「悪女について」
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数々の作品で、「悪い女性」をテーマにドラマを作っている人ですね。何がここまで監督を突き動かすのか、、、、笑
主演の後妻業の女、武内小夜子を演じるのは大竹しのぶさん
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言わずもがなですが、明石家さんまさんの元嫁で、IMALUさんのお母さんです。
ってか、長男もいたんだねー気づかなかったw
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私が印象に残っている大竹しのぶさんは、上の写真のような明るくて天然ボケしているような、ほがらかな人ではなく、「怖い女」。
中学生の頃見た「黒い女」があまりにも強くて、、まだ脳裏に焼き付いてます。あと、ちょっぴりエロかったのも記憶に残ってますww
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もう一人の主演、大竹しのぶを雇っている結婚相談所の所長を演じるのは豊川悦司さん。
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テレビドラマや映画でもひっきりなしの売れっ子俳優さんですけども、私が印象に残っているのは「八つ墓村」!
あとは「新・仁義なき戦い」などですかねぇ、、 とにかく、大竹しのぶさんと同じく「怖い」作品にぴったりくる俳優さんだと思ってます。このポスターを見てもよく分かるんですが、この人がいるだけで画面が持つというか、、そういう顔力を持っている人だと思います。だから売れるんだろうなぁ、、、
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はい、「怖い女」をテーマに描いてきた老練の監督、「怖い」映画に出演してきた大竹しのぶと豊川悦司を主演にして、どんな映画が出来上がったのか、、、 それでは感想です!!!!
3.映画の感想
・素晴らしい高齢者俳優のキャスティング!
・悪くてエロくて、、、関西弁で、、、大阪でロケしたVシネマを見ているようでした!!!
・そして、、、超べっぴんな女の子の濡れ場がグッド!!!!!
・がしかし、過剰なナレーションは頂けない、これも高齢者へのサービスか?
はい、色々ツッコミどころはありますけども、まずは「面白かった!」です。
「後妻業」といえば聞こえはいいですが、劇中で描かれる後妻業とは、犯罪そのものw
結婚相談所の所長、豊川悦司は男性会員の資産と病歴を徹底的に調べ上げ、「金持ちで」&「早く死にそうな」高齢男性を見つけ出す。そこに後妻業のプロ、大竹しのぶを使って、男性と関係を持たせる。そしてすぐに結婚&遺言書を書かせ、死んだ後は異常な手際の良さで通帳を解約させて自分の金にしてしまう、、、。そして、、中々死なない夫は、自殺に見せかけて殺してしまう。
合法ギリギリのラインを一歩も二歩も超えた、完全な犯罪映画なんですよねw
はっきり言って、Vシネマの「ミナミの帝王」の方がよっぽど節度ありますよ!!
もうこれね、どこぞやのホラーよりも怖いですよ。これ、今の日本でよく起こっていそうな話じゃないですかw
もちろん、原作に破壊力があったのは事実ですけど、映像でこの「後妻業」の恐ろしさを伝えた点で、よく出来ているなぁと感じました。
以下の写真をご覧ください。6番目の夫、7番目の夫、など書かれているのは、すべて「大竹しのぶの夫(だった人)」です。
もうね、よくこれだけの俳優を集めたもんだw
特に津川雅彦さんとか、、、金持ってそうだし、、、、あれだし、、、笑
夫はすべて、70歳くらいだと思います。ちなみに、大竹しのぶは60歳。男からしたら、自分より10歳以上下と女と結婚できるわけですからね。
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70歳以上の男性から「60歳の女は若い!」と聞いたことがありますw
僕的には、60を超えた人は十分おばさんだと思っちゃうんですが、、、まだ人生修行が足りてないですね、すいませんww
まとめると、金持ってそうで死にそうな(イメージの)高齢者の俳優をキャスティングしたのが凄い!と思いました。よくこんな役を引き受けたもんだ。。。
監督も70オーバーですからねー。これが30代の若手監督だったら、絶対に無理でしょw 恐れ多くて演技指導できなさそうです笑
演技指導と言えば、この映画は鶴瓶さんが不動産王として出演しているのですが、監督の撮影方法に不満を持ったらしく、撮影中にブチ切れたそうです。テレビだとニコニコしてるおじちゃんですけど、俳優となると超真剣なんでしょうねー。
また、思った以上に笑えるポイントがあるのも良かった!
「後妻業」という恐ろしい犯罪を描いているのに対して、下ネタギャグがこれでもかと言うくらい入るw
また、「死」や「犯罪」の扱い方が軽いw軽すぎるw 現代の日本では、浮気をするだけで重罪人みたいな扱いを受けますからねー。
しかし、この映画はそんな窮屈になった日本を笑い飛ばすかのような、底明るさがありました!
大竹しのぶ、豊川悦司の極悪コンビは最高で、こんな二人がいたら、もし自分が高齢者でお金持っていたら、騙されそうだなぁと思っちゃいました。いや、絶対に騙されて骨の髄まで抜かれちゃうよww
4.映画の評価を底上げしたのは、、彼女!!!
予告編を見ていたら、後妻業を務めるのはおばちゃんばかりで、濡れ場シーンなんて一切期待してませんでした。大竹しのぶが脱いだって、一ミリも微動だにしない心構えでしたからね。あ、微動だにしないのは、あくまでも私の「心」ですからね。
が、しかし、、、
実は若い子が出演してたんですよ!!!!!
お名前は樋井明日香ちゃん! まだ25歳の女の子ですよ!!
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http://stat.profile.ameba.jp/profile_images/20150113/10/7f/8i/j/o064006201421113225585.jpg
正直言いますと、見た目は完全に俺好みですw
この子は後妻業とは無縁の職業で、映画に深い関わりがあるわけでもありません。
この子は、単に豊川悦司の「愛人」というだけです。
もう一度言います。映画のストーリーには直接関係ないのに、この子が脱いで濡れ場シーンを作ってるんですw
以下、下世話な言葉を乱用しますので、お子様&女性の方はご注意ください。
で、この濡れ場がどのくらいの露出度と言いますと、、
乳首出しちゃってます!!!!
実は彼女、2015年の「さよなら歌舞伎町」でもヌード(おっぱいのみ)を披露しているんですが、、、これとは比にならないくらいエロくて美しい濡れ場シーンでした!!
参考までに、「さよなら歌舞伎町」の濡れ場シーンをどうぞ!
確かにいい物持っていると思うんですが、カメラがグラグラでよく顔が見えない&シチュエーション的に萎える作りになっていて、せっかく若い女優が脱いだのに全くエロくないんです!!
これはダメです!!!
そして俺は一体何に怒ってるんだww
本題に戻りましょう。今回の樋井さんの濡れ場シーンは、、完璧でした!
撮影技術、照明、、そして樋井さんのメイク、髪型、、、どれを取っても完璧! 俺好み!
フゥーーーー!!!!!!!!
時間にして、1分もないですが、濃厚な濡れ場シーンでした。まさかこれを映画館で観れるとは、、、、 お金払ってよかったぜ!!!!
ちなみに、劇中の樋井さんはこんな感じです。もう服装がエロいというw
ブラ紐を握ってるのはトヨエツですよw
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そもそも、後妻業でもなく全く映画に関係のない樋井さんみたいな女性が濡れ場シーンを作る流れになったのかというと、、、
豊川悦司が大竹しのぶに、後妻業関係の仕事で打ち合わせがしたいため電話をします。実は後妻業の悪業が探偵にバレて、脅しを食らっているという緊迫した場面なんですね。
豊川悦司:「今から会えんか? ちょっとマズイことになったんや」
大竹しのぶ:「今から? 何時?」
豊川悦司:「そうやなぁ、、今から3時間後に〇〇で待ち合わせや」
大竹しのぶ:「は?」
そこで電話を中断し、樋井さんとの濡れ場に入りますwwww
もうお分かりですね。
3時間とは移動時間ではなく、愛人とセクロスするための時間なんですwww
こんなふざけた話があるかよ!笑 緊迫した場面なのに、後妻業がバレるかもしれないのに!!
でも豊川悦司は愛人を取るんですねぇ、、、男ってバカですねぇ、、、笑
でも、俺なら同じことをしてたかもしれない、そう思うとトヨエツをバカにできない自分がいるんですよ!!!爆
まとめると、映画のストーリーにあまり関係ない女優を使って、映画のストーリーを進行妨害してまで、濡れ場シーンを作ってるんですよw
これ完全に、監督が樋井ちゃんのおっぱい見たいだけじゃねぇかよwwww
でもいいぞ、もっとやれ!!!!!
ちなみに、劇中で乳首が出るのは樋井ちゃんだけです。
大竹しのぶとか、その他のおばちゃん女優の濡れ場シーンはほとんど裸映ってないですからww
完全に女優で区別してたなぁ〜と思いました笑
これは監督、観客のこと分かってるよ!!!
「濡れ場」でも、見たいのと見たくないのがあるからね!
とまぁ、サービス精神満載の監督の粋な計らいでした!!
最後に、Machinakaは樋井明日香ちゃんを全力で応援することを誓います!!!!!
樋井ちゃん、良い濡れ場をありがとう! 本当にありがとう!!!!!
以上!! 下世話すぎてすいません笑