はいこんにちは! Machinakaです!
今回批評する映画はコチラ
「沈黙-サイレンス-」
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ヨイショーーーーー!!!!
はい、ついにやってきました!!!!
マーティン・スコセッシ最新作にして、遠藤周作の原作を映画化! しかも日本が舞台で日本人の俳優も参加してる!!!!!
うひょーーー!!!
うひょひょーーーー!!!
すいません、興奮しちゃってwwww
だってあのスコセッシ監督が日本の小説を映画化するんだよ!?
こんなにテンション上がることないって!!!!!!!
というわけで、さっそく「沈黙ーサイレンスー」批評いってみましょーーー!!!
あらすじ
遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。17世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日本を目指す若き宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキチジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けながら自らの信仰心と向き合っていく。スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の企画で、主人公ロドリゴ役を「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが演じた。そのほか「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバーらが共演。キチジロー役の窪塚洋介をはじめ、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシといった日本人キャストが出演する。
日本の映画ファンがアガるポイントが盛りだくさん!
はい、まずコチラの映画なんですけど、日本の映画ファンが歓喜する、、、いやアガるポイントが盛り込まれてます! 盛り込まれすぎてどこから説明したらいいのか分かんねー!!! タイトルは沈黙だけど、上映中はとても黙ってなんかいられませんww 多分絶叫しながら映画見てると思うよwww
ということで、箇条書きに映画のアガるポイントを書いていくぜ!!
ポイント① 監督がアガる!
監督はマーティン・スコセッシ!
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もう説明不要だよね!?
ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、そしてマーティン・スコセッシ! ハリウッドの巨匠の中でも、巨匠中の巨匠! 神の中の神!!!!
「タクシードライバー」、「レイジング・ブル」、「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「グッドフェローズ」、「ウルフオブウォールストリート」
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代表作を挙げたらキリがありません。。。
あのレオナルド・ディカプリオも師匠と仰ぐ、超有名監督が作る映画となります!!!!
そんな名将が、日本を舞台に、日本の原作で映画を撮るんですから!! これはアガらなくてどうするよ!?
しかも、映画化に28年を要したというのですから、、、、
凄いですよこれ、、、、どれだけじっくり作り続けてきたのか、、、、
素晴らしい。
とにかくこの動画を見て下さい!!
コレ観るだけで泣けてきちゃいます。マーティン・スコセッシ監督がどれだけ遠藤周作さんを尊敬してるのか、、、、日本人として凄く嬉しいです! これは、観に行かなければ行けない作品ですよ!!!
ちなみに、監督もカトリックを信仰しているみたいですからね、そして遠藤周作さんもカトリックだったみたいです。
ポイント② 日本人キャストがアガる!
はい、この作品は日本が舞台となっていることから、日本人キャストが多数出演しております!!
浅野忠信さん!
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イッセー尾形さん!
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塚本晋也さん!
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小松菜々ちゃん!
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加瀬亮さん!
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笈田ヨシさん!
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はい、普段からテレビで見る小松菜々ちゃんから、イッセー尾形さん、塚本晋也さんのシブい役どころまで、幅広い日本人キャストが出演しております。
そして、もう一人、日本人キャストが抜擢されております。。。
コチラの方です! どうぞ!!!!
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窪塚洋介さんです!!!!!
写真はIWGPの時だけどね笑
今までどうしてたの!? ってか生きてたの!?
窪塚さんといえば、マンションの9階から飛び降りたのが有名ですよねー。
突然ダイブしたので、あの時は驚きましたー。
映画「ピンポン」にて、「I can fly!」と飛び降りるシーンがあったのですが、それを実世界でやってしまうとは、、、、
どんだけ役に入り浸ってたんだよww
https://livedoor.4.blogimg.jp/akb48matomemory/imgs/f/3/f310e5e5.png
ってマスコミから叩かれてたっけな? ともかく、マンションから飛び降りたのにも関わらず、無事に生きていた窪塚さん。
そんな彼が、まさかハリウッドの巨匠の映画に抜擢されるとはなぁ、、、、飛び降りニュースを見ていた時の我々日本人は、こんなに大出世するとは思わなかったでしょう? 本当にこの人の人生は面白いよww
窪塚さんは、とあることがきっかけとなってテレビから姿を消しました。そして、活動の舞台を映画へと移しました。私が最近見た映画だと、園子温監督の「TOKYO TRIBE」ですかねー。
で、どうしてスコセッシ監督の映画に出演出来たのかといいますと、実は彼は2度オーディションを受けてるんですね笑
ハリウッドの場合は非常に長期的にキャスティングするので、一回オーディションに落ちてもまた同じ役を募集しているみたいで、、、
窪塚さんは二度目のオーディションで受かったらしいです。気になるのは一回目のオーディションで何故受からなかったのか? とても気になるんですが、、、
その理由については、吉田豪さんがインタビューして聞き出しています。是非ともその理由や窪塚さんの素性について知って下さい! 窪塚さん、本当に面白い人ですww
吉田豪暴露!ハリウッドデビュー窪塚洋介がテレビにでない本当の理由とは?
ということで、ハリウッド映画にこんなに日本人が出るのも珍しいw というか、窪塚さんが劇場で見れるのは珍しい!!!
コレを機にテレビにも出てくれないだろうか、、、無理かな(TдT)
ポイント② ハリウッドキャストもアガる!
日本人キャストだけじゃない! ハリウッドキャストも素晴らしい!!
主演はアンドリュー・ガーフィールドさん!
間違えないでね! アンドリューガー・フィールドじゃないよ、アンドリュー・ガーフィルードだよ! ガーフィールドだよww
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そして、アダム・ドライヴァーさん! 公式サイトみたら「ドライヴァー」さんらしいよ、間違えないでね!!笑
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そして、、、リーアム・ニーソン(笑)
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はい、ベテラン俳優さんです! 「スターウォーズ・エピソード1」、「シンドラーのリスト」にも出演している超名優なのですが、最近ではリュック・ベッソンの「96時間」シリーズに出演し、ちょっとアホっぽい役柄を演じたせいで、ハリウッド映画で小馬鹿にされる始末、、、ww
どんな映画でも、ちゃんと出演して仕事してるだけで立派だと思うんですがねー。俺は尊敬してるよ!!
ちなみに、デッドプールでもTEDでも馬鹿にされてましたよw 思わずクスッてきちゃうんだよなー。アメリカの人はリーアム・ニーソンが大好きなのかな笑
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ポイント④ 日本人が考えたキリスト教観にアガる!!
遠藤周作さんは、日本人ながら中学生の時に洗礼を受けてクリスチャンになりました。周りから白い目で見られ、自分がキリスト教であることに違和感を感じていた遠藤周作さん。
しかし、自分とキリスト教は切っても切り離せないと感じ、日本人とキリスト教の関係、日本人がキリスト教を信仰する意味、について考えた人です。
詳しく調べちゃうとネタバレしそうなんで、これいじょう小説情報を観ないことにしますw
参考サイトは以下です。
はい、長くなりましたけども、以上が「沈黙」のアガるポイントだと思います!!
そして、これまでの文章が映画を観る前の私です。
そして、これからが映画を観た後の私の文章になります。期待値マックスなんですが、映画を観た私はどうなっているのか!?
正直どうなってしまうのか分からないw 窪塚くんに泣かされてしまうのか?
日本人キャストも最高! ハリウッドキャストも最高! 監督も最高!
全てが最高の状態で鑑賞します!!!!
楽しみでしょうがない!!!
はい、みなさんいきますよ!! 本当にいきますよ!?
ということで、映画の感想です!!
映画の感想
はい、こんばんは。
ただいま「沈黙」を鑑賞してまいりました。
最初に言っておかなければいけないことがあります。こんなに大変意義深い、優秀な映画に対して「アガる!!」なんて言ってすいませんでした。
ここからは粛々と書いていきたいと思います。
いやぁ、、、喰らった、喰らいましたよ。。。
久しぶりどスン!と重い物がきたなぁという感想。
初めは中々言葉に出来ませんでした。
何故この時に、遠藤周作の小説を映画化したのか。何故今になって江戸時代の隠れキリシタンの映画が公開されなければならなかったのか。
答えはすべて映画に詰まってました。スゴイです、この映画。
長くて書ききれないんで、章に分けます。
タイトル通り、オープニングもサイレンス
この映画、オープニングから違和感があります(良い意味で)
ああいう始まり方は、中々ないんじゃないかな? 映写機械が壊れたかなって思うくらい、独特の始まり方で、、、
タイトルコールが序盤にあるんですけど、そこの演出で「そうか!」と。
この映画は、タイトル通り「沈黙」がテーマなんだな、と感じました。オープニングから、タイトルコールが入る短い間に全てが詰まっている。
ネタバレしませんけど、必ず最初から見てくださいね。途中から入ると、この映画の世界観に浸かれなくなります。
タイトル通り、演出もサイレンス
オープニングはもちろんのこと、本編も非常に静かに始まります。
非常に長回しのカットで、BGMもほとんど掛けない。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を撮った監督なのかと疑うくらい、とっても静かな映画でした。
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日英語が交互に混ざり合う奇妙な言語世界
そして、最も印象的だったのは「セリフの説明が非常に多い」こと。タイトルは「沈黙」だし、演出もとっても控えめでサイレンス感たっぷりなのですが、あれやこれやと、とにかくセリフが多い! 字幕を追いかけるので精一杯でした。。。
しかも今回は、英語と日本語(しかも長崎弁)が交互に混ざり合うため、セリフの意味を追いかけるのが大変です。決して前の座席に座らないでくださいね!! 割と後ろの座席から俯瞰的に字幕が見れるように配慮しましょう。
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そ・れ・に!! 本作は単に英語と日本語だけではありません。日本人が日本語、欧米人が英語、というわけでなく、日本人が英語喋ることもあるし、欧米人が日本語を喋ることもあります。
数えてみたんですけど、、、、
①日本人が喋る日本語(標準語)
②日本人が喋る日本語(長崎弁)
③日本人が喋る英語(日本語的ヘタ英語)
④日本人が喋る英語(流暢)
⑤欧米人が喋る英語
⑥欧米人が喋る日本語(欧米人的ヘタ日本語)
⑦欧米人の喋るラテン語(パードレたちの祈りの言葉)←Liza様よりご指摘を頂きました。ありがとうございます!
以上の7種類言語を使っていると思います! 他にもあるかな?
ちなみに、ポルトガルからの宣教師なのに英語を使うというのは、ツッコミなしだからね笑
マーティン・スコセッシ監督は、なぜこのような多言語を使用したのでしょうか? 非常に意図的なものを感じるのです。というか、明らかにヘンですw
本作は説明するまでもなく、日本における隠れキリシタンを描いた作品です。つまり、仏教が主流の日本においてはキリスト教はNG。宗教の多様性など許されなかったのです。
ただ、日本人のほぼ全てが流暢に英語が喋れるんです。逆に欧米人は日本語がほとんどダメ。
つまり、同じく国外から来た「外来物」にも関わらず、日本人はキリスト教はNGでも英語には寛容なんですね、この世界って。
だっておかしくないですか? あれだけキリスト教を憤慨しているのに、なんで英語が流暢なんだ、英語が許されるんだって。。
で思ったんですよ、キリスト教には多様性が認められてないけど、言語には多様性が認められている世界なんだって。
まぁ、ハリウッド映画だし偶然かもしれないんですが、ここまで複雑な言語構成にしたのは偉いなぁと。せめて言語には多様性を持たせたかったのかな、と監督の気持ちが窺い知れるシーンでもありました。
ってか、長崎弁も取り入れてシーンにいれるって、どれだけ丁寧なんすかスコセッシ監督!!!!
ハリウッド映画で「ばってん」をセリフにいれるなんてスゴイよ!!!
99%の「静」と1%の「動」にカタルシスがある
先ほども説明しましたが、この映画はとっても静かです。音楽はほとんど流れないし、セリフがやたらと多い!
大事なシーンなのにセリフで語るところもあって、僕みたいな「説明セリフ大嫌い」人間にとっては、正直退屈に思えるシーンもありました。特に中盤かな。これだけはいくら名匠の映画といっても僕には退屈に感じてしまった。
つまり、99%は動かないんですよ、この映画。キャラは止まって、セリフを喋っているシーンが非常に多い。
しかし、それだからこそ、映画の中の1%の「動」に大きなカタルシスがあるんです。
ネタバレしませんけども、不意に訪れる人の死、踏み絵を拒否した隠れキリシタンに対する拷問の見せ方、そのどれもが映像で表現していて、自由自在なカメラワークで見せてくれるので本当に素晴らしい! や、拷問シーンが多いので素晴らしいとか言っちゃ不謹慎かもしれませんが笑
江戸初期で鎖国寸前だった日本の「おどろおどろしさ」だったり、外国文化を受け付けない閉塞感をとっても上手く表現されていたと思います。
「日本人は陰気で陰湿」って言葉、今じゃほとんど使わないけども、この映画にはピッタリの表現だと思います。いやぁ、イッセー尾形さんが評価されるわけだ。
現代に「沈黙」を蘇らせた理由とは?
この映画を見た人のほとんどが、なぜ今になって「沈黙」を映画化したのか、と考える人もいるでしょう。もう半世紀前の文学ですから、しかも日本の作品。
いろんな解釈があって大変興味深いです。
もちろん、キリスト教と他の宗教を巡る対立は消えてませんし、むしろ激化していると言ってもいいでしょう。単純に考えると、本作は宗教の対立について、長崎の隠れキリシタンを通して伝えているのでしょう。
さらに、宗教を信じることの難しさについても、タイトルの「沈黙」に込められていると思います。神は実在するのか、という問いはこれまでも、そしてこれからも続くでしょう。
そして、宗教を信じることの難しさ、というのは「人を信じることの難しさ」にも少なからず関係するでしょう。神様と教徒の関係は、司祭と教徒の関係にもなるし、それは人間対人間の関係に基づくものだからです。
つまり、宗教弾圧を題材にして、「人を信じることの難しさ」という普遍的なテーマを伝えているのです!!
と、ドヤ顔で言うのは誰でも言えそうなので、僕は他の解釈を加えてみたいと思います笑
この映画は、同じ「沈黙」でも「サイレント・マジョリティ」に警笛を鳴らしたかったのではないかと思うのです。
ちなみに、サイレントマジョリティーってあのアイドルグループじゃないからね。
あれ、あのグループ誰だっけ?
全力坂46だっけ?
さ、つまらないギャグはさておきwwwwwww
ちゃんと「サイレント・マジョリティー」について説明しますね。
もう一つの「沈黙」とは?
サイレント・マジョリティーとは、政治用語で
「物言わぬ多数派」、「静かな多数派」という意味。積極的な発言行為をしないが大多数である勢力のこと。
のことを指します。つまり、サイレント・マジョリティとは身近で大きな事件やトラブルがあったにも関わらず、同調圧力に負けて何も言わない、何も行動しない人達のことを指します。
例えば、政治に対して文句があるのにデモには行かない、選挙も行かない、だとか。イジメが起こってるのに、自分もイジメられるかもしれないと思っていじめられっ子を助けない、だとか。
明らかに不平等な事実が起こっているのに、大きな勢力を気にして行動に移さない人達のことを指しているのです。
本作でサイレントマジョリティーがどう影響してくるのか。分かりやすくイジメに例えてイメージ図で説明します
本作では、この映画では4種類の人間が存在します。
・いじめっ子
奉行です。隠れキリシタンを踏み絵で迫害していきます。
・いじめられっ子
隠れキリシタンです。弱き者
・同調圧力に屈した豚ども=俺たち
画像が分かりづらいですが、一般の民衆です。奉行(いじめっ子)の圧力に屈してしまい、隠れキリシタン(いじめられっ子)に罵声を浴びせます。いわゆる「イジメてないけど何もしてないもん!」系の奴らです。
つまり、ほとんどの人がこの「サイレントマジョリティー」タイプに属すると思います。ちなみに、僕が学生の頃はこのタイプでした。ってか大体の人がそうじゃん!?
・いじめられっ子を助けるヒーロー
ポルトガルの宣教師ですね。映画を見ていれば、間違いなくヒーローに見えてくるでしょう。
はい、長くなりましたけども、本作でサイレント・マジョリティー(一般の町民)に着目すると、この映画のタイトル「沈黙」とは、表のテーマだと「神様=イエス・キリスト」の沈黙が際立つのですが、実はもう一つ「沈黙」が隠されてると思うのです。
それは、サイレント・マジョリティーの「沈黙」について
この映画を見て不思議に感じませんでしたか? 町民の中に1人くらい、キリスト教じゃないけど隠れキリシタンを擁護するような人がいてもいいのでは?って。
でも、民衆はあくまでもサイレント・マジョリティーに徹しているのです。
イエス・キリストが「沈黙」していることは主人公の宣教師にとっては辛く、厳しいものです。しかし、それに加えて一般民衆が何も動かなかったことも、宣教師を絶望の淵に突き落としたのではないでしょうか?
鎖国寸前の日本の閉塞感に加えて、サイレント・マジョリティーの同調圧力が、キリシタンを窮地に追い込む。
これほど恐ろしいことはないですよ。。。
つまり、本作を見て「俺キリシタンじゃないし」、「ってか何も宗教信仰してないし」とぼやくアナタ達にも、ちゃんと感情移入できる余地があるのですよ!!!
主人公が窮地に追い込まれるほど、サイレント・マジョリティーの醜さが際立つ作りになっています。
「沈黙」の時代以降、サイレント・マジョリティーはどうなった?
はい、本作は確か1630年前半を描いてたと思います。アンドリューくん演じる宣教師がやってくるのは1630年だったはず。
この時はキリシタンに対する弾圧が酷く、また一般の町民もサイレント・マジョリティーと化し、キリシタンは地獄のような状態でした。
しかし、この「沈黙」の時代以降。1638年の長崎で何が起こりましたか!?
そう、「島原の乱」ですね。
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この島原の乱以降、日本は220年にも及ぶ鎖国を決めてしまったのです。江戸幕府にとっては、それくらい衝撃を与えた事件だったのでしょう。何せ江戸時代始まって以来の内乱ですからね。
この一揆は、本格的なキリシタンだけでなく一般の百姓も参加していました。つまり、サイレント・マジョリティーと化していた民衆が立ち上がり、巨大な勢力(いじめっ子)達と戦ったのです。
それを考えると、沈黙で描かれた内容は島原の乱の伏線、、、というか原因の一部を切り取っていたのでしょうね。あの後すぐに島原の乱が起きますから。
窪塚洋介は実質的な主役だった!?
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窪塚洋介は隠れキリシタンの日本人「キチジロー」として出演してますが、彼はどう考えても実質的な主役だと感じました。
ネタバレせずに書くのが難しいですが、原作の評論で既にキチジロー=遠藤周作という声が多く上がっています。
また、ご丁寧に裏付けを書いて頂いている方もいらっしゃいます。
キチジローについて考える上で、一つの参考となる資料がある。一九八八年五月八日・朝日新聞の「自分と出会う」というコラムにおいて遠藤氏は、
《卑怯にして弱虫ゆえに踏絵を踏み、それなのに神を捨てきれぬ男をどうしても登場させざるをえなかった。この人物の名はキチジローという。(中略)「キチジローは私だ」と思いながら筆をすすめた。》
はい、遠藤周作さん自身も認めてるんですね。
キチジローは、本作においてとても特殊なキャラクターです。この作品がキリスト教ととても深い関係にあるため、キチジローのようなキャラクターが生まれたのでしょう。
ネタバレは避けますが、キチジローは聖書における「ユダ」ですよね。
※「」内は白文字にしてます。
キチジローはとても人間らしい、罪深い人間です。
遠藤周作さん自身が、キリスト教を信じながらも、一部で懐疑的な目を持っていたりすることからも明らかですよね。だってキリストが「沈黙」しているだなんて、キリスト教に対して懐疑的にならないと考えつかないですもの。
以上より、「キチジローは遠藤周作自身である」という説で話を進めると、キチジローを演じた窪塚洋介が非常に重要なキャラクターであることが浮き彫りになります。
つまり、窪塚洋介は実質的な主役だったのではないか、という説が浮上するのです。
当然ながら、マーティン・スコセッシ監督もキチジローがどれだけ重要なキャラクターであるか知っているでしょう。それにも関わらず、窪塚洋介をキチジローにしたスコセッシ監督、、、
窪塚洋介くんの今後の活躍がますます楽しみになってきましたね!!!!!!
ということで、1万字を超えたところでそろそろお開きにします。
私は原作未読派なので、原作を読んだ方からのコメントなど、お気軽にご感想をお待ちしております(^o^)
お読み頂きありがとうございます!!!