はい、こんばんは! Machinakaです!!
今回批評する映画はこちら!!
「マグニフィセント7」
https://geekdad.com/wp-content/uploads/2016/09/magnificent7.jpg
はい、ミュージックいってみよー!!!!!!
イヨーーーーー!!!!
本作には流れてないけど、まさにこの「キルビル」の曲が似合う映画!!
最近何かと考えさせられる映画ばかり見て、単純に楽しめる映画って見れてなくて、、、、
でも久しぶりに脳みそを使わない映画を見たよ!! やっぱり映画ってこうじゃなくっちゃ!!!!!
はい、というわけでマグニフィセント7、いってみよー!!!!
短評のコーナー
Twitterで映画の短評をしているんですが、今回からブログにも載せたいと思います。
映画を見てから30分以内に呟くようにしてるので、一番リアルタイムな感想なんですよ。
アントワン・フークワ監督最新作「マグニフィセントセブン」を鑑賞!
いやぁぁ、久しぶりに何も考えずにドンパチ映画を楽しめた(・ω・)ノ
誰が正義?誰が悪? そんなの開始5分で分かるさ!
残る時間でたっぷりドンパチを楽しもうぜ!
「あ〜楽しかった!」が似合う映画ですな、おやすみ!!
あらすじ
黒澤明監督の傑作時代劇「七人の侍」(1954)と、同作を西部開拓時代のメキシコに置き換えてハリウッドリメイクしたウエスタン「荒野の七人」(60)という2つの名作を原案に描いた西部劇。「トレーニング デイ」「イコライザー」の監督アントワン・フークアと主演デンゼル・ワシントンが今作でもタッグを組み、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラット、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、ハリウッドで活躍する人気韓国俳優イ・ビョンホンらが共演した。暴虐の限りを尽くす男、バーソロミュー・ボーグに支配されたローズ・クリークの町の人々は、賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラー、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇う。最初は金のため町を守ることになったサムらだったが、いつしかその目的が金だけではなくなっていることに気付く。
映画の元ネタは?
「荒野の7人」リメイクである、という事が大前提ですけども、そもそもこの映画は黒澤明監督の「7人の侍」が元になっております。
SEVEN SAMURAI Akira Kurosawa 七人の侍 黒澤明 1954
おそらく世界で最も有名な日本映画でしょう!
私もちょっと前に鑑賞したんですけども、、、、もう60年以上前の映画なのに面白い!!
そして、、、以外と斬新じゃなかったんですよ!!!
どのシーンも、「あれ? これ別の映画で見たことあるなぁ、、、」って思って。おかしいですよね? 昔の映画って基本モノクロだしフィルムだし、質感からして違うのに、ストーリーも演出もどこかで見たことがある、、、、、
つまり、50年代の映画なのに今風の映画っぽく見えたんですよw こんなことってあります!?
で、よくよく考えてみたら、この「7人の侍」を元ネタに作られた映画があまりにも多くて、七人の侍の二次作品的な映画を見てきた私にとっては、元ネタである7人の侍は既視感バリバリなんですよねwww
恐るべし、黒澤明!
こんな体験ができる映画も珍しいですよね。。。。
「荒野の7人」も、本作の「マグニフィセント7」も、「七人の侍」を元にしたジャンル映画である、ということに異論はないと思います。
だから、映画のプロットも単純で非常に分かりやすいのです。
ただ、どんな「7人の侍」系映画を見ても、「7人の侍」の菊池与ー三船敏郎には敵わないんだよなぁ、、、
「7人の侍」もいいけど、是非とも「羅生門」の一人芝居を見てください、画面に釘付けになるってのは、まさにこのことだ。。。
「男の映画」のプロ! 信頼できる監督!!
監督はアントワン・フークワさん!
「トレーニングデイ」
「イコライザー」
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そして「サウスポー」
ジャンルは微妙に異なれど、「男と戦い」を描く監督!!
男臭いアクション映画のプロフェッショナルです!!
リアタイで見たのは「イコライザー」なんですけど、お気に入りの品川プリンスシネマ(今では激レアなシアターZERO)で鑑賞した時は、平日夜にもかかわらず全員男!! 私を除き、みんなクスリともせずに淡々と鑑賞し、淡々と帰って行った記憶が懐かしいww
アン(トワン)ちゃん!!
俺は一生アンちゃんについてくよ!!!!
https://pds.exblog.jp/pds/1/201506/28/10/c0291710_9463068.jpg
さぁ、江口洋介がまさかのハリウッドデビューをするのか、その真相は本編で確かめてくださいねっwwww
これ、小学生が見たら本気にしちゃうのかなぁ?www 小学生はアンちゃん分かんないから大丈夫かなww
「7人のヒーロー達」
はい、主演はデンゼル・ワシントン! アンちゃんとは「トレーニングデイ」、「イコライザー」でタッグを組んで、調子いいです!!
そしてクリス・プラットさん!!
アメリカの超人気番組「サタデー・ナイト・ラボ」で活躍してた芸人ですが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で一躍ハリウッドスターの仲間入り!
そして「ジュラシックワールド」に出演し、ブロックバスター映画の主演に抜擢!
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今後も「パッセンジャー」、「ガーディアンズオブギャラクシー Vol.2」に「主演」で参加予定でございます!!
そしてイーサンホーク!!
イーサンホークが戦う映画に出るって、個人的には珍しくてですね、、、、
「トレーニングデイ」とは主演のデンゼル・ワシントンと共演しております。個人的にはこの映画以来ですよ、イーサンホークが銃を持つってw
私としては、ヒューマンドラマやラブコメに出演するようなイメージでございます
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そして唯一のアジア人枠! イビョンホンさま!!!!
「ローグワン」の時といい、唯一アジア人が出ています! 同じアジア人としては、すごく嬉しいですよねー。国は違えど、妙に親近感が湧くというか、、、
最近見た映画だと、「インサイダーズ」という韓国映画がとっても楽しかったですなー。この映画も勧善懲悪で面白かった!!
可愛い子ちゃんのおっぱ◯も出るし、大好きですww
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はい、すいません、他の二人は分かりませんww
はい、あらすじはこんな感じ!!!
実は、この映画の公開日がいつか分からずに適当にネットサーフィンをしていたところ、なんと公開日になって初めて公開日を知るというねww
残ってた仕事あったんですけど、思わず映画館に走ってしまいましたwww
だってアンちゃんの最新作だもん! 早く見なきゃ!!!!
ということで、ギリギリで初日鑑賞にありつけた私、どうなったのでしょうか!?
それでは映画の感想です!!
映画の感想
ドンドン!!
バンバン!!!!
パチパチ!!!
ドンパチドンパチ!!!!
何も考えなくてよし! 映画見るときは脳みそ置いてけ!!!!
南北戦争が終わった後の西部劇。まさに戦国時代の後の時代。
法律も人権も尊重されない、まさに「力」だけが正義だった時代。しかし、そんな時代にもヒーローは確かに存在したのだ。。
黒澤明の「七人の侍」を確かに踏襲しつつも、この上ない素晴らしいドンパチ映画となっておりました!!
爆音で鳴り響く銃撃音、、、銃声が鳴るたびにちょっと心臓がバクバクする、、、
映画館じゃなければ出来ない体験がここにある!
やっぱりドンパチ映画は映画館じゃなければな( ^_^)/
開始五分で物語が分かる設計
元ネタは「七人の侍」ということは何度もお伝えしましたが、50年代の日本映画と2016年のハリウッド映画とでは映画製作・映画ビジネスの現場がまるで違う!!
「7人の侍」は3時間を超える超長丁場の映画となっており、インド映画のようにインターバルを挟むほど!
一方、現代のハリウッド映画はインターバルなど豪語同断! 3時間を超える回転率が悪い映画など、映画館が許すわけありません。
商業的合理性を優先する現代では、短い映画が好まれる。だから、いくら「七人の侍」が元とはいえ、現代のハリウッド映画である本作は2時間ちょっと越えの映画となってます。
だから、現代の映画の尺というものを考えると、何もかも同じにするわけにはいかない。
「七人の侍」を見た私としては、大幅な省略をすることにより、極めて分かり易い映画となったと言わざるをえない。ただし、その大幅な省略がドンパチ映画としての娯楽性を強調する作りにもなっていたし、デメリットよりメリットの方が大きい映画でもありました。
この映画、なんと開始5分で「誰が正義か、誰が悪か」が分かる映画となっているのです!!
人権の保護も、男女平等もない、ポリティカリィ・コレクトネスがなき19世紀中盤のアメリカ。冒頭から「力」による支配というものが、セリフではなく映像で非常に分かりやすく描かれているのです!!!
開始五分で正義と悪がこれだけ分かりやすく描かれるなんて、、、
本編は130分程度。その中で開始五分でストーリーの大方のプロットが分かる。残りの125分、エンドクレジットを除いて約2時間は銃撃戦の嵐、、、何も脳みそを使わずに楽しめる素晴らしい映画でございます!!
ジャンル映画だからこそ、分かり易い対立構図を作る必要がある。設定を徹底的に省略した分は、アクションシーンに時間を回せるのです、
脳みそを置いて鑑賞すべし!!
エンタメ要素に特化した「負け犬たちのOnce Again!」型映画by宇多丸師匠
「七人の侍」が元になっていることを鑑みれば、主人公たちは全員何かの失敗経験がある「負け犬たち」であること、そして傭兵として戦う際に自身のトラウマと対峙する。しかし、トラウマを乗り越えもう一度人生に挑戦する男たち。
これは「負け犬たちのOnce Again」の映画なんだ!!
普通なら主人公のトラウマや過去の失敗なんかは、かなりじっくり時間をかけて説明しますよね。時にはONE PIECEのような、壮大な過去の回想シーンを作ってまで観客に分からせようとします。「このキャラは過去に壮絶なトラウマがあったのだっ!」と。
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が、この映画は違う。なんと多くのキャラは、過去のトラウマはあまりにも簡潔に説明されているのです。
特にクリス・プラットなんてたった一言で彼の生い立ちが説明されるんですよw Twitterの140文字よりも短いよwww
そのため、7人の主要キャラがいてそれぞれに壮絶な過去があるにも関わらず、あえて回想シーンを省いているためテンポが格段に良くなっているのです。
だから、エンタメ性に特化した「負け犬たちのOnce Again!」映画なのだっ
ただ、極端に過去の説明台詞が少ない分、一言一言が突き刺さる。だから、後になって感動が押し寄せてくる。
この映画を見て思ったのは、やはり映画には説明台詞は最小限で良い、ということ。そんなことよりも、とにかくテンポを良くしてストーリーを動かすことが重要なんだよ!
だから、テンポ重視で攻めたのは大正解! やっぱ映画はこうじゃなきゃ!!!
デンゼル・ワシントンのファッションに惚れる
はい、今回の主人公デンゼル・ワシントン。もうね、この佇まいが惚れる。。
悪党に支配された街を救ったヒーローなのに、全身ブラックなんだよ。帽子もシャツもベストも、若干色は違えど黒系の服装。それに肌の色も相まって黒で統一されている。
私は基本的に黒色の服ばかりなんですよ、特に映画館に行く時は、いわゆる「黒T」を着る。それが映画館でのタキシードだと思ってるからw
デンゼルワシントンは黒い服装で決め込んで、本当にカッコイイ。。。彼の服を真似したい。。。
そういえば、昔「イコライザー」でデンゼルワシントンが付けていた時計に惚れて思わず買っちゃったっけ。撮り方が上手くてすごくかっこよく思えたんだけど、いざ付けてみると俺には似合わないっていうね笑
旧式の小火器がカッコよすぎる
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西部劇だけあって、銃はリボルバーが多い。今では実戦ではほとんど使われない、装弾数も少ないし、反動が大きくて命中率が低いから。
でも、銃を連射するときの仕草、早打ちの時にホルスターから銃を取り出す仕草、そのどれもがカッコイイ。
一発で人が死ぬリスクがあるのに、男たちはなぜ銃にすがるのか? それは西部劇を生きてきた人にしかわからない。やはり、力が全てを支配してた時代だからこそ、あんな銃社会になってしまったのか。
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独立戦争が終了した後なので、近代的な兵器も登場してます。剣心は出ないけどね笑
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はい、こんな感じ!!
とにかく、派手にドンパチを決めるのがメインの映画。感傷に浸る時間なんてない、ひたすら銃声が鳴り響く映画です。陳腐に思えるかもしれないけど、ガジェットのカッコよさと男の熱い友情に打ちのめされてください!
オススメです!!!!