こんばんは! Machinakaです!!
今回批評する映画はコチラ!
「マギーズプラン Maggie's Plan」
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はい、イーサン・ホーク主演のラブコメが日本にようやく上陸です!!!
アメリカでは2015年に公開されたみたいなので、なんと2年越し、、、
待ってたよっ!!
最初に言っておきますけど、、、、
今年暫定ベストです!!! まだ1月だけどww
ということでいってみましょー!!!
あらすじ
ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア共演で軽やかに描いたハートフルコメディ。ニューヨークの大学で働くマギーは、妻子持ちの文化人類学者ジョンと恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼットに愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。
もっと簡単にあらすじを紹介すると、イーサン・ホーク演じるボンクラ男ジョン、彼の妻のジョーゼット、彼の不倫相手のマギー、の三角関係を描くラブコメ映画となっております!!
イーサン・ホークにハズレ無し!
主演男優を演じるのは、イーサン・ホークさんです!!
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若きデンゼル・ワシントンと組んでアカデミー助演男優賞にノミネートされた、「トレーニングデイ」。
不良を取り締まるハズの警官が、不良よりワルかったという話でしたねw
そして、イーサン・ホークと言えばリチャード・リンクレイターと組んだ「ビフォア」シリーズ、そして個人的にオールタイムベスト級の「Boyhood」に重要な役で出演してます。
脇を固める豪華キャスト
主演女優のマギーは、グレダ・ガーウィグさん イーサン・ホークの恋人です。
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そして、イーサン・ホークの妻ジョーゼットを演じるのはジュリアン・ムーア。何となく「ラスボス感」が出てるよね笑
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そして出ました! 我らがビル・ヘイダー!!!
個人的には俳優より声優の方が出演多い気がするんだが、、、
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はい、あらすじは以上!!!
イーサン・ホークを中心として、若い女マギーと中高年のジョーゼットがどう絡み合うのか?
相変わらず、何も情報を調べずに鑑賞して参りました!
それでは映画の感想でっす!!
映画の感想
いかにも女子応援型!の映画で、男は馬鹿、女はマトモで真面目に描かれると思ってたのに、、、、
これ、女もダメに描いてるじゃんwww
女もダメ! 男もダメ! 登場人物みんなダメ!
嘘をつけない正直者達アラフォー・アラフィフのダメ男女が作るグダグダ人生活劇!
でも、そんなダメさが自分に突き刺さるのは、自分もダメだからかな笑
予想の遥か斜め上を行く作品! みんなバカで、みんないい!
マギーの「明るい家族計画」に爆笑し、呆れながらも、マギーの人生の行方を見守ってしまうラブコメ映画となってましたー。
はい、簡単な感想はこんな感じ。
詳しくは以下に書いていきますー。。
松竹の女子映画という第一印象を裏切る作品
本作は松竹の映画館で全国公開されていますけども、ちょっと違和感ありませんか? 海外のラブコメで、主演の男女は日本では知名度が低い、話の内容も派手なアクションでも何でもない。
どう見ても「ミニシアター案件」に見える映画じゃないですか?
ということで、どう考えても松竹が一枚噛んでるとしか言えないですね笑
ネタバラシをすると、今作は「Picadilly Prime Label」という、「女子向け映画」の配給を専門とした部署が動いて公開されたのです。
詳しくは以下です。
ちなみに、このレーベルで公開してくれた映画の中には、イタリア映画の「これが私の人生設計」があります。
この映画にハマってハマって、面白すぎて、去年の上半期ベスト4に選定したぐらいですからね笑
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「これが私の人生設計」では、男尊女卑のイタリア社会を皮肉った映画で、男はバカでマヌケ、女は真面目で献身的に描かれてて、完全な女子向けの映画だなぁと感じたものです。
ただ、男をバカにする映画ではありません。
女性が社会で独り立ちすることの辛さ、女だからといってナメる男の愚かさを描いた映画で、男の私も大変満足できた映画なのです。
そんな映画を観ているものですから、同じレーベルの今作「マギーズプラン」も、女子向け映画なんだろうなぁと思っていたわけです。
でも、完全に違ってましたw
この映画、男も女もダメなところがあって、みんな正直者で、最後は全員が愛おしくなる映画でございましたー。。。
言いたいことというのはですね、男もこの映画を観に行っても全然OKってこと(・∀・)!
イーサン・ホークのこじらせ具合にツッコミを入れつつも、マギーのおバカ人生プランにも首を傾げながら鑑賞してもらえると楽しいです!!!
ギャグセンスの高さは異常
良質なラブコメほどギャグセンスが高い、と個人的には思ってます。
この映画は主演の女がアラフォー、男がアラフィフということで、完全大人向けのギャグが入ってるんですが、、、
下ネタ多すぎるよwww
ネタバレしたくないので深くは言えませんけど、、、、
言えないんだけど、、、、
まさか、「ドント・ブリーズ」と共通点がある映画だったとは、、、、、
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言えないよ、これ以上言えないよ!!!!!
まさかサム・ライミが脚本協力したのかな? そんなワケないか、、、、
他にも、男と女のダメ「あるある」を惜しげもなく披露してくれて、鑑賞中は(私を中心に)お笑いライブ状態でしたよww
3分に1回は笑える映画でしたねww それくらい、セリフがよく練られてるんですよー。 というか、翻訳をされた方(エンドクレジットに出てたのですが、失念しました、申し訳ありません)に拍手を贈りたい!!
密度が高いセリフの応酬なのに、分かりやすい日本語に置き換えて頂いて、、、おかげでとっても楽しめる内容でした(・∀・)
ギャグセンの高さといえばですねぇ、、、「ガイ」さんが大活躍でしたねぇ、、、コイツには笑わせてもらったよwww
彼の一挙手一投足に注目ぜよ!!!
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男と女の本音が詰まった映画。でも好き。
はい、ネタバレしない範囲で言うとですね、本作はマギーの人生プランを通じて、男と女のダメなところがドンドン露呈していく映画だなぁと思いました。そして、男と女の本音が炸裂する映画でもあるなぁと。。
普通の映画なら隠されるような都合の良い展開、というのがないんですよ。物語は、非常に現実的に、粛々と進んでいくのですね。。
はい、まとめるとですね、今作「マギーズプラン」には2つの暗黙のルールがあるじゃないかと思うのです。
ルール1:男も女も、本音のトーク、本音の行動
ルール2:男も女も、自分を良く見せようと偽らない、嘘がない
つまり、劇中は男も女も本音を吐き出してる所が本当に面白い、だって現実では皆ウソをつくもの。。。
はい、それでは本作で具体的にどのような男女の本音があるのか。
あえて男と女の違い、を強調して書きますと、、、
・「男」は、一つの事に没頭し、人生をダメにしてしまう可能性アリ
主人公のイーサン・ホークはとある小説の執筆に夢中になるあまり、家庭をないがしろにしていきます。
・「女」は、結婚は嫌だけど子供だけ欲しい?
冒頭のシーンで分かるところですが、マギーはとにかく子供が欲しい! でも、結婚せずに子供だけ作るって、倫理的に問題ないの?
ってか旦那がいらない世界なんて男の俺からすると超ディストピアなんですけど!!!
本作の特徴としては、主人公のマギーも元妻のジョーゼットも専任の大学教員で、経済的に安定してるんですよね。だからマギーもあんな選択をするんでしょうけども、、、、
・男は恋愛より結局「アレ」が1番好き
まぁこれは、、、、大人なら分かるよねww
本作でも非常に分かりやすく、そして痛烈に描いてますよw もうねぇ、、、男ってやっぱりバカよねぇ、、、。 恋愛するよりも、結局アレが大好きなんだよなぁ、、、。
「Oh,Fuck!」であんなに笑ったのは、生まれて初めてだねwww
・女は自分を見てくれる男に惚れる、男は自分を褒めてくれる女に惚れる
本作でも象徴的に描かれてました。自分より小説の方に気が向いてしまい、旦那のイーサン・ホークに失望するマギー。一方の旦那は、自慢の小説にイチャモンを付けられて嫁のマギーに失望する。そして最後、元嫁のジョーゼットに何を言われたか? それを思い出すと、この恋愛法則がそれなりに説得力を持つのではないでしょうか?
男の私の場合、どうすれば女の人にモテるかなんて正解は持ち合わせてはいませんが、好きな女性に対しては良い意味で「気にかける」ことを大事にしてます。もちろん、程よいバランスで気にかけるんですよ笑
ストーカーのように「ずっとアナタを見てる」的な「Watch」のイメージではなく、あくまでもアナタを気に掛けてます的な「See」のイメージですww
いきなりプレゼントを渡したり、好きだって伝えたりしても恋愛なんて上手くいかないよね。ね、みんな!
だから、気になる女性がいたらWatchではなくSeeのレベルで、好きな女性にアプローチしてみよう! きっとその女性は、自分の好意に気づくはず!
ただ、男の中にはWatchかSeeの区別が出来ないバカが多いから、本当に残念なんですがねー笑
他にも様々な要素があるのですが、ネタバレになるので避けます!
ネタバレなしで、事前知識を入れずに見て下さい!!
本作はネタバレなしでご鑑賞ください!!
公式サイトに人物相関図があるんですけど、これは重大なネタバレが含まれてます!!!
鑑賞前は、人物相関図を決して見ないで下さい!!!!
簡単にあらすじを紹介すると、イーサン・ホーク演じるボンクラ男ジョン、彼の妻のジョーゼット、彼の不倫相手のマギー、の三角関係を描くラブコメ映画なんです。それ以上の情報は、入れずに見て下さいっ!!!
男女で語りたくなる映画!
はい、この映画を観てですね、既婚者でも独身者でもいいから、男女で話し合いたいなぁ、と強く思いました!!
何故なら、この映画は男と女、どちらかを擁護するような映画ではなく、すごく平等に作られているように感じるからです。
ただ、本作の女性の主要キャラは全員が大学教員という、エリート勝ち組設定なので、経済的には軽いチート状態なんですけどね笑 ま、そこは目をつぶるとして、、、
とにかく、この映画を見たら「男ってなんで◯◯なの!?」「女っていつも◯◯だよな!」って軽くディスり合いながらお酒を飲む会なんてやりたくなる、そんな素晴らしい映画でございました!!!
なお、本ブログのコメント欄でも、男女問わぬ色んなご意見をお待ちしております(・∀・)
ただし、お酒と肴はご持参で笑
はい、以上です!! 皆様の本音トークをお待ちしております!!
是非コメントを(^o^)!!!