はじめに
今回公開する映画はこちら!
「名探偵コナン 紺青の拳」
私事で申し訳ありませんが、昨日の金曜日、嫌なことあったんですよ。
www.machinaka-movie-review.com
今年ワースト作品に出会ってしまったんですよ。
コナン以外、大作が全くなく仕方なく見たこの映画。本当に最悪で最悪で。。
この映画一本で週末映画ライフを終わらせるなんて、辛すぎる!!
旧作も見たいですけど、やっぱり新作映画を映画館でみたい!!!!
そう思って、この映画を選ぶことに。
なんだかんだ言って、毎年コナン見てるんですけどね笑
今回はキッドとコナンが活躍すると聞きました。
小学生以来、久しぶりに怪盗キッドをみることになろうとは、、、
それでは「名探偵コナン 紺青の拳」感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・大ヒットアニメシリーズ「名探偵コナン」の劇場版23作目。劇場版シリーズでは初めての海外となるシンガポールを舞台に、伝説の宝石をめぐる謎と事件が巻き起こる。コナン宿命のライバルでもある「月下の奇術師」こと怪盗キッドと、これが劇場版初登場となる空手家・京極真が物語のキーパーソンとなる。
・19世紀末に海賊船とともにシンガポールの海底に沈んだとされるブルーサファイア「紺青の拳」を、現地の富豪が回収しようとした矢先、マリーナベイ・サンズで殺人事件が発生。その現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた。同じころ、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦するため、毛利蘭と鈴木園子が現地を訪れていた。
・パスポートをもっていないコナンは日本で留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの手により強制的にシンガポールに連れてこられてしまう。キッドは、ある邸宅の地下倉庫にブルーサファイアが眠っているという情報をつかむが……。
映画の感想
「コナン紺碧の拳」
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年4月13日
本当に面白かったぁぁ、、
青山剛昌先生が漫画で目指しているルパン三世、特に「カリオストロの城」色の強い誰もが楽しめるエンタメ作品でありながら、コナンとキッドのバディもので、もう関係性萌えの煉獄。
初の女性監督、お疲れ様でした!ありがとう!!楽しかった!!
恋愛色多めの極上エンタメ大傑作!
ありがとう、本当にありがとう。
ハンターキラーみたいな、ちんころ作品で俺の週末を奪われなくてすみました。
もうハンターキラーなんて忘れましょう!!!
あれは夢!!!
ムビチケで前売り券買ったのも、もう夢!!!
映画館で駄作を見たって夢を見たんですよ俺は!!!!
そんな悪夢を忘れさせてくれるほど、今作のコナンは本当に面白かったです。
前作の「ゼロの執行人」はですね、良かったんですけど多少シリアスすぎたんですよね。弁護士と検察の戦いなど、反社会組織の細かい設定など、東京オリンピックを入れてくるあたりなど、時代性とシリアス性を重視しながらも、最後は安室透の格好良さで持っていくという良い作品だと思っています。
ただ、今作はラブコメ色強めの極上のエンタメ作品に仕上げてくれて、本当に感謝したい!!!
コナンのキャラクターは多岐にわたり、キャラの数だけ恋がある。
その中でも、今作は特に新一と蘭の恋愛に焦点を当ててくれたのがよくって。
その中でも、やっぱり新一と蘭の恋仲が気になってしまうんですよね。小学生の頃、子供になった新一と蘭の恋に、本当に悶々としたものです。
近くにいるのに!!近くにいるのに!!!
でも蘭、おてんばさんだから全く気づかないww
蘭、後ろ後ろ!!! って何度言ったことか。
そんな昔の記憶を蘇らせてくれる映画でございました。
え? 園子と京極さんはどうだって?
この二人が会えないのは、結局作者のサジ加減じゃんかよ!!!
そこに萌えないわ俺はww
第4の壁を破る大胆さ
とまぁ、ツッコミを入れるのもコナンの醍醐味でして。特に今回はすごくツッコミどころがあるんですよ、良い意味で。
そんな観客のツッコミに補助線を引くように、冒頭から第4の壁を破る演出を平気でやってのけたんですよね。そこが素晴らしいと思っていて。
まずはいつものオープニングシークエンス。園子と京極さんの紹介をするときに、コナンのナレーションに園子が「そんな言い方する?」ってツッコミを入れるんですよねw
あと、おなじみの阿笠博士のクイズコーナーでは、コナンが「なんか早くないか」って劇場版コナンに自らツッコむ演出を入れてくる。
さらに、コナンがスーツケースケースから出てきて蘭と会った時、一瞬ドキッとするも何も気づかない蘭と園子に、「なんで気づかないんだよコイツら!!」って言うあたりも、コナンの矛盾に自らツッコんでる。
第4の壁を破る演出って、ときには作品のリアリティラインを破壊して台無しにしちゃうこともあるんですけども、さすがにこんなに長続きしてるコナンだと、キャラクター自身が作品に対してツッコんでも違和感がないんですよね。
観客はむしろ言ってくれた方がすっきりすると思うんですよ、なんでこんなにコナンっておかしいのって。早く気付けよ、蘭!ってw
コナンも応援上映やってるみたいですけど、普通の上映なら中々口に出してツッコメないですよね。
それを第4の壁を破ることで、観客の心の叫びを代弁してくれたような、そんな役割を果たしてくれたと思っています。よかった!
過剰なくらいがちょうど良い
あと今回強く感じたんですけど、コナンって演出が過剰ですよね笑
昔の90年代アニメ黄金期の中、生まれた作品ということもあって、現代の他の作品と比べるとすごくアホっぽいですよね(褒めてます)
京極さんが本気を出した時に炎が出たり、コナンがガジェット使う時も猛烈な風が白い線になって表現されてるし、すごく漫画っぽい。
現代劇でSFでもないのに、この過剰な演出は今や珍しい。
でもそこが良いんですよ、本当に。表情がハッキリしてたり、呆れ顔がどアップになったりするのも、今となっては珍しいですよ。
アニメは過剰なくらいがちょうど良いと思うんですよね。
コナンは殺人ラブコメ
青山先生自身が言ってるんですけど、コナンは殺人ラブコメというジャンルで作っているようで。
今作も殺人ラブコメというジャンルにふさわしい、殺人が起きてるにもかかわらずドタバタ恋愛劇をやるというコナンらしい作風で。
昔は殺人って娯楽の大定番だったんですよね。これだけコンプラの厳しい時代なのに、コナンだけは一向に不謹慎だって声がないのも不思議です笑
それだけ万人に受ける作品だって証明でしょうね。
そして、ラブコメの部分は見てるだけでキュンキュンしてくる。小学生が見ても大人が見てもウズウズする内容なんですよね。
今回はやっぱり、蘭ちゃんと新一の恋愛でしょう。もう最高ですよ。
コナンの最後のセリフですよね、もうたまらないですよ!!!
「バーロー、最初から一緒にいただろうがっ」
もうキャーーーーー!!!ですよキャーーーーーー!!!!!
男の俺でもキャーーーーーーですよwwww
はい、もう理性が追いついてないですがww
テレビで何度もこのセリフを言ってると思うんですけども、何度聞いてもキュンキュンします。
見た目は令和、中身は平成
シンガポールのマリーナベイサンズで、今時のスマホを持って、どう考えても見た目は現代、令和なんですよね。
ただセリフの言い回しだったり演出は、平成ゼロ年代〜10年代初頭のアニメ黄金時代と呼ばれるアニメなんですよ。
だって、今時「ガキンチョ」とか、「バッチグー」とか、言わないでしょww
園子は間違いなく、未だに安室奈美恵とかポケベルが好きなコギャルなんですよw
もうゴールデンタイムでアニメをやる時代じゃなくなった。昔の古き良きアニメを見るのが難しくなった。
ドラゴンボールだって、「ドラゴンボール超」になって映像も綺麗になっちゃって。
こち亀ももう終わって。
平成のアニメ文化が滅びつつある中で、唯一コナンが昔と同じ声優、同じ絵、同じセリフ回しでやってくれるのが本当にありがたくて。
子供の頃に戻った気がするんですよ。
アニメ黄金時代かつ戦国時代を生き抜き、今でもテレビアニメと劇場アニメをやってくれることに感謝しないと、本当に。。
これからも楽しいコナンを作ってください!! 本当におもしろかった!!!
しかし、今作には、一つだけ欠点があります。。
俺のあゆみちゃんの出番をもっと増やしてくれぇぇぇぇ!!!
俺が一番心拍数上がるのは、あゆみちゃんが喋ってる時なんだよおおおおおお
キャピキャピしたJKの蘭ちゃん、大人の色気漂う灰原愛という恋敵がいる中で、唯一現役JC(女子小学生)でコナンを好きなんだぞ!! どんだけ難しい恋愛か分かってんのか!!!!
コナンが元に戻ったら、もう現実的には恋できなくなるんだぞ!!!
結局、一番かわいそうなのはあゆみちゃんなんだ!! 俺があゆみちゃんを幸せにするしかないんだよおおお!!
もっとあゆみちゃんを描いてくれ!!
頼む!!!