[はじめに]
実は今作を観る前に、映画ブロガー界の超ブロリーこと、最強映画戦闘民族である超(スーパー)ブロガーのモンキーさんとカメさんが試写会に行ったそうで、公開前から色々話は聞いておりました。
それでは「ドラゴンボール超ブロリー」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
[あらすじ]
・鳥山明原作の大人気アニメ「ドラゴンボール」シリーズの劇場版20作目となる記念作品で、2015~18年に放送されたテレビアニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」を映画化。15年の劇場版「ドラゴンボールZ 復活の『F』」同様に、鳥山が自ら原作・脚本・キャラクターデザインを担当した。「力の大会」が終わり、宇宙にはまだまだ見たことのない強者がいることを知った悟空は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に、見たことがないサイヤ人のブロリーが現れる。地獄から再び舞い戻ったフリーザを巻き込み、悟空、ベジータ、ブロリーという3人のサイヤ人の壮絶な戦いが始まる。
映画の感想
色々盛り込んだドラゴンボール超とブロリーの超まとめ
はい、鑑賞を終えたMachinakaです。
久しぶりにドラゴンボールを劇場で観れたので、家に帰る時はひたすらドラゴンボールの曲を聴いていました。コナンやしんちゃんやドラえもんは毎年やるんですが、ドラゴンボールは不定期なんですよね。
だから一種のお祭り感があって。
そういう意味では、すごく楽しめたんですけどね、はい。
まぁ作画の話は後でたっぷりしますw
ブロリーを現代に甦らせ、昔と変わらぬ過激なアクションで撮られた、非常にアツい映画でございました。
戦闘シーンばかりで会話が少なく、物語もブロリーと戦うということだけが目的になっていて、非常にスッキリする話。
ただ、1993年と今作の大きな違いは、「ドラゴンボール」ではなく「ドラゴンボール超」になった、ということ。
破壊神ビルスがいて、悟天やトランクスが立派な戦士に成っている「超」では、かなり設定が違っていることも確か。
また、劇場版「神と神」や「復活のF」の話も取り入れているので、1993年版とはかなり違う話になっていました。まだ1993年では、魔人ブウもいないですからね。。
なので今作は、ドラゴンボール超のまとめをしながら、ブロリーの話を織り込んだ的な内容になっていると思いました。
だから僕たちが子どもの頃やっていたドラゴンボールではないのです。
だって、フリーザとベジータがコメディアンとして活躍してるなんて、昔は思いもしなかったじゃないですかww
ドラゴンボール「神と神」でのベジータがビルスに接待するくだり、あんなに面白いシーンないですよwww
ビンゴ!!
それに、今回のフリーザも完全にコメディアン枠としての起用でしたねw
ドラゴンボールを手に入れて、ブルマが「5歳若返りたい」って言った後のシーンでフリーザが出てきて、「身長を5cm伸ばしたい」って本気で願っているのは本当に爆笑しましたねwww
フリーザの部下が「まさか、、フリーザ様、、、身長が・・」って恐れ恐れいうのが面白いし、完全にコントですよね、あれww
フリーザの第2形態・第3形態の絵を見せて比較しながら、「第1形態の時に大きくなりたいのですよ!」って言うのも最高でww そうだよな、基本フリーザって第1形態の時が多いもんなwww こんなメタネタを入れていいのかって思いましたが、コメディ好きの私としては大満足でございました!!!
1993年版との違いは?
原作である1993年版を見返してたんですけど、キャラの描き方にかなり違うところが多かったです。
ザックリまとめると、こんな感じ
<ブロリー>
今作:純粋無垢な可哀想なキャラクターを強調して描かれている
戦闘シーンの時は喋らない。ってかほとんど喋らない。
1993年版:あくまでも敵役として、悪魔として降臨しているようなイメージ。「クズが・・」が口癖w
<パラガス>
今作:白髪のおじいちゃん
1993年版:黒髪で少し若い
<ブロリーとパラガスの住んでいた惑星>
今作:自然ばかり
1993年版:まるで「北斗の拳」に出てきそうな世紀末都市
<ベジータ>
今作:コメディアン
1993年版:王子ベジータとしての復権をかけて、果敢にもブロリーと対峙するカッコよさが最高!! 俺はサイヤ人の王子なんだ!!!!!
です。
なんか、今作では1993年版で描かれなかったことが映像化されていて、興味深かったです。
例えば、ブロリーがなぜサイヤ人の星を離れることになったのか、その詳細が描かれていました。
ベジータのお父さんが、ベジータより強いブロリーの存在を許せなくて、消し去ろうとするんですよね。
そこでバーダックの話も出てくる。そもそも、フリーザをどうやって倒すかサイヤ人たちが一生懸命研究して、あとは子供に託すしかないって話になってるんです。
一方で、1993年ではどうやってブロリーに力を制御する装置をつけたのかを語るシーンもある。でも、友達の怪獣と仲良くした話はないし。
要はですね、ブロリーの描き方に最も大きいな違いがあるんですよ。なんでこんなに可哀想なブロリーを描くようになったしまったんだろう、と不思議でなりません。
もう今のドラゴンボールはコンプライアンスに屈服して、「クソが。。」と吐き捨てるブロリーは描きたくないんでしょうか? 英語なら「Fuck」ですからねw まぁ昔はなんでもありだった、ってことなんでしょうかね。
ただ、ブロリーを可哀想なキャラとして描くのはまだ良いとしても、決着のつけ方が程よいところでワープしましょうってのは、すごく緊張感がなくなるんですよね。
ブロリーに殺されそうになったベジータと悟空はピッコロの元へワープするし、反対にブロリーがゴジータに殺されそうになった時は、ドラゴンボールの力でワープさせられるし。
なんか、熱戦・列戦・超激戦は昔だけで、今はもう今では忖度ありきのバトルになってるというか、燃えないんですよ、ラストが。
途中まではCGでカッコイイカメハメ波やギャリック砲が見れて、テンション上がってたんですけどねぇ。。。
1993年の「熱戦・列戦・超激戦」、本当によくできてるなぁ、、、。
構図がイマドキの邦画っぽい件
あと、これ作画の崩壊につながるんですけど、今回は非常にキャラのヨリのショットばかりなんですよね。
キメ顔をしてスクリーンいっぱいに顔を出して、背景などが全く見えないくらい顔を寄せてくるんですよ。フリーザも、ベジータも、ブロリーも。。
これ、イマドキの邦画の撮り方ですよねw
作画崩壊の理由、それは
まぁ、実際ここまでは酷くはならないんですけど、この映画を見て真っ先に思いついたのがヤシガニなんですよねw
ちなみに、「ヤシガニ」で画像検索するととんでもないことになるので、「ヤシガニ事件」で調べてくださいねwwww
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2018年12月14日
ドラゴンボールの記事でヤシガニ事件の画像検索しようとして、間違えて「ヤシガニ」で画像検索したらとんでもないことにwwww pic.twitter.com/eIPBi1wWSM