- [はじめに]
- [あらすじ]
- 映画の感想
- イルミネーション史上、一番ダメかも
- グリンチの会心っぷりに、納得がいかなすぎる
- まさかイルミネーションがナレーションに頼るとは
- イルミネーションのライティングは良し
- せっかくユニバースしてきたのに
- P.S
[はじめに]
今回公開する映画はこちら!
「グリンチ」
それでは「グリンチ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
[あらすじ]
・「怪盗グルー」シリーズや「ミニオンズ」など、数々の人気アニメを生み出すアニメーションスタジオのイルミネーション・エンターテインメントが、2000年にジム・キャリー主演で実写映画化もされたドクター・スースの名作絵本に登場するアメリカの国民的キャラクター「グリンチ」を、新たにアニメ映画化。幼い頃はつぶらな瞳が愛らしかったが、成長してすっかりひねくれてしまったグリンチ。洞窟の中で暮らす彼は、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人たちに意地悪ばかりして楽しんでいた。いつも不機嫌で孤独なグリンチは、村人たちが大好きな「クリスマス」を盗んでしまおうと思いつくが……。オリジナル英語版ではベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替え版では大泉洋がグリンチの声を担当。
映画の感想
TOHO日比谷めグリンチを鑑賞。
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2018年12月15日
はぁ、、なんだよあのムカデ人間オチはよぉぉ
勝手に改心しやがって、ロリコンかよ。
おまけに観賞したのはミッドタウン日比谷だからリア充どもなうじゃうじゃ。
はぁぁ、ムカつく。グリンチが改心した分、俺が元のグリンチみたいになっちまったじゃねぇか。
イルミネーション史上、一番ダメかも
これまでイルミネーションのアニメはどれも好きで、中身は薄いがコメディ演出が良くてキャラも良くて歌も良くて、エンターテイメント性に特化した優れたアニメーション作品だと高く評価してきたんです。
ミニオンズも、シングも、ペットも、どれも好きな作品ですよ。
www.machinaka-movie-review.com
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ただ、グリンチだけはどうにもこうにも好きになれませんでした。
物語については基本的に目を瞑る方ですが、今回ばかりは納得がいきませんでした。
クリスマスを憎み人を憎み、でも実は一人が寂しくて犬と暮らしてるような寂しがりなグリンチ。
そんな彼にすごく共感していた自分がいたのですが、最後の最後でなんかもう、どうでも良くなってしまいました。
もともとイルミネーションって脚本があまりしっかりしてないというか、薄いんですよ。
それこそ「ペット」なんてワンニャンたちのご主人愛だけを描いてるものだし、シングなんかも群像劇的に見せようとしてもバラバラになっちゃうし、もともとストーリーに期待なんてしてない。
でもイルミネーションのアニメが面白いって言い張れるのは、ストーリーの面白さ以外でクオリティが高いところを見せてもらってるからなんですよ。
キャラが可愛い、曲が良い、笑える、クオリティ高いんですよ。
でも、そんな私がストーリーについてツッコむということは、他に楽しめる要素が見つからなかったってことなんですよ。
イルミネーションといえば、最後の最後で見せ場を作ってくれるじゃないですか。ペットだと犬のマックスが無事に家に着けるか、とか。
シングだと最後にミーナがちゃんと歌えるかどうか、とか。
でも今作はなんとまぁ見せ場がなくて。
唯一の見せ場といえば、盗んだプレゼントを返そうと思った矢先、プレゼントが崖から落ちそうになってドキドキ・ハラハラ、みたいな場面があるんですけども、これをムカデ人間で解決するだけなんですわ。
これ言っても意味不明かと思うんですけど、とにかくあれはムカデ人間にしか見えなかったんすよ。
グリンチの会心っぷりに、納得がいかなすぎる
僕の読解力が悪かったら申し訳ないですけども、いくら可愛らしい女の子だからって、あの子を双眼鏡で覗いただけで心が改心してプレゼント返すってのは納得いきませんよ。
グリンチが最後に改心するってのは、なんか目に見えてるわけです。それは良い。
思えば、イルミネーションって最初から結末が目に見えてるような映画ばっかり作ってるんで、恒例行事なわけです。
でも、グリンチが改心するにはそれ相当なロジックと大きなイベントが必要だったわけで、今作には全く見当たらなかったんですよ。
グリンチがかつて孤児院にいたことや、女の子から「ママを救って」と言われていたことや、色んな伏線は張っておいて、結局最後まで何も回収しないで単に仲良くなってることに、すごく納得がいかないんですよ。
女の子を見ただけで心臓がドキドキ!して改心するってだけじゃ俺の気持ちが収まらないんだわ。。
まさかイルミネーションがナレーションに頼るとは
あと驚いたのは、キャラが黙った瞬間にナレーターが喋り出すんですよ。
え、俺邦画を観にきてたっけなぁ、、って錯覚しちゃったんですけどw
確かグリンチってイルミネーションだし、ユニバーサル制作配給ですよねぇ、、、そうですよねぇ、、、
俺たち観客がキャラの心理を考えようとしたら、ナレーターがベッラベラ喋ってくるんですよ。しかも的確にキャラの心理を説明してくるんですよ。
かぁぁ、これねぇ、まだ邦画ならまだしもだよ? イルミネーションがやっちゃダメでしょう。。
ナレーターに説明されると、「あれ、これが正解なのかな?」って観客がキャラの心理を考えるのをやめちゃうでしょうが。
こればっかりは、イルミネーションにやって欲しくなかったなぁ、、、
イルミネーションのライティングは良し
ただ、映像はすごくよかったんですよ。
今作の舞台になるフー村のクリスマスイルミネーション、これは一見の価値ありです。
ディズニーのライティングよりはまだ粗があるんですが、クリスマスの赤・緑色をふんだんに使ったデザインは、一見の価値ありです。
逆に言えば、それ以外はあまり価値は、、
せっかくユニバースしてきたのに
気になったのは、今作で今までのイルミネーションのキャラクターをふんだんに使って、ユニバースしてるところ。
もう名前がモロですが、グリンチのペットである犬の名前はマックス。
そう、完全に「ペット」の主人公ですよね。色が茶色だったけど。
あと、女の子、、シンディ・ルーだっけ? あの子のベッドにスノーボールのぬいぐるみがいたりしましたね。はい。
ただ、可愛いのは旧作キャラだけなんですよね。
グリンチで出てきたキャラのフィギュアを買おうって思わないんだよなぁ、、、
一応ですね、グリンチの商品貼っておきますけど、私自身買う気が全く起きないですよ。全然感情移入できてないもの。。。
P.S
映画ドットコムだと3.7の評価で思ったより高いんだけど、どういうこと?
俺の心はまだ改心してないグリンチのままだから、ひねくれてるからこの映画好きになれないのかなぁ??
俺ってもう、人並みの心を持ち合わせてないのか?
・・なんか世間との感覚がズレてきてるなぁ、、俺。