はじめに
今回公開する映画はこちら!
「町田くんの世界」
町田はよく通った街ですよ、学生街でね。
実は東日本大震災があった時、訳あって町田に滞在してたことがあるんですよ。
町田はもちろん23区外で、計画停電とかも経験しましたよ。
あと、町田出身の後輩とすごい仲よくて、町田の面白い話をたくさん聞きました。
町田って、小田急とJRの駅が分離してるじゃないですか? しかもすごい離れてますよね?
それでは「町田くんの世界」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・「舟を編む」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が、「別冊マーガレット」に連載され、第20回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した安藤ゆきの同名コミックを実写映画化。運動も勉強も苦手で、見た目も地味で、何も取り柄がなさそうに見える町田くんには、人を愛することにかけてズバ抜けた才能があった。困った人のことは絶対に見逃さず、接した人々の心を癒し、世界を変えてしまう不思議な力をもつ町田くん。しかし、そんな彼の前に現れた女の子・猪原さんは、これまでの人々とは違っていた。初めてのことに戸惑い、自分でも「わからない感情」が胸に渦巻く町田くんだったが、「わからないことから目を背けてはいけない」という父親の言葉を胸に、「わからない」の答えを求めていく。石井監督にとっては初の少女漫画原作となり、主人公の2人には、演技経験がほとんどない新人の細田佳央太と関水渚を抜てき。その脇を、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子と主役級キャストが固める。
映画の感想
体感時間、5時間!!!
町田くんの勇気が、映画の印象を変えていく
予告通りでしたが、町田くんが周りの人を変えていく物語でした。
かくいう私も、最初は「なんだよこの映画、やったら長いしなんだかなぁ。。」って思ってたんですけど、ラストに差し掛かるたびに「うん!町田くん頑張ったね!!」と応援したくなるような映画だったんですよね。
ジャンルとしては青春学園モノだし、JKが見るような映画に見えるんですよね。でも、今作は大人が見ても十分楽しめる作品だし、大人だからこそ「人を好きになること」の大切さが改めてわかる映画だと思いました。
ビックリするくらい良い人の町田くん。何も断らず、ひたすら人助けに邁進する町田くん。
実際にいたら正直とっつきづらいですが、映画ならではのヘンテコとして、愛せるキャラクターになったと思います。
バスの中で、缶コーヒーを拾う、お年寄りじゃない普通の人にも席をゆずる、失恋した女の子にコーヒーを買ってあげる、、などなど、普通じゃあできないことを町田くんは当たり前のようにやってのけるんですよ。
これ、すごいですよ。
この勇気こそが、町田くんを単なるヘンテコキャラじゃなく、男気溢れるキャラに昇華させているんでしょうね。
俳優について
高校生役の俳優としては、非常に無理のあるキャスティングだと思いながらも、楽しむことができました。
まず、非常にナチュラルな演技を見せてくれた岩田剛典。もはやあの素行の悪さは、演技ではない気も。。
彼のベストアクトではないですかね。スクールカーストの上にいそうに見えて、自己中心的すぎるがあまり、浮いてる存在になってるんですよね。
ただ、さすがにあの身なりで高校生はキツいぞ!? キツいといえば、岩田くんの同級生の男に、明らかに30代後半くらいの人いたけど、あれはギャグか何かでしょうかね?
まぁ、何より演技が光ったのは猪原を演じた関口渚さんではないでしょうか?
まだ二十歳のムッチムチ姉ちゃんですけども、とにかく彼女の恋愛下手なキャラクターがよく出てる!! 言葉だけじゃなく表情で伝わってくるんです!!
女性はいつもそうですが、特にJKだと好きな人に告白することって、苦手な人は本当に苦手じゃないですか? 町田くんもそうですが、猪原も同じく恋愛下手なんですよね。
ただ、言葉にできないだけで「恋人として好き」という意味は知ってる。だからこそ、「言葉にしないと分からない」町田くんとギクシャクする。
町田くんに対する憤慨が、まぁJKっぽくて可愛くて、、まるで本当の女子高生の会話のようでした。
町田くんと猪原とのやり取りを見ている前田敦子さんと同じ気持ちになって、「おい町田よ!!そこは違うだろ!!」とツッコミを入れてましたw
町田くんを演じた細田くんも素晴らしいですが、光ったのは関口さんかなぁ。。
コメディ描写について
ただこの映画、コメディ描写についてはかなりムラがあると思いました。
商業映画だし、誰にも伝わるようなオーバーな演技・演出を迫られたことは間違いないんですけど、あまりにもムラがありました。
ムラがあるといえば、前田敦子さん演じる栄さん。
男っぽくキザな口調で「町田ぁ・・」と怒りながらもいつも町田くんを支えているキャラなんですけども。
最初は面白いんですけど、途中からどんどんつまんなくなってしまう。
「これが恋愛ドラマだったらなぁ、、」というくだりが、本当に面白くないんですよ。
一方で友達に彼氏ができた時に言った「青春ヤベェな」ってセリフは最高でしたけどもww ていうか、あの女友達最高なんですけどwwww
前田敦子さんみたいに、いかにも作ったキャラで面白いこと言おうとしても、違和感しかないんですよね。ってかあんなJKいないし。。リアリティラインが下がってしまうんですよね。だからポロっと一言話しても、ウケない。
そんな前田さんとは違って、太賀くんの熱血バカ演技は本当に笑ったなぁwww
「50回目のファーストキス」でも感じましたけども、太賀くんは熱血漢キャラだと笑えるんだよなぁ
猪原さんに告白する時に「おねがぁぁいシャァァァァス!!!」と元気よく喋っていたのが最高でしたねwww
あと何より、コメディ描写許せないのがラストの風船ね。
あれは見てらんない。
適当なユーモラスな曲をBGMに流して、なぜか風船に乗ってしまう町田くん。あれ、ないわぁ〜。ひとつも笑えなかったんだなぁ。
人を好きになることを教えてもらった
いろいろ難がある映画ですが、僕が学んだのは「人を好きになること」について。
町田くんは「友達として好き」と「恋人として好き」の境目が分からないんですよね。
だから、異性として意識してなくても優しく頭ぽんぽんとしてしまう。あの描写見てね、色んなこと思い出しましたよ。あーー、いろいろあったなぁww
だからね、僕も町田くんを見て思ったわけです。
「スキンシップは、好きな人だけにしなければいけない」と。
「本当に好きな人が出来た時に、スキンシップは取っておこう」と感じたのです。
「誰かを好きになることは、誰かを傷つけること」と猪原さんは言いましたが、僕はそうは思いません。
「誰も傷つけずに、誰かを好きになれること」だってあるんですよ。
もう誰も傷つけたくないんです。
男たるもの、好きな女の人のためにだけ、大事なものを取っておくことが大事なんです。
誰でも好きになっていいわけじゃないんです。愛するなら、一人をとことん愛す。
自分のためにばかり、生きてちゃいけないんです。
だから私は、オナ禁を始めようと思いました。
俺は今まで支配されてきた
今思うと、私はおニャンコに支配され続けてきました。もうおニャンコとの付き合いは相当長いです。
皆さんはどうか知りませんが、私は長いんですよ。いや、センチじゃなくてタイムの意味ですよ?
10代の頃から、オニャンコに膨大な時間を捧げてきました。色んな女性を見てきましたよ。
オニャンコがしたいために、生きてきた時代もありました。何よりのストレス発散、ということもありました。
でもね、逆に考えれば、私は支配され続けてきたんです。いっつもいっつも狂ったように、アレして。。
これ誰もが言う台詞ですけど、オニャンコしなかったら東大余裕で受かってたわ!!
ってマジで思ってます。
どれだけの時間を費やしてきたか。単純計算ですけど、3000時間は超えているかもしれません。
3000時間あったらですよ!? 一体何本の映画が観れると思ってるんですか!?1本2時間で1500本ですよ!?
何冊の本が読めたと思うんですか!?
俺は一体、今まで何をやってきたんですか!?!?
もう、オニャーニに支配される時代は終わったんです。
好きな人が傷つくようなことは、したくない。
好きな人ができた時、それまでに私のニャーは、むやみやたらに使わないようにしたいと思います。
ビバ!!オナ禁!! 俺も町田くんに従うぞっ!!!!