Machinakaの日記

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映画「マスカレードホテル」感想ネタバレあり解説 HEROの座組みでグランドブタペストやった的な・・・

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「マスカレードホテル」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

はじめに

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 

 

今回公開する映画はこちら!

 

「マスカレードホテル」

 
 

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(C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社
 
 
 
はい、もう最近キムタクすごいですね。スマップ解散する前に撮ったものだと思うんですけども、こないだ「検察側の罪人」をやったばっかで、また主演。
 
まだまだ売れる俳優でしょうね。もう50も近いってのに。
 
 
 
今回は制作もフジテレビが関わってるということで、もう月9ドラマ感と三谷幸喜感が満載なんですけど、俺の予想当たってるのかなぁ、、、
 
まぁいいや! 見てきましょう!!!!
 
 

それでは「マスカレードホテル」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」を映画化し、木村拓哉が初の刑事役に挑んだミステリードラマ。都内で3件の殺人事件が発生した。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始される。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介は、その数字が次の犯行場所を予告していること、そしてホテル・コルテシア東京が4件目の犯行場所になることを突き止める。犯人を見つけるためホテルのフロントクラークに成りすまして潜入捜査に乗り出した新田は、教育係である優秀なフロントクラーク・山岸尚美と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づいていく。ヒロインとなるホテルマンの尚美役に長澤まさみ。「HERO」シリーズの鈴木雅之がメガホンをとり、「ライアーゲーム」シリーズの岡田道尚が脚本を担当。

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映画の感想

キムタクと長澤まさみの痛快バディ&サスペンス!!!! 
豪華おっさん俳優と美女が織りなす極楽エンターテイメント!!! 
 
・・・と思ったのは最初だけ。
確かに話は面白い!バディとしても面白い!!! でもな、長い。長すぎるんだよ!! 
 
菜々緒が出るまではすげぇ良かった・・・ 
 
 
菜々緒以前、菜々緒以後でこの映画は分けられる!!!
 
 
長澤まさみよ! お客様を本当に大事だと思ってるんだったら、映画館にいるお客様も満足して見せろ!!! 
 
とにかく無駄にお客様を待たせちゃいけませぇぇぇぇえん!!! そしてキムタク!あんたは刑事でもホテルマンでもなく、「キムタク」という職業だったよ!!!(褒めてます)
 

 

 

  

 

菜々緒以前と以後で評価を分けたい

はい、すでに鑑賞を終えたMachinakaです!!

 

最初はすごく良かった!! 中盤もまぁまぁ良かった!!!

 

要は菜々緒が出る前と後で、この映画の評価は分けなければいけないんですwww 菜々緒さん、あなたに何も過失はありません。編集と構成が悪いだけです。菜々緒さんで分けるとこの映画の評価がすごくわかりやすいので、どうかご了承ください。はい、ありがとうございます。

 

 

 

菜々緒以前

冒頭からテンポよく描かれる物語のプロット。

 

警察側とホテル側の仕事の違い、勤務中の態度の違いなど、細かい仕草を交互に見せていくことで、何も語らずとも刑事とホテルマンは水と油だということがよーく理解できる。

 

事件の概要、ホテルで潜入捜査をしなければいけない理由がスマートに描かれ、キムタクと長澤まさみが出会いバディになっていくまでがスムーズで違和感がない。

長澤まさみのホテルマンの演じっぷりは、凄まじい。やっぱこの人すげぇな、って思いました。伊達に多くの作品でてないなぁ、、、

 

キムタクも立派に刑事・・・ではなく「キムタク」という職業を演じているw でも、その「キムタク性」こそがはぐれ刑事感を演出しているため、全く問題にならない。そして、俺たちが見たいキムタクを見せてくれる。

 

長澤まさみ、キムタク、両方とも非常にキャラが立って、魅力的で、この二人がバディになることに非常に期待させてくれるんです!!

 

 

バディになっても、すごく映画は面白い。

 

刑事とホテルマンの徹底的な違いー「人を疑うことと、人を信じること」の違いが対照的に描かれ、二人の会話は食い違い衝突していく。バディームービーでは必須条件である「お互いがお互いの異なる部分を知っていく」ということが良くできてるんです。

 

そして、ホテルマンならではの長所と刑事ならではの長所を活かして、ホテルの仕事、刑事の仕事を二人で見事にこなしていく。この鼓動!呼吸!

 

この二人をずっと見ていたい!そしていつかバディからカップルになるのか、そんな淡い期待もしていたんです。

 

 

菜々緒が出る前までは・・・

 

 

 

菜々緒以後

菜々緒さんが出る前に、キムタクと長澤まさみが初めて噛み合って、見事に問題を解決したシーンがあるんですよ。

 

もうここのシーンで、キムタクと長澤まさみの呼吸があった、という成長を見せているんですよ。

 

で、問題は、菜々緒のシーンでも直前までやったシーンと同じことをしようとしてるんですよ。つまり、また同じようにキムタクと長澤まさみがタッグを組んで頑張りますかっ!ってシーンを、菜々緒でも撮ってるんですよ。

 

同じ意味のシーンを、二回連続でやるってある!?

 

そして、菜々緒のシーンはラストに何も響かないし、全く関係しない。。

 

菜々緒のシーン、無駄じゃね? 

 

ななお、なぜ、ななお

 

 

 

 

 

映画はお客様待たせちゃいけましぇぇぇん!!!

菜々緒が出るシーンから、あとは鈍重な展開に。

前半のキレキレなシーンは、何だったのか。。。

 

これ、おそらくなんですが「ドラマ的な作り」で映画作ってしまったんじゃないかなぁと思うんです。

 

ドラマって12話あるから、何回も同じような話をしないといけないんですよね。

キムタクと長澤まさみのバディ感を、いつもと同じように何回も何回もやるべき。それがドラマ。

 

 

でも、映画は同じ意味のシーンを何回も見せちゃあいけないんですよ。

 

菜々緒はもういいんじゃぁぁああああ!!

 

キムタクと長澤まさみが初めてタッグを組んで目標を達成することを見せるシーンは、一回だけでいいんですわ!! 何回もやらなくていいんですわ!!!!

 

 

 

 

客が無理矢理過ぎて舞台っぽい、ドラマっぽい

あと、まぁこれ仕方ないんですけど、マスカレードホテル、、じゃなかった。

 

今回の舞台であるホテル・コルテシアに来るお客さん、、なんで皆態度悪いのさ?

 

ありえんよ!! あんなモンスター・クレイマーばかり集まるホテルあったら絶対に働きたくねぇわ! あと絶対に潰れるwww

 

濱田岳みたいな客も結構珍しいと思いますよ?

 

にしても、キムタクに恨みを持ってるおじさんのお客は、あんなヘンテコなお客さん、いないですってww

 

舞台劇っぽくしたかったから、わざとブチ切れる客を配置したかったんだろうけど、お客さん全員ブチ切れてるホテルって、、そんなのあります??????????????

 

結構高級なホテルみたいだけど、お金持ちほど態度いいと思うんだけどなぁ、、違うかなぁ、、、

 

 

おい菜々緒!!! お前は東横インで味噌汁でもすすってろよ!!!!

 
 
 
 

ウェス感丸出しのシンメトリーはバディムービーと相性が良い

 

見て驚いたのが、画面構成が基本的にシンメトリーで、しかも舞台がホテルということで、どうしてもウェスアンダーソンの大傑作「グランドブタペストホテル」を彷彿せざるを得ない構成でした。

 

すげぇ意外。。。

 

 

ウェスらしいシンメトリーな構成と水平移動、鉛直移動、、、異様に極端なカメラワークは、もうウェス作品以外考えられませんでした。

 

シンメトリーな構図で良いのは、エレベーターのシーン。エレベーターにキムタクと長澤まさみが対照的に配置されることで、「水と油感」がすごい出てくるんですよね!

 

シンメトリーとバディームービーは相性がいいんですって思えた映画でした。

 

あと、これ考えすぎだと思うけども、仮面をつけて舞踏会、、まさか「バリー・リンドン」をやろうとしたのか? にしてもキューブリックを目指すのはちと辛すぎじゃないか?????

 

 

おい菜々緒!!! お前はひょっとこのお面被ってろよ!!

 
 
 
菜々緒様、大変失礼しました。
 
 
 
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