Machinakaの日記

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映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形」ネタバレあり感想解説と評価 手紙と京アニよ永遠なれ!

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

ネタバレありで感想と解説を始めます

 
 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
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今回公開する映画はこちら!

 

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形」

 
 

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(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
 
 
はい、この映画を語る前に、まず触れておかなければいけない事件があります。
 
 
 捜査1課によると、青葉容疑者は7月18日午前10時30分ごろ、1階玄関からスタジオ内に侵入し、バケツに移したガソリンをまいて火をつけ、35人を殺害し、ほかの35人を殺害しようとした疑いがある。青葉容疑者は全身やけどを負ってなお重篤な状態が続き、逮捕するめどは立っていない。
 
まずは今回の放火事件で犠牲にあった、京都アニメーションの役員・従業員の方々、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 
そして当然のことながら、被害者の実名公表には断固反対の立場です。
実名公表に関して、Wikipediaに有益な議論がありますので、よければこちらもご覧ください。
 
 
 

 

 
 
この事件から初の京都アニメーション製作の劇場映画。
 
正直、事件前は見ていなかった今作ですが、映画ファンとして、アニメ好きとして、この作品を映画館で見なければいけない、と妙な使命感に駆られてしまいました。
 
映画を映画館を見る意義は、劇場の空気感、他の観客がどのような反応があったかなど、その時の空気感を体験することにあります。
 
そして、これまで世界のアニメ界を牽引してきた京都アニメーションが、今窮地に立たされている中で、自分は何をすべきなのか。募金はもちろん、まずは作品を鑑賞することにあるのではないかと感じました。後述しますが、私がアニメにハマったきっかけを作ったのは、間違いなく京都アニメーションの作品だからです。
 
総じて、京アニに少しでも貢献したい思いと、映画館でその時の空気感を体験したい思いが絡み合って、今回の鑑賞に至りました。
 
 

それでは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・京都アニメーション制作の人気アニメで、2018年にテレビ放送およびNetflixで世界配信された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の新たな物語を描く外伝。愛すること、愛されることを知らずに育った主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンが、「自動手記人形」と呼ばれる代筆業に就き、さまざまな依頼人からの思いを手紙にしたためていく中で、次第に愛を知っていく姿を描く。外伝となる本作では、良家の子女のみが通うことを許される女学園を舞台に、未来への希望や期待を失っていた大貴族の跡取り娘イザベラ・ヨークと、彼女のもとへ派遣されてきたヴァイオレットとの出会いから生まれる物語を描く。監督はテレビシリーズで演出を担当した藤田春香。新登場キャラクターのイザベラ・ヨーク役に寿美菜子、テイラー・バートレット役に悠木碧。

eiga.com

 


『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』予告

 

 

 

 

私と京アニの13年史

鑑賞前に、私と京アニの思い出を書かせてください。
 
私と京アニとの出会いは高校3年生、「涼宮ハルヒの憂鬱」が放送された時でした。
おそらく、この作品で京アニを認識した人は多いはず。そして、アニメにハマった人も多いはず。
 
何故なら、私にハルヒを勧めてきた友人も、ハルヒで沼に浸かった1人だったからです。
 
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正直、アニメを見るのは90年代以来。アニメ黄金期に育った私にとっては、ハルヒのような作品は初体験。

大きい目、妙なタイトル。そして何より、時系列通り放送されないというキテレツな構成。全てが「違和感」でしかない映像体験の連続に、打ちのめされました。

 

ハルヒのあまりにも自己中な発言や行動、何故かそれを許容するキョン。実は、この時杉田智和を初めて認識しました。

妙な展開であっても、ハルヒの可愛さやキョンのニヒルな態度、何より朝比奈みくるのみ、み、みらくる!みっくるんるん!!!!なキャワいさにやられました。

 

この作品をきっかけに京都アニメーションを認識し、はたまた「深夜アニメ」なるジャンルを知った高三の夏だったんです。

 

それからというもの、後追いするように京都アニメーションの作品を鑑賞しました。

 

「フルメタルパニック」でこんな笑えるアニメがあるのか、と感激し。そこから「瀬戸の花嫁」などコメディアニメにハマったり(京アニ作品じゃないですね)

 

「AIR」の冒頭シーンからオープニング曲へ繋ぐピアノの旋律に毎回ドキドキしたり。

 

「らき☆すた」でパロディの面白さに気づき、頭文字Dのシーンは百回以上見たり。

・・・どうでもいい話ですが、院生の時フランス旅行に行って、現地での窃盗・強盗やカツアゲ被害から必死に逃げ、カルチャーショックを感じていた私を救ってくれたのは、スマホに保存していたらき☆すたでした。フランス国内で見てもらき☆すたは最高の作品でした。

 

「けいおん!」でようやくリアルタイム視聴し、大学の友人と毎週「あずにゃんは俺の嫁だ!」と喧嘩したり、「あずにゃんを最後の後輩にして部活の存続を危うくさせたのは如何なものか!」と議論したり、本気で友人とぶつかり合えた作品でした。

 

「日常」では各エピソードの面白かったシーンを取り上げ、俺の中で博士の可愛さがリアル幼女を超えた瞬間だったり。

 

「氷菓」、「中二病でも恋がしたい」あたりで私のアニメ熱が最も上昇し、毎週末にはアニメイトに通いグッズを買いあさりました。また、各シーズンの個人的推しアニメ番組表をイラストレーターで作成し、研究室のプリンターで光沢紙・A3サイズで印刷して大学の掲示物の横に貼ったり、今考えると暴走していたと思います。

 

でも、そんなの今考えればいい思い出です。

 

そして「Free!」「境界の彼方」を見て、それ以降(2014年)からは京アニをはじめアニメを見なくなってしまいました。

 

 

ちょうどそこから、映画にハマってしまったので。

 

ただ、最近ではヴァイオレットエヴァーガーデンや劇場版で「聲の形」を鑑賞したりと、京アニに触れてはいたのです。

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 

ここまで京アニを紹介しておいてあれですが、私が一番好きな京アニ映像作品は「パワプロ9のオープニング」です。このゲームは高1からやっていたのですが、その時は京アニという言葉もわからず、ただただオープニングに見入っていました。。

 


パワプロ9 OP 「Tomorrow~未来への翼~」フル

 
 
こんな半端な京アニ愛を持つ私が言うのも申し訳ないんですけど、パワプロ9で歌われていた「Tomorrow〜未来への翼〜」の歌詞を引用して、今の京アニにエールを贈りたいと思います。
 
諦めないで 明日へ 繰り出そう
憧れの 瞳は 勇気 見つけてる
夢を掴み取れ僕らの 目指す未来の
光が どんなに遠く見えても
ありったけの勇気で to the Sky
越えて行こうよ 夢に 向かう 翼信じて 
「 Tomorrow 〜未来への翼〜」より抜粋
 
今は本当に絶望的な状況に違いありませんが、明日に向かって、未来に向かって。光が遠く見えても、勇気を持って乗り越えて頂きたいと思います。鑑賞する側の私にとって、京アニ作品を見るのが一番の応援だと思っております。
 
本当に勝手ながらで、申しわけありません。
 
 
誰がどのように呟いても過敏に反応される世の中。私の文章が非難にさらされるかもしれませんが、批判を恐れてブログなど書けないんです。
 
リスクを追ってでも、伝えたい気持ちというものがあるんです。
 
それでは、ヴァイオレットエヴァーガーデン、鑑賞してまいります。
 
 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

Netflix版と変わらぬハイパークオリティ! 
ネトフリ発のアニメはやっぱり、映画館で見ないと損!
 
想いを言葉に変えて、言語化して手紙にすることの大切さを改めて知る。伝えたくても言葉にしなきゃ伝わらない。当たり前だけど忘れかけていたことを、思い出させてくれました。 
ブログもいいけど、メールもいいけど、やっぱり永遠に残るのは手紙。いつも大事にとっておける手紙を欲しくなってしまった。。
 
圧倒的なキャラデザ的解像度の高さ、意表をつく展開、そして納得のラスト!! 誰もが心温まる物語に! 
 
もちろん本編も最高に面白くて大感動だけど、一番感動してしまったのはエンドロールでした。
 
もう休み休みでもいいんですよ、別に。無理しなくてもいいんですよ。俺らは庵野秀明で製作遅延に慣れてるんですよ? 
でも、京アニは止まらない。エンドロールで、京アニのたゆまぬ製作魂にあっぱれ!と強く感じました。 
 
 
これからも京アニを応援します!京アニよ、永遠なれ!!!
 

 

 

 

 

 

 

心温まる、素敵な言葉のお話

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、Netflix版では後半戦争シーンやアクションが多くなるんですけど、今回はアクション成分は薄めでしたね。

 

その分、女性同士の繊細な心理描写がメインなのか、、と思いきや、そうではなく。いちばん大切にしていたのは、「言葉の大切さ」「言葉を文字にすることの大切さ」「思いを形にすることの大切さ」など、作品の根本的なテーマに物語が追従していて、全くブレのない仕上がりに。

 

今回90分なんですけど、あまり大きなアクションなく飽きずに見られたのも、キャラクターの魅力があってこそですよね。

また、3幕構成を意識されたのか、ちょうど30分、30分、30分くらいに話を区切り、大変分かりやすい構成になっていっと思います。

 

 まずは、メルヘン街道を思わせるような美術背景で始まり、いつもとは違う風景を見せていただきました。昔、ドイツ旅行に行った時に目にした風景とすごく似ていて、アニメであの風景を表現することの難しさったらないですよね。毎回毎回、美術背景には驚かされます。

 

そんな思いにふけっていたら、エヴァーガーデンのおきまりの無表情が移り、いつも通りのエヴァーガーデンに。ただ、今回は単に手紙を書く依頼ではなく、名家の娘の侍女になってしまうエヴァーガーデン。

 

普段とは異なるアプローチに、映画ならではの特別感がありました。いつ手紙に結びつくんだろうな、とドキドキしながら見れましたからね。

 

男子禁制の女学院の中で、友好を育むエヴァーガーデンとイザベラ。この2人を見てるだけで、もうセリフとか入らなくて1000億点っていうか。美人っていつまでも見ていたいじゃないですかww

 

で、ここまでで手紙を書く話はなし。いったいどこで手紙が出てくるのかなぁって、思ってたら・・

 

1幕目の最後で、出てきちゃいましたよ。。

 

ネタバレありって言っときながら、ネタバレできないんですけど、、

あそこは泣けるよぉぉぉぉぉ泣けるにキマってるよおおおおおお!! 

言えないんですけどね、言えないんですけど、、

 

そっちの方かぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!! 

 

ってなっちゃいますよww 

おきまりの結末かのように見えて、実は別のキャラだった、みたいなね。よく考えれば、髪の色とか見てれば、どっちがどっちか分かるんですけどw

 

もしかしたら僕の勘違いが大きいのかもしれませんけど、そっちの方かぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!! 

 

って叫びながら泣いちゃいましたね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラデザ的解像度の高さは劇場で体感すべき 

 

京アニは、とにかく圧倒的な作画力で日本アニメを牽引してまいりましたが、今回もやられました。。一枚一枚に、どんだけ時間かけてんだってくらい、一度見たら忘れられない絵ですよね。

 

少しマニアックな話ですけど、エヴァーガーデンって頭身が高く設定されていて、エヴァーガーデンなんて9頭身くらいありますからねw

 

まるでモデルのようなキャラデザにしたこともあり、顔の一個一個のパーツが細くて描かれてるんですよ。

どう表現するのが良いかわかりませんが、私なりの言葉で表現するならば、「キャラデザの解像度が高い」と思っています。

 

・髪の毛の分け目の細かさ、線の数

・輪郭の頂点数

・まつげの本数

など、とにかく今回は線が多く細かい!! これ、原画はもちろんのこと動画にする人も大変だったろうなぁ。。

 

何より、京アニならではなんですけど、瞳の美しさですよね。一番解像度が高いのは、瞳かもしれません。

 

普通の瞳よりも、黒目周辺にある水晶の数が多く、微妙にですが色も使い分けられてる。そして先ほども言いましたが少しだけ線が引かれている。

 

普通ならべた塗りで「面」にしてしまうところを「線」を増やし、文字通り「繊細さ」を表現したキャラデザでございました。こういう作画だと、もう見るだけでキャラクターの心理も繊細なんだろうなぁって思わせる力があるんですよ。。

 

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(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 

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(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 

 

鑑賞中に思い出した映画

 

▲あの宅急便映画と似てる

 

・郵便配達員の仕事がメインで、ヨーロッパのような街並み。パリがメインになってるんだろうけど、傾斜が多くてギリシャのカラフルな街並みもある。

・おばあちゃんからのプレゼントを届ける新人の配達員

・新人の配達員が、小さな女の子で、赤いリボンをしている

 

多くの人が感じたと思いますが、「魔女の宅急便」とすごく共通点があるんですよね。

 ちなみに魔女の宅急便はジブリの中でも一番好きです。ジブリ作品を買うなら、海外逆輸入の方が安くて英語字幕や特典映像も豊富なのでオススメ!!

 

 

 

▲少佐と聞いたら、あの映画が・・

 

エヴァーガーデンが侍女って言うもんだから、最初は「ハンドメイズテイル」のような抑圧された女世界が描かれると思ってたんですよ。

古い映画ですけど、「黒水仙」のようなシスターたちのドロドロバトルとかねw

 

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ただ、そんなドロドロ女子バトルは全くなくて。エヴァーガーデンとイザベラが徐々に友好を深めていき、舞踏会で2人だけの世界に。。

 

恋愛感情とかはないにしても、あんなモデルルックな2人が近く寄って踊ったら、何か想像しちゃうじゃないですかww

 

今回の外伝のプロットを見ていて、一つ思い出した映画があって。

 

それは1942年に公開された「少佐と少女」というアメリカ映画。今回のプロットと、エヴァーガーデンの過去とすごく似てるなぁと。

 

ひょんなことから軍の施設に入った主人公の女性。ルームメイトになったのは、主人公と同じくらいの女性。2人は徐々に仲良くなり、舞踏会で憧れの少佐と恋に落ちた主人公。しかし、少佐と離れ離れになってしまい、最後はルームメイトの女性と2人っきりに。

主人公は少佐との思い出を捨てきれないまま、前へ進んでいく。。

 

単に「少佐」って共通点から浅はかに思いついてしまいましたが、何かしら影響を与えたのかもしれませんね。。もちろん、少佐と少女も大変おすすめです!!

 

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本編も号泣。エンドクレジットでさらに号泣。

 

もちろん本編もいいんですけど、何よりエンドクレジットで泣いてしまいました。

 

そういう泣き方していいのかな?って思ってしまったんですけど、涙が溢れてきて止まらないので、もうどうしようもなかったんですよね。

 

なぜエンドクレジットで泣けるのか、もう言わずとも分かると思います。ちなみに、何か特殊なクレジットの作り方はしてなくて、普通のクレジットなんですけどね。

 

とにかく、作ってくれてありがとう、本当にお疲れ様でした、と感謝の気持ちを伝えたいです。僕らは普段から、クレジットはちゃんと見た方がいいに決まってるんです。でも情報量がいかんせん多くて、クレジット見ながらブログのこと考えてるってのが正直なところで。。

 

マスコミも今だけは、あれやこれやと騒いでいますが、新聞は毎日新しいものが更新され、いずれ古紙として捨てられてしまう。

そういう一過性のもので知るよりも、僕は映画というカタチの中で誰が作品に関わってるかを知りたいんです。もちろん、あの事件とは関係なく、純粋な製作者として。

 

ちなみに、こういうことも言いたかないですけど、誰が被害に遭われたかは、全く調べていない状態での鑑賞です。調べておくと、絶対にエンドロールでフィルター掛かっちゃうから。被害者を知った上でエンドロール見て泣いてしまっても、感動ポルノのようになってしまうから。

 

調べようと思えば何でも調べられてしまう時代ですが、純粋に作品として楽しむためにも、あえて何も調べないことを推奨しておきます。

 

こういうこと書くこと自体、不謹慎だとか言われかねない世の中ですけど、実際に涙してしまったんです。この思いを言葉にして書いておかないと、映画ブロガーとしては失格なんです。

 

クレジットは手紙と同じように、永遠にこれからも残るものだと思っています。

 

手紙と京アニよ、永遠なれ!!

 

 

 
 
 
 
 
 
 

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