- あらすじ・ネタバレありで感想です!
- あらすじ
- 映画の感想
- 劇場が悪かったのもある
- 意欲的な作品ってのは分かる、でも気持ちよくなれなかった
- 時間なかったんだろうなぁ、、と思えるシーンも
- 乗っかりたいのは分かるけど、商業主義にウンザリするところも
あらすじ・ネタバレありで感想です!
今回公開する映画はこちら!
「天気の子」
あー、天気悪いっすねー。。
なんだかなぁ、、、映画見る気もしねぇな。。
今日蒸し暑くてさ、どうにもこうにも汗が止まらなくてさ。冷房のある部屋でずっと居座って入られたらよかったんだけどさ、外出する用事があって、そこで汗だくになって。。先方に笑われましたよ。 かぁ、、もうテンション上がらないぜ。
そんな時にはぁ? 天気を晴れにしてくれる娘がいるってぇ?
どうなんすかそれ、面白いんですか。
もうね、俺は映画の出来栄えとかどうでもいいですよ、とにかく涼しい空間にいられたらいいですよ。じめっとしたのは本当にいやだなぁ。。
はぁーあ、それじゃあいきますか。。
あらすじ
・「君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督が、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。「兄に愛されすぎて困ってます」に出演した醍醐虎汰朗と「地獄少女」「Last Letter」など話題作への出演がひかえる森七菜という新鋭の2人が、帆高と陽菜の声をそれぞれ演じる。そのほかの出演に小栗旬、本田翼、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子ら。「君の名は。」に続いて川村元気が企画・プロデュース、田中将賀がキャラクターデザイン、ロックバンド「RADWIMPS」が音楽を担当。RADWIMPSが手がける主題歌には女性ボーカルとして女優の三浦透子が参加。
それでは映画の感想です
映画の感想
今までにない「運命に抗う物語」、「ラブラブ展開ばかりじゃない作風」、「天気に引き裂かれる男女」などなど、意欲的な作品なのは分かる。
映像も美しいのは分かる。歌舞伎町のシーンも良かった。
でも、なんかのれなかった。どこか客観的に見てしまう自分がいた。
主観的には全くノれず、テンションが上がらず、俺の心は晴れなかったよ。。
TOHOシネマズみゆき座にて「天気の子」鑑賞
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年7月19日
テーマも挑戦的で良い、ラッドの新曲も良い。セカイ系に生きる少年少女、天気という運命に争い、雨に打たれる姿はまさしく「瑞々しい」青春ファンタジーであった。
・・・でも、俺の心は晴れなかったよ。#天気の子
劇場が悪かったのもある
多分、劇場の雰囲気が悪かったのも大きいと思うんですよね。
初日のTOHO日比谷(元みゆき座)で鑑賞。劇場は9割埋まってて、若者が多いんですけども。
すっっっっっっげぇマナー悪いやつが多かったの。本当に。
俺D列の通路側に座ってたんですけどD列本当に最悪で。
まだ俺の座ってるところはマシだったんですけど、ど真ん中に座ってたカップルは、上映中にもくっちゃべってるし。女がスゲェ喋るの。アホかよ。
で、で、で!!俺と反対側の通路側に座ってた人は、上映中にひたすら携帯をいじっててる始末!!!多分30分くらい携帯触ってたと思いますよ。
多分、普段映画館にいかない人たちが来て、マナーわかってない人多かったんじゃないかなぁ。
前、「万引き家族」がカンヌで賞とってから鑑賞しに行った時も、マナー悪いやついたんで。
この劇場の不快感も大きいと感じてはいます。
意欲的な作品ってのは分かる、でも気持ちよくなれなかった
作品の話に戻りましょう。
いろいろ挑戦していて、面白い点はあるんですよ。
ひたすら雨を流すシーンとか、天気自体にファンタジーを持たせる設定とか、もちろん映像もよくって。
二人が最後結ばれるシーンは興奮したし、良かったですけどね。
でも、ノれなかったんです。
一番の要因は、帆高と陽菜、この二人が恋愛を育むシーンがあまり描かれないところにあると感じます。今までの作品は、ちゃんと二人の愛の育みを描いてたんですけど。
今作はごっそり抜けてるんですよね。
帆高と陽菜がお互いを想うシーンが、少なすぎる。
少ないから、感情移入できない。どうにもこうにも、他人事のようにしか思えなくて。
キャラクターに乗れないと、ちょっとどうしようもないですね。
二人の恋を応援したいって思うのが良い映画だと思うんですよ。
再会できた時の喜びが、「君の名は」とは段違いなんですよね。少年の冒険がメインだったから、あまり恋愛を描かなかったのもあるんですけど。
別に説明が欲しいわけじゃないんです。「君の名は」みたいに「すきだ」ってメッセージを入れて欲しいわけじゃない。
思春期だからすぐ女の子を好きになっちゃう帆高の気持ちも分からなくもない。優しくしてくれたら好きになっちゃう気持ちもわかる。
でも、それだけで命を投げ打っちゃうのはなぁ、、なんだかなあ。。
あとは、劇中にあまり笑えなかったんですよ。
今回もおっぱいネタがふんだんに散りばめられていて、本当に新海監督っておっぱい好きだなぁって思いながら鑑賞してたんですけどね。
今回はおっぱいで全く笑えない。
「おっぱい見てるでしょぉ?」ってつっこまれても、こっちは全く笑えないんですよ。「君の名は」では四葉という幼女に「おっぱい」と言わせるギャグは、四葉の見た目とギャップがあって笑えたんですけどね。
同じおっぱい同志の新海作品でも、これは笑えなかった。
時間なかったんだろうなぁ、、と思えるシーンも
今回はギリギリになって製作が終わったみたいですけど、なんだか時間なかったんだろうなぁって思うシーンが非常に多くて。
特に回想シーンですよ。前まで、回想させるシーンってなかったと思うんですけど。
陽菜の言葉を何回も何回も重ねてさ、同じセリフばかり。なんだかなぁ。。
あと、画があまり動かないんですよ。新宿という舞台からあまり移動しないのもあるんですけど、基本的にカットが変わらない。加えて、会話劇が多い。
今回、すごく1カットが長かったですよね。テンポよく次の舞台に映らない。これも、アクションをつけるのは出来るだけ抑えて、進行優先でやったんでしょうねぇ。
乗っかりたいのは分かるけど、商業主義にウンザリするところも
あとは映画のタイアップ宣伝の多さ。これ異常ですよ。
本編公開前に、ソフトバンクのCMが流れて。これ何を語ってたかというと、話題は「天気の子」で。つまり「天気の子」用に作ったCMなんですよね。
で、どこかにソフトバンクのお父さんが紛れてるってウォーリーを探せ的なCMになってて。なんだかなぁっって。これ映画館でやるべきなのかなぁって。
そして本編上映。こっからタイアップ宣伝のオンパレードですよ。
帆高がバイトを探すときに使用したのが、なんと「Yahoo!知恵袋」。まんまかい。
そして、帆高が食べているどん兵衛が出たり
あと陽菜の家で食べるチキンラーメン
加えて、ローソンの宣伝もガッツリ。
新宿マンボーも宣伝してたしw
こんな露骨な宣伝の仕方、映画史上珍しいですよね。
中国資本の映画でも、ここまで商品宣伝しないですよ。
はぁ、商業主義ってのもあまりよくないよ。仕方ないかもしれないけど、もうちょい分かりづらいようにやってほしいなぁ。
メーカーさんだし、大手だし。金積まれてお願いされたのかもしれませんよね。しょうがないけど、今回は露骨すぎました。。