Machinakaの日記

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映画「ラストマイル」ネタバレあり感想解説と評価 テレビドラマと映画との"共存"を実現したワタシ・ユニバース!

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
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この記事では、「ラストマイル」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

まえがき

 

 

今回批評する映画はこちら

 

「ラストマイル」

 

(C)2024「ラストマイル」製作委員会

 

あのひのかなぁ〜〜〜しみ〜〜〜〜〜さえ〜〜〜〜〜〜

あのひのくるぅ〜〜しみ〜〜〜さえ〜〜〜〜〜〜〜

 

どうも!米津玄師の持ち歌は「Lemon」一択のMachinakaです!!

 

お久しぶりです!久々のブログ更新となりますが、実は毎週映画見に行ってるんですよ。

 

今週はやらなきゃなぁ〜てね!で見に行ったんですけども・・・

 

傑作です!!以上!!!!!

 

もう書くことなしwwww

 

それでは、お付き合い頂ける方だけ「ラストマイル」ネタバレあり感想解説と評価、お読み頂けると幸いです!!

 

お付き合い頂けない方は、今すぐ劇場に走れ!!!!
 

あらすじ

  
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。

主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二と「MIU404」の酒向芳が出演。さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。

ラストマイル : 作品情報 - 映画.com

 
 

「ラストマイル」のネタバレありの感想と解説(全体)

 

 

 

テレビドラマと映画との"共存"を実現

いや〜〜〜傑作でしょう。

 

なんて新しいんだ。もしかしたら、他にも事例があるかもしれない。でも、今作があまりにも鮮烈ですよ。

シェアード・ユニバース・ムービー・・・

画期的だよ!!!

 

テレビドラマの劇場版は、これまで腐るほど作られ公開されてきました。

印象的だなぁと思ったのは、今作の本編が流れる前の予告で見たフジ制作の「室井慎次 敗れざる者」でした。

 

基本的には、一つのテレビドラマの世界に他のドラマは混ざらない。

当たり前なんですけどねw

 

ユニバースという意味合いなら、言わずもがなMCUが同じアメコミ内でユニバースしてますよね。

 

ただ、今作で特筆すべきポイントは、脚本家・監督など作り手が同じというだけで、作品的には被っていないこと。。凄いですよねw

 

今作の場合は、配送物が爆破する事件が起きるため死者・負傷者が出る。そこで初動捜査として「MIU404」の機動捜査隊が自然と登場し、「アンナチュラル」のUDIラボが解剖を行う。

 

しかしながら、今作のメインは満島ひかりと岡田将生の配送会社の物語なんですよね。

まず交わることのない2団体。そもそも交わる必要もない。でも、同じ世界の中で確かに生きている。。。

 

これは発明ですよ!!!!!

テレビドラマファンは絶対に観にいくし、かつラストマイルという新しい作品も楽しめる。

 

収益性を担保しつつ、オリジナルの作品でチャレンジできる。

 

なんということでしょう・・・!!!

 

今後はこうした形で放送局独自でユニバース作品が生まれていくのでしょうか。

 

ちなみに、今作のように元が別々同士でのユニバース作品って何かなぁ〜と考えてたんですけど・・・

 

シャマランくらいしか思いつきませんでしたwww

 

シャマランの「ミスターガラス」がオレ・ユニバースであれば、

今作の野木亜紀子・塚原あゆ子コンビはワタシ・ユニバースではないでしょうか!!

 

これ凄いよ!!ワタシ・ユニバース万歳!!!!

 

 

身近な社会性を巧みに織り交ぜたお仕事映画

今作を一言で表すならば「お仕事映画」だと思います。

野木さんの作品はどれも、お仕事映画である気はするんですけどね笑

 

世の中的にはさほど有名ではない職業を取り上げて、ハードワークにまみれながらも仕事に誇りとやりがいを持って明日を生き抜く職業人たちを描く物語。

 

今作も抜群にお仕事映画でしたね!

ま〜〜満島ひかりが出会い頭から完璧なんですよw

 

岡田将生と初めて出会うシーンで、笑顔満点!元気モリモリ!!

もぉ〜〜〜〜職場にこういう人欲しい!!!って真っ先に思っちゃう!

さすが若くしてセンター長ですねw

 

それに対してあまり元気のない岡田将生も非常にグッド!

陽キャな岡田将生よりも、少し影を落とした岡田将生の方が良いんです!!!

 

某GAFAを彷彿とさせるアメリカ資本の配送会社。絶対に止めることなど出来ない配送ラインを受け持つ満島ひかり。

それに対し、理由は不明だが次々と配送物に爆弾を仕掛ける犯人。

 

常にニコニコの笑顔で全く気にせずに仕事に励む満島ひかりですが、心配を拭えないのか会社に泊まる。。

着替えや布団も勤め先のデイリーファストで頼んでたのがウケましたねww

 

爆弾の被害は確実に増えていくも、根拠が分からない以上はラインも止められない。

自社のためにも、発注先のためにも、はたまたドライバーのためにも、ラインは止められない。

満島ひかりの独断と偏見ではなく、きちんと各社各人の描写を入れていたのがグッドでしたね。

 

特に火野正平と宇野祥平のショウヘイ親子ねw

正直収入も高くないでしょう。休憩時間10分で必死に配送を頑張る親子。しかも配送できなかった荷物はお金が貰えない。

ラインを止めたら0円になるわけです。

 

まさしくライフラインが途切れる、ということ。

爆弾と対峙しながらもお仕事に邁進する人々。

仕事至上主義。それが現代のリアル。

 

でも、働きすぎるといつか「爆発」してしまう。

配送物の爆弾は、働き過ぎて疲れ切ってしまった人へのメタファーかもしれません。

 

身近なところに社会性を織り交ぜ、誰もが共感と納得のできる物語になったと思います。

 

素晴らしかった!!

 

とはいえユニバース部分もガッツリ堪能

私は「アンナチュラル」が大好きなので、序盤から大倉考二さん演じる毛利刑事がデイリーファストを訪れて満島ひかりとバチバチやってるのが本当に・・・

キャ〜〜〜〜〜!!でした!!!

 

隣に座っていたお姉さんもニヤニヤしてましたねw

 

石原さとみや市川実日子は取っておいて、かつ物語的に最初に出るであろう大倉さんを登場させた!!

そりゃあ、初めから主役同士を並ばせてもダメですからねぇ。

 

そして、爆破事件が発生してからは機捜が動く。。

あのダボっとした白い服・・・

綾野剛と星野源の登場!!!!!

 

なんて豪華な面々なんでしょう!!

もっと勿体ぶって描くと思ったけど、意外とアッサリと見せていたのが好印象でしたねぇ。。

 

そして解剖時には、私の推しの中堂さんが・・・!!

きゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

ちゃんと犯人へと辿りつくために必要な解剖をしてる!!!

何たって窪田正孝さんがクリティカルな証言を・・・・

 

決して主役ではない。でも確かに共存して物語に貢献してる。。

 

物語的必要性がドラマのキャストを求めている。

 

もう、もう完璧すぎるよ。。単なるファンサじゃない。

超豪華キャストで固めた甲斐があったよ。。

 

今、ブログを書きながら「アンナチュラル」を見返してますw

 

 

まとめ

なんというんでしょう。

最高、としか言いようがありません。

 

長い間、テレビドラマの劇場版は大きなジレンマを抱えていました。

誰もがオリジナル作品を出すことに躊躇している。

だって売れるかどうか分からないもの。テレビドラマのようにスポンサーがあるわけもなく、映画でハズすと資金が回収できないですからね。

 

でも、今作によって収益性を担保してオリジナルを出せるんです。

 

これ、ハリウッドが真似しますよwww

 

あと2回は見たいですw

 

唯一無二の年ベス!!

 

99点 / 100点 

 

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 以上です! ご覧いただきありがとうございました!
 
 
 
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