Machinakaの日記

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映画「華氏119」ネタバレあり感想解説 トランプが大統領に立候補したあっけない理由

こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
 

 

今回公開する映画はこちら!

 

「華氏119」

 
 
 
 
 はい、とうとうやってきました。
 
日本の皆さんは、マイケル・ムーアじゃねぇぇぇぇよ!?
 
というフレーズでお馴染みのマイケル・ムーアですが、彼の作品ってちゃんと見たことあります?
 
見てないでしょ? 絶対に!!
 
一時は話題になったマイケル・ムーア監督ですが、まだ生きてます!!!
 
政府から公式にブラックリストされている彼ですが、まだアメリカを憂いてくれています。
 
日本にもこんなドキュメンタリー作家がいればいいなと思いつつ、鑑賞してまいりました。
 
 
 

それでは「華氏119」批評、いってみよー!!!!

 
 

 

 
 
 目次

[あらすじ]

  
・アメリカの銃社会に風穴を開けた「ボウリング・フォー・コロンバイン」や医療問題を取り上げた「シッコ」など、巨大な権力に対してもアポなし突撃取材を敢行するスタイルで知られるドキュメンタリー監督のマイケル・ムーアが、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプを題材に手がけたドキュメンタリー。タイトルの「華氏119(原題:Fahrenheit 11/9)」は、トランプの大統領当選が確定し、勝利宣言をした2016年11月9日に由来。ムーア監督の代表作であり、当時のジョージ・W・ブッシュ政権を痛烈に批判した「華氏911(Fahrenheit 9/11)」に呼応するものになっている。16年の大統領選の最中からトランプ当選の警告を発していたムーア監督は、トランプ大統領を取材するうちに、どんなスキャンダルが起こってもトランプが大統領の座から降りなくてもすむように仕組まれているということを確信し、トランプ大統領を「悪の天才」と称する。今作では、トランプ・ファミリー崩壊につながるというネタも暴露しながら、トランプを当選させたアメリカ社会にメスを入れる。
eiga.com
 


【公式】『華氏119』ショート予告 11.2公開


 
 
 

[マイケルムーア、実は超偉い]

現在、世界のドキュメンタリー監督の中でも最も偉大な監督と言ってもいいのではないでしょうか?
 
2002年の「ボウリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞し、2004年の「華氏911」ではカンヌパルムドールを受賞。
 
ここまで名誉ある監督はおりません。
 
また、ホワイトハウスにブラック入りという、不名誉な(彼にとっては名誉かも)実績さえ持っている、ジャーナリストの鏡みたいな人なんです。
 
女芸人がネタにしてるただの映画監督じゃないんですよ、彼は。
 
ドキュメンタリー好きとして、彼の作品をいち早く見たい! 
 
ということで、東京国際映画祭に行ってまいりました!!!
 
劇場は六本木ヒルズから少し離れた場所にあったので、超焦りましたw 間違えて六本木ヒルズに向かってしまいましたもんww
 

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こちらがポスター。字幕監修に注目です。
 

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もうポスターから伝わってくる「トランプ叩いたろ」感。映画を観る前から明らかな意図。
トランプがいかにヤバい存在で、いかにして大統領にのし上がっていったのか、を収録したドキュメンタリーなのか?
 
いかにもマイケル・ムーアが好きそうな題材ですけど、果たして映画の中身はいかがなものか?
 
 
それでは、映画の感想でっす!!!      
 
 
 

[映画の感想]

 単にトランプ叩きたいだけ? 
共和党叩きたいだけ? 
民主党を擁護したいの? 
 
そんな青臭い俺の予想を遥かに上回る、アメリカの政治の実情を暴いた大傑作ドキュメンタリー映画だ! 
 
華氏911ではブッシュを叩き、華氏119ではトランプを叩くと思っていたが、標的になったのはトランプだけじゃない。 
 
ヒラリーも、オバマも、マイケル・ムーアは叩く。彼にとって、決して共和党だけが敵ではない。民主党も敵なのだ。もっと言えば、彼の敵は「国民に目を向けない政治家」全体なのだ。 メディアでは絶対に取り上げない民主党の失態を暴き、日本に届けてくれたことに感謝。 
 
これを見ると、トランプがなぜ当選したのかが分かる。そして、これからのアメリカを導くのは共和党でも民主党でもないことが分かる。トランプ大統領選を通してアメリカ全体に起きている政治不信と無党派層の実情を描く。そして、いかに投票しないことが恐ろしいことかを明らかにする。
世界ワースト4位というアメリカよりも投票率が低い、世界最低クラスの投票率を誇る日本人が絶対に見るべき、これからの時代を生き抜く全ての人に必携な一作であるっ!! 
 
 
みんな!選挙に行こうよ!!!  
 
 
PS. エンタメとしても大傑作ですww 腹抱えて笑いましたww
 
 
 

[トランプ叩きが目的の映画じゃない]

 
はい、 私の予想を遥かに上回る、アメリカの政治ドキュメンタリーとして大傑作でございました。
 
ちなみに、この映画を見た私は、意地悪なことにツイッターにこんなアンケートを募集しました。
 
この映画で、マイケル・ムーアは誰に一番落胆したのか?というアンケートです。今作はまだ日本未公開で、東京国際映画祭が最速だったため、皆さんなんとなくの予想で答えていただきました。
 

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アンケートではドナルド・トランプに最も落胆したとの結果が返ってきています。もちろん、私も映画を観る前はそうでした。
 
だって、トランプとマイケル・ムーアが写ってるポスターになってるし、今の時代の波を考えると、マイケル・ムーアがトランプを叩きに行く映画だと思うでしょう。私もそうでした。
 
ただ皆さんのアンケート結果を裏切る形となって申し訳ないのですが、この映画でマイケル・ムーアが最も失望した大物政治家は、「トランプ」ではなく、「オバマ」なんです。
 
 
 
・・・はい、皆さんの動揺も分かります。まさか、マイケル・ムーアがオバマを叩くわけがない。そんなはずがない。
 
でも皆さん、映画を見て確かめてみてください。マイケル・ムーアが一番落胆したのはオバマだったんです。
トランプは前から嫌いなので、この映画で初めて落胆したわけじゃありませんw
 
ちなみに、ヒラリーも叩かれています。この中で肯定的に描かれていたのは、バーニー・サンダースだけです。
 
この映画は、決してトランプ叩きの映画ではない。それだけは言えます。
 
そういう映画です。
 
トランプ叩きも含め、今のアメリカの政治システムに疑問を投げかける、そして投票率の低さを憂い、投票しないとどういうことになるか、その恐ろしさを描く映画でした。
 
ちなみに、この映画を作る背景には裏があります。
 
アメリカの著名なジャーナリストや学者の中で、トランプ大統領が選挙で勝つと最初から予想していたのは、わずか3人。そのうちの一人がマイケル・ムーアだったんです。
 
冒頭から明らかになりますが、マイケル・ムーアはトランプが勝ったことに驚いてるわけではないのです。なぜなら、彼はトランプが勝つことが分かっていたから。
 
 
 
今作は、なぜトランプが勝つと確信していたのか、その理由を実証していく映画となっています。
 
トランプが大統領になってからの物語ではなく、大統領になった直後から遡っていく話になります。
 
 
 
トランプが勝ったということはニュースで流れるけど、なぜ勝ったのかは分からないと思います。
 
この映画を機会に、ぜひとも学んでください。
 
これからは、映画の内容をかいつまんでお話ししていきます。
 
 

[そもそも、なぜトランプが大統領選に出馬したのかが分かる一作]

 
 
映画では、なぜトランプが大統領選に出たのか、その詳細が明らかになります。
 
もともと彼は大統領選に出たかったのではありません。そもそもビジネスマンですし、ヒラリーと違って政治家が家族にいたわけでもありませんし。
 
そんなトランプが、なぜ大統領に出馬したのか?
 
ネットで調べても、あまり出てきません。検索しても「なぜ当選したのか?」しか出てきません。私が知りたいのは、彼が出馬した動機です。
 
ビジネスマンとして成功を収め、富と名声を得たトランプが、大統領選に出馬した動機は何なのか?
 
この映画でマイケル・ムーアの持論が展開されるのですが、トランプが大統領に出馬した理由はアメリカの歌手「グウェン・ステファニー」が原因だと言っています。
 
 
意味不明ですよねww
 
私も最初見たときは「ポカン」としていたのですが、どうやら、テレビ局のNBC(後にトランプがフェイク・ニュースと呼んだ有名なテレビ局)がグウェン・ステファニーに支払ったギャラが、トランプよりも高かったのが、トランプの気に障ったからみたいなんです。
 
詳しくはこちらに↓
 


Michael Moore Claims Gwen Stefani Was The Reason Donald Trump Ran For President | PeopleTV

 

トランプは自分より高いギャラをもらってるグウェンに嫉妬し、「自分の方がギャラを高くもらうべきだ!」とNBCやメディアに対し噛み付いていきます。

その後、彼は自己顕示欲を示すために大統領選に出馬し、メディアも面白がって彼を取り上げるようになります。

 

もう後に引けなくなったトランプは、大統領選に出馬する運びとなります。しかし、トランプにとっては大統領選もマスコミに対する話題作りというか、彼なりの遊びだったわけです。

 

トランプはどんどん自分が注目されることに酔いしれ、あたかも売れっ子タレントになることを目指したのです。

 

メディアも視聴率が稼げるからと彼を取り上げた。

 

まとめると、全ての元凶はテレビということになります。

 

それにしても、別にグウェンさんよりも高いギャラ払ってる人なんていっぱいいるだろうに。。。

 

はい、これがトランプが大統領に出馬した理由となります。

 

あっけなすぎるだろwww 

 

ただ、彼の自己顕示欲を語るには十分すぎる話なのかもしれません。

 

 

 

 

[フリント市で決定的になった民主党の失墜]


[マイケルムーアの地元で起きた悲劇]

そして、トランプが大統領選に出ると決まり、まだメディアから叩かれている時に、マイケル・ムーアの地元のフリント市で、水道から汚水が流れるという事件が起きました。
 
これは、水道水を引っぱってきている湖から別の水に乗り換えてしまったからですが、その変更を行ったのが当時のリック・シュナイダー、ミシガン州知事なのです。
 
そして、リック・シュナイダーはトランプと同じくビジネスマン出身で、ミシガン州を独裁的に支配した男として有名です。彼のせいで水質が汚れ、住民は苦しめられます。
 
ちなみに、この出来事はトランプが大統領になる前の話。
 
このミシガン州での悲劇を写すことがトランプ政権の縮図であるかのようにマイケル・ムーアは描いてきます。

[オバマは何もしなかった]

 
ミシガン州知事が何もしない事態に嘆いた住民は、オバマ大統領に助けを求めます。
 
そして、オバマ大統領がミシガンのフリントにやってきました。
 
すごいです、地元住民はまるでキャプテンアメリカが来たかのように「Fooooooo!!!!!」と歓声をあげますww 本当にオバマって人気者なんだなw
 
 
水質問題を解決してくれると、期待されたオバマ。
 
フリント市での会見はまるでお祭り騒ぎですww
 
そして、オバマが途中で「おい、喉が乾いた。水を持ってきてくれないか?」 となんともアガるセリフを言うわけですよww
 
これでもう傍聴席の住民はまたもや「Yeah!!!!! Foooooo!!!!」と歓声をあげますwww 
 
住民にとっては、オバマがフリント市の水を一気飲みして、「おし、俺に任せろ
!!!」的なパフォーマンスしてくれると思っていたのです!!!
 
が、しかし、、、、
 
 
 まさかの、ちょろっと水を舐めただけww
 
住民もガッカリ。
 
何より、マイケル・ムーアが落胆したのです。。
 
何もしなかったオバマ。これでかなり、民主党とオバマの評判は落ちました。
 

[最悪の軍事演習で民主党は地に落ちた]

 
そしてトドメの出来事。
 
またもやフリント市に、悲劇が訪れました。
 
事前に何の警告もなしに、フリント市の市街地で軍事演習が行われたのです。
 
 
フリント市はデトロイトと同様、工業で栄えた町で、急激な人口減少により空き家が多くなっています。軍事演習は空き家の多い地区で行われたのですが、それにしても、住民に何の警告なく、軍事演習が行われてしまったのです。
 
ちなみにこれも、トランプが大統領になる前の話。オバマ政権の頃に起きた出来事です。
 
この二つの悲劇を肌身を持って感じたマイケル・ムーアは、もう民主党はダメだ。と思いました。
 
民主党始めオバマは、全国民を助けるために活動してるわけではなかったのです。民主党はエリート層や選挙に勝てる州には積極的に選挙活動に行きましたが、ミシガン州という銃が多く保守的な地区は見捨てていたんです。
 
この話題はアメリカ国民に衝撃を与え、民主党を信用できなくなってしまいました。
 
そう、ここで明らかになるんですが、フリント市は労働者層が最も多く、その街を民主党は捨てたのです。
 
その労働者層に救いの手を差し伸べたのがトランプ。
 
トランプが選挙に勝った要因は、フリント市にあったのです。
 
 
トランプが大統領になれた理由、それは民主党から捨てられた人々に救いの手を差し伸べたから。
 
手を差し伸べられた人は、トランプに投票しようと積極的に投票します。
 
一方で、もともと民主党派だった人はフリント市の事件で、民主党を信用できなくなります。
 
民主党の凋落とトランプの選挙活動の的確さが、トランプに勝利をもたらしたことになります。
 
ただ、マイケル・ムーアはこれをミシガン州という縮図で実体験していたため、トランプが大統領になると確信したのです。
 
 
 

[トドメのトドメの出来事]

 
さらに、民主党に追い討ちをかけるような出来事が起こります。
 
民主党はヒラリー候補が合法的に選ばれたと思われがちですが、実は本来はバーニー・サンダースが選ばれるはずでした。
 
確か、得票数ではバーニー・サンダースが上回っていましたが、勝ったのはなぜかヒラリー。
 
この映画では、バーニーVSヒラリーの選挙で集計に不正があったと言っています。
 
調べたら分かりますが、ヒラリーとサンダースが民主党内で争い、ヒラリーが候補になった瞬間のニュースを見ると、ヒラリーが当選した時には酷いブーイングが流れます。
 
 
 
 
 

[投票しないことの恐ろしさ]

民主党の凋落の結果、民主党に投票するはずだった人は興味をなくし、選挙に興味をなくしてしまいました。
 
一方で、トランプに救いの手を差し伸べられた労働者層は積極的に投票し、トランプが支援するキリスト教会やライフル協会の会員も、投票に参加することとなります。
 
トランプが勝てたのは、民主党に愛想をつかし、選挙に興味をなくした無党派層ということになります。
 
 
 
 

[実は日本の方がもっと深刻かもしれない]

 
 
そして、最後はトランプが当選したから世界は大変なことになる・・・といったトランプ叩きの内容ではなく、トランプに投票しなかった無党派層及び選挙に行かなかった人たちを糾弾するような内容にもなっていると感じました。
 
あくまでトランプは代表的な事例として扱い、投票率が低いと独裁政権を生んでしまう構図を説いて、映画は終わります。
 
そう、マイケル・ムーアが今回標的とするのは、トランプでもなく、ヒラリーでもなく、オバマでもなく、投票に行かない政治に無関心な国民なのです。
 
そんなメッセージを受け取った私は、日本でも全く同じことが起きているとさえ感じました。というか、日本の方がもっと状況が酷いかもしれない。だって、日本は直接選挙で国のリーダーを選べないから。
 
日本の皆さんにも、是非とも見ていただきたいと思っております。
 

[内容は真面目だけど、映画としてとっても面白い]

最後になりましたが、言っておきたいのはこの映画が「超真面目で退屈なドキュメンタリーではない」ということ。
 
マイケル・ムーア監督の素晴らしいところは、これほど深刻なテーマを取り上げていても、エンターテイメント性を忘れない点にあります。
 
こんなに真面目なことを書いておいてから最後に言いたくないんですけど、
 
めっちゃくちゃ笑えますwww
 
基本的に爆笑ですwww
 
まず、オープニングから本当に笑えます。
 
トランプ陣営の溜まり場(勝利宣言をする場所)を報道するニュースが流れ「これほど狭く、静かな選挙会場を見たことがありません!」と発言するレポーターが映り、もうこれだけで会場は大爆笑でした。
 
一方で、ヒラリー陣営の溜まり場を大々的に移し、ケイティ・ペリーなどの大物アーティストとヒラリーが仲良くしている映像が流れます。
そして、ヒラリーが「チャンス・ザ・ラッパー」や「ジェイ・Z」など著名なラッパーのライブ会場に現れ、「ありがとうチャンス・ザ・ラッパー」などと若者に寄り添うような感謝を読み上げる映像が流れるんですけど、ここで「実は、彼女は誰も知らない」と1ツッコミ入れるんですよねwww
 
もうマイケル・ムーアの一言一言が実に適確なツッコミで、会場は大爆笑でしたwww
 

 

 
そして、大統領選に勝った直後のトランプを写し、「当選してこんな暗い顔をしてる大統領を初めてみた」とまたしても一ツッコミwwww
 
確かに、トランプって大統領当選直後は、すごく険しい顔してるんですよねwww
本人も「マジかよ、当選しちゃったよ」って顔してるんですよwww
 
これただのニュース映像なら笑いませんけど、マイケル・ムーアの一ツッコミが爆笑を誘うんですww 彼のツッコミは一つも外さないんですよねwww
 
 
 
 
他にも、ヒトラーのスピーチ映像を流しながら音声はトランプのスピーチにして、ヒトラーとトランプを重ねるという大胆にもほどがあるパロディをやってのけるし、彼の映像編集のアホらしさは、コメディ向きなんですよねww
 
 
真面目な話が好きじゃない人も、ぜひコメディ映画目的で行っても全然アリだと思いますwww
 
 
 
 
 
 
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