Machinakaの日記

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映画「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」ネタバレあり感想解説と評価 事実を追求することの作用と反作用

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 
 
この記事では、「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

まえがき

 

 

今回批評する映画はこちら

 

「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」

 

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(C)2021「99.9 THE MOVIE」製作委員会
 
99.9ファン、嵐ファン、そして松本潤ファンの皆様!!!
 
お久しブリーチカラーで大失敗!!でございます!!
(すいません、久しぶりのためギャグが上手く行ってるかどうか不明・・)

 

もう6年ほど前になりますかね。2016年にドラマ第1話の感想をTwitterにあげたところ、多くの反響がございまして・・・

 

 

当時はブログを立ち上げてまだ1年ほどで、アクセス数に悩んでいた時期でもあります。この時に、嵐ファンの拡散力の凄さを知ったと同時に、リプやコメントなどで優しさに触れることが出来ました。

 

ドラマが終わってからも交流が続くこともあり、普段は映画ブログとして活動する私が嵐ファンの方と接点を持つことができるなんて、考えてもみませんでした。

 

本当に、99.9が繋いでくれたご縁かと思います。 

 

↓シーズン1最終話の感想

www.machinaka-movie-review.com

 

そして、とうとう映画化が決定・・・

 

これは見に行くしかないでしょう!!!

 

2022年1発目の映画館での鑑賞&映画ブログとなります!! 

 

それでは「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。前作に続きデビッド・イェーツ監督がメガホンをとり、ニュート役の主演エディ・レッドメインほかメインキャストが続投。若き日のダンブルドア役をジュード・ロウが演じる。

99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE : 作品情報 - 映画.com



www.youtube.com

 
 
 
 
 
 

「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」のネタバレありの感想と解説(全体)

 

 

TBSオールスターで贈るテレビドラマ劇場版の成功例!

いまだに信じられません。

 

TBSドラマが全部が全部映画化するってわけじゃないんですよ?

話題になった、正直に言っちゃうと「数字を持っている」作品のみが選ばれる劇場版の権利。

 

しかし、劇場版になっても当たり外れがあるんですよね。そのままテレビの演出を映画に持ってくると「合わないな」と思うこともあるし、「クソ映画だ!」と怒る人もいるかもしれません。

 

ただ、今回の99.9はテレビのままの演出で通したわけですけど、それがむしろ功を奏した映画だと思うのですよ!!

 

テレビドラマとは思えない早いテンポと編集、細かすぎる美術の小ネタ。。

これ、映画向けなんですよ。

 

だからテレビサイズで見るよりも、確実に映画館のスクリーンで見た方が良いのです。

 

今回もドラマシリーズと同様に、現場でコントのような実地検証→犯人に迫るも相手に一枚食わされる→居酒屋で悩む→解決!

  

という展開は同じなんですけど、これが上手く映画の三幕構成になっていて見やすい展開になっているんですね。

 

加えて、法廷・ミステリーモノの核である推理要素は今回もよく練られていました。

 

一見何も関係なさそうに思える序盤の殺人事件が、西島秀俊演じる南雲のバックグラウンドを引き出すフックになっている。

 

そして、南雲が過去に担当した刑事事件が、15年の沈黙を破って斑目法律事務所に立ち塞がる。

 

無駄がないんですよね!

 

無駄と言えば、随所に挟まれる深山のオヤジギャグのお寒ーい展開(褒めてます)が冗長に感じることもあるんですが、あれは観客に肩の力を抜かせるための演出になってると思うのです。

 

今回の毒物ワイン事件の顛末って、やる人がやれば本当に重苦しい話なんですよね。

だって、、、ねぇ? 毒物を入れた直接的犯人が誰かって、、ねぇ・・・

 

だから、コメディ要素も強めにしないといけないのと、無理に笑わせる必要もなくって。少しクールダウンするのに必要なんですよね!

 

じゃないと重苦しい話になってしまうわけです。。

 

色々書いてきましたが、総合的に見て僕は大満足です!!

 

ただただテレビドラマの要素を映画に持ってきただけだったら及第点(悪くはない)んですけど、やはりトリックが巧妙で、犯人の正体が壮絶で、血の気が引いた自分がそこにいたんですよね。。

 

 

地方ディストピアものとして優秀!

あとは今回の舞台となった天華村の閉塞感がたまらなく好きでした。

 

都会では絶対に起こり得ない出来事だったのに、閉じたコミュニティだからこそ起きた住民の共犯っていろんな映画で描かれてるんですけど、大好物なんですよね。

 

法律とか客観的な正義とかは関係なく、田舎のコミュニティ内での正しさしか許されない閉鎖的な環境。。そこで苦しむ若者。。

 

そーゆうのが大好きなんですよ!!

 

最近では「シュシュシュの娘」とか、ちょっと昔だと「太陽」とか。

純粋な存在である道枝駿佑さんが両親や地域の有力者に苦しめられるのがねぇ、、良いんですよ。

 

 

大満足のディストピアSF演劇映画 神木くんはやっぱりアツい奴! 「太陽」批評 - Machinakaの日記

 

 

 

事実を追求することの作用と反作用

そして何より、今作で一番感心したことは、深山先生の代名詞である「事実を追求する」ことに対して重層的なアプローチを取っていること。

 

事実を隠蔽する連中が一方的に「悪」という決めつけはしてないんですよね。

 

どうしても法廷ものなので、嘘をついている奴はダメって見方をしてしまうんですが、本当の犯人が分かったことで、もう一つの「悲劇」が生まれてしまうんですよね。

 

もちろん、嘘で塗り固められた現実を変えるのは良いんですけど、あれで地域コミュニティが崩壊するだろうなぁとか、今後のことを考えてしまうんです。

 

主題歌の「Find The Answer」にあるように、

 

I'll seize the light (I'll seize the light)

闇の向こう側に この手を伸ばして

 

と、光を掴む=真実を掴むことを目的にしてるんでしょうけども、光があれば闇もあるんですよね。

 

つまり、光を掴んでも必ず影が出てしまう。

 

しかし、岸部一徳さんが最後に言っていたように、「嘘で幸せにはなれない」(間違ってたらごめんなさい)と真実を掴むことをそっと肯定してくれるんですよね。

 

勧善懲悪じゃない展開も好みで、嵐の松潤が悪を成敗してやるぞおおいい!!みたいなノリじゃないんですよ!全然!!

 

悪か善かの1軸じゃなくて、多軸的なんですよ。

 

 

 

まとめ

まさか、劇場版の感想を書くなんて思っても見ませんでした。

 

2016年当時は、シーズン2すらやるか分からなかったのに、まさか劇場版まで。。

 

2022年の映画始めとしては満足する内容で、幸先の良いスタートが切れたと思っています。

 

今後とも、99.9のドラマや映画(あったら良いですね!)があれば、こちらのブログでも言及していくつもりです。

 

以上です。ありがとうございましたっ!!

 

91点 / 100点 

 

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 以上です! ご覧いただきありがとうございました!
 
 
 
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