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映画「スパイダーマン ノーウェイホーム」ネタバレあり感想解説と評価 ありがとう、全てのスパイダーマン

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 
 
この記事では、「スパイダーマン ノーウェイホーム NWH」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

まえがき

 

 

今回批評する映画はこちら

 

「スパイダーマン ノーウェイホーム NWH」

 
 

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まだ今年が始まったばかりだが、2022年の映画の中でも最もネタバレが避けられる作品だと胸を張って断言できる。

 

かくいう私も、Twitterのタイムラインのミュートワードに「NWH」や「スパイダーマンのウェイホーム」「トムホランド」など今作に関するあらゆる単語を設定し、タイムラインに表示されないように厳戒態勢を敷いているからだ。

 

こちとら必死。このブログを書いている今にも、ネタバレのツイートが垂れ流されているのだ。。

 

死守!表現の自由上等!!

ネタバレは嫌なのだ!!!

 

誰よりも早く見たいと思い、金曜日の0時から深夜最速で鑑賞することになった。

 

諸事情で深夜最速に行けない方々、今の私と同様に、このブログもミュートすることを推奨す!!

 

・・ただし、見終わったら遊びに来てくれよな?

 

それでは「スパイダーマン ノーウェイホーム NWH」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する「スパイダーマン」シリーズの第3弾。MCU作品の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」でもスパイダーマンと共闘した、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場する。前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが……。サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズに登場したグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品から悪役たちが時空を超えて登場。それぞれウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックスら当時のキャストが再登板

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム : 作品情報 - 映画.com

 

 
 

スパイダーマラソンを終えて感じたこと

 
これまで実写版スパイダーマンシリーズは、
  • ソニーピクチャーズが作ってきたサム・ライミ版の「スパイダーマン」
  • 同じくソニーピクチャーズ、マーク・ウェブ版「アメイジングースパイダーマン」
  • マーヴェルのMCUの中に含まれる「スパイダーマン◯◯◯ホーム◯◯◯」

の3シリーズとなる。

 
見たのが久しぶりすぎて覚えてないので、「スパイダーマン」と「アメイジングスパイダーマン」のシリーズをマラソンすることに。
 
10年以上前に見たっきりだったので、前者はどんな敵が出るのかも覚えておらず・・・
いかんいかん、復習しないとネタバレされても意味が分からないところだった。
 
サム・ライミ監督ということもあり、研究所内で惨殺されるシーンやホラー展開になるシーンは普通に怖い。惨殺されるシーンは、仰々しい音楽にならず無言で殺されていくことに、他のシリーズと大きく異なる点だ。また、スパイダーマンの指から蜘蛛の足のようなチョイグロいものをハッキリ見せるのも、監督の個性だろう。
 
何より、サムライミ監督の得意とする「選択と結果」の物語が強調されているのも言及しておきたい。
 
さも運命であるかのようにクモに噛まれるスパイダーマンだが、ベンおじさんの命運を握るのはピーターの選択に掛かっていたことであり、シリーズを通してベンおじさんにまつわるピーターの苦悩が描かれているのも、サム・ライミ版がシリアスに感じる理由だと思う。
 
一方、「アメイジングスパイダーマン」は高校生活を舞台にしてることもあり、重みが取れて軽妙なテンポで進んでいく。色々叩かれることも多いアメイジングスパイダーマンだが、私は大好きだ。
 
「スパイダーマン」では少し雑に思えるCGも、今シリーズでは格段に向上しており、現実の街より煌びやかに見える夜景は最高としか言いようがない。
 
また、グウェン演じるエマ・ストーンとのラブコメ色も強く、そりゃリアルでも付き合うわなと納得するイチャイチャっぷり。サムライミ版のような劇的なキスはないものの、そっちの方が爽やかで大好き。
それに、これは個人の問題かもしれないが、キルスティン・ダンストよりもエマストーンの方が護りたくなる。もちろん、ルックスとは言っていない。
 
さて、、、、いざ参る。。!!!
 
 
 
 

「スパイダーマン ノーウェイホーム NWH」のネタバレありの感想と解説(全体)

 

 
 
 
 
注意!!
 
これより今作の大きなネタバレが含まれます!!
 
ご注意ください!!
 

 

ありがとう、全てのスパイダーマン

まだ興奮が冷めない。

でも、ずっとこの興奮が収まらないで欲しいと願う自分もいる。

 

冷静にならないとブログが書けないので、少し感情的な言葉を使いたい。

 

ふぉおおおおおおおお!!!!最高おおおおおお!!!!!!!

 

これだ!!これが俺が見たかったスパイダーマンだ!!!!!!

 

ありがとう!!

ありがとう!!

ありがとう!!

 

本当にありがとう!!!

 

・・・ふぅ、スッキリした。

 

確かに、これは絶対にネタバレできない。まだ観ていない人は、ネットを遮断する勢いで情報のシャットダウンをお願いしたい。しばらくスマホを見ないで欲しいと思う。

 

いかに今作が素晴らしかったのか。

同じMCUで比較すると、「エンドゲーム」以来の衝撃が走った。としか言いようがない。

 

予告編からマルチバースが謳われ、過去のヴィランが蘇るシーンは何度も見て目に焼き付けた。

 

ただ、その時に気づくべきだった。マルチバースという無限大の可能性に。

 

古くはテレビ映画から始まったスパイダーマン。劇場映画としてはサムライミ版で2002年に始まったのが最初だ。

 

そこからちょうど20年。

コロンビアピクチャーズのサムライミ版、マークウェブ版、そしてマーヴェルのジョン・ワッツ版のスパイダーマン。

 

この3種のマルチ・スパイダーマン達が一つの映画に結集。

それぞれのスパイダーマンがただ一緒になるだけでなく、過去作で起きた名シーンをただ再現するだけでなく、まるで蜘蛛の糸のように過去作の出来事を絡み合わせて一本の映画として紡いでいく。

 

マルチバースを起こしてしまい世界は大混乱。鎮めるべく、マルチバースを閉鎖しピーターパーカーの存在自体を消す大魔法を放った。

 

つまり、スパイダーマン=ピーター・パーカーが存在しない世界に作り替えたのだ。

 

この展開は、昨年公開された「シンエヴァンゲリオン」と似ている。

 

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ネオンジェネシスによりエヴァンゲリオンがない世界へと進んだシンエヴァンゲリオン。同じくスパイダーマン=ピーター・パーカーが存在しない世界へと進んだ今作。

 

20年の時をもって、スパイダーマンシリーズがついに閉幕を迎えた。

  

だからこそ、この言葉を贈りたい。

 

ありがとう、全てのスパイダーマン!!!

 

 

 

青春コメディ映画として優秀すぎる作り

 

予告編を見すぎて忘れていたのだが、ジョン・ワッツ版のスパイダーマンは常にコメディ味が抜群に効いている軽快かつ爆笑できるスパイダーマンだった。

 

最初に言っておく。

 

今作はコメディ映画だ!!

 

人によってコメディ映画の定義が違うが、私の定義としては「本筋に全く関係のない会話や行動に時間を割き、笑わせることに特化したシーンが頻繁に見られる映画」のことだ。

 

予告では流れていないが、今作の始まりはまるで学園コメディ映画のような展開になる。

 

しかし、アメスパのようなロマンスものではない。

鑑賞中に強烈に思い出したのは、セスローゲンの半自伝的コメディ映画「スーパーバッド」だ

 

もちろん、下ネタはないが、高校生の3人が大学入学を機に離れ離れになっていく展開が共通している。このブログでは何度も言っているが、俺は「スーパーバッド」がオールタイムベストだ。

 

高校時代に仲良かった親友と、逃れられない運命によって別れを見せる。もう、涙なしには見られなかった。

 

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ちょっと湿っぽくなったので、今作の序盤の魅力をコメディ映画として語りたい。

 

まず、最初はミステリオの死が大々的に報道され、スパイダーマン=ピーター・パーカーが世間に知れてしまう場面から始まる。

007で言えば「カジノロワイヤル」から「慰めの報酬」くらい地続きの内容だ。

 

ピーターと同様にMJも注目を浴びてしまい、逃げるようにタイムズスクウェアを去るピーターとMJ。

スイング爆盛りで軽快に移動する二人を見ていて本当に微笑ましい。

完全にコメディなノリで進んでいく。

 

そして、自宅へと戻る二人。ハッピーとメイおばさんが別れた直後に、最悪のタイミングでの帰還。。

ピーターの部屋を覗くハッピーだが、ピーターが裸になってMJの前に立っているシーンで大爆笑させてもらった!! 

ドラえもんで言えばしずかちゃんの入浴シーンのような、コメディ映画ではもはや定石のようなシーン。何度も見たことがあるが、笑いを禁じ得ない。

 

ピーターが世間に知れ渡ったせいで、入学が確実視されていたMITへの入学が断られてしまうピーター、ネッド、MJ。そして、飄々とした表情で合格したと言ってしまうフラッシュ。このフラッシュの空気読めないキャラもたまらない。

「スーパーバッド」でいうところの、マクラビンことフォーゲルのようなキャラだ。

ネッドが事あるごとに「バッドアス!!」と叫ぶが、これは「スーパーバッド」のオマージュなのかと思ってしまう(絶対に違う)

 

大学に入学できない絶望を味わい、解決するためにドクター・ストレンジのもとへ行くピーター。

 

ついにドクター・ストレンジが登場し、あとは予告編の通りになる・・・

 

と思いきや、ここで軌道修正せずに冒頭と同じく高校生3人の物語がメインとなる。

あくまでドクター・ストレンジはメンター的な役回りであって、主役ではなかった。

 

青春コメディ映画として突き進んで行く。。

このブレない展開が実に素晴らしい!!!

 

最後の最後まで、この3人をメインに進んでいき、そして別れをちゃんと見せる。

 

ファンとしては、あの3人が再び(記憶を取り戻した状態で)集まることを期待するだろう。

 

でも、俺としてはあの結末で良かったと信じて疑わない。

 

なぜなら、現実の世界でも、高校生であれば確実に別れは訪れるからだ。もちろん、完全に記憶を無くした状態ではないけれども、進路は分かれるに決まっている。

 

別れる方が普遍的なのだ。だからこそ切ないし、この映画でメインとなった3人が愛おしく、尊く思える。。

 

寂しいのだけれど、映画のクオリティを高めるためには、そしてピーターが成長するには別れを描かなければいけない。

 

ただし、今作の別れは過去のスパイダーマンシリーズと比べて確実に幸せな結末であることを強く言っておきたい。

 

まだ、生きているのだから・・・・

 

 

往年のヴィランがイジられキャラとして昇華

 

ストレンジの魔力によってついに登場するヴィラン。

 

最初は予告通りドクターオクトパス。彼とじっくり大戦すると思いきや、、、

 

休憩を挟まずにグリーン・ゴブリンが登場ぉぉぉぉ!!!!

 

そしてリザードやエレクトロンもやってくる!!!

 

勘弁してくれ!! 最高すぎるだろ!!

 

心の準備が出来てないのに、次々と往年のヴィランを出すのはやめてくれ。殺す気か。

 

ヴィランの次々の登場で心は舞い踊り、マルチバースと掛けると「多幸感」に溢れる展開!!

 

強いヴィランとして面子を立たせるのかと思いきや、今作はコメディ映画として強い芯がある影響で、往年のヴィランもイジられキャラとして最高の笑いを提供してくれる。

 

特に、ドクターオクトパスのアームがピーターに乗っ取られて良いように使われる場面は劇場で大きな笑いが起きた。

 

個人的に一番お気に入りのシーンは、幽閉されたリザードのエリアにドクター・ストレンジも強制的に移動させられるシーン。

 

ドクター・ストレンジは魔力で悠々自適に見えない壁をスルーするが、「俺にもできる!!」と言わんばかりにドクター・ストレンジの真似をして、見事に見えない壁にぶつかるリザードがツボだったwwwww 

あーいうスラップスティックなギャグがあるのも最高で、本当に大満足した!!

 

実は、このヴィラン大集結の展開は過去に見たことがある。

PS4版「スパイダーマン」の後半に、今作で登場したヴィランが大集結して戦うシーンがあるのだ。元ネタではないが、次々とヴィランが登場するシーンはこのゲームを思い出した。

 

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想像の範疇であったはずなのに

 

ヴィランの登場に沸き上がったが、これは序章に過ぎなかった。

 

往年のヴィランが登場するということは、もう一つの可能性にも気づくべきだった。

 

あまりに強烈な予告編を何度も何度も見るうちに、「復活するのはヴィランだけ」と潜在意識が刷り込まれるようになってしまったのかも知れない。

 

ここで、今作における最大のネタバレを感情たっぷりに言いたい。

 

 

往年のスパイダーマンがぁ、、、

キタァァぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

トビー・マグワイアも、アンドリューガー・フィールドも!!!今の姿で登場するぞおおおおおお!!!!!

やっほおおおおおおお!!!!

 

マルチバースが出る以上、この可能性は想像の範疇だった。しかし、いざ映像として出た時に、それは完全に想像の範疇を超えた、とてつもない感情が押し寄せてきた。

 

だからこそ、映画は素晴らしい。

 

この気持ちをどう伝えようか。今後の展開をどう説明しようか。

自分の言葉ではどうもうまく説明できないので、ここで織田裕二の「All my treasures」の歌詞を引用したい。

 

1秒先の未来ですら

本当は誰もわからない

・・・中略

同じこの時代に

僕らは出会えた

同じ夢叶えられたら

素敵じゃないかな

あなたが笑ってくれる

それだけが僕の

All my treasures

織田裕二:「All my treasures」

作詞:溝下創、広保宜

作曲:溝下創

編曲:シライシ紗トリ

 

1秒先すら予想できなかった、まさかの3人のスパイダーマンの集合。

ソニーピクチャーズとマーヴェルは、同じスパイダーマンというキャラであっても絶対に交わらないと思っていたのに。。

 

まさか集まってくれるなんて!!

同じ時代に、僕らは出会えたんだよ!!

 

キタァァぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

感情的になりすぎてしまったので、少し冷静になって話そう。

 

この3人が登場した時、上映中にも関わらず拍手喝采。

そりゃそうだ。まるで夢のような光景なんだから。

 

本当にありがとう、ありがとうございます!!!と全力で拍手した。

 

「スパイダーバース」でも、同じ世界にスパイダーマンが集まることがあったが、今作のスパイダーマン集合は格別だと言わざるを得ない。

 

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今作は実写版で同じキャストを使う利点が最大限に発揮されていて。初出演時から明らかに歳を重ねた二人の顔が並んだ瞬間、もう泣くしかなかった。。

 

この3人が感動的な出会い・・・を果たすわけもなく、「お前は誰だ!?」と言い合う始末。そりゃそうだ。みんな初めましてなんだから。

 

そこから即席のスパイダーマン・トリオが結成。

 

ネッドが「ピーター」と呼ぶと3人が「はい!」と声を合わせたり、同じピーター同士だから「ピーター1」「ピーター2」「ピーター3」と名づけあったり、とにかく爆笑のオンパレードが続く!!

 

ずっと見ていたい、このやりとり・・

もはやサタデーナイトライブ(アメリカの歴史あるお笑い番組)のコントを見ているような、そんな感覚さえする。。

 

とにかく、このトリオが最高で仕方ない!!

 

 

 

これぞ真のレザレクションズ

ただしこの3人、笑わせるだけじゃない。

 

ヴィランたちとの最終決戦の際に、これまでのコメディパートから一転して重厚なドラマにが待ち受けている。

 

「大いなる力には大いなる責任が伴う」を3人が言うシーンは涙なしで見れかった。

 

なんと言うことだ。。これも3人が集まれば必ず言うであろうセリフなのだが、いざ声に出して再生されると大いなる感動が押し寄せた。

 

ソニー版はベンおじさん、今作ではメイおばさんからもらった大事な言葉。

この言葉をキーとして、今まで単にスパイダーマンとしての共通項であった3人が、ピーター・パーカーとしても結ばれていく。

 

そして、ここから今作のマルチバースの真の価値が発揮される。

 

ソニー版のスパイダーマン二人にはそれぞれの恋人がいた

そして今作は、まだMJが生きている

 

3人のスパイダーマンは全力で今作のMJを守っていく。

 

特に、涙を禁じ得ないシーンは、トムホがMJを助けようとして失敗するも、アンドリューが無事に助けるシーンだ。

 

お分かりだと思うが、「アメイジングスパイダーマン2」でグウェンが無くなったシーンと重ねているのだ。

過去には救えなかった恋人のレスキューを、マルチバースによって再びチャンスが与えられる。。

こんなシーン、ずるい。泣くに決まっている。。

嗚咽を漏らして泣いた!!泣いた!!泣きまくった!!!

 

あの安堵したアンドリューの表情は一生忘れない!!!

 

そして、トビーにもレスキューのチャンスが訪れる。トムホが怒りのあまり、グリーンゴブリンを彼のグライダーで刺して殺そうとする。

それをトビーが食い止める・・・

 

今書いてるだけでも泣いてしまう。。。

 

なんと言うことだ・・・

まさか、あのシーンも重ねてくるのか。。

 

トビーのスパイダーマンでは、グリーンゴブリンは彼がスパイダーマンに放ったはずのグライダーが突き刺さって自滅してしまう。

 

この死をきっかけに、親友のハリーと関係が崩壊し、常にグリーン・ゴブリンの死がつきまとう事になる。

 

スパイダーマンにおいては、誰かを殺すという行為は非常に重く描かれる。

トビーは何度も何度もあの光景がフラッシュバックし、やり直せるならやり直したいと常に願っていたはずだ。

 

それがマルチバースでついにレスキューのチャンスが訪れる。。

 

これは、単なるマルチバースではない。ただ3人のスパイダーマンが集ったわけじゃない。

 

過去のスパイダーマンが抱え続け苦しみ続けた魂を救済すべく、マルチバースによって彼らを復活(レザレクション)させたのだ。

 

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マルチバースで彼らは救われたのだ。

 

なんて優しい話なんだ。。

 

そして、今作の優しさに満ちたまなざしは、決してスパイダーマンだけに向けられたものではない。

 

マルチバースを戻すために、ヴィランたちを抹殺することを決めたドクター・ストレンジ。しかし、トムホはストレンジに逆らった。

 

なんとヴィランたちを守るために、ヴィランからの脱却を図るのだ。

 

彼らも最初から悪ではなかった。特に、過去の事情を全く知らないトムホにとっては、人助けの対象でしかない。

 

そのひたむきな優しさが、心に刺さる・・・

 

今作はそんな優しさで満ち溢れている素晴らしき世界なのだ。

だからこそ、往年のキャラを復活させた意味がある。

 

 

 

まとめ

あと何回劇場で見るだろうか。

 

ディズニープラスで配信されるだろうが、これは円盤案件必至&劇場で何度も見たい。

 

正直、想像ではさして感動もしないだろうと思っていて、往年のヴィランに懐かしさを感じるくらいかと思っていたのが、まさか「エンドゲーム」級の大傑作だったとは。。

 

いや、ひょっとしたら「エンドゲーム」より好きかも知れない。

 

余談だが、サムライミ版スパイダーマンが公開された時、私は中学生だった。

まだ何者でもない、ただの学生だった。

 

サムライミ版のように、当時の中学校には明確なスクールカーストがあり、私はピーターのように下から数えた方が早い学生だった。

 

いくつになってもスパイダーマンに感情移入するのは、あの時の肩身が狭く未来が見えなかった時を思い出しているのだろう。

 

特殊能力を身につけ、学校という一つの枠に収まらないスパイダーマンに成り、学校生活を自らの力で変えていくのは、清々しさを味わうと同時に自分を重ねてしまう。

 

多分、これからもスパイダーマンは自分の写鏡として定期的に見ることになるだろう。

 

ただの娯楽映画なんかじゃない。ただの商業映画じゃない。

 

これは俺の物語でもあるのだ。

 

マルチバースという非日常が現実になることはないけれど、映画はそんなifの世界を肯定し、映像と音響で表現することで上映時間だけは非日常に連れて行ってくれる。

 

なんという、素晴らしき世界なんだろう。。

 

今日という日を一生忘れない。

 

本当に、本当に本当に。。

 

ありがとう、全てのスパイダーマン!!!

 

100,000,000,000,000点 / 100点 

 

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 以上です! ご覧いただきありがとうございました!
 
 
 
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