Machinakaの日記

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映画「ひとよ」ネタバレあり感想解説と評価 切っても切れない家族という鎖の中に見つけた、一筋の絆を辿る物語

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「ひとよ」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

ネタバレありで感想と解説を始めます

 
 
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今回公開する映画はこちら!

 

「ひとよ」

 
 

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(C)2019「ひとよ」製作委員会

白石和彌監督の作品ということで、とりあえず見ておかねばと思い立ち、鑑賞。

 

今週は大作も何もないし、選択肢がないというのも本音ではあります。

 

気になるのはメインキャストですよね。これまで白石監督作品に佐藤健もいなかったし、鈴木亮平さんもいないし、松岡茉優ちゃんもいないし、、

 

なんたって、白石作品でピエール瀧とリリー・フランキーの両方がいないのが本当に珍しい!!

 

監督の作風は概ねわかっている(つもりなので)、今回はキャストのアンサンブルに期待でございます!! 

巷では佐藤健くんの無精髭がどうとか言ってますけどね、私としては松岡茉優ちゃんですよ、松岡茉優ちゃん!!!!

 

白石監督作品ということで、松岡茉優ちゃんは脱ぐのかな?脱がないのかな?前調べをほとんどしていない私にとっては芸能ニュースも蚊帳の外。

映画本編までボッキングしながら妄想とアソコを膨らませておりますっ!!!

 

 

・・・今、酒を飲みながらブログを書いているんですが、どうやらクソみたいな下ネタを投下してしまったようですね。。本当に酒って怖いよ。。

 

普通ならば消すところではあるんですが、こういう「ひと」らしい一面も見せるため、一切消去せずにお送りします!!!

 

  
 

それでは「ひとよ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

・・・はぁ、何やってんだ俺。。。

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・女優で劇作家、演出家の桑原裕子が主宰する「劇団KAKUTA」が2011年に初演した舞台を佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子の出演、「孤狼の血」の白石和彌監督のメガホンで映画化。タクシー会社を営む稲村家の母こはるが、愛した夫を殺害した。最愛の3人の子どもたちの幸せのためと信じての犯行だった。こはるは子どもたちに15年後の再会を誓い、家を去った。運命を大きく狂わされた次男・雄二、長男・大樹、長女・園子、残された3人の兄妹は、事件のあったあの晩から、心に抱えた傷を隠しながら人生を歩んでいた。そして15年の月日が流れ、3人のもとに母こはるが帰ってきた。次男役を佐藤、長男役を鈴木、長女役を松岡、母親役を田中がそれぞれ演じるほか、佐々木蔵之介、音尾琢真、筒井真理子らが脇を固める。

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それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

 
白石監督のヒューマニズムが結実した、憎々しくも愛おしい家族の物語! 
キャストの演技、ストーリー、メッセージ、どれをとっても一級品!
 
「万引き家族」のような擬似家族ではなく、本当の家族を使った物語。
本当の家族だからこそ憎み合い、いがみ合う。だからこそ、本当の家族。
我々がいつも感じている家族のいざこざと同時に尊さを想起させてくれました。
 
監督が常に描き続ける「正義だと信じていた行いが、いつまにか他者が理解できない領域にまで達していく」というテーマと、家族物語が融合! 
 
切っても切れない家族という鎖の中に見つけた、絆という光を見つける物語!!

 

 

 

 

 

 

 

 

切っても切れない家族という鎖の中に、絆を見つける物語

 

これまで白石監督いえば、主人公一人の物語を描くのが中心だったと思います。 

 

主人公一人だけが

                                  

正義だと信じていた行いが、いつまにか他者が理解できない領域にまで達していく

 

ってのがどの作品にも共通しているテーマだと思うんですよ。

 

・「凶悪」における山田孝之

・「日本で一番悪い奴ら」における綾野剛

・「孤狼の血」における役所広司&松坂桃李

 

そして今回も田中裕子さんが夫を殺すくだりがありますが、これも白石監督の設定ならでは。

 

ただ、今作がこれまでと違うことは犯罪を犯す人物が家族を支える「親」の立場であったという点。

 

殺人事件を親が犯すことで、子供達に火の粉が舞い降りてしまうんです。

これまで白石作品といえば向こう見ずで顧みずの主人公が悪の道に染まる様子をよく描いていたんですが、今回は悪の道に染まってしまったことによる周囲への影響を、一つの家族を題材に描いていきます。

 

 

決して忘れられない、忘れることができない

 

長男の鈴木亮平さん、妹の松岡茉優ちゃん、弟の佐藤健くん、の子供達を主軸におくことで、母だけが持っていた「行き過ぎた正義感」を巡って物語は進行していく。

 

母だけが、父を殺す正当性を持っていた。映画が進行していっても、結局母の正義感は誰にも理解されないんです。

 

 

母が父を殺した日から、子供達の時間は止まっているんです。家族を失った喪失感と、犯罪者のレッテルを貼られ疲労困憊になってしまっているんです。

 

一見すると、どこにでもいそうな子供達なんですが、3人とも何かくすぶっているような印象を持ちました。

 

・美容師になろうとするも、学校でいじめられて美容師の道を諦めてしまう松岡茉優

・ライターを通して小説家になろうとするも、母が起こした事件を忘れることができず、親のせいで人生台無しにしたと感じている佐藤健

・長男であるがゆえに皆をまとめようとするも、父の影響を一番受けている鈴木亮平。

 

皆、母が起こした犯罪を忘れることができないんです。

 

 

 

 

監督お得意のぶっ込みパワーワードが最高ww

 

・「デラべっぴん復刻版」

 

 

 

 

・「風俗街道五拾三次」

 

 

 

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鑑賞中に思い出した作品

 

家族のあり方を考えさせられると言う面で、「万引き家族」を彷彿とさせましたね。

実際に田中裕子さんが万引きしますし。。 松岡茉優ちゃんが同じくくすぶっている女の子を演じたことでも、ハッとさせられました。また、「万引き家族」と同じく、おばあちゃんと一緒に寝るシーン(万引き家族:樹木希林、ひよよ:田中裕子)も共通してるポイントがあると思いました。

 

ameblo.jp

 

 

あとは橋口亮輔監督の「恋人たち」

 

「ひとよ」は途中までは家族の物語だとばかり思っていたのですが、最後の田中裕子さんのセリフで、決して家族の物語だけじゃないと感じ、この映画を思い出しました。また、佐々木蔵之介さんのエピソードや痴呆症の母を殺してしまった女性のエピソードなどを群像劇的に描く場面も、なんとなく似ているなぁと。

 

今作は人生賛歌でもあるんですよね。自分だけが正義と信じて疑わない行為が崩れた瞬間、人は絶望を感じ、それが極地に達すると死のうとしてしまう。

でも、死に急ぐことなんてない。自分が特別なことをしたって思えれば、それでいいんです。それでも人は生きていくんです。

 

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また、家族の中で殺人事件を犯す者が出てきてしまうことにより、家族が崩壊してしまうプロットは、「葛城事件」とどこか重なる点があります。

 

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最後に、家族だからこそ抱える憎々しさ、家族という恐ろしさを描いた映画としては、「愛しのアイリーン」を思い出しました。もしかして吉田啓介監督に影響を受けているのかなぁ。

 

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