- ネタバレありで感想と解説を始めます
- あらすじ
- 映画の感想
- あらすじもネタバレも、全てはパルパティーン問題のせい
- 怒涛の鬼テンポで序盤はガン上がり!
- エピソード6と被る作り
- 血筋主義とは決別、家族のカタチが現代にアップデート!!
- 新たに登場した用語・小ネタを解説!
ネタバレありで感想と解説を始めます
今回批評する映画はこちら!
「スター・ウォーズEP9 スカイウォーカーの夜明け」
あらすじ
・「スター・ウォーズ」の新たな3部作としてスタートした「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(2015)、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(17)に続く3部作の3作目。「スター・ウォーズ」サーガのエピソード9にあたり、1977年のシリーズ1作目から計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結する。「フォースの覚醒」を手がけたJ・J・エイブラムスが再びメガホンをとり、主人公のレイを演じるデイジー・リドリーほか、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザックら3部作の主要キャラクターを演じてきたキャストが集結。初期3部作の「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(83)に登場した、ビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンが再登場するほか、シリーズを通して重要な役割を担ってきた、16年12月に急逝したキャリー・フィッシャー演じるレイア・オーガナも、「フォースの覚醒」製作時に撮影されていたものの未使用だった映像を用いて登場する。
それでは映画の感想でっっす!!
映画の感想
いやっっっほおおおおおおお!!!!!
これぞファンへの感謝と過去作へのリスペクト!!
そして、スカイウォーカー家の終わりとしては出来すぎた作品!!! JJよ!お前はどこまで気配りできる男なんだ!!!!
スターウォーズを知らない人も、知ってる人も楽しめる!!
序盤の驚異的なテンポ!謎のガジェットが登城し謎を呼ぶ!とにかく、話を追いかけたくて仕方ない衝動に駆られた!!!
スターウォーズの終わりだというのに、ちゃんと新しい冒険譚を加えてくれて嬉しいいいい!!
新しい話を知るってなんて楽しいんだ!!!!!
物語中盤から本作のメインテーマに触れ、エピソード4・5・6とは対照的に、血筋主義から離れた現代的なテーマに持ってきてるのも素晴らしい!
誰でもジェダイになれるんだよ!!誰でもヒーローになれるんだよ!!
俺でもジェダイになるんだ!なれるんだ!!
エピソード8のやり直し感は若干あったものの、そんなの関係ない!!
パルパティーンがラスボスとして出てきてもあまりアガらないとか、レイについて驚きの事実が発覚しても割と前から分かってたりとか、知っているがゆえに驚けない部分もあったけど、そんなの関係ない!!
丁寧に行き届いたファンサービスが俺を元気にしてくれる!! そして、レイを心から応援したくなった!!! 徹夜中で変なテンションになって、久しぶりに?感情的な感想になってますけど、、 とにかく満喫した!!
誰でも楽しめる映画になっていた!
話に驚きや意外性はないが、よく知らない人にとっては驚けること間違いなし!!
一方でよく知ってる人にとっては、メダルにイウォークにランドに大興奮間違いなし!!
ちゃんとスターウォーズという長い物語が終わった!よく締めてくれた!!!
2019年、マーベルは「エンドゲーム」、スターウォーズは「終活」として、長い物語を終えてくれた!!
どれが良い、悪いはない。だって目的が違うんだもの。
本当に本当に本当に本当に、JJお疲れ様でした!! これかもJJ作品を追いかけます!!
あらすじもネタバレも、全てはパルパティーン問題のせい
基本的には大満足なんですけど、少し気になるところもあって。
今回気になったのは、パルパティーンが出ることを予告に出し過ぎていて結末が透けて見えた問題。いわゆるパルパティーン問題。
正直ですね、パルパティーンの特徴を知ってる人からしたら、レイがパルパティーンの孫だなんて、割と序盤で分かってしまうわけですよ。
レイとカイロレンが宇宙船で綱引きしてるシーンがあるんですけど、そこでレイが力を出すあまり、なんと手から雷が出て宇宙船を破壊してしまうんですよね。
・・で、そのシーンから1時間くらいした後に、パルパティーンから直接「お前は俺の孫」って直接セリフで吐いちゃうんですよね。
いやいやいやいや!!! 俺もう1時間前に知っとるわ!!と。
知らない人にはちょうど良い説明だったかもしませんが、あまり直接的にセリフ言わなくてもいいのになぁと思ってしまいました。
見る前からパルパティーンの孫がレイだった。と情報が流れてて、ある程度覚悟はしてたんですけど、演出の問題ですね、これ。
パルパティーンや雷など、ファンサービスしてくれるのはありがたいんですよ?
でも、正直言うと、、
俺、パルパティーンにあんま興味ないんだけど、、、
もちろんスターウォーズ上ではパルパティーンは重要なキャラです。ただ、ルックスがあまりにも魅力的じゃない。。確かに強いんでしょうけどね、雷だけってのは単純なんですよね。
そして、案の定ラスボスっていう展開も透けて見えてたんで、ちょっとなぁ。。
怒涛の鬼テンポで序盤はガン上がり!
とにかく、冒頭はまばたきできないくらいテンポが良くて食い入るように画面を見れて最高でした!!
レイとカイロレン、そして反乱軍と帝国軍の動きを1カット2秒程度でポンポン進み、エピソード4・5・6よりも格段にテンポが良く、ついていくのがやっとなレベルでした。
説明的なセリフもなく、 アクション多め。あの映像だけでも1900円払う勝ちありますよ!!
カイロ・レンが単独でエクセゴルを探すシーンとか、上がるわぁ、、
オスカー・アイザックとジョン・ボイエガとチューイがチェスをしてるシーンを入れてるのもよかったなぁ、、 ここからファンサービスは始まってますからね!
エピソード6と被る作り
エピソード7は4と近いと思ってましたが、今作はエピソード6と非常にかぶっていました。
・エンドアが舞台
・ラストの祝祭
・パルパティーンとの対峙
・スターデストロイヤーに潜入
・イウォーク登場!
・スピーダーバイク!
JJの作るスターウォーズの特徴でもあるんですが、昔のオマージュとなるシーンばかり挿入されるんですよね。
まぁ、6はすごく好きなんでいいんですけどね。
でもさぁ、スターデストロイヤーまで同じで、シス卿の思惑も同じだと、若干冗長な印象を受けたというのが本音ですかねぇ。。いや、好きな作品なんですよ?
血筋主義とは決別、家族のカタチが現代にアップデート!!
今回、レイちゃんが パルパティーンの孫だってことが明らかになりますが、メインテーマはそこじゃないんですよね。
カイロ・レンの名前問題もありますが、今回はレイの家系が焦点となります。
これに関して、非常に時間をかけていたのが印象的でした。
なぜここまで、レイの名前(苗字)にこだわるのかなぁと思ってたんですけど、レイがどんな名前を名乗るかってのが今作では大事なテーマになっていて。
スターウォーズ7・8・9では、血筋主義とは離れて、誰でも家族になれる、生まれや育ちは気にしない、と言うメッセージに取り組んでるんですよね。
実はこれ、家族のカタチを問う最近の映画とメッセージ性が似てるんだよなぁ。。
www.machinaka-movie-review.com
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新たに登場した用語・小ネタを解説!
・「ウェイファウンド」
冒頭から登場する三角形の結晶。見るからにエネルギー持ってそうなガジェットなんですけど、これは「ウェイファウンド」と呼ばれる結晶なんですよね。
シス卿の隠れ家の位置が隠されていると言われており、これが今作にとってのマクガフィンになるのかなぁと期待しまくってました!!
・「エクセゴル」
シス卿が隠れ家にしている惑星。ウェイファウンドを使わないと見つけられない惑星。
名前がまぁカッコ良いですよね。なんだかワクワクする名前で
・「チューイがもらうメダル」
最後の戦いに勝ち、チューイがなぜか銅色のメダルをもらってるんですけど、そこには大きな意味があって。
あのメダル、おそらくスターウォーズエピソード4で表彰式されてる時にもらうメダルだと思います。
・「夕日ラスト」
スターウォーズエピソード4でルークが見上げる夕日。。今作の最後はルークの気持ちに寄り添ってたんですねぇ。。