Machinakaの日記

新作映画の情報・批評を、裏ネタ満載で包み隠さずお届け




映画「アド・アストラ」ネタバレあり感想解説と評価 アートの宇宙に飲まれるな!超典型的なハリウッド映画だ!!

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「アド・アストラ」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

ネタバレありで感想と解説を始めます

 
 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
Twitterもやってます!
 
 

 

今回公開する映画はこちら!

 

「アド・アストラ」

 
 

f:id:Machinaka:20190918194833j:plain

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

はい、つい最近ワンハリが公開されたのにも関わらず、またブラピの映画が見れるなんて、なんて幸せでしょう。
最近、ブラピのことカッコイイって思ってなかったんですけど、本当に「ファイトクラブ」ぶりにブラピのカッコよさに感激してる日々です。
 
だってね、ただ家でインスタントのパスタ食ってるだけでさいっこうにカッコイイんですよ!? 屋根の修理してるだけでカッコいいんですよ!? 犬に話しかけてるだけであんなにカッコイイんですよ!?
ジーンズ履いてるだけでカッコイイんですよ!?
 
あまりにカッコよすぎて、最近ジーパンを履く勇気がなくなってきてましたよ。。
 
 
そんなブラピが今度は宇宙飛行士?
しかもトミー・リー・ジョーンズも出てる?
 
なんだか90年代に公開されてもおかしくない座組ですけど、なぜ今になってこんな映画が作られるんでしょうか?
 
ちなみに、評価は最高に良いそうで、、また期待しちゃうじゃないすかぁ、そんなこと言われたら。
 
 
またブラピに期待しちゃっていいかな?
 
 
 

それでは「アド・アストラ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・ブラッド・ピットが宇宙飛行士に扮し、トミー・リー・ジョーンズと父子役で共演した主演作。広大な宇宙を舞台に、太陽系の彼方に消えた父の謎を追う姿を描く。地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、尊敬する父が太陽系を滅ぼしかねない「リマ計画」にかかわっているという。危険な実験を抱えたまま姿を消した父を捜すため、ロイも宇宙へと旅立つが……。ピット、ジョーンズのほかリブ・タイラー、ルース・ネッガ、ドナルド・サザーランドが共演。監督は「エヴァの告白」のジェームズ・グレイ。

eiga.com


 
 
 

  

それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

まぁたとんでもねぇの来たなぁぁぁぁ!!! 
 
評論家絶賛、観客ポカーンになること間違いなし!
映画館で見ないと意味なし!IMAXで見ないと意味なし!のかなり癖のある映画であること間違いなしっ!! 
 
近年稀に見る複雑な表情を出すブラピの演技、意味深なセリフ、人間味のない人間、「2001年宇宙の旅」と似てるようで真逆な設定、、これはアート!? ってか何これ!? あなたを襲うアートの宇宙!でも、そんな宇宙に飲まれるな!! 
 
よくよく考えてみてくださいよ!これスッゲェ典型的なハリウッド映画ですよ? 
 
視聴覚効果、音響は超一級品、アカデミー賞に引っかかって欲しいなぁ。

 

 

 

 

 

 

思ったより単純な映画だと思う

 

劇場を出るときに、観客から「えーーと」とか「んーー」とか「難しいなぁ、、」など、難易度が高い高いという声を聞いたんですけど、皆さんが思ってるよりももっと単純な映画だと思うんですよね、これ。

 

つまりは、、、、

 

父と息子の物語、地球と海王星という絶望的な距離は父子の心的距離を表してる。

 

どれだけ親父から離れようとしても切っても切れない関係にあることを、太陽系の地球と海王星に例えたんじゃないんですかね? 

 

 

はい、せっかくの名作なのに、こんなに言語化してしまっていいものなのか、、、放っておいてくださいw 

 

え? これでも分からないって?

 

じゃあ、歌に例えてみますよ。

 

この映画ね、オレンジレンジの「以心伝心」ですから!!!!

 

はなれてるきがしないねぇぇぇ〜〜〜 きみ(親父)とぼく(俺)とのきょぉりぃ〜〜♪

 

ぼくら(俺と親父)はいつもいしんでんしぃん〜〜〜♪

 ふたりのきょりつなぐテレパシー♪

おもいよとどぉぉけ♪ きみ(親父)のもとへぇ〜〜♪

みらいぃにつないでく♪ 

信号(研究データ)はあいのメッセージ〜〜♪♪♪♪ 

 

ウヒョオオオオおおおおお!!!!

 

以心電信

以心電信

 

 

とにかくですね、あまりアートアート考えないほうがいいってことです!!!

 

考えればキリがないです。例えば、ブラピが乗っていた宇宙船の名前は「ケフェウス」で、ケフェウス座にかけてたり。

  

f:id:Machinaka:20190921011150j:plain

https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&ved=2ahUKEwiJuJHy5N_kAhUaIIgKHVxoCPgQjRx6BAgBEAQ&url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Ftakeshi-hikari%2Fentry-11840069233.html&psig=AOvVaw3YbrvFmYEHEkIfcbgr_aRP&ust=1569082172284845

 

あと、タイトルの「アド・アストラ」はスペイン語で「星へ」を意味して、これは星ではなくスター=トミー・リー・ジョーンズへのリスペクトだったり。

 

いろいろネタがあると思うので、興味あればいろいろ調べてみてください!!

 

 

 

凄まじき映像と音響!確実にIMAXで観るべし!!

 

物語は思ったよりも王道だったんですけど、一番驚いたのは映像と音響。。

 

これ、アカデミー賞に確実ノミネートされるんじゃないですかね?

 

まずは映像。エンドロールを見ていたら、コダックフィルムと記載が。そしてロケ地を調べると、アメリカのデスバレーなどで撮影してるそうで。。見た目もフィルムの質感があって、どうにもこうにも、これCGには見えないなぁって映像が多かったんですよね。

 

もちろん、CGもたくさん使ってるでしょう。でも、何も違和感なくフィルムで取ったような質感に演出しているのが素晴らしくて。

 

何より、今回は映画史上、屈指のポツン感ですwww

 

もしスマホで見てしまったあなた、、

 

ブラピをホコリと勘違いしちゃいます!!

 

どんだけ解像度が高いスマホでもね、意味ないんですよ。

 

みんなスマホのCMでは解像度ばかりを謳ってるんですけど、映像を観るときは「セルサイズ」も大事なんですよね! しかも、今回はコダックフィルムも含んだフィルム映像もあり、なおさら一つ一つの素子(画素)の色を見ないと!

 

それに、フィルの質感を確認できる細かいノイズは、映画館のスクリーンじゃないと絶対に見れないでしょ。スマホだと、セルサイズが小さすぎて見れないと思います。

 

 

あとは音響。BGMは2001年宇宙の旅を思い出させるような、不思議で人によっては不快な?幻想的な曲。意味ありげにも見えるんですけどね、想像を掻き立たせてくれる音楽になってるのはよかったなぁと。

 

あとは効果音。IMAXの音響も影響デカイんですけど、爆発音や紙をめくる音、細かいところにこだわっていたなぁと感じるのでした。

 

 

 

 

鑑賞中に思い出した映画

 

視聴覚効果と音響という点では、ファーストマンが似てるかなぁと感じました。これよりも断然暗かったけどねw

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 

あとは星と人間を例えたと言う意味では「エウロパ」あたりも近いなぁと。こちらはエウロパ星=ヨーロッパに逃げ込もうとする中東難民を描いた映画でございます。 

 

エウロパ [DVD]

エウロパ [DVD]

 

 

 

そして、やはりみんなが感じるのは「2001年宇宙の旅」ですかねぇ。意味深なSF映画になると、だいたいこの映画が挙がるんですよねw あんまり言いたくないんだけど、比較するにはもってこいなのでw

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)

2001年宇宙の旅 (字幕版)

 

 

猿が暴れて人間を食らう姿。月の基地にいく人間たち。しきりに試される心理チェック。人間は宇宙にいくと狂ってしまう設定。。どうにもこうにも、2001年宇宙の旅だなぁと。

ただし、今回は人間とロボットの立場が逆だなぁと。2001年ではHALが宇宙に行くと狂っていく設定になってましたが、今回はロボットが優秀で冷静沈着。人間の方が次第に狂っていくという設定になっており。

さすがにこの時代に1960年代のディストピアSF調は合わないと判断したんでしょうかね。

 

 

そして、これは鑑賞中には思い出さなかったんですけど、地獄の黙示録、、の原作である「心の闇」と言う小説を元にしてるんだそうな。監督自身、そのような発言をされています。

 

 

Director James Gray has said it will feature "the most realistic depiction of space travel that's been put in a movie." He's also described it as "Sorta like, if you got 'Apocalypse Now' and '2001' in a giant mash-up and you put a little [Joseph] Conrad in there."

 https://www.imdb.com/title/tt2935510/trivia?ref_=tt_trv_trv

 

 

 

闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)

闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)

 

 

地獄の黙示録 特別完全版 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

地獄の黙示録 特別完全版 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

 

 

 

 

 

 

親父も海王星にいるのかなぁ

あとは物語のことですけど、死んだと思っていた親父が海王星にいるって設定、すごくロマンチックでいいと思いました。

 

自分語りしますけど、僕の親父はもうこの世にはいないんですよね。子供の頃にいなくなったので、もちろん一緒に酒を飲むことも就職の相談をすることもなし。

 

地獄にいるか天国にいるかわかりませんけどね、まぁ直接会えないことに越したことはないんですよね。仏壇にどんだけ拝んだってうんともすんとも言わないし。

 

ただ、今作を見て、もしかして別の惑星にいるのかなぁとそんな妄想を抱けるようになりました。

 

特にですね、今作を鑑賞した日、9月20日が「米軍がUFOを認めた」というニュースを見た日なので。

 

www.zakzak.co.jp

 

 

死んだ人と未確認飛行物体が重なるとは限りませんけど、なんかこう科学ではノーと言われてきたことが覆った瞬間なのかもなぁと思ったわけです。

 

トミー・リー・ジョーンズとは違ってね、私の親父なんざ貴重なデータも何も持ってないですよ。ただ酒飲んでて暴れただけですよ。

 

ブラピと同じですよ。ある年を境に、親父となんざ顔も合わせたくなくて、海王星よりももっと遠くの星に飛ばして欲しいって思ってたんですよ私は。

 

ただ、こう30を超えてくると、いろいろ親父の当時の状況が、どれだけ苦しかったかとか分かってくるわけですよ。心理カウンセラーの人が言ってたんですけど、「男は必ず親父の歩んだ道を辿ろうとする」と。

 

ブラピもやっぱり、親父の職業であった宇宙飛行士の道を歩むんですよ。その気持ち、分かります。だって一応は、その道を歩んで結婚し、私という子供を生んだわけですから。

 

だから、今になって話したくて仕方ないんです。おい親父よ、お前が◯◯の頃はどうだったんだ、と。

ただ、もう話ができないんだよな。海王星とかにいないかなぁ〜って探したくなっちゃうんです。

 

だから皆さん!この映画を見て、まだ親父さんがご存命ならですね、是非とも親父と会話してみてくださいよ。すごく抵抗ある人もいるかもしれないんですけど、本当に生きてるうちですよ。生きてるうちに話してください。

 

俺はもう、海王星まで行かないと会えないかもしれないから。

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
© 2015,machinaka.hatenablog.com