- はじめに
- あらすじ
- 期待できる製作陣
- ピカチュウの声がおっさん問題
- 映画の感想
- ポケモン映画におけるニューシネマの誕生!
- 吹き替えもいいけど、絶対に字幕で見るべき!ピカチュウの声がオヤジ声で本当によかった
- 小ネタ・裏ネタ
はじめに
いつもいつでも上手くゆくなんて保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ)いつでもいつもホンキで生きてるこいつたちがいる
(それでは「名探偵ピカチュウ」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!)
あらすじ
・世界的人気を誇る日本発のゲーム「ポケットモンスター」シリーズの「名探偵ピカチュウ」をハリウッドで実写映画化。子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており……。「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが名探偵ピカチュウの声を担当し、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」のジャスティス・スミスが主人公ティム、渡辺謙がヨシダ警部補を演じた。また、日本語吹き替え版でティムの吹き替えを担当した竹内涼真が、ポケモントレーナー役で本編にカメオ出演も果たした。監督は「グースバンプス モンスターと秘密の書」のロブ・レターマン。
期待できる製作陣
こちらキングコングの記事です。
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他にもダークナイトだったり、300だったり、ジュラシックワールドだったり、もうヒット作連発です。
wikiにレジェンダリーピクチャーズの作品がまとめてあったんですが、実に評価の高い作品が多い。
聞いたところによると、レジェンダリーピクチャーズの役員が怪獣好きで、単なる儲けでなくきちんと作品への愛がこもっていると思うんですよね。
ピカチュウの声がおっさん問題
予告編を見たらわかると思うんですけど、ピカチュウの声がおっさんという問題に誰もが驚いたのではないでしょうか?
ピカチュウの声は、ライアン・レイノルズというおじさん俳優です。
一応ですね、彼はDCコミックスのヒーローとして「グリーンランタン」を、マーヴェルのヒーローとして「デッドプール」を演じている人なんですよ。
DCとマーヴェルで一人ずつヒーローを演じてるなんて、凄くないですか!?
滅多にいませんよ!!
まぁ、グリーンランタンは見事に外れてしまったんですけどね( ´ ▽ ` )ノ
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ただ、その代わり大ヒットを飛ばしたのがデッドプールの方で、もちろん作品の質も高い!!
そこで際立ったのがライアン・レイノルズのアクション、、ではなくセリフ回しが絶品!
現場でのアドリブが出るわ出るわ、リアルに5秒に1度くらい爆笑を誘うほど、 面白おじさんとして大活躍してるんですよね笑
デップーの大成功は、ライアン・レイノルズの口八丁で支えられていたと言っても過言じゃないんです。
ただ、デップーの時は下ネタ全開で話してたんですけど、今回は下ネタとか言えないと思うんで、どうなるかドキドキしてます。
普通はピカチュウって喋らないんですよ。
でも、ライアン・レイノルズが演じるのであれば、喋らせたほうがいいと判断したんではないでしょうか?
そんな役者のアテ書きにしたかどうかは分かりませんが、私はそうだと信じております。
ライアン・レイノルズの芝居に期待しかしてません!!!!
映画の感想
ありがとうハリウッド!
WARNING!!
WARNING!!
ここからは重大なネタバレがあります。
まだ映画を見てない方は、どうかお気をつけください!!
ポケモン映画におけるニューシネマの誕生!
いやぁ、GWの満席の中鑑賞してまいりましたが、本当に見てよかったです。
新作ということもあり、ピカチュウが出ることもあり、親子連れが多かったのも印象的な劇場でした。
僕も含め、予告編のイメージでは「ピカチュウと少年のバディムービー」という、日本のポケモンアニメのようなテーマで映画が進むのかなぁって思ってたんですけども。
全然違った!!
良い意味で裏切られました。
ミュウツーの逆襲的な要素もあって、日本のアニメを踏襲して実写化するだけなのかなぁと思いきや、違いました。
タイトルに「ネタバレあり」って書いてるので、もう言っちゃいますけども。。
ピカチュウの声がおじさんだったことに、ちゃんと意味があったってことですよね!
最後はピカチュウと少年のバディムービーで終わると思いきや、まさかピカチュウがお父さんだったとは。。。
これは予想できませんでした。本当に。
その後、ピカチュウに乗り移っていたオヤジの精神がオヤジの肉体に返り、ライアン・レイノルズ(本人)が登場っていうね、もう感動ですよ!
にしても、あんなにセクシーなオヤジどこにいるんだって話ですけどww
これまで何十回何百回とやってきた、ピカチュウと主人公とのバディムービー、友情物語にせず、ハリウッドらしい父子の物語にしたのが実によかったです。この映画、まず脚本が本当に素晴らしい。
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ピカチュウと主人公の友情物語といえば、これが代表的だよなぁ
父子の話って、ハリウッドだと脚本の中でも王道中の王道っていうか、ハリウッドの大作ものの多くが父子の映画という印象があります。
言ってしまえば、スターウォーズだって盛大な親子喧嘩の物語ですからねw
そういう目で見ると、今回の脚本ってベースとしてはハリウッドの王道なんですけど、「父子の物語」という点が、僕らがずっと見てきたポケモンアニメのテーマとは異なり、とても新鮮味を帯びているように感じました。
もっと言えば、ポケモン映画におけるニューシネマが、ここに誕生したんです!!!
・ポケモン映画で父子の物語を描いた
・ピカチュウの声がオヤジ声
・ピカチュウがめっちゃ喋る
これだけ揃ったらもう、ニューシネマだって言ってしまいます。
吹き替えもいいけど、絶対に字幕で見るべき!ピカチュウの声がオヤジ声で本当によかった
気になっていたピカチュウのオヤジ声。
今作では主人公ティムのお父さんであり、そのためにピカチュウがオヤジ声だったという理由を、まず考えるでしょう。
しかし、それ以外にもオヤジ声にした理由があると思うんですよね。
もっと言えば、ピカチュウがライアン・レイノルズで本当によかったと思います。
ピカチュウを単なるおじさんにしただけでは、最初は可愛らしいピカチュウとおじさんの声とのギャップに笑えて良いと思います。
でも、映画は2時間あるんだよ。長いんだよ。
単におじさん声だけだったら、ただの出落ちになっちゃいます。
今回のライアン・レイノルズはですね、単なるおじさんでなく「おしゃべりクソ野郎」おじさんとして、場をかき乱したのが本当によかったと思います。
主人公ティムに向かって、一方的に話しかけまくるピカチュウ(おしゃべりクソ野郎)。記憶は失ってても、少年相手ということもあって、語尾に「Kid」や「Sweaty」など目下の者に使う言葉を多用してるのがすごく面白くてw 明らさまに下に見てるというねww
あとはムカついた時に「Stupid Mind!?」とピカチュウが到底言いそうもない言葉を吐いてるのも、個人的にはすごくツボでございましたwww これ、全年齢じゃなかったら間違いなくFxxxって言ってるよねw
そして10万ボルトを出そうと思った時に、どんだけ頑張っても出せなくて、まるでウンコを振り絞ってる時のような声を発していて爆笑ww そして「10万」関連で、「俺も歩いて帰るよ、今10万歩目指してるんだ」という謎のギャグ。
今このタイミングで喋らなくてもいいだろって突っ込みたくなる余計なおしゃべりをするライアン・レイノルズの演技は、まさにおしゃべりクソ野郎だったなぁとw
こういったライアン・レイノルズの演技はですね、2016年に「デッドプール」で大暴れしていた時のキャラクター造形を、そのまま使ってるんですよ。
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顔がピカチュウだから可愛いし、全年齢なので汚い言葉は使えないけども、口調は完全にデップーでしたねww そこがまた面白くて笑
今回の演技でライアン・レイノルズを好きになったら、是非とも「デッドプール」を見てください!! マジであのまんまだから!!!
おそらく、吹き替えではこういうニュアンスは消えてると思うので、是非とも字幕で見て欲しいと思うんですよ。
話し方を見てもわかると思うんですが、特に語尾にどんな言葉を付けてるのか、ちゃんと英語の発音を聞き取って、楽しんでもらえればと思います。
小ネタ・裏ネタ